The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

ドラマ化された英国ミステリ小説 : その(4)

2019-11-29 | ドラマ化された英国ミステリ小説
『バーナビー警部』”Midsomer Murders”
ITV 1997年~


1997年3月にパイロット版が初放送されて以来、1998年放送のシーズン1から2016年放送
(2018年修了)のシーズン19迄放送されたドラマです。
(2011年放送のシーズン14からは主人公が交代し、日本タイトル『もう一人のバーナビー警部』
としてトム・バーナビーの従弟ジョン・バーナビーが主人公となっています)

出演は、
トム・バーナビー警部 : ジョン・ネトルズ
ジョイス・バーナビー : ジェーン・ワイマーク(バーナビーの妻)
カリー・バーナビー : ローラ・ハワード(バーナビーの一人娘)
ギャビン・トロイ巡査部長 : ダニエル・ケーシー(バーナビーの相棒:S1~S7)
ダニエル・スコット巡査部長 : ジョン・ホプキンズ(バーナビーの相棒:S7~S8)
ベン・ジョーンズ巡査部長 : ジェイソン・ヒューズ(バーナビーの相棒:S9~S15)
トム・バーナビー警部 : ニール・ダッジオン(S14~S19)



↑ 初代相棒トロイ


↑ 2代目相棒スコット


↑ 3代目相棒ジョーンズ


↑ もう1人のバーナビー警部

イギリスの緑豊かな架空の田舎町ミッドサマー(Midsomer)が舞台になっています。
コーストンという町の警察署に勤務するバーナビー警部は妻と一人娘と暮らしており、その長閑な
で平和な田舎町で起こる事件を解決していく様子を描いた作品です。

バーナビー警部の穏やかな人柄もあり、あまり陰惨なシーンも無く、英国らしい平和な田舎町でで
こんなに次々と事件が起こるものか?と思いつつ(それを言えば、ミス・マープルが住むセント・
メアリー・ミードも同じ事ですよね)英国の長閑な雰囲気も満喫できる長寿を誇る人気シリーズと
なりました。
良き夫であり、良き父親でもあるバーナビーの私生活にも癒されたりします。

バーナビーの相棒が替わる度にドラマの雰囲気、バーナビーの対応の変化等も楽しめると思います。

原作は、
キャロライン・グレアムのバーナビー警部シリーズで、
1987年刊行された”The Killings at Badger's Drift”「蘭の告発」を初めとして1996年の”A Place
unto Death”迄5作品が刊行されています。



ただし、翻訳出版されたのは3作品のみ(「蘭の告発」、「虚ろな男の死」、「空白の一章」)の様です。
この原作は何故か読んだ事が無かったです。
これから探してみようと思いつつ・・・・。

そして、
ドラマ版初期のシリーズはアンソニー・ホロヴィッツが脚本を担当していました。

冒頭書きました様に、
S14からトム・バーナビーの従弟ジョン・バーナビー警部が主人公となっています。
ジョン・バーナビーを演じるニール・ダッジオンはS4にゲスト出演していました。 偶然気付いた
のですが、全く別の役柄でしたね。 あれ?っと思った事を思い出しました。

しかし、
新シリーズの「もう1人のバーナビー警部」は正直あまり熱心に観ていなかったですわ。
やはりオリジナルのバーナビーが好きでしたので・・・・。

そんな折、偶然AXNミステリーチャンネルで『バーナビー警部』のリマスター版の放送が開始さ
れるとの情報が出て居ります。
とても綺麗な画面になっている様ですね。

12月3日(火)20:00~
放送されるのは21話から40話迄の様です。

↓ 詳細は公式ページでご確認下さい
https://www.mystery.co.jp/programs/midsomer_murders




BBC『Dracula』:Official trailerようやく出ました

2019-11-25 |  ∟BBC Dracula
BBC/Netfllix『Dracula』2019 Official trailer


最初に製作発表情報を書いたのは2年以上前になるでしょうか。
それ以来なかなか詳しい情報も無く、小出しに(?)ボチボチとでていたのですが、先日ようやく最
初のOfficial trailerがリリースされました。

