The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

やっぱり英国ミステリー (3) : ”The Game" 等

2015-07-29 | 海外ドラマ
- やっぱり英国ミステリー (3) : ”The Game” 等-




AXNミステリーでは ”終戦70年特集”と銘打って 英国からみた第二次世界大戦特集
として 「刑事フォイル」を始めとして関連ドキュメンタリー、ドラマ等を放映する
様です。
「刑事フォイル」に関しては、先日チョットだけ触れたのですが開戦から冷戦まで
時系列にそって「刑事フォイルセレクション」として再放送されるとの事、又関連
ドキュメンタリーには”D-Day”、”ニュルンベルグ裁判”(これには リンリ―警部を
演じていたナサニエル・パーカーが出演している模様)、その他ドラマの中には 
”The Game"も勿論含まれていますね。
「刑事フォイル」は見逃しているエピソード、忘れているエピソードが沢山あるので
本当に良い機会ですので楽しみにしています。
”D-Day”と言えば、去年の”D-Day” 記念ラジオ特別番組ではベネディクトが当時の
ニュース原稿を読んでいましたっけ。 あーぁ1年経つのが早い事!



そんな訳で、今回は ”The Game" についてチョットだけですが触れてみます。 



製作総指揮:ファース・ペンフォール、ハーレイ・ソロモン、トビー・ウィットハウス
監督:ニオール・マコーミック
脚本・企画:トビー・ウィットハウス
制作は2014年 シリーズ1は全6エピソード構成です。




1970年代の米ソ冷戦中 ソ連のKGBとMI‐5の戦いを描いたスタイリシュなスパイドラマが
コンセプトですね。
丁度TTSSと同じ時代設定、雰囲気も似ています。

ストーリー基本は KGB幹部が英国への亡命と引き換えに明かした極秘情報「ガラス作戦」とは
何か・・・この情報の全貌を暴くためにMI‐5の長官通称 ”ダディー”が編成したチームの戦い
と、もう一つジョー・ラムの復讐の物語と2つの筋があるドラマです。
同時に、チーム内にスパイ(もぐら)が居るのではないかとの疑惑もあり(これもTTSSと同じです)
複雑な要素を含んでいる様なのでジックリ観なくては把握出来ないかも知れないストーリー展開に
なりそうです。
「人間の感情と社会問題を描 いた意欲的な作品だ」と評されているのも分かる様な気がします。
実はTTSSも最初観た時は良く理解出来ず 2回目位でやっと把握出来た経緯があるので(汗)、
今回も心して観なくてはと思っています。


今の所2エピソードだけ視聴しましたが、最初からハードな展開で息を飲んで目が離せなくなり
ました。
画面のトーンも落として冷たい美しさを感じます。



ジョーを演じるトム・ヒューズは 英国北部チェスター出身 1986年生まれの29歳。前評判通り
正に”美形”ですね。 常に”美形”に弱い私としても認めるところではありますが、個人的に好み
かどうかは未だ未知数です。 ただ、客観的に見ても 高い頬骨、ダークな画面からも見える
サファイア色(と見える)の瞳、モデルをしていた事もあるそうで クールでスタイリッシュな
外見は「第二のカンバーバッチ」と宣伝されている様に これから大ブレークを予感させられる
人材なのかも知れません。
ローレンス・フォックスと同じRADA(王立演劇学校)の出身で 以前 ”Silk” にも出演して
いたそうですが、AXNミステリーでも放映していたのは知っているのですが、生憎観る機会は
ありませんでした。
「北部英国男子期待の大型新人出現」と評されています。
ジョーを演じる際は殆ど表情を変えず(殆ど瞬きさえしていない様に感じる)冷酷で非情にさえ
見えるキャラクターを演じています。



出演者は、

Joe Lambe(ジョー・ラム) = Tom Hughes(トム・ヒューズ)

主人公のジョーはかつてポーランドで恋人のユリアを目の前で殺害されて以来復讐を果たす事
を心に秘めながらチームの一員として行動してはいるが、得体の知れない雰囲気がある。
相手の真意を 見破ることを得意としているが、謎めいた過去を持ち 心の闇を感じさせる 
本心が計り知れないキャラクターです。


Daddy(ダディー) = Brian Cox (ブライアン・コックス)

絶対的な権力を持つカリスマ的存在であるMI‐5の長官で本名は不明。 
ジョーを信頼し任務を与えてはいるが 何か裏がありそうな気配も・・・


Sarah Montag (サラ・モンタグ)=Victoria Hamilton (ヴィクトリア・ハミルトン)

MI5の情報部員の責任者。 この時代に女性でこのポジションは珍しいと言われるが非常に
アグレッシブな女性です。


Alan Montag(アラン・モンタグ) = Jonathan Aris (ジョナサン・アリス)

