The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『警視ファン・デル・ファルク』シーズン4

2024-08-18 | 海外ドラマ
”VAN DER VALK” :S4

3 episodes

前回『刑事デュパン』の中でたまたま触れたこのドラマですが、偶然新シーズン情報が出ています。

過去シーズンも何度か書いてきましたように、このドラマはオランダのアムステルダムを舞台にし
た英国人作家ニコラス・フリーリングの伝説的小説を、現代的アレンジでドラマ化した作品です。

原作は1960年代に発表された作品ですが、今回のドラマ化作品では現代のアムステルダムならでは
の事件に脚色され、キャラクターも現代的に再構築することに挑戦している。
という、アムステルダムの美しい風景、街並みを取り入れながら、現代のオランダならではの状況、
事件を取り入れた斬新な人気ドラマシリーズです。



2020年のシーズン1放送以来、2022年にシーズン2、2023年にシーズン3と順調にシーズンを重ね
ていましたが、ようやくシーズン4の放送開始情報が出ました。

MASTERPIECE PBS(USA)でのプレミアが、
2024年9月15日~ と発表されました。


その後、ミステリーチャンネルの情報で、
日本初放送が2024年11月との告知がでましたね(詳しい日時は後日)

随分早い日本放送で、嬉しい限りです。
ので、少し早いですが、ほんの少しの振り返りと、ほんの少しのS4先取情報を残しておきます。

メインの顔ぶれは変わらず、
ファン・デル・ファルク:マーク・ウォーレン
ルシェンヌ・ハッセル:メイミー・マッコイ
ヘンドリック・デイビー:ダレル・デシルバ
ジュリア・ダールマン:エマ・フィールディング
トロージャン(犬):?←大事なので含みます




S4のエピソードは;
E1: “Safe in Amsterdam”
E2: “Hope in Amsterdam”
E3: “Secret in Amsterdam”
(内容概略は現時点では未発表)




Trailerはコチラ

https://youtu.be/QnDaDCcwzf8?t=8
 
以前も書きましたが、主演のマーク・ウォーレンは過去殆どの作品で”子悪党”、 ”怪しい人”、”問
題ある人” 等、チョット癖のある役柄が多く”悪人”のイメージを持つ役者さんだった(私見)ので
すが、このファン・デル・ファルクというキャラクターは妻を事故で亡くす悲しい過去を持つ陰の
ある寡黙なキャラクターです。
マーク・ウォーレンも大分渋い雰囲気が出てきたし、この役柄がとても良いと感じさせられるよう
になりました。

これも過去に書きましたように、他のキャストも英国の俳優さんがほとんどですが、安定しているし、
オランダが舞台のドラマではありながら 違和感なく楽しめます。

又、これも何度も書きましたが、そんなメインストーリーと共に、アムステルダムの風景、街並みも
楽しめる、独特の雰囲気を持つドラマになっていると思いますね。

ヴァン・デル・ファルクとルシエンヌの関係も不思議な雰囲気だし、法医学者(?)のヘンドリック
も優秀だけどいい加減な雰囲気で良い味だしているし、トロージャンも大事な存在です。

これからより詳しい情報も出てくると思いますが、取りあえずの第一報です。



(source : Masterpiece PBS, Telly Visions & etc.)





『パリジャン刑事デュパン~ブルターニュの事件簿』

2024-08-15 | 海外ドラマ
“INSPECTOR DUPIN” (KOMMISSAR DUPIN)

ドイツ:5 episodes

ミステリーチャンネル放送分の一連のフランスミステリの中の初放送ドラマです。
フランスドラマ三昧だと、なんだかんだとブチブチ言いながらこのドラマを取り上げたのはチョット
理由がありまして・・・。



このドラマは、フレンチミステリとは言いながら 上記製作国からも分かるようにドイツ製のフレン
チミステリ(難解?)との事。
フランス・ブルターニュ地方に魅せられたドイツ人作家ジャン=リュック・バナレックのベストセラー
小説を基に制作されたクライムミステリー。
だそうです。

従って、
舞台はフランスのブルターニュ地方、登場キャラクターもフランス人、でも出演者はドイツ人でドイ
ツ語で話している・・・というチョッと混乱するシチュエーションになっています。

まぁ、こう言ったシチュエーションは英国ドラマでも結構多いですね。
何といっても、まず思い浮かぶのは
☆『刑事ヴァランダー』 (スウェーデン)、
その他にも
☆『警視ファン・デル・ファルク』(オランダ、アムステルダム)
☆『ローマ警察殺人課アウレリオ・ゼン』(イタリー、ローマ)
☆『アントワーヌとマリーヌ』(フランス、プロヴァンス)

等・・・他にもあったような気がしますが。

どのドラマでも、出演者は殆どが英国の俳優さん、セリフは英語、でも背景の舞台はそのままの国(撮
影もほとんど現地)でしたが、特に違和感がなかったんです(私だけ?)