以前書いた事と重複しますが、このドラマは ブラム・ストーカー原作の『吸血鬼ドラキュラ』を元に
『シャーロック』製作チームが手掛けるドラマで、

キャストは、
エグゼクティブ・プロデューサー : スティーヴン・モファット、マーク・ゲイティス、スー・ヴァーチュー
脚本 : スティーヴン・モファット、マーク・ゲイティス

出演:
クレス・バング : ドラキュラ伯爵
ジョン・ヘフナー
ドリー・ウェルズ
ジョアンナ・スカンラン
モーフィド・クラーク
マーク・ゲイティス

(ドラキュラ以外の役柄は今の時点では詳しくは分かりません)




↑ 前髪!(笑)


(via Radiotimes,Metro,Daily Post & etc.)


以前も書きました様に 舞台はヴィクトリア朝のロンドンになっている様です。

↓ Official trailerはこちら
https://youtu.be/IC9TjMNqPEo

何だかかなり怖そうですよ。
怖そうだけど、何たってモファティスですからこれまでとは一味違うドラキュラとにしてくれているの
ではないかと期待してしまいますね。
観てみたいですわ。

このドラマは各エピソード90分の3話構成。

英国内ではBBC One にて放送、海外はNetflixで配信となる様です。
で、
現時点では未だ放送日は未定ですが、年末又は来年早々かと言われています。
日本では何時観られるんでしょうね。

関連過去記事は、
※ ”ドラキュラ”と云えば・・・・
※ BBC版 『Dracula』 2019


ドラマ化された英国ミステリ小説 : その(3)

2019-11-21 | ドラマ化された英国ミステリ小説
『ヴェラ~信念の女警部~』 ”Vera” 

ITV 2011年5月~2019年1月
S1~S9 各4エピソード

本国では今年(2019年)最新のシーズン9が放送されています。

スコットランドに近い北東イングランドが舞台。 
ヒロインのヴェラ・スタンホープは粘り強く事件に全力を注ぐベテラン警部。
捜査にのめり込むあまり部下に辛辣な言葉を投げたり、周囲の反感を買ったりします。
又、部下のプライベートに影響を与える事もあるが、それは事件解決に全力を注ぐ余りの事です
が、時に部署内はギクシャクした雰囲気になる事も。 そんなヴェラが情熱を傾ける捜査ですが
同時に事件の裏に隠された人間の機微、哀しみや憎しみを読み取る彼女の人物造詣が魅力の1つ
になっていますね。
孤独なプライベート、家族の愛情を知らずに育ったせいか 優しさや愛情を表現するのに不器用
になっている様に思えます。 どうも子供と病院が苦手の様です。

出演は、
ヴェラ・スタンホープ警部 : ブレンダ・ブレシン
ジョー・アッシュワーズ : デヴィッド・レオン(S1~S4)
エイデン・ヒーリー : ケニー・ダウティー(S5~)
ケニー・ロックハート : ジョン・モリソン






ヴェラを演じているブレンダ・ブレシンはOBE(大英帝国勲位)の称号を持ち 数々の受賞歴を誇
る英国の名優です。
今年73歳になられるそうです。 (ヴェラの年齢設定は50代でしょうか?)
過去の出演作では、2007年の”Atonement”「つぐない」の母親役がとても印象に残っていますね。

ヒゲずらのイケメンさんである相棒ジョーが交代になり残念でした。
ジョーとの関係はとても興味深く、時に口争いをしながらも親子の様でもあり、ヴェラもジョーをと
ても買っていました。 ただ、ジョーの私生活が色々複雑でもあった為妻には姑の感じられたせい
かかなり疎まれていたようです。 ”ムッソリーニさん”なんて子供達からも云われてましたっけね。
ジョーと2人でアイスクリームを分けあったり、ヴェラが病院に検診に行った時には子供の様に怯え
ていたヴェラに付き添ったり、珍しくヴェラがジョーを夕食にお招きして得意気に披露したのがサラ
ダだけだったとか・・・・。色々と興味ある2人の関係でした。
二代目のエイデンもイケメンさんなんですが、何となく未だ慣れませんでして。