サラの夫で盗聴専門の技術者。 妻のキャリアと自分の立場を比較し常に 
コンプレックスを感じている。
(シャーロックS3のアンダーソンの時と同じ”髭ずら”で出演していますが シャーロック
の時に比べ当然ながらかなりシリアスな演技です)。


DC Jim Fenchurch(ジム・フェンチャーチ)=Shaun Dooley (ショーン・ドゥーリー)

警察から派遣されて捜査に参加している。
始めはMI5の捜査に懐疑的であったが、次第に理解する様になる。


Bobby Waterhouse (ボビー・ウォーターハウス)=Paul Ritter(ポール・リッター)

MI5の中で自分の立場に不満を持つ上昇志向の独身中年男性。
強力な支配力を持つ母親に頭を悩ませている。

その他素晴らしい 良い俳優さん達が揃っている様で作品に深みが出ています。

この後の展開が楽しみです。
S2の噂も出ている様です。



~ ~ ~ ~ ~  ~ ~ ~ ~





それから、これも先日来何度か書いていたのですが、どうなるかヤキモキしていた
”Dr. Who” テナント版が8月ODで放映されるようです。
S1 & 2(S4に再登場するらしい?)にはローズも引き続き出演して筈ですし、これ
も楽しみ!
「ルイス警部」、「The Game 」、「ドクター・フー」 etc. 8月は色々楽しみな番組が
続き忙しくなりそうです。


他の作品リストアップも残っていますので、又続けます。




やっぱり英国ミステリー (2)

2015-07-25 | 海外ドラマ
- やっぱり英国ミステリー (2) -


連日の暑さで思うように書き進められません。


前回に続き2回目です。


「リンリ―警部」 ”Inspector Thomas Lynley Misteries”

随分前の事になりますがエリザベス・ジョージの原作シリーズが好きでずっと読み続けて
いたところ、ドラマ化され日本でも放映されるのを知り期待と共に観ていました。
(放映は数年前になります)
アシャートン伯爵家の第8代当主であり オックスフォード大学卒である超エリート
トマス・リンリ―警部と労働者階級出身の相棒バーバラ・ヘイヴァースのコンビは始め
から波乱を予想されるのです。
リンリ―警部を演じるのはナサニエル・パーカー。気品のある素敵な俳優さんなのですが、
・・・・私個人的には原作を読んで自分勝手にイメージを作ってしまっていたせいか、
ンーんちょっと違うんだ・・・いや、でも素敵なんですよ。
リンリ―警部は優秀であるのに伯爵と言う肩書きがある為周囲からは特別な目で見られ、
特にヘイヴァース(シャロン・スモール)はを何かにつけて偏見、反感を露わに接します。 
傍から見ればこの上なく恵まれた環境にあるリンリ―自身も恋人(後に妻になる)女性との
葛藤、家族内での問題を抱えつつ事件に臨みます。
ヘイヴァース自身も母親の介護やら生活の苦労もある為益々自分とは全く異なる生まれ育ち
のリンリ―警部に対する謂れなき偏見とも思える態度は時にイライラさせられたりしますが、
回を重ねるごとに次第にリンリ―に対する態度も変化していきます。
後半のエピソードは原作には無いオリジナルの様ですが、兎に角質の高いジックリ観る価
値のある作品でした。
ナサニエル・パーカーは「ルイス警部」でも伯爵だったか、公爵だったかの役で出演して
いました(貴族の雰囲気を持っているのかしら)。
最近他の作品でもチラチラ見かけます。
改めて観なおしたいと思うのですが、再放送の予定もなさそうなので そうなるとやはり
DVDしかないかしら・・・・



「孤高の刑事ジョージ・ジェントリー」”Inspector George Gently”

時代設定が1960年代である為、、人種差別、警察の汚職、同性愛者を認めない、麻薬の万
延等現在とは色々違った生活環境、時代背景を元に描かれています。”孤高の”とタイトル
がある様に、何となく影を背負っている感のあるジェントリーは実は妻が殺されたと言う
過去を持ち心に痛みを抱えながら信念を曲げず事件と腐敗した警察組織に挑んでいきます。
相棒のバッカスは長髪で当時の「今どきのヤツ」って感じで(ビートルズ世代?)生意気
な態度や反抗的な態度で親子の様に歳の離れた警部とは対照的なタイプで突っ走りますが、
次第に結びつきが深くなりお互いに信頼し合う間柄になっていきます。
ジョージ・ジェントリーを演じるのはこのドラマのコンサルタント的な役割を果たしたと
言うマーティン・ショウ。 静かに抑えた演技で心の奥深い部分迄表現した演技は素晴ら
しいです。
ハラハラ、ドキドキでは無く 地味ではありますが骨太でジックリ観られるドラマだと
思います。