そんなことを思い出していたのですが、今回のドイツ製フレンチミステリはどうでしょう…という事で、
一応注目しています。

ドラマ概要は、
≪パリからブルターニュ地方に転勤になった頑固で気難しい刑事デュパンは、パリでの都会的な生活に
慣れ親しんでいる上に魚アレルギーで海も苦手、ブルターニュの田舎町でうまくやっていけるのか不安
を抱いていた。ブルターニュ地方の人々もまた独特の文化や気質を持ち、生意気な態度のデュパンに対
して不信感を抱いていたが、優れた能力で難事件を解決するデュパンを見て、徐々に一目置くようにな
る。≫
(ミステリーチャンネルから)



キャストは、
監督:マティアス・ティーフェンバッハー他
脚本:ゲルノット;グリクシュ他
出演:
パスクァーレ・アレアルディ:づパン刑事
ジャン・ゲオルグ・シュッテ:カデグ
ルドウィグ・ブロッホベルガー:リワル

(と、一応名前を書きだしましたが、全く初めての方ばかりなので・・・)

本作はドイツで2014年からスタートし、2024年に放送されたエピソードでは約600万人以上の視聴者
数を獲得。シリーズが進むごとに人気が高まり、2025年には最新作も決定したドイツの国民的人気シ
リーズでもある。その後、フランスでも放送され、驚異的視聴者数を獲得した、独仏の両国で人気を
博す驚くべき作品だ。
(ミステリーチャンネル)



今回ミステリーチャンネルで日本初放送となるのは、
2014年~2015年に製作された全5話

2024年8月31日(土)pm4:00~ 一挙放送

(シリーズ自体は、2024年までに全部で12エピソード製作、放送されているそうです)

Trailerはコチラ

https://youtu.be/gCCYkSgAvQ4

このドラマのもう一つの魅力は、素晴らしいブルターニュ地方の風景も楽しめることでしょう。

ドラマの放送後、ブルターニュはドイツ人観光客が大幅に増えたそうで、ブルターニュの観光局のHP
ではデュパンが訪れた場所がリストアップされた地図が掲載されており、その足跡をたどる旅が人気
を博している。
とのこと。

と、色々な意味で観てみようと思うドラマの一つに入れました。


(source : ミステリーチャンネル、Prime Video & etc.)



10月初放送予定の英国ドラマ

2024-08-09 | 海外ドラマ
ようやくッ!!ですね。
おフランスドラマ三昧に明け暮れておなか一杯、戸惑っておりましたですが・・・、待ちに待った英
国ドラマの新シーズン放送が告知されました。

(今回は全てミステリーチャンネル放送分です)

現時点では日時は未発表ですが、待ちきれませんので、一応覚書をと。

※ 『マーロー殺人倶楽部の事件簿』

” THE MARLOW MURDER CLUB”
シーズン1:4エピソード

既に概要は書いてきましたが、念のため下記に繰り返します。
≪ジュディス・ポッツは77歳。ロンドン郊外マーローの古びた邸宅に独り住まいで幸せな日々を送って
いる。まわりには、仕事やウィスキーの量に口をさしはさむ人などおらず、退屈しのぎに「タイムズ」
紙向けのクロスワード・パズルを考案している。ある夜、テムズ川で泳いでいると、ジュディスは残忍
な殺人を目撃してしまう。地元警察は彼女の話を信じず、ジュディスは自ら事件の調査に乗り出すと決
め、ドッグ・ウォーカーのスージーと、司祭の妻であるベックスを仲間に加え、「マーロー殺人クラブ」
が誕生する。別の死体が現れたとき、3人は自分たちの行動範囲に連続殺人犯がいることに気づく。
3人が解こうとしたパズルは、逃れることができない罠となる―。≫

Trailerが出ていますのでご覧ください

https://youtu.be/G2Wu1sFM2PA

以前書きましたが、既にシーズン2の更新も発表されています。

原作情報及び過去情報は下記ご参照下さい

☆『マーロー殺人クラブ』S1:First Look
☆『マーロー殺人クラブ』S1追加&S2へ更新情報


※ 『警視グレイス』シーズン4

”GRACE” シーズン4:4エピソード

このドラマに関しても既に何度か情報を書いていましたが、ようやく!です。

今回4エピソードのタイトルは、
E1 : Dead Man’s Time
E2 : Want You Dead
E3 : You Are Dead
E4 : Love You Dead