女性の部下との軋轢や、何となくうまくいかないケニーとの関係も次第に分かり合えて来ているのかな?
という感じ。

兎に角、ブレンダさんの迫真の演技と共に 日本タイトルにある”信念の女警部”そのままに随所に
描かれる人間ドラマとして、ミステリとしても最後まで目が離せないドラマになっていると思います。
又イングランド北部の美しい海岸線、起伏の激しい田園地帯といった背景が見事に調和した本格ミス
テリドラマですね。

原作は、
アン・クリーヴスの”Vera Stanhope” 
シリーズは8冊(多分?)出版されている様なのですが、何故か1作も翻訳出版されていないんですね。
手あたり次第読む癖に何故この作品の原作を読んでいなかったのか???と思ったらやはりそう言う
事だった訳で・・・(なら原書読む?いやいや気力ないですから)

1作目 : ”The Crow Traps” ~ 8作目 ”The Seagull”


又、アン・クリーヴスはシェトランドシリーズの『大鴉の啼く冬』ではゴールド・ダガー賞を受賞して
います。
(尚、シェトランドシリーズもドラマ化されていますので、これは追って又)

そして、ITVは既にシーズン10の製作も発表しています(2020年放送予定)
人気の程が分かりますね。 ブレンダさん頑張ります。

AXNミステリーチャンネルでは、シーズン3の再放送開始になります。
11月22日(金)20:00~

↓ 公式ページはこちら
https://www.mystery.co.jp/programs/vera

因みに、残念ながら日本版DVDは発売されていない様です。






『刑事モース~オックスフォード事件簿』S7 :Behind the Scenes

2019-11-17 |  ∟新米刑事モース/主任警部モース
“ENDEAVOUR” Season 7


以前ご紹介しました様に、8月からシーズン7の撮影も開始され 既に後半に差し掛かっている
のではないかと思われます。
オックスフォードでの野外撮影には多くの熱心なファンが待機している様で、次々と画像が投
稿されていますね。

これも何度か書いていますが、過去の例から考えると、S7の英国放送は2020年の1月後半か2月
始めになるのでは?と思われます。が・・・、ワタクシ共が日本で観られるのは何時になるや
ら(字幕版で←恒例のフレーズ) 
それよりも、シーズン5の字幕版放送は何時になるんだろう???? 早くお願いしたいんです
けど。

そんな訳で(どんな訳?)、モース・ブランクを埋める為 ファンの方々投稿の画像を拝借い
たしましてシーズン7の撮影中の画像で色々と想像しつつあります。 




ドロシア・フラジル役のアビゲイル・ソウとのショットは感慨深いものがあります。
オリジナルモースを演じた父親のジョン・ソウの姿を重ねて思い返してしまいます。
父親が演じ続けたモースの若き日を演じるショーン君をどの様な思いで見ているんでしょうね。

そう言えば、モースとドロシアが最初に会うシーンで、
ドロシアがモースに「以前何処かでお会いしなかったかしら」といった時、モースは初めてだ
と言っていたのですが、それに対してドロシアが「それじゃ思い違いかしら?(別の世界 ”another
world”でのことだったかしら?)」みたいなセリフがありました(物凄くうろ覚えで、”そんな感
じ”と思って下さい) そのセリフを聞いた時、感慨深く ジーンとしたもんです。

話が逸れますが、
先日又々『ルイス警部』の再放送を観ていたら(ひつこい!)、ミセス・サースデイ(キャロラ
イン・オニール)とアビゲイルさんが一緒に出演していましたね。 すっかり忘却の彼方で忘れ
ていましたので、ようやく気付きました。
もう何と言うか”コリン・デクスター・ファミリー”(勝手に命名)の様です。

作中とは全く印象の異なるロジャー・アラムとのツーショットは本当に素敵です。






どのショットを見てもキャスト、スタッフとの息が合っていて、チームワークの良さや和気あいあい
の雰囲気を感じます。








(via Endeveavourland, Shaun Evans Only & etc.)