「ヴェラ 信念の女警部」 ”Vera”

原作は アン・クリーブスの「ヴェラ・スタンホープ」でドラマは現在S4迄放映中です。
北イングランドの暗い風景の中 事件解決の為には容赦なく部下にはっぱを掛け丹念な
捜査と人間味溢れる洞察力により事件解決に奔走する女性警部ヴェラが主人公です。
事件にのめり込む余り食事も構わず、自分の健康も二の次にのめり込んでしまうヴェラ
を親子程歳の離れた相棒のジョー・アシュワースが気に掛けます。
ヴェラを演じるはブレンダ・プレシンは迫力のある演技で被害者、加害者の人生を掘り
下げそれぞれの人生を浮き彫りにしていきます。

ヴェラは内面の心優しい性格にも拘らず、その優しさを素直に表せない不器用さもあり
子供の扱いに戸惑ったり 仕事にのめり込んでいる時とは違った人間味溢れる姿も魅力
的です。

ヴェラやジョーの個人的な内面にも触れ 兎に角中身が濃いって感じを受けます。
それにしてもジョーは大変です。
個人的にも妻との関係、子供の事等色々悩みが多いのに、ヴェラの心配もしなくては
ならないし・・・・
ヴェラが検査の為に病院に付き添って欲しいとジョーに頼んだり、結構頼りにしてい
る雰囲気もあり 微笑ましい場面もありました。

ブレンダ・プレシンは「つぐない」でJ・マカヴォイの母親も演じていましたね。
ジョーのデヴィッド・レオンは何時も髭ずらですがなかなかのイケメンさんです。
因みに役職は ヴェラがDCI(Detective Chief Inspector), ジョーがDS(Detective Sergeant)
となっています。




予定では今回もう少し書くつもりだったのですが 暑さと雑用の忙しさで撃沈しました。

他にも未だ残してしまった作品も多いので、又次回に続けます。




~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~



ところで、今回の内容にも準じるのですが 話題の ”The Game”観ました。
もし気力、体力、脳機能無事だったら近いうちに触れてみようと思います。




やっぱり英国ミステリー (1)

2015-07-20 | 海外ドラマ
- やっぱり英国ミステリー (1) -

暑中お見舞い申し上げます。
関東甲信地方は梅雨明けとなり これから夏本番となるのですが、もう既にバテ
バテでおまけに夏風邪を引き これからの暑さをどう乗り切れば良いのでしょうか・・・ 
皆さまもどうぞご自愛下さいね。

泣き言から始めましたが、これからが本題です。 

以前から何度もしつこく書いていますが、昔から英国ドラマ好きでありましたので
AXNミステリーチャンネルは私にとっては誠に有難いチャンネルです。

ミステリーの本家とは言いながらも 余りの数の多さに大忙しなのですが その中
でもやはり好みはありまして 何となく観る、結構熱心に観る、ジックリ観る、嵌
る等に別れ(自分勝手に分類する)それぞれ思い入れも違ってきます。


  
↑ 3巨頭です

ミス・マープル、ポアロ、グラナダ版シャーロック・ホームズ等大昔から何度となく
観ているし、それぞれ原作本も全て読破してはいるのですが、余りの数の多さで
脳内混乱状態でゴチャゴチャになっています。
これらの3作品は最早古典と言っても過言では無く殿堂入りなので今回は除きました。

勿論アメリカドラマの中でも好きで良く観ていたドラマも多いのですが、英国ドラマ
の作り方、深く掘り下げたストーリー作り、何より俳優さん達の基礎から学んでいる
演技力等々で落ち着いてジックリ観られる作品が多い事に感心させられます。

それにしても 「何とか警部」とか「刑事何とか」の多い事よ。
ごっちゃになっちゃいます(汗)

そこで、英国の警察ドラマでの階級呼び名に関して触れてみますが、入門編としては
下記の通りです。
Commissioner(警視総監)
Deputy Commissioner (警視総監補)
Commander (警視長)
Chief Suerintendent(警視正)
Superintendent(警視)
Chief Inspector(警部)
Inspector(警部補)
Sergeant(巡査部長)
Constable(巡査)
となって居ますが、「モース」や「ルイス」では
Detective Chief Inspector or Detective Inspector=DI (主任警部)
Detective Sergeant=DS(巡査部長又は部長刑事) 等とも呼ばれています。