関連過去記事は下記ご参照下さい

☆『警視グレイス』原作とシーズン4情報

このドラマも既にS5製作が決定しています、下記過去記事をどうぞ

☆ 新シーズン待ちの海外ドラマ2024年(2)

Trailerは今現在出ていないようです(見つかり次第追記しましょう)

※ 『退職教授ハリーの名推理』シーズン2

”HARRY WILD”
シーズン2:6エピソード

このドラマも以前記事から大分時間が過ぎてしまいましたが、ようやくシーズン2の放送開始となる
そうです。

念のためドラマの概要を;
≪文学部教授を引退したハリー・ワイルドは「退職後は今までできなかったことをやる」と、小説執
筆などに取り組むが、なかなか気分が乗らない。そんな時、警察官である息子チャーリーの家である
事件の捜査資料を発見すると、自身の文学の知識からあることに気付いたハリー。事件の捜査に首を
突っ込まずにはいられなくなってしまう。さまざまな知能犯を相手に、ハリーの強みである“文学の知
識”を駆使して捜査していくミステリードラマ。≫

シーズン2に関する過去記事は

☆ 『退職教授ハリーの名推理』シーズン2情報

Trailerはコチラ

https://youtu.be/RPmoCa03O2M

以前何度か書きましたが、このところシニアが素人探偵として活躍するドラマが色々増えてきて、それ
ぞれ元気をもらったり楽しませていただいているのですが、このハリーさんに関しては、チョット他の
ドラマのシニアキャラクターと異なり、よく言えばすごくアクティブ、悪く言えば傍若無人で、この点
の好みが分かれるところだと思います。
私自身もS1 でチョット頭をひねる部分もあり、シーズン2はこの点がどうなっているのか観察、執行
猶予中(?)状態で、一応観てみるつもりではあります。

既にシーズン3も6エピソードで製作済です。

それぞれ放送日、時間詳細が分かり次第追記します。


それにしても・・・・
自分で書きながらひっくり返りそうになりましたが、もう10月ですって!!
早く暑さが収まってほしいとは思いながら、あまりの月日の経過の速さに信じられない思いですねぇ。





(source : ミステリーチャンネル & etc.)


『 刑事マードックの捜査ファイル』シーズン18へ更新

2024-07-26 | 海外ドラマ
“Murdoch Mysteries”


以前ご紹介したことがある『刑事マードックの捜査ファイル』”Murdoch Mysteries”がシーズン18
へ更新されるとの情報が出ています。
凄いですね!

日本では直近での放送はDlifeでシーズン4まで放送済。
早く続きを放送して頂かないと先は長いのです。

↓ 念のため製作年とエピソードのリストを
S1: 13 episodes (2008)
S2: 13 episodes (2009)
S3: 13 episodes (2010)
S4: 13 episodes (2011)
S5: 13 episodes (2012)
S6: 13 episodes (2013)
S7: 18 episodes (2014)
S8: 18 episodes (2015)
S9: 19 episodes (2016)
S10: 19 episodes (2017)
S11: 19 episodes (2018)
S12: 18 episodes (2019)
S13: 18 episodes (2020)
S14: 11 episodes (2021)
S15: 24 episodes (2022)
S16: 24 episodes (2023)
S17: 24 episodes (2024)
S18: 22 episodes (TBA)

長く続いているだけでも驚きなのですが、エピソード数がだんだん増えていることももっと驚きです。
人気のほどが伺われますね。

このドラマの概要は以前書いた内容と重複しますが、

モーリーン・ジェニングスの小説『Murdoch Mysteries』が原作の本格ミステリー・ドラマ!
英国情緒にあふれる19世紀のイギリス連邦領内の自治領カナダ・トロントを舞台に、シャーロック・
ホームズに心酔するトロント警察の刑事であるウィリアム・マードックが指紋・血液・弾痕・解剖
学などを使用した最先端の科学技術を駆使して数々の事件を解決していく。 検視官のジュリア・オ
グデン、警部のトーマス・ブラッケンリード、ミステリー作家を目指す熱心な巡査のジョージ・ク
ラブツリーという仲間達とともに、次々に訪れる難事件に挑む。

2008年からカナダでシーズン1を放送開始し、カナダのエミー賞と呼ばれるジェミニ賞(現:カナ
ダ・スクリーン賞)で史上最多14部門にノミネート。世界57カ国で愛されている大人気シリーズ。
19世紀を舞台にした科学捜査のシーンは懐かしくも感じるが、そのシンプルさゆえにキャラクター
たちの人物像や謎解きの面白さ、そして事件の本質などストーリーの全体をじっくりと味わうこと
ができる。マードックの世界で、上質な本格ミステリーの世界にどっぷり浸かろう!
(番組案内より)



