The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

”ロホ、しっぽを下げなさい”

2020-07-28 | 猫その他雑記
随分久々のネコ話題です。



7月16日のツイートですので、大分遅ればせながらではありますが・・・。
日本のメディアでも放送されていたのでご存知の方も多いと思います。
大分遅れて時期を逸していたのですが、こんな時期何となく心安らぐ映像は残しておこうと
拝借致しました。

英議会のビデオ会議中にジョン・ニコルソン議員が発言中、飼い猫のロホがしっぽだけ登場。
議員の”ロホ、しっぽを下げなさい”がすっかり広まって9.7万の”いいね”(7月18日時点)
が付いていました。

BBC News Japanの動画をご参照下さい。
(提供:www.parliamentlive.tv, via BBC News Japan)

会議の相手の思わず頬が緩む表情や、ニコルソン議員の困惑の表情が何とも言えません。
にも拘らず、ずっとしっぽを出し続けるロホ。
”しっぽを下げなさい”って言われてもねぇ(笑)
会議の内容より、しっぽの方に集中してしまい、人気沸騰。

ビデオ会議中に子供や犬、猫乱入する記事が幾つかありましたが、ロホのしっぽは秀逸です。
モフモフのしっぽにすっかり癒されました。

その後、ロホ君の人気上昇の為か ニコルソン議員のツイッターにはロホ君の全身画像が何度
かアップされています。

↓ その一部です






アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』ドラマ化  

2020-07-25 |  ∟カササギ殺人事件 /ヨルガオ殺人事件
”Magpie Murders”

Deadline、The Riverなどの情報によれば、アンソニー・ホロヴィッツ原作のミステリ小説『カササギ
殺人事件』がドラマ化されると発表されたようです。

ドラマはホロヴィッツ自身が脚本を担当、プロデューサーはホロヴィッツによるドラマ作品を手掛けて
来たジル・グリーンが就任したとの事。

ドラマ版は全6話構成、製作・米国放送はPBS, 海外配給はソニー・ピクチャーズ・テレビジョンが
担当するようです。
(画像&情報元はDeadline,The River等)

現時点ではキャスト等詳細は発表されていませんが、どんなキャスティングになるんだろう?
特に”アティカス・ピュント”を誰が演じるのか興味深々というところ。
兎に角楽しみです!


この『カササギ殺人事件』は世界的なベストセラーとして多くの賞を獲得し、日本でも多数の賞を
受賞した人気の作品です。
概要は拙レヴューコチラをご参照下さい。

又、アンソニー・ホロヴィッツに関しては これまでも折に触れて何度か書いてきましたが、この際改
めて少し纏めて置こうと思います。
(経歴等はwikipediaにありますので、ご参照下さい)

イギリスの小説家でありドラマの脚本家であるホロヴィッツは、日本でも人気のドラマを色々手掛け
ています。
主な作品は、
『名探偵ポアロ』


『刑事フォイル』 ※ 脚本兼製作


『バーナビー警部』 ※ 脚本兼製作


『ニュー・ブラッド新米捜査官の事件ファイル』 ※ 脚本兼製作


どのドラマも大好きでもう何度も繰り返しみるのですが、唯一『ニュー・ブラッド』は・・・
メインキャラクターも若く、スピーディーでスタイリッシュな作品なのですが、どうも主役の2人に
イマイチ釣られなくて(全く個人的な好みです)途中脱落。 ドラマ自体は面白いと思うので少々残
念。食わず嫌いなのかもしれないので、再挑戦してみようかと思っている所です。

他にも日本では放送されていない作品も幾つかありますね。

又、小説家としても イアン・フレミング財団から著者に選ばれた ”007” 新作等を含む多くの作品
を手掛けており、ミステリ作品として日本でも翻訳出版されている作品は、今回の『カササギ殺人
事件』』の他に、

コナン・ドイル財団により”シャーロック・ホームズ”の続編と公認されている『絹の家』と『モリアーティー』
『絹の家』 ※ 拙レビューはコチラ 


『モリアーティー』 ※ 拙レビューはコチラ


『メインテーマは殺人』 ※ 拙レビューはコチラ

等があります。

放送時期など詳細は未定ですが、続報が出れば順次追加していこうと思います。


『ステート・オブ・プレイ~陰謀の構図~』

2020-07-21 | 海外ドラマ
”State of Play”

BBC One 2003年5月初放送
6エピソード

少々古いドラマですが、配信されているのを偶然見つけました。
ジョン・シムが出ているからと言うだけで観始めたのですが、これが何とも凄いんです!
何が?って、良くみれば その他の出演者が皆ツボに入る超豪華版で、ビックリと嬉しさ
でしっかり腰を据えて観る事にした次第で。
その上ドラマ自体も(順序が逆?)予想以上に面白く、あっという間に6エピソード観終わ
りました。