そして上司を呼ぶときは肩書き、名前ではなく ほとんどの場合”Sir" (女性の
上司は ”Ma'am” )で呼んでいるので合理的と言うか簡単で良いですね。
アメリカドラマでは”Boss”とか名字或は肩書きで呼んでいる様な記憶があります。
余談ですが、初めて海外旅行をした時(20代でした)、ホテルで ”Yes, Ma'am”と
言われた時は 何だか凄くオバサン扱いされた様な気がしたものです。 せっかく
小娘にまで敬意を表してくれたのにねえ。



今回は今まで記憶に残って居る作品、好きな作品等自分の記憶を整理する意味も
含め思いつくままリストアップしてみました。

さて、前置きが長くなりましたが 以下ドラマ名(順不同全くランダム)です。

先ず

「オックスフォードミステリー・ルイス警部」 ”Inspector Lewes”

現在嵌っているこの作品は追って少し詳しく書いてみようと思っています。


「刑事フォイル」 ”Foyle’s War”

第二次世界大戦時のイギリス南部の街ヘイスティングスに赴任した警視正(”刑事”
というタイトルになっていますが、偉いんです)フォイルが戦時下の状況の元事件を
解決していく姿を描いています。
フォイルを演じるマイケル・キッチンの落ち着いた包容力溢れる姿が安心感を抱かせ
又女性でありながら運転手件時に助けにもなるサムが厳しい時代の中での息抜きとな
っています。
マイケル・キッチン素敵です! 良い歳の重ね方をしています。
現在再放送中ですが(あれ?もう終わったかしら?)、そうそう 以前も書きましたが
ローレンス・フォックスがハサウェイとは正反対の冷酷な殺人者として出演しています。
先日はティモシーパパもチョット出てましたね。
 

「主任警部モース」 ”Inspector Morse”

これも以前チョット書いたのですが、コリン・デクスター原作に基づいた作品で 1988年
から14年間続いた国民的人気ドラマです。
独身で中年の仕事熱心な主任警部で 思い込みが激しく直観的な推理を振り回します。
クラシック音楽とクロスワードが趣味で 一見教養深い趣味の持ち主の様ですが、女
性に弱く酒も好きで アンバランスとも思える性格がモースの人間性魅力を高めてい
ると思います。
地道な捜査活動を身上とする部下のルイス(この時は警部補)は迷惑する事も多いで
すがモースを信頼しています。
このシリーズは随分前に観ていて 最近まで再放送していましたが なかなかジック
リ観る時間が無くあまり詳細は覚えていません。 (いい加減!)
やはりスピンオフの「ルイス警部」の方がより好きですね。


「バーナビー警部」 ”Midsomer Murders”

1997年から続く長寿人気ドラマで81話で一応終了となっています。
架空の田舎町ミッドサマーで次々起きる事件をバーナビー警部と相棒(何代か代わっ
ています)が解決していくのですが、穏やかな雰囲気の田舎町での陰惨な事件もバー
ナビー警部の家庭人としての穏やかな風貌や町の景色に中和され何となくホンワリ
とした雰囲気に包まれてしまいます。
初代ジョン・ネトルズ バーナビーが引退後、従弟のジョン・バーナビーに引き継
がれ「もう一人のバーナビー警部」としてシリーズが続いています。


「刑事ヴァランダー」 ”Walander”

スウェーデンのミステリー作家ヘニング・マンケルのベストセラー小説「刑事クルト・
ヴァランダー・シリーズ」をケニス・ブラナー出演・製作総指揮でドラマ化した作品です。
スウェーデン最南部の農業地帯素コーネル地方にある港町イースタに住むヴァラダーは
妻とも別れ 一人娘とも、一人暮らしをする父親とも折り合いが良くない孤独な中年男
ではあるが 粘り強く事件に立ち向かっていく。
北欧ドラマは一種独特なカラーがあるのですが、本を読んでいる時も難点は名前が覚え
にくい(汗)。
それぞれの登場人物の心の奥底に隠された悩み、苦しみ等がジックリ描かれています。
ブロンドくるくヘアー(地毛のままらしい)で出演していたトム・ヒドルストンは 
”ロキ”とは全く違った北欧人ぽい雰囲気を出していました。

 
「ミステリーinパラダイス」 ”Death in Paradise”