主な出演者は:
ウィリアム・マードック:ヤニック・ビッソン
ジュリア・オグデン:ヘレン・ジョイ
トーマス・ブラッケンリード:トーマス・クレイグ
ジョージ・クラブツリー:ジョニー・ハリス

以前も書きましたが、このドラマの時代背景19世紀のカナダ・トロント(イギリスの連邦領内の自
治領)という珍しい舞台。
シャーロック・ホームズに心酔するマードックが苦心しながらも最先端の科学技術を駆使して事件
解決に関わる。
歴史上の実在の有名人が登場すること。(アーサー・コナン・ドイルや二コラ・テスラ、その他大勢)
等興味深い背景と共に、キャラクターの造形が嫌味なく描かれている点も好ましい点と言えるかも。
 (マードックとジュリアの行ったり来たりが今後どうなるのかな?の点も含め)









番組案内にもありますが、原作はモーリン・ジェニングスの小説(Murdoch Books)
☆Except the Dying (1997)
☆Under the Dragon’s Tail (1998)
☆Poor Tom is Cold (2001)
☆Let Loose the Dogs(2003)
☆Night’s Child (2005)
☆Vices of My Blood (2006)
☆A Journeyman to Grief (2007)
☆Shipwreck (2011)
☆Let Darkness Bury the Dead (2017)
(現時点では日本での翻訳版は出ていないようです)

又、これも以前書いたのですが、
このドラマを、
”「シャーロック・ホームズ」と「CSI:科学捜査班」が融合したミステリードラマとも呼ばれる。 ”
という点は、まさにツボです。

出来るだけ早く続きの放送をお願いしたくお待ちしております状態です。

※ 拙過去記事は

『刑事マードックの捜査ファイル』FOXチャンネル初放送
(注:”FOXチャンネル”は現Dlifeに変わりました)


(source : CBC, Dlife & etc.)



“THOSE ABOUT TO DIE”(原題)リリース情報、trailer等

2024-07-23 | 海外ドラマ
”Those About To Die”(原題)

10エピソード

昨年第一報を書いて以来 何の情報もなかった為そのままになっていたのですが、ようやくリリース
日が発表されましたので、その後の追加情報と共に追記いたします。

以下第一報に書いた内容と重複する点もありますのでお含みおき下さい。

“Those About to Die” は、ダニエル・P・マニックス原作の同名小説を元に製作されたTVシリーズで、
西暦79年ヴェスパシアヌス皇帝時代の古代ローマの複雑で腐敗した見世物として扱われる剣闘士の
世界を舞台に、スポーツ、政治、ビジネスが交差し衝突するローマ社会のさまざまな層で、多様な登
場人物が織りなす壮大な歴史大河ドラマと言われています。



古代ローマの戦車レースや剣闘士の戦いの腐敗した世界。 コロッセオが暴力と賭博の要求を満たす
ために建てられ、その有名な円形劇場の観客席の元には、ゲームのために死ぬ運命にある何千人の人
々が住んでいます。

キャストは、
監督:ローランド・エメリッヒ、マルコ・クロイツパイントナー
脚本:ロバート・ロダット
製作総指揮:ローランド・エメリッヒ、ハラルド・クローザー他

出演:
ヴェスパシアヌス帝:サー・アンソニー・ホプキンス
退役将軍マルサス:ルパート・ペンリー=ジョーンズ(”ホワイト・チャペル” 他)
カラ:サラ・マーティンス(”ミステリーinパラダイス” 他)
テナックス:イワン・リオン(”ゲーム・オブ・スローンズ” 他)
軍指導者タイタス・フラビアヌス:トム・ヒューズ(”ヴィクトリア” 他)












Official trailerはコチラ

https://youtu.be/hvf6IS48eik

これまでほとんど情報がなかったので、いきなりの様ですが リリース日も発表されています。

2024年7月18日 米国Peacockにて
2024年7月19日 英国Prime Videoにて配信

と、既に始まっていますね。
日本ではどうなんでしょうか?

グラディエーター物は恐ろしいのであまり好きではないのですが、この作品は前回も書きましたよ
うに出演者が豪華版である点と、テレビドラマとしては類を見ないほど製作費を掛けたスケールの
大きな豪華作品で、古代ローマの状況を丁寧に描いている点等・・・是非観てみたい作品なのです
が、何処でみられるのかな?

久しぶりのルパート様を見逃すわけには参りませんですもの・・・・。

そして、
これも前回に重複しますが、
原作はダニエル・P・マニックススによる同名小説 ”Those Who About to Die”

(日本での翻訳は出版されていません)。

それにしても、
サー・アンソニー・ホプキンズは86歳になられるんですね。
敬意を表します。


(source : Prime Video, WhatToWatch, Guardian & etc.)