色々見ていて感じるのは、ショーン君が本当に良いお顔になって来ましたね。
”良いお顔”というのは、決してイケメンとか二枚目という意味ではなく、何と言いましょうか
もっと若い頃と違って、自信に溢れた余裕というのでしょうか。

随分前の作品ですが、良い演技をする人だなぁとは思っていたものの 何となく記憶に残って
いなかったのですが(ゴメンナサイね)改めて過去の作品を振り返ってみると違いが良く分か
ります。

2007年 「ジョージ・ジェントリー」のパイロット版 E1の ”Gently Go Man”出演時
(以前書きましたが)


2011年の”Wreckers”「ミスティック・アイズ」

(尤も、この場合はベネディクトばかり見ていたせいもあり・・・・)

今回は画像満載になってしまいましたが、順次内容に関する情報も出てくると思います。
ので、又追って追加していきます。

そう言えば、
AXNミステリーチャンネルにて、再び「主任警部モース」の再放送が始まっています。
再放送の度に見逃したり、なかなか全編続けて観られないのですが、久し振りの再放送ですから
懐かしく、出来る限り観ようと思ている所です。



↓ 公式ページはこちら
https://www.mystery.co.jp/programs/morse





ドラマ化された英国ミステリ小説 : その(2)

2019-11-13 | ドラマ化された英国ミステリ小説
『フロスト警部』 ”A Touch of Frost”

英国ITV製作 15シーズン(全42話)
1992年12月初放送から、2010年4月迄放送されたシリーズ

出演は、
ジャック・フロスト警部 : デイヴィッド・ジェイソン
マレット警視 : ブルース・アレキサンダー




英国ITVで17年間高視聴率を獲得し続けた大人気シリーズ。
フロスト警部を演じるデヴィッド・ジェイスン(Sir David Jason)はナイトの称号を持ち、フロストを演
じ続けたが高齢を理由に引退を表明し(2010年時点で満70歳)惜しまれつつ幕を閉じました。

ドラマのフロスト警部は原作とは少し異なり、何となくお茶目だったり、時に可愛らしかったり、人の好
さを感じさせるキャラクターになっています。
(外見”スーパーマリオ”だし)
しかし、型破りな捜査で数々の難事件を解決し、時に人間臭いキャラクターで惹きつけられます。

原作は、
R.D.ウィングフィールドの小説『フロスト警部』 シリーズ
翻訳本は創元社推理文庫から出版されています。

↑ 原作で受けるフロストのイメージはこんな感じなんでしょうね

『クリスマスのフロスト』”Frost at Christmas”
『フロスト日和』””A Touch of Frost”
『夜のフロスト』”Night Frost”
『フロスト気質』上、下”Hard Frost”
『冬のフロスト』上、下”Winter Frost”
『フロスト始末』”A Killing Frost”

原作のフロストはロンドン郊外の架空の田舎町デントン警察の警部。
40代後半、服装はだらしなく、薄汚れたレインコート、プレスしていないズボンが定番スタイル。
下品な行動、ジョーク、事務処理は苦手、上司へもたてつくと等々の欠点はあるものの、型破りな行動力、捜
査で数々の難事件を解決している。
何処か憎めない人間的なキャラクターの持ち主です。
英国版「刑事コロンボ」とも言われています。

原作のキャラクターとは大分異なるTVドラマ版では、フロストの年齢も上がっているし、言葉遣いの粗さや下
品さは差し引かれアクの強さはマイルドになっているし、ストーリー展開も異なる部分も多々ありながら、こ
の作品に関してはドラマ版はドラマ版としての良さがあり、多分それはデヴィッド・ジェイスンによるものな
のでしょう。
英国らしい雰囲気を漂わせ惹きつけられる作品になっていると感じます。
長い間高視聴率を獲得し続けたと言われる人気シリーズです。