内容概略は、
ロンドンで、15歳の少年ケルビン・スタッグが男に射殺され、そこを通りかかったバイク便
の運転手も銃撃されてしまう。
同じ頃、政府のエネルギー特別委員会委員の調査官ソニア・ベーカーが地下鉄路線に転
落し死亡。自殺かと見做された。 彼女は下院議員スティーブン・コリンズの部下であった
が、2人は愛人関係にあったと暴露されてしまう。
ヘラルド紙の記者カル・マカフリーは窮地に立たされたスティーブンと友人関係にあった
こともあり、取材を進めるうちに 何の関係も無い様に見えた二つの事件に接点がある事
が判明し、ある陰謀が浮かび上がってくる。
といった社会派サスペンスドラマです。



監督:デビッド・イェーツ
出演;
カル・マカフリー(ヘラルド紙記者):ジョン・シム
スティーブン・コリンズ(下院議員):デヴィッド・モリッシー
デラ・スミス(ヘラルド紙記者):ケリー・マクドナルド
アン・コリンズ(スティーブンの妻):ポリー・ウォーカー
キャメロン・フォスター(ヘラルド紙編集部長):ビル・ナイ
ダン・フォスター(フリーランス記者、キャメロンの息子):ジェームズ・マカヴォイ
ベル警部:フィリップ・グレニスター
ドミニク・フォイ:マーク・ウォーレン
その他、ベネディクト・ウォン、トム・バーク等が出演しています。



先に書きました様に、何と言ってもジョン・シムに釣られて観始めたのですが、17年位前の作品
なので、他の出演者も含め当然ながら若いです。 私が最初にジョン・シムを知ったのは多分
”Life on Mars”『時空刑事1973』だったかな? その後、『ドクター・フー』、等々多くの作品に出
演しています。 一番新しいところでは、『ホワイト・ドラゴン』(感想を書くつもりでしたが頓挫
しています)でしょうか。
お気に入りさんです。

新聞記者としてのカルは スティーブンとの友情、彼の妻アンへの愛情の板挟みになりながらも、
陰謀を昭かにしようと突き進みます。
最後のシーンでのカルの表情は辛い。

ビル・ナイは、経験豊かな実力派ですから多くの作品に出演しています。このドラマでのフォス
ターも安定感バッチリでカッコ良いんです。

そして、
ジェームズ・マカヴォイも本当に若いお兄ちゃん風ですが、ダンは良い加減風でもなかなか気
が利き、良い視点を持っていて、記者魂は親譲りって事なんでしょう。ただ、編集部長の息子で
ある事は他の記者には秘密になっている様で。フリーランスであったが、ヘラルドでカル達と
一緒に事件を追う事になる。

ベル刑事を見て、おッ!となりましたね。
フィリップ・グレニスターは、ジョン・シムとは『時空刑事1973』で共演していました。
その後又もや”Mad Dog”『マジョルカの罠』でも共演。
そう言えば、『マジョルカの罠』では、マーク・ウォーレンも共演していましたっけ。
マーク・ウォーレンは何時も癖のある役どころが多いように思っていたのですが、
このドラマでも・・・・。
余りにも怪しすぎ、軽すぎ、ケバすぎで笑えちゃうのです。

ついでながら、先日ご紹介した マーク・ウォーレン主演の『警視ファン・デル・ファルク』
3エピソード一気に観終わりました。このドラマではクールでカッコ良かったですけどね。
これについては後日機会があれば再度触れたいと思います。

同じくヘラルドの記者を演じていたベネディクト・ウォンも『ドクター・ストレンジ』以来お馴染みに
なっていますね。

そして、何と言ってもビックリ!だったのは、
トム・バーク見っけました。 ほんの少ししか出ていませんが、気が付きましたよッ! 若くて細いです。
”Third Star”『君が星になる前に』より前の作品ですね。
役柄のせいで かなり太目で貫録のある”ストライク”とは全然違うので、直ぐには気付かないかもです。
(でも直ぐに分かったワタクシ!←エバる?)
珍しくチョットオタクっぽい面白いキャラクターで、言動がウケます(笑)
↓ マーク・ウォーレンとトム・バーク


繰り返しになりますが、17年前のドラマとは言え 少しも古臭さを感じさせず ストーリーも細や
かにしっかり作られており、政治の世界、マスメディア(新聞)、警察という三極の思惑が絡み合い、
二重三重に隠蔽された事件を真相へ導く、重厚な社会派サスペンスになっていると思います。
俳優陣の演技も勿論見応え十分でラストまで飽きさせない 雰囲気のあるドラマになっていると
感じました。

この作品は、2009年アメリカに舞台を移し、『消されたヘッドライン』として映画化されたそうです。
出演はラッセル・クロウ、ベン・アフレック、レイチェル・マクアダムス、ヘレン・ミレン
(この内容の作品としてはBBC版には勝てないんじゃないかと・・・←私見)