★ 第一報は下記に書きました。

古代ローマが舞台 “Those About to Die”(原題)第一報





これから初放送予定のフランスドラマ:その(4)

2024-07-12 | 海外ドラマ
今回のドラマはアクションチャンネルで独占日本初放送されるフランスの人気シリーズです。

『インヴィジブル~遺体身元特定チーム』

”LES INVISIBLES”
2021年初放送 6エピソード

このシリーズはフランスのテレビ局France2で2021年から放送され、エピソード平均280万人が
視聴した人気シリーズとの事。



アクションチャンネルでの番組案内からの引用:

【身元不明遺体が出た事件を専門に扱うチームが、事件の真相と身元を解明していく1話完結の
クライムドラマ。
ドラマでは、捜索願が出されていない遺体は、7日以内に身元を特定できなければ共同墓地に送
られてしまう。それを阻止するために、限られた時間の中で事件の真相と身元を解明していくの
が、フランス警察の身元特定チーム<インヴィジブル>である。

チームを率いる警視ダリウスをはじめ、裕福な家庭出身の新人警部補ラコルデリー(通称:女公
爵)、愛情深いが女公爵には厳しい警部マリジョ、元ボクサーの警部補ベンといった、個性豊かな
4人で構成されるチームが、7日以内に身元を特定するべく捜査にあたる。各エピソードで描かれ
るのは、身元不明遺体の捜査と、ある人物の生活。同時進行で描かれる2つの物語が次第と結び
つき、やがて想像もしていなかった結末に辿り着く。】

キャスト;
監督:クリス・ブライヤント、アクセル・ラフフォン
脚本: クリスチャン・ムシャール、パトリック・トリンガーリ
出演;
ダリウス:ギョーム・クラモワザン
マリジョ:ナタリー・セルダ
ラコルデリー:デボラ・クレー
ベン:クエンティン・フォーレ






アクション・チャンネルでの放送は、
2024年7/14(日)午後3:00から全6話一挙放送


尚、このドラマはシーズン3迄製作されている様で、
S2:6エピソード(2022年)
S3:6エピソード(2023年)
となっています。

Trailerは

https://youtu.be/rygQXlASLGE


テンコ盛りのフランスドラマ特集の中では 割とシリアスな内容の様に感じますが、どうでしょうね。
一応観てみようと思っているところです。






(source : アクションチャンネル、海外ドラマNAVI & etc.)











これから初放送予定のフランスドラマ:その(3)

2024-07-05 | 海外ドラマ
『マドモアゼル・ホームズの捜査日記』

“Mademoiselle Holmes”: シーズン1
6エピソード

何度も繰り返して申し訳ないのですが、”フランスドラマ特集”で予告だけでもおなか一杯、胸一杯状態の
今日この頃。
 
さて、そんな状態の中からどのドラマを選ぼうか、それとも一時スルーしてしまおうか・・・・チョット
悩んでいるところではあるのですが、その中でもう一つだけ取り上げておこうかと思う作品があります。

個人的なポイントは、”シャーロック・ホームズ”絡みの作品であるという事。

ただし、
フランス版で、しかも女性版。




女性版のホームズと言えば、日本で「ミス・シャーロック」というドラマがありましたっけね。
(結局観なかったですけど、噂によればそれなりに面白かったとか・・・)。
それと、
日本で同じく”シャーリー・ホームズ”というミステリ作品が何作か既刊なっているようですが、これ
も読んだことがないのです。
(どうも、女性版ホームズというのがねぇ・・・←個人の好みで申し訳ないのですが・・・)。

で、今回の「マドモアゼル・ホームズ」は、

シャーロック・ホームズの曾孫であるシャーリー・ホームズのドラマだとのこと、それと、シャー
リー・ホームズを演じるのが、”アストリッドとラファエル”のラファエルさんであるローラ・デワール
との事で、お馴染みでもある事ですので、一応押さえておこうかと。

シャーロック・ホームズを曽祖父にもつ内気な女性刑事シャーリーが、病理医の相棒サミーととも
に事件を捜査! 名探偵の子孫らしいすぐれた推理力で難事件を解決していく。
・・・というのが流れの様です。



シャーリー・ホームズを演じるのが、ローラ・デワール
相棒のサミー・ヴァテルをトム・ヴィラ
その他(追って詳しく)

ミステリーチャンネルで9月に日本初放送が予定されている様ですが、詳しい放送日が発表され
ましたら追記します。

Trailerはコチラ

https://youtu.be/n6dJ_67jyvU?t=25

ロンドンでも撮影を行っているそうで、trailerでも少し伺えますね。

そう言えば、
シャーロック・ホームズは正典『ギリシャ語通訳』の中で、自分の祖母はフランス人の画家ヴェルネ
の妹だと言っていましたね。なので、フランスとはご縁がありで良いのかもしれませんね。






(source : TF1, ミステリーチャンネル & etc.)