原作を読んだのはもうかなり昔の事とて、かなり霧の彼方です。
最近になってボチボチと一冊ずつ読み直し再開しているところです。

又、
ドラマに関しては、AXNミステリーチャンネルでは時々再放送をしていたのですが、何と言うタイミング!
丁度12月に久し振りの再放送が始まる様です。

12月20日(金)16:00~

↓ 番組公式ページはこちら
https://www.mystery.co.jp/programs/frost

日本版DVDも発売されています







12月初放送英国ドラマ:追加補足

2019-11-10 | 海外ドラマ
10月15日付でこちらに書いた記事の追加情報です

※ 「ホワイト・ドラゴン」”STRANGERS/White Dragon”

2018年ITV 8エピソード

先日「12月放送予定」でお知らせした時は放送日が未定でした。
ようやく放送日が告知されました。

AXNミステリーにて、
12月14日(土) 4:00pm ~ : 字幕版

↓ 番組公式ページはこちら
https://www.mystery.co.jp/programs/white_dragon

↓ official trailerはこちら
https://youtu.be/rOiP_ZeLwq0

※ 「テンプル駅地下診療所のDr.ミルトン」”Temple”

2019年 ITV製作 全8エピソード

このドラマもタイトルだけは告知あって気になっていたドラマなのですが詳細が良く分からなかっ
た為前回の記事には入れられなかった作品です。

ノルウェイで大ヒットしたドラマを英国ITVがリメイクした医療サスペンス作品とのこと。
本国で2019年9月13日に初回初放送されたばかりの作品です。 

ようやく概略と放送日が告知されました。
12月21日(土)4:00pm~:字幕版
尚、
12月1日(日)~12/20日(金)迄は AXNミステリーオンデマンドにて第一話~第三話迄先行放送され
るとの事です。

出演、
ダニエル・ミルトン:マーク・ストロング
ダニエル・メイズ:リー・シモンズ
カリス・ファン・ハウテン:アナ・ウィレムズ


概略は、
主人公の医師ミルトンは、不治の病におかされた妻を救うため、元患者のリーからテンプル駅の地下
に秘密の診療所を作るという提案を引き受ける。その秘密の診療所では、ミルトンの妻だけでなく、
普通の病院には行くことができない“ワケあり”の患者たちが訪れ、ミルトンとリーがバディを組み
救うことに。そんなある日、強盗を犯してしまったリーの友人が瀕死の状態で運ばれてくる。
ミルトンの愛妻を救うというメインのストーリーラインに加え、様々な“ワケあり”患者との展開が
描かれる異色の“アンダーグラウンド”な医療サスペンス。
(番組公式案内より)

このドラマは、内容に加え、主演のマーク・ストロングが注目でして、



ミルトン医師を演じるマーク・ストロングはロバート・ダウニー・Jr版の「シャーロック・ホームズ」
での出演がとても印象的でした。 その後「裏切りのサーカス」、「イミテーション・ゲーム」、「キ
ングスマン」その他に出演。
公開予定の「1917」にも出演しています。
因みに、「シャザム」は未だ観ていないんですが・・・。
一見強面なのですが 何とも言えない独特の存在感で良い味を出している俳優さんで、かなりのお気に
入りです。
そんな訳で、このドラマも非常に楽しみにしております。

↓ 番組公式ページはこちら
https://www.mystery.co.jp/programs/dr_milton




『アメリカン・ゴッズ』 S1放送開始

2019-11-08 | 海外ドラマ
”American Gods”

2017年4月 米Starz初放送
全8エピソード

友さんから情報頂かなければ見逃すところでした。

「アメリカン・ゴッズ」がAXNチャンネルで放送開始になるそうです。(Amazon Primeでは既に配
信になっていたようですが)

11月24日(日)00:00~ です。

深夜帯ですが、多分ODでも放送されるのでは?と思うのですが。

原作はニール・ゲイマンの同名小説。
「グッド・オーメンズ」等の作者であるニール・ゲイマンが総指揮も兼ねているこのドラマは、英米
メディアで大絶賛され「2017年に見るべきドラマの1つ」に挙げられ、”Rotten tomatoes”でも94%の
高評価を獲得したとの事。
S2も2019年3月から放送され、既にS3の製作も決定しているそうです。