これは拾い物(?)でした。
何気なく観ていたのですが、途中から ん? 面白いじゃございませんか!となり 
しっかり観る様になりました。
ロンドンからカリブ海のリゾート地セント・マリー島に赴任して来た典型的な英国人で
ある刑事リチャードが部下3人だけというオノレー署で捜査に情熱を傾け事件解決に奔
走する姿が描かれています。
のんびりした島の警察組織、捜査方法の違い、危機管理の相違等に戸惑いながら自分
のスタイルを崩すことなく紅茶をこよなく愛し、常にスーツと革靴姿、革のカバンを
持ち歩き捜査に立ち向かうリチャードの姿は思わずクスッと笑わされるポイントが
随所の織り込まれています。
融通の利かない頑固ではあるが真摯なリチャード推理に やがて部下たちも感銘を
受け次第に影響を受け成長して行くのですね。
事件解決の場面は関係者を集め1つ1つ謎を解いていく設定はお約束ではありますが
クリスティーの作品を彷彿とさせる鮮やかな謎解きが楽しめます。
リチャードを演じるベン・ミラーが熱演していたS3迄が好きだったのですが、E1で
いきなりいきなりリチャード死亡となり、新メンバーに交代というショック!
個人的にはベン・ミラーが良かったのに・・・・
因みに、シャーロックメンバーも良くゲスト出演していました。




まだまだ沢山有りますので 今回はこの位にして又続けます。





Benedict misc. (31)  : Hamlet関連情報

2015-07-15 | ハムレット関連
- Benedict misc. (31) : Hamlet関連情報 -



いや~本当に暑いです。
おまけに台風も近づいているそうで 色々困っちゃいますね。

そんな中、初めてのハムレット関連画像公開になりました。
相変わらず脳機能停滞している所でしたし 又お手軽画像陳列になってしまいます。














リハーサル風景の初公開画像ですが、これだけ見ると相変わらず時代背景は分かりません。
この点が凄く気になるのですが・・・・
いよいよ公演開始も迫って来たので これから順次情報も出て来ると思います。
それより Theatre Liveのスクリーニングですが 日本での予定が出ていないので
すが私の調べ方が悪いのかしら?




↓ こちらは昨日のPress Nightに向かう時の画像です。
 




少し落ち着いて中身のある事を書こうとかんがえていたのですが、取り急ぎ
凄い手抜きの画像ベタ貼りで申し訳ありません。















Benedict misc. (30) ウィンブルドン観戦

2015-07-13 | Benedict Cumberbatch関連
-Benedict misc. (30) : ウィンブルドン観戦 -


それにしてもお暑い事でございます。
今日の東京の気温は35度超えだそうで、室内でも30度以上になりました。
未だ暑さに慣れていないせいか既にバテています。
熱中症には気を付けなければ・・・・ですね。


閑話休題



久々にChrisitmas Special情報でテンションが上向いたせいか 久し振りに新着画
像陳列を致しました。
先日来ウィンブルドン観戦画像が出回っていましたが、ツーショット画像はパスして
居りましたが 今朝出回りました最終戦観戦の画像集を頂きました。
ティモシーパパとご一緒でスッキリしていたので(何か変ですね、これ)たまには
良いかしらとベタ貼りです。

それにしてもヘアースタイルかなりクルクルですね。
ハムレットの為なんでしょうか?




他の大勢のセレブとご一緒にロイヤルボックスでの観戦です。
因みに優勝は又もやジョコビッチでした(因みにじゃなくて、これが本題なんですけどね)。













ティモシーパパのシャツとタイ Cuteです。

余談ですが、先日「刑事フォイル」にティモシーパパちょっと出演していましたね。
危うく見逃すところでした。


ビヨン ボルグの後ろから又もやPhoto bombです。

ビヨン ボルグ 懐かしい~!(齢ばれる)
(source : ppq-1, londonfile & etc.)




Mr. Holmesの読後感想を書き始めていたのですが、なかなか捗りません。
ただでさえ纏め下手なのに この暑さで益々脳の機能が働きません。
























Sherlock Christmas Special (5)

2015-07-11 | SHERLOCK Spc. Setlock
- Sherlock : A first Look at the Sherlock Special -



一昨日の朝嬉しいギフトが公開されました。
皆さまいち早く公開なさっているので 後ろに控えて居ようかと思ったのですが
本当に久し振りにテンションが大幅に上がって嬉しかったので遅ればせながらですが
やはり記念に載せて置こうかと思います。

クリスマススペシャルの最初の公式画像です。


このコメントはStudy in Pinkでのシャーロックのセリフですね。 Nice touch ! です。

今年の一月末から掻き集めていたSetlockの画像集から想像していた時は一抹の不安が
あったのですが今回の画像を見るとやはり良いですね~!!
やはりこうでなくちゃ。
ヴィクトリア朝の雰囲気 ジョンはお髭も立派なワトソンしてるし、シャーロックは
すっかりグラナダ版ジェレミー・ホームズの雰囲気を踏襲している感じを受けました。

その後最初のTeaser Trailerが出て居まして、もう感激!
冒頭のシーンは構図、アングル共に全くグラナダ版そっくりで驚きました。
イントロのサウンドもグラナダ版を使っています。
オマージュを感じます。









↑ シャーロックのこのスーツはグラナダ版では決して見られないもので もしかして
  ビリー・ワイルダー版の雰囲気に近いのではないかと・・・・



ハドソンさんも ”ミスターホームズ ”、”ドクターワトソン ”と呼んでいます。 

だんだんワクワクしてきましたよ~~!!