“The Au Pair(原題)”にデヴィッド・スーシェ他出演決定

2024-07-02 | 海外ドラマ
"The Au Pair"

Channel 5: 4 episodes

”名探偵ポアロ”のデヴィッド・スーシェが久々に出演するドラマが発表されました。

サー・デヴィッドは今年78歳を迎えられたそうで、『名探偵ポアロ』以降いくつかの作品に出演はあ
りましたが、実際には6年ぶりのドラマ出演となるそうです。
(個人的には、前回書きました『マルロー警部』のゲスト出演が新しい作品となっていましたが・・・)。

今回の”The Au Pair”(原題)というタイトルの作品は、
絵のように美しいイギリスの田舎町を舞台に、豪華な家、成功した夫、二人の愛らしい継子、繁盛
する仕立て屋のビジネスを背景に、ゾーイ・ダルトンを主人公とした作品。
そんな中、糖尿病の父親が隣に引っ越してきて、色々なプレッシャーが高まり、仕方なくオー・ペア
を雇うことに。
オー・ペアーとして若く魅力的なフランス人女性を雇ったことにより、ゾーイの家庭は不穏な雰囲気
に。 様々な疑惑が持ち上がると同時に、いくつかの問題も表面化していく・・・というストーリー。
家族の複雑さ、信頼関係、隠されていた秘密を掘り下げるという。

因みに、
"Au Pair”(オペア、オーペア)というのは、外国の家庭に滞在させてもらう代わりに 手伝いをしな
がら語学を学ぶ人・・の事。
(海外ミステリ作品では登場することが多々ありますね)

キャストは、
監督:オーナ・カーニー
脚本:マイケル・フット、アンディ・ベイリス

出演:
ゾーイ・ダルトン:サリー・ブレットン(”ミステリーinパラダイス”等)
ジョージ(ゾーイの父親):サー・デヴィッド・スーシェ
クリス・ダルトン(ゾーイの夫):ケニー・ドーティ(”ヴェラ”)
サンドリーン(オー・ペア):ルドミラ・マコウスキー


又、出演者を見てお気づきになる様に、エイデン・ヒーリー役でお馴染みだったケニー・ドーティー
の”ヴェラ”降板後初出演も気になるところですね。

魅力的な出演者とスリリングなストーリーのこのドラマは大変気になる作品の一つになりそうですが、
今後詳しい情報が出れば追記していきます。
日本で観られるかどうか・・・・も気になります。


サー・デヴィッドに関してもう一つ情報ですが、
アガサ・クリスティの足跡を辿るドキュメンタリー”Travel with Agatha with Sir David Suchet”(原題)
でナビゲーターを務めることも先日報じられています。





これは、クリスティが1920年代に行った国際遠征。当時イギリス帝国領だったカナダ、ハワイ、南ア
フリカ、ニュージーランド、オーストラリアを貿易使節団の一人として訪れた際の旅路を再現すると
いう。全5回でこれら5つの国を、各回で1ヵ国ずつ取り上げる。撮影は今年の夏に開始され、年末に
英Channel 4やBritBoxなどでリリース予定。

この番組もとても興味がありますし、是非日本でも見られます様に!






(source : Deadline, ITV Studios, 海外ドラマNAVI & etc.)









これから初放送予定のフランスドラマ:その(2)

2024-06-29 | 海外ドラマ
前回に続き その(2)ですが・・・・
いや~、それにしても・・・・と開口一番愚痴というか、何というか。
パリオリンピック記念とはいえ、フランスドラマ特集はいいのですが、あまりにもフランスドラマを集中
放送しすぎの様な気もしないでもなく・・・なのですが、そんな山盛り、テンコ盛り、大判振る舞い状態
のなかからほんの一部(個人的に気になるドラマという意味で)続きをピックアップしてみました。

『正直すぎる捜査官ヴェルネと聖域捜査班』

”Everybody Lies”
2 エピソード

★以下はミステリーチャンネルの公式案内から

嘘がつけない正直者で自分の信念に固執したがために警察をクビになった元刑事ヴェルネが、金と権力
で法の網をかいくぐる“聖域”に裁きを下す!政治家や大企業の社長など各界の超大物たちが関わる繊細
な事件に、ヴェルネ率いる聖域捜査班が真実を解き明かしていく。
フランスでは、同日のプライムタイムにおいて競合を抜き、視聴率トップを獲得した(※)大ヒットの
最新クライムミステリー!
(※)Médiamétrie調べ