今回AXNで放送開始のS1(8エピソード)は、
E1 : ”The Bone Orchard” 「墓場」
E2 : ”The Secret of Spoons” 「スプーンの秘密」
E3 : ”Head Full of Snow” 「幻覚」
E4 : ”Gift Gone” 「去りしもの」
E5 : ”Lemon Scented You” 「拉致」
E6 : ”A Murder of Gods” 「神々の殺人」
E7 : ”A Prayer of Mad Sweeney” 「マッド・スウィーニーへの祈り」
E8 : ”Come to Jesus” 「決戦前夜」
となっています。

出演は、
リッキー・ウィットル
イアン・マックシェーン
ピーター・ストーメア
エミリー・ブラウニング
その他に加え、
ジリアン・アンダーソン(”Xファイル”や”ステラ・ギブソン”その他多くの作品に出演)

概略は:
諸民族が渡ってきたアメリカには、その奉じたギリシャ神話、北欧神話、スラブ神話、アフリカ神話な
どの古き神々も住み、現代社会で人間的な生活を送る。だが現代の様々な側面を象徴する新しき神々が
生まれ、古き神々に戦いを挑む。主人公は刑務所から出てきたばかりの普通の男シャドウ・ムーンである。
シャドウは不思議な男に雇われ、やがて自分が古き神々の味方となって、新しき神々に対抗する運動に
巻き込まれていることを知る。
(番組案内から)
シャドウ・ムーンが出会う不思議な男ミスター・ウェンズディーが ”オーディン” だそう。



世界各国の古代からの神々と現代の神々との戦いを描くSF+サスペンス+ファンタジーの感じでしょうか。

↓ AXN公式ページはこちら
https://www.axn.co.jp/programs/american_gods

「グッド・オーメンズ」のTVドラマで世界的な大反響を得たニール・ゲイマンの世界です。

原作翻訳本は、
「アメリカン・ゴッズ」上&下ー2009/3/1 KADOKAWA

ニール・ゲイマン(著)、金原瑞人、野沢佳織(翻訳)

「グッド・オーメンズ」は放送前に読みましたし、他に「アナンシの血脈」も読んでいたのですが、
この作品は未だ読んでいませんでした。
これを機会に挑戦しましょうか。
以前同じくニール・ゲイマンの”神様系”である「物語北欧神話」を読み始めたのですが、余りにも
神様が沢山登場するので名前がゴチャゴチャになり 途中脱落したのですが・・・・。

兎に角ドラマが楽しみです。
視聴後の感想が書ければ良いんですけど。




ドラマ化された英国ミステリ小説 : その(1)

2019-11-04 | ドラマ化された英国ミステリ小説
"The Inspector Linley Mysteries"



昔からミステリが好きで あれこれ読んでいたのですが、特に英国ミステリが好みでして これまで
もあれこれ書いて居りました。
基本的には原作小説を読んだ後にドラマを観る、というのが好みでした。
ただ、その場合は登場人物に関して自分なりのイメージを固めてしまうので ドラマ化された場合の
ギャップを感じる事も多々ある訳ですが、ドラマの良さも別にありますね。
気に入った作品は、原作を読む→ ドラマを観る → 原作を再読する といったひつこい流れにな
ります。

英国ミステリと言えば、先ず思い浮かべるのは コナン・ドイル(シャーロック・ホームズ)、アガサ・
クリスティー(エルキュール・ポアロ&ジェーン・マープル)ですが、それらの作品はこれまでも何
度か取り上げていますし、別格としまして、今回はその他個人的に好きだった作品を取り上げてみよ
うと思います。

英国ミステリ(ドラマ)を集中的に観始めたのは約15年程前にCSを契約して以来という事になるでしょ
うか。
 
そんな訳でかなり前の話に遡りますが、
先ずは、

『リンリ―警部捜査ファイル』”The Inspector Lynley Mysteries”