こちらです

https://youtu.be/m1Asbi4APb0





↑ こちらのコメントに至ってはもう感涙・・・・



~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~



それから今年のSDCCに出席出来ないため、アンスコさん、御大、ベネディクトのビデオレターです。

こちらです

https://youtu.be/qRsGzksXCWE







随分久しく低空飛行で心寂しい日々を送っていましたが、やっと少しずつ光が見えて来た様な気がします。
又以前の様に純粋に楽しめる日が来るのを心待ちにしている今日この頃です。





Dr. Who S1 最終回

2015-07-08 |  ∟Doctor Who
-Dr. Who シリーズ1 最終回 -




以前書いたのですが、Dr. Whoのシリーズ1(エクルストン版)を初めて見る事が出来まして
一度1途中で止まってしまってどうなったのか心配したのですが やっと続きのエピソード
開始になり13話迄観終わりました。

本当はエピソード毎に感想を書こうかと思っていたのですが とてもとても追いつきませんし
手が回りませんでした(汗)

ですので、S1の最終回の概要と感想を少しだけ残して置きます。
平行してNew Generationのスミス・ドクターも観ているのですが、若いアクティブで
エキセントリックなスミス・ドクターも魅力的ではありますが、私個人的にはS1の
9代目エクルストン・ドクターが結構好きでしたね。(口癖は”Fantastic !” )
何故か1シリーズしかないのですが、人気もあり継続が望まれていたのに エクルストン自身
の希望で降板したそうです。 残念です。

表面は飄々として、シニカルな感じ、いい加減な振る舞いもあり 軽口を叩きながらもちょっとした
拍子に内面の孤独とか寂しさが垣間見える様な感じを受けました。
それにしても ”ドクター・フー”は侮れません。 (侮ってはいないんですけど)
荒唐無稽な設定をしている中で 押しつけがましくない人生訓とか戒めとか人間として何が大切か
等々さり気なく織り込んでいて 親世代にしてみれば安心して子供にも観せられるし、大人が観ても
充分感動させられたりする内容だと感じさせられ あれほど長い期間世界中で愛されている理由が
改めて良く分かります。

このシリーズでのコンパニオンであるローズは凄いですね。
回を重ねるごとに精神的に強くなり ドクターのサポート役としての立場が大きくなっています。
最終回では 膨大な数のダーレク軍団を引き連れたダーレク皇帝との対決で ダーレクを滅ぼせば
同時に全人類を巻き込み滅ぼしてしまう選択肢を迫られ、決断をしたドクターは騙してまでローズを
元の時代の地球へターディスと共に送り返します。
元の時代の地球に戻されたターディスの中ではドクターのホログラムが現れローズにより良い人生を
送るように(”Have a fantastic life !" )と語りますが それを見たローズは ドクターを救う為に
母親とボーイフレンドの協力を得て必死でターディスを動かす事に成功します。
その結果ドクターの元に戻るのですが その時ターディスの心を覗いてしまったローズはその影響で
自分の肉体が死んでしまう状況に陥ってしまいます。
ターディスは生き物なんですね。


↑ ターディスの心を覗いた為変容したローズ

それを知ったドクターが自分を犠牲にしてその力を吸い取り、結果自分の細胞を壊す事になってしまうんです。
そしてこの姿で会う事は無いと告げるドクターは 「君は素晴らしい ”You are fantastic !” 」と言い
姿を変えます。 再生しました!
ローズの目の前で姿を変えるんです。 ローズあまり驚かないんです。
いや、勿論驚くのですが、少なくとも腰を抜かしたり ひっくり返って驚く程ではないんです。 大物です。
そして、10代目テナント・ドクターに代わりました。
最初のセリフが 「ハロー、それで何処まで話したっけ?」 姿は変えて性格も変わるんですが、記憶は引き
継がれる事になっているんですね。
ローズのドクターを想う必死な行動やドクターの思いやらこの最後のあたりのシーンは殆ど感動もので
ウルウルしそうになりました。
何なんでしょう、こういう作品でも泣けるんですよ。

それにしてもダーレクは最後の1人(?)がローズのDNAを吸い取って人間らしい心を得て 心安らかに最後
を迎えさせて貰った筈なのに、別の次元では又復活したり異次元やら時空間の割れ目に落ちたりして何時でも
何処でも何度でも現れるんですね。


↑ ダーレクの皇帝
 
それからどの異次元でも現れる ”Bad Wolf"の言葉の正体も明らかにされました。
そうだったんですか~!