元警官のヴェルネはパリで書店の仕事を手伝いながら、客に犯罪小説のうんちくを垂れては煙たがられ
ている。彼はあまりにも正直すぎて、自分の信念を曲げられなかったことが原因で、警察をクビになっ
ていた。書店の店主は、かつて彼に逮捕された元犯罪者のマックスだ。一方、司法省と内務省は、金と
権力で法の網をかいくぐる“聖域”に裁きを下すために、特別捜査班を立ち上げる。そのチーフに抜てき
された若手検事のモジョディは、捜査班の一員としてヴェルネに白羽の矢を立てる。ほかのメンバーは
天才ハッカーのマロリー、そして実家が富裕層の気弱なジュリアン。彼らの前に立ちはだかる容疑者は、
各界の超大物たちだ。いずれも長きにわたって、大きな力に守られてきた聖域である。彼らの身勝手な
欲望のために、多くの人々の人生が踏みにじられ犠牲になってきた。捜査班は、聖域とその支援者たち
による激しい妨害と闘いながら、隠ぺいされた不都合な真実に迫っていく。



原案・脚本を務めるオリヴィエ・ノレックはフランスを代表する犯罪小説家の一人。パリに隣接するセーヌ=
サン=ドニ県で長らく警部補を務めていた経歴を持ち、その経験を活かした厚みのある犯罪小説で人気
を博している。

出演:ヴァンサン・エルバズ(ヴェルネ)、マリアマ・ゲイェ(モジョディ)、ジョゼフィーヌ・ドゥ・
モー(マロリー)ほかこの作品もチョット変わったキャラクターをメインにしたドラマの様ですが、”聖域
捜査”というテーマが珍しいかな?と感じますね。
どんな風か分かりませんが、一応見てみようのリスト入りにしてあります。

ミステリーチャンネルのでの放送は、
2024年7月13日(土)16:00~

Trailerはこちら

https://youtu.be/o2I38-PvPfI

『マルロー警部のフランスさすらい事件簿』S2

”Capitaine Marleau”
新エピソード 全9話

このドラマは”日本初放送” ではないのですが、新エピソードが放送されるとの事。

本国フランスでは、2014年にパイロット版2エピソード
2017年シーズン1(7エピソード)を皮切りに、2021年のシーズン4の4エピソード迄放送されたドラマ
です。

前回放送を前に一応予習記事を書きましたので、下記ご参照下さい。

以前も書きましたが、このマルロー警部というのは”女性版刑事コロンボ”とも言われているようで、と
にかく外見が特徴(風変わりな帽子等)、そんな外見からはうかがい知れない研ぎ澄まされた鋭い勘と
卓越した手腕を持つ名刑事。

”女性版コロンボ”と称される謂れは、ファーストネームが明かされない、独特のファッション、風変わ
りな捜査アプローチ等から コロンボとの共通点が多いという点・・・だそうですが、確かに独特で周
りの目を気にしないとか、色々な点で他の刑事ドラマとは毛色が変わっているキャラクターではあると
思います。





フランスのみならず 世界中で人気を博すシリーズの一つになっている作品とのことですが、我が道を
行くマルロー警部は興味深く、個人的にもかなり気に入った作品でした。

監督:ジョゼ・ダヤン
脚本:エルザ・マルポー、マルク=アントワーヌ・ロラン

主人公であるマルロー警部にはコリンヌ・マシェロ

前回放送されたエピソードでも、第一話にはジェラール・ドパルデューが、そして第四話には”名探偵ポア
ロ”のデヴィッド・スーシェがゲスト出演していました。

今回初放送を予定されているのは、
ミステリーチャンネルにて、

★新エピソード・全9話
2024年8月17日、24日(土)16:00~ 一挙放送


★昨年放送した5話分も再放送
2024年8月10日(土)21:20~  一挙放送

Trailerはこちら

https://youtu.be/vZgXBUKcps8

ユニークなマルロー警部のキャラクターが結構好きですし、プライベートが気になるところ。
又、エピソード毎に舞台が異なっている点では、色々な場所の風物も楽しめるところも良いなと感じます。

(何れ機会があれば書こうと思っていますが、フランスの警察組織は一種独特の様で、管轄やら場所やら
他国と違っているのも興味深い点ですねぇ)

※ 関連拙過去記事は

◎ これから初放送予定のフランスドラマ:その(1)
◎ 『キャプテン・マルロー:マルロー警部のさすらい事件簿』10月初放送
◎ 『マルロー警部のさすらい事件簿』放送日等追記


その他山盛りのフレンチミステリの放送が予定されていますので、もし他にも気になる作品があって、そして余裕があれば追加します。


(source : ミステリーチャンネル & etc.)