このTVシリーズはBBCにて 2001年~2008年までS6迄全24エピソード放送されました。

日本ではAXNミステリーで10数年前の放送を観ておりました。

出演は、
トーマス・リンリ―警部 : ナサニエル・パーカー
バーバラ・ヘイバース巡査部長 : シャロン・スモール
ヘレン・クライド(リンリ―) : レスリー・ヴィッカージ


アシャートン伯爵の称号を持つ貴族で スコットランド・ヤードの警部トマス・リンリ―と労働者階級
の出身で勝気なバーバラ・ヘイワース。育った環境も性格も全く異なる2人が難事件を解決しながらお
互いを理解していく姿を描いています。

原作は、
アメリカの女流作家エリザベス・ジョージによる「リンリ―警部」”Inspector Thomas Lynley”
1988年の「大いなる救い」(後に「そしてボビーは死んだ」で改訂版再販)”A Great Deliverance”
をはじめとして全17作品あります。

この原作は大好きで15年以上前に読み始め、出版されている全作を読みました。
随分前の事ですので朧げですが(得意のフレーズ)。
なので、ドラマ化されて放送されているのを知って嬉しかったですわ。

リンリ―警部はイートン校、オックスフォード大学を卒業し、伯爵の称号を持ちながらスコットランド
ヤードで優秀な警察官として勤務しています。
ブロンド、茶色の瞳、すらりとした背の高い、そしてギリシャ彫刻の様な二枚目で 女性との噂も絶え
ない。 ベルグレーヴィアに住まい、サビルロー仕立てのスーツを着こなし、ベントレーに乗るといっ
た絵にかいたようなゴージャスな警察官なのです。

一方バーバラは容姿にも恵まれず、貧しい家庭には息子を亡くして以来精神を病んだ母親と問題を抱え
る父親と生活している。
そんなバーバラは自分とはあまりにもかけ離れた生まれ育ちのリンリ―に対してやっかみや反感を持っ
ていてに捜査しながらもギクシャクした関係を感じながらも共に捜査にあたります。

リンリ―自身ものほほんとしたお坊ちゃまの外見からは窺われない家族との確執や後に妻となるヘレン
との関係等複雑な人間関係の悩を抱えている。
等々事件と共にそれぞれの人間関係を描いたサイドストーリーが語られています。
テーマは少々重かったりもした記憶がありますが、でも英国らしい作品でした。

ただ、前述した様に、このドラマ版でのナサニエル・パーカーが原作でのリンリ―警部とかなりイメー
ジが違っていて、外見が全く異なりましたので暫らく戸惑いました。
個人的には、今で言えば、トム・ヒドルストンとかダン・スティーブンスがイメージかしら?
(ちょっと贅沢ですね)
でも、ナサニエル・パーカー素敵なんですよ。 エレガントだし、伯爵さまの雰囲気を持つ俳優さん
なんでしょう。
確か「ルイス警部」でも伯爵だか公爵だか(いい加減)の役でゲスト出演していましたもんね。

バーバラ・ヘイバースは個性的なルックスですが原作より美人さんです。
レディー・ヘレンもかなりイメージが違っていて、なんだかなぁ・・・・”華”がない・・と思った
ものです。

楽しみにTV放送を観ていたのですが、残念ながら全シリーズは放送されなかったと思います。
で、仕方ないのでDVDを探したのですが、これ又残念な事に日本版は出ていません。

PAL版(region 2) のみですが、S1~S6のセットで発売されています。


何処かで再放送してくれるのを待つ事にしましょう。
(又はリメイク期待です)



ベン・バーンズ 新作情報

2019-11-01 | 海外ドラマ
いきなりですが、ベン・バーンズ特集です。



ベン・バーンズ?誰?と思う方も多いかと思います。
カスピアン王子ですよ。と言っても、それでも誰?になるかもですね。
熱烈なファンは別として、そんな感想かも知れません。