後半エピソードにはキャプテン・ジャック・ハークネスがずっと2人と行動を共にしてドクターを助ける事になります。
一度はダーレクに殺されるのですが、ローズのパワーで生還します。
男女を問わず直ぐに口説くキャプテンは この後続くスピンオフ「トーチウッド」のキャラ設定が出来上がっていますね。
尤もこの時点でのキャプテンは大分軽いですけど・・・・
ヌードシーンもありファンには嬉しいかも(私は余り・・・・アレなんですけど)

もう一点気付いたのは、ローズのボーイフレンドを演じている俳優さん(スミマセン名前までチェックしていませんが)
はSTIDで重い病気の娘を助けるためにカーンの血液を貰った技術将校(?)の若かりし頃でした。

ドクターの役割って何なんでしょう。
宇宙でただ一人生き残ったタイムロードとして 何百年も1人生き続け何故地球を守ろうとしているのでしょうか?
いろいろ考えると切なくなり、思わず昔流行った 「若者たち」と言う歌を思い出し
ました。 (古い!)

君の行く道は 果てしなく遠い
だのに 何故 歯を食いしばり
君は行くのか そんなにしてまで

いや、そういうドラマでは無いんです。
単純に楽しいドラマなんです。
ドクター・フーで結構感傷的になってしまった私は変なヤツで 精神状態がproblemなのかも知れません(汗)。


10代目テナント版は随分前に観ていたのであまり覚えていません。
この後引き続き放映してくれると良いのですが。

珍しいメーキング映像がありました。






そう言えば、先日次のドクター候補云々の記事が出ていましたっけ。
誰になるんでしょうか・・・・



















Sherlock Review (10) : Gallery (4)

2015-07-04 | BBC SHERLOCK
― Sherlock Review (10) : Gallery (4)  ―




久々に公式の場(The Serpentine Gallery Summer Party)に姿を現してはいますが、
最近シャーロック&ベネディクト不足の状態が続いています。
過去4年近くを振り返ってもこの数か月の様に情報が無い時期が続いた事は無い
状況で 現在かなり飢餓状態でもあるので燃料補給しなくては・・・・と性懲りも無く
Galleryにしました。

Special放映まで後半年余りとなりましたが S3の時の様に延期なんて事がない様
に祈るばかりです。
S3放映の時は 本国放映と殆ど同時に観る事が出来たし、BBCも太っ腹で直ぐに
DVD発売してくれたので幸せでしたけど、次回も同じようにしてくれるかしら。
BBCさん、何卒よろしく!!!



今回はE2が中心ですが 相変わらず以前載せた画像と重複していますが、大目に
見て下さいませ。















↑ シャーロックの跡継ぎアーチー君



↑ この画像も随分あちこちに出回っていました




↑ 今回で一番好きなのがこれ! この横顔が・・・


↑ それに引き換えこれって・・・何か食べてる?




↑ 上の2枚の2人はちょっと切ないです。




↑ おちゃめなルパートさん。

そう言えば、前回触れた「ルイス警部」にルパートさん出演してました。
シャーロックチームメンバーはあちらこちらのドラマで見かけるのですが、英国は
俳優の数が米国程多くないのかしら? 御大も何度か観ましたけど ルパートさんを
見かける回数が一番多い様な気がします。 
他のドラマの中で思いがけずチームメンバーの姿を見つけると、知り合いに会った様な
懐かしい気持ちになってしまいますね(笑)。


最後に恒例の ”後姿、背中フェチ” 画像です。
S3E3の撮影現場で例のメッセージボードを見せているところですが 後ろ側からの
画像は今回初めてなのでついつい載せてしまいました。


↑ スーさんの「貴方何書いたの?」の表情が・・・・・・




ただただ画像ベタ貼りでした・・・・





~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~






ハムレットの新しいポスターが発表されていますが 相変わらずこれですね。
いよいよ公演が近づいてきましたが 時代設定も含め一向に詳細が出て来ません。
一部記事で”衣装が豪華だ”と見たのですが 昔から抱いているハムレットのイメージ
なのかマーティンのリチャード3世の様に時代を変えているのか秘密のベールに
閉ざされています。

何れにしても現地で観られない者にとっては 何時Theatre Live映像が観られるの
かが気になるのです。






グラナダ版 「犯人は2人」 : 追記感想等

2015-07-01 |  ∟グラナダ版SH
グラナダ版 「犯人は2人」 : The Master Blackmailer :(追記 感想等)



これは直接関係ない画像ですが、以前も書きました私の好きなホームズ語録が
挿入されていたので・・・

Come, Watson, Come !
The game is afoot.
Not a word ! Into your clothes and come !