これから初放送予定のフランスドラマ:その(1)

2024-05-31 | 海外ドラマ
『パリ警視庁1900』


もう3,4年前になりますでしょうか 『アストリッドとラファエルの事件簿』、『バルタザール』をは
じめとするフレンチミステリが次々放送されるようになり、これまで英国ドラマを主に観ていたもの
にとっては新鮮で興味深く楽しみに観るようになりました。

何故かどのドラマの主人公が何かしらの特殊な能力だったり、かなりユニークで濃いキャラクターが
多くいわゆる”普通の”人が殆どいなかった(たまたま観ていたドラマがそうだったのか・・・)、
流石フレンチミステリ!なんて意味不明の感想を抱いていて、はじめはとてもノリノリで観ていたも
のでした。

ところが、あまりにストーリーそのものより、強烈なキャラクターが前面に押し出される内容ばかり
で次第に疲れてきて、少々おなかイッパイ、胸イッパイ 少し疲れ気味になってきていたのが事実です。
で、再び英国ドラマに回帰して、ホッとしたりもしました。(← 個人の感想です)

そんな中、フランスドラマ初放送第二弾(勝手に命名)が始まる様で、詳細は順次見ていきますが前
回とは少し傾向が異なる作品が色々ありそうで、再び回帰してみようかと・・・・。

その1の作品です。

※ 『パリ警視庁1900』

”Paris Police 1900”
2021年初放送 : 8エピソード

以下はミステリーチャンネルの番組案内から

【1899年のパリ。時のフランス大統領が突然死亡し、フランス共和政が大きな危機に直面した激動の
時代を舞台に、後の近代フランス警察の創始者として知られるルイ・レピーヌ率いるパリ警視庁の刑事
たちと、大統領が突然死した時に密会をしていた愛人の活躍を描く!

史実とフィクションが織り交ざったストーリー展開とそのクオリティーの高さに、本国のみならず英
米でも評価され、ニューヨーク・タイムズ紙では2022年の見るべき最高のテレビ番組の1つにも選ば
れ話題となったドラマシリーズ!】







1899年、時のフランス大統領フェリックス・フォール(実在の大統領。突然の死に様々な逸話が後世
に語り継がれた。)が愛人との密会中に腕の中で突然死亡する。折しもフランスは反ユダヤ主義を背
景にした「ドレフュス事件(1894年に発生したユダヤ系フランス軍人がスパイ容疑で逮捕された冤
罪事件)」の影響によって社会の分断が進み、反体制派が台頭。現職大統領の死をきっかけに情勢は
ますます混とんとし、フランス共和政は深刻な危機にさらされていた。治安の維持に不安を抱く政府
は、元警視総監のルイ・レピーヌ(実在の警視総監。警察の近代化に努めただけでなく、今日まで毎
年開催されている発明家のためのコンテスト“レピーヌ・コンクール”を創設)を召喚、復職させるこ
とを決断する。そのころパリでは、セーヌ川に浮かぶ大きな旅行カバンが発見される。その中には女
性の切断遺体が入っていた。遺体は頭部と両足が切断されており、身元を示す物もない。正義に燃え
る若き刑事アントワーヌ・ジュアンは、この怪事件の捜査に参加。わずかな手がかりをもとに、ベテ
ラン警視コシュフェールの指導と弁護士志望の女性ジャンヌ・ショーヴァン(実在の弁護士。女性弁
護士の先駆的存在)の助けを借りながら、ジュアンはひたむきに調べを進めていく。

パリ万博、パリ・オリンピックを翌年に控え、パリが最も華やいだ“ベル・エポック”の時代を舞台に、
史実とフィクションが織り交ざったリアリティのある緊迫感とストーリー展開が楽しめる作品。ドガ
やセザンヌの絵画の中にいるような世界観も魅力的だ。

ストーリー、時代背景なかなか魅力的なドラマの様に感じます。
英BBCでも放送されたとのことで、なかなかの好評を得ているようです。

これまで放送されていたフレンチミステリとは大分趣が異なる様ですね。
楽しみな作品の一つになりそうで・・・・。

ミステリーチャンネルでの放送予定は、
2024年7月6日(土)16:00~

trailerは

https://youtu.be/w7lWLzZVfFg?t=97


より詳しい内容が分かり次第追記することにします。

因みに、
このシリーズ続編は『パリ警視庁1905』というタイトルで製作されているようです。
これも順次続報を・・・・と思っています。



(source : ミステリーチャンネル、Studiocanal、BBC & etc.)