で、
今更ですが・・・。
ベン・バーンズ(Benjamin Thomas Barnes)は1981年8月20日生まれのイギリスの俳優です。

個人的には「ナルニア国物語」のカスピアン王子で初にお目に掛かりました。


もう殆んどファンタジーの王子様そのままの美形が気になりつつ(美形大好物です)、その後すっ
かり忘却の彼方になり、そんな訳でその後の状況は追って居りませんでしたよ。(美形大好物の
癖に)

ところが、何故かこの所アチコチで情報が出ていて、気になり始めました。
取りあえず、新作情報です。

※ その1:
”Gold Digger” BBC One

2019年製作 ミニ・シリーズ(6エピソード)

出演は、
ベン・バーンズ : ベンジャミン・ゴールディング
ジュリア・オーモンド : ジュリア・デイ

過去が不明な36歳のコピーライターが60歳という年上のジュリアと関係を持つようになり、2人
の関係がジュリアの家族に影響を及ぼし始め、ベンジャミンが金目当てでジュリアと交際してい
るのではないかと 彼女の家族が調査し始める。同時に彼女の一家の秘密も明かされていく・・・
といったストーリーの様です。

因みに、”gold digger” というのは、”金採掘者” 又は”金目当てに女性又は男性に近づく人”
(玉の輿を狙う女性又は逆玉を狙う男性の事を云います)



サスペンスになるんでしょうか? 興味ありますね。
具体的な放送日は未発表です。(日本で放送あるかどうか・・・)

※ その2:
”Shadow and Bone” Netflix TV シリーズ


原作はリー・バーデュゴのファンタジー小説「Shadow and Bone」の三部作で、概略は「グリシャ」
と呼ばれる異世界を舞台に少女アリーナが眠れる力を目覚めさせ 王国を救うための魔法使いと
して働く様になる・・・という感じの小説の様です。

ベン・バーンズはその中でジェネラル キリガンという役を演じるとの事。

この原作は読んだ事が無かったので チョット調べて見ましたら翻訳本が出ていました。

早川書房出版で、
「太陽の召喚者 (魔法師グリーシャの騎士団1)」
「魔獣の召喚者 (魔法師グリーシャの騎士団)」
「白光の召喚者 (魔法師グリーシャの騎士団)」
となっています。

読んでみようかとも思ったのですが、なにしろこの表紙ですもん・・・・


おッ恥ずかしくて手に取るのも躊躇しますわ。

それにしても、常に感じていた事なのですが、何故日本版はどの作品の表紙も子供っぽいんでしょう。
まぁ、この作品は少年少女向けでもあるせいなのかもしれませんが、他の文庫本(普通のミステリ)
も最近は殆んどこんな感じのイラストになっている様に感じます。何故かなぁ。
↓ 原作本はこんな風なんですけど。


それは兎も角、このドラマも個人的には興味あり、デス。
まだ第一報なので放送日は未定。
それに加え、Netflixですから(未契約です)何時、どういう媒体で観られるか…の方が気になります。

新作のTVシリーズ情報を見ていたら、過去作品も色々出て来まして 結構色々出演していましたね(今更?)

そんな中、特に注目したのは映画「ドリアン・グレイ」”Dorian Gray”



これは、2009年初公開された作品だそうですが、全く知りませんでした。
原作は言わずもがなですが、オスカー・ワイルドの「ドリアン・グレーの肖像」
何故か日本では劇場公開されずDVDスルーされた作品だそうです。 だから余計に分からなかったのかも。

でも、この作品凄いんですよ、
ベン・バーンズの他に、コリン・ファース、レベッカ・ホール、エミリア・フォックス、フィオナ・ショウ

こんなに素晴らしい豪華な出演者なのに・・・。 何と勿体ないこと!

その昔原作は読みました。 美貌のドリアン・グレイ、ベン・バーンズにドンピシャの役ではありませんか。
どこかの媒体で配信していないか調査中。

↓ DVDはこちらです


そう言えば、
「バットマン」の候補にも名前が挙がっていた様だし、「ドクター・フー」次の候補にも(これは
ファンの希望的予測候補)