始めに書きましたが、このエピソードはグラナダ版最高の作品と言われている様に
正典を元にしながら 原作を深く掘り下げて秘められた可能性を掘り起こし 上手く
膨らませ見事に再現されています。


複数同時進行の物語(一見関係無いかの様なそれぞれの恐喝被害者達の見せ方と最終
的に一つの場所に落ち着く合流)、ホームズ達の動き、シーンの緊張感を高める映像
演出、音響効果(今回の場合は無音の効果)等々 他のエピソードとは一味違った描
き方をしています。


今回のホームズは推理は殆どしていませんね。
それどころか 婚約不履行(結婚詐欺?)、不法侵入、窃盗、証拠隠滅(更には
殺人を見逃した殺人幇助 ?、殺人隠蔽?)迄までしてしまう。


チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンは恐喝と言う一番卑劣な行為で多くの
人達を苦しめ、間接的に死に追いやる悪党で ホームズはこの稀代の悪党を蛇にな
ぞらえ異常な程に憎くしみを燃やし 頭脳戦と推理を諦めさせ 自分の名誉を汚し
て罪人になりかねない事を理解した上で実力行使に踏み切る。


今回のホームズは犯罪者と表裏一体、紙一重の存在である事が良く分かる行動を取り、
その上法や秩序の番人では無く 自己の価値判断でのみで動いている。
一歩間違えば犯罪者の立場になりかねない危うさを表面に出している感じがあります。
ワトソンまでが批判をしつつ行動を共にすると言う、これはあくまでもホームズを信
じての結果ではあると思いつつも レディー・ダイアナが現れなければ本当に2人は
直接の殺人にまで手を染めていたかもしれない危機を感じさせます。


レディー・ダイアナを始めとする被害者にしても冷静に考えると弱みに付け込まれる
原因を作った自業自得とも言える部分もあると思えるのです。上流階級故の悲劇とも
言えるが 結局それが原因で周囲の人を巻き込んだり 家族を破滅させたり、間接的
な殺人が起きたりとなれば危険を冒してでも阻止しなくてはならない状況であり最後
の強行に至る説得力を持たせているのでレディー・ダイアナの行為もある程度理解
できます。


ボヘミアの醜聞といい、この時代の上流階級の方々は写真やラブレターを迂闊に残し
てはいけないのですね。 
それにしても常なら女性の浅はかさや恋愛をバカにしているホームズが異常とも言え
るほど正義感を燃やしていたのが珍しいです。
ミルヴァートンの部屋を去る前に 金庫に入っていた直接関係は無いと思われる他の
大量の手紙類を全て燃やしているし。


このエピソードはホームズの入浴シーンというサービスショットがあったり、アギーと
のキスシーンがあったり話題も多い作品でした。
尤もこの点に関してはBBC版の方が衝撃が大きかったですけど・・・・


アギーとの婚約不履行に関しても、事前に 「アギーは逆境に強い女性だ」と言うセリ
フや むしろアギーの方が積極的にホームズに迫っていたり(他の恋人が居た上にいちゃ
つく姿を見せつけて妬かせる等)で かなりしたたかな女性として描いてあり ホームズ
の仕打ちに対する批判を和らげようとする予防線も張っている様にも思えます。


もう一点個人的な拘りは何度も書きますが ミルヴァートンの部屋に置かれたアテナ神
胸像です。


アテナは言うまでも無くギリシャ神話の知恵と正義の神ですが このエピソードでも
象徴的に使われている様に思います。 恐喝王に対する皮肉な意味合いですね。
BBC版のマグヌッセンのマインドパレスではアテナ神胸像はヘッドフォーンの様な物を
付けていました。 この点も又意味深いですね。 むしろ目を覆った方が良い様な気も
しますが・・・(個人的な深読みのし過ぎかも)。


ミルヴァートン死後の遺品競売にしても 未だいずれかの美術品の中に脅迫の元となる
物が隠されているのではないかとの憶測があるからこそ、そしてやはりアテナ胸像が
一番可能性を秘めた物とベルトラン、ホームズ2人が推測したからこその競り合いだっ
たのでしょう。


グラナダ版全41話の中でも最も人気もあり、最高傑作と評される点が改めて納得させ
られました。




最後にエスコットとアギーです。
多分behind the scene の画像だと思います。
アギーを抱く手がエスコットでは無くジェレミーです。



これも珍しいbehind the scene から。
何時もながら美しい横顔です。


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


今回のエピソードでBBC版のモチーフとなったグラナダ版は取りあえず終わります。

今後余裕があれば他のグラナダ版も触れてみたいと思っています。



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『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index