DVDはPAL版のみの様です


※現在Huluで配信中です


『ローラ・フェイとの最後の会話』トマス・H・クック著

2020-07-17 | ブックレヴュー&情報
『ローラ・フェイとの最後の会話』ハヤカワ・ポケット・ミステリ/2011/10/7

“The Last Talk with Lola Faye”
トマス・H・クック(著)、村松潔(翻訳)

内容(「BOOK」データベースより)
講演のためにセントルイスを訪れた歴史学者ルーク。しかし、会場には、再会するとは夢にも思わ
なかった人物が待ち受けていた。その名はローラ・フェイ・ギルロイ。20年前、遠い故郷でルーク
の家族に起きた悲劇のきっかけとなった女性だ。なぜいま会いに来たのか?ルークは疑念を抱きつつ
も、彼女とホテルのラウンジで話すことにした。だが、酒のグラス越しに交わされた会話は、ルーク
の現在を揺り動かし、過去さえも覆していく・・・。 謎めいたローラ・フェイの言葉が導く驚愕の
真実とは?
巨匠の新たなる代表作。

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

この作品は何の情報も無いまま手に取った作品です。

トマス・H・クックは多分大昔に読んだ記憶があるのですが、何時もの通り霧の彼方ですので、殆ど
初読みの感じです。

読み始めた途端のめり込みました。 
夜ベッドで読みながら 途中でページを繰る手が止められず ついつい夜更かし。

登場人物は少なく、
主に歴史学者のルーク(マーティン・ルーカス”ルーク”・ペイジとローラ・フェイ・ギルロイの2人
の会話が中心となっています。

冴えない歴史学者のルークはセントルイスで開いた講演会には聴講者もまばら。
そんな時、1人の中年女性が目に留まる。
姿かたちはすっかり変わっていたが、ルークは直ぐに20年前に故郷の田舎町で知っていたローラ・
フェイ・ギルロイである事に気付く。
何故この日この場所で彼の講演会がある事を知っているのか。そして、何故彼女が今ルークを訪ね
て来るのか。

ルークは不審を抱きながら ホテルのラウンジで話をすることになり、彼女に請われるままに20年
前に故郷グレンヴィルでの出来事を思い出し、語りながら封印していた思い出が蘇ってくる。

思い出と会話の中に登場するのは、流行らない雑貨店を営み 母や自分の事を顧みない粗野な父親
ダグ、ルークに深い愛情を注ぎ その才能を認める優しい母親エリー。
ダグと浮気をしていると感じ 嫉妬に狂った挙句ダグを猟銃で殺害したローラ・フェイの夫。
その夫も遺書を残し猟銃自殺。
父の死後体調を崩し間もなく亡くなってしまった母親。

そんな会話の中で、ローラ・フェイが ルークに係わる全ての状況に加え、現在は離婚している妻
の名前、彼女の仕事、住んでいる場所等を含め まるでストーカーの様にあらゆることを知って
いる事に驚くルーク。
20年前の故郷では殆ど自分と直接の交流がなかったローラ・フェイが何故長い間自分に興味を
持ち、その後を追い続けるのか.

淡々と会話をするローラ・フェイの意図が読めず 告発の為なのか、隠された真実を暴きたいの
か怯えながらものの 心の中にしまい込んでいた自分の過去と向き合っていくルーク。

淡々と続く2人の会話が緊張感を与え、普通のミステリとは全く異なる流れに目が離せず まるで
魔術の様な流れを持つ不思議なミステリです。

そして、重い軛から解き放され 心が柔らかくなる様な大きな安らぎを感じさせられる、そして深い
感動と余韻を与えるラストシーン。

兎に角、不思議なテイストでありながら、とても良い作品に出会ったと感じさせられ、クックの他作
品も再読してみたいと思わせられました。



『私立探偵ストライク』原作5作目”TROUBLED BLOOD” 続報

2020-07-12 |  ∟私立探偵ストライク
”C.B.Strike" : Troubled Blood


前回2020年2月21日付け記事でほんのサワリだけご紹介したのですが、ロバート・ガルブレイス
(J.K.ローリング)作 ”C.B.Strike” の5作目にあたる”Troubled Blood”出版に関する続報です。

前回はまだ表紙のカバーが決まっていなかった為暫定の表紙でご紹介したのですが、このほど
正式な表紙が決まったとの事で発表がありました。

既にツイッター等で盛り上がっていますが、今回の表紙が一番素敵だと大変好評の様ですね。

上にある日時計のモチーフの元はコチラだそうです。

ストーリーにどの様な関連があるのか? どの様な意味を持っているのか?益々興味が湧いて
きます。
(sourcee :Cormoran Strike)

で、気になってしまったので ほんの少しだけ内容をチェックしてみました。
ほんの概略ですが・・
『コーンウォールの家族の元を訪れたストライクは、そこで1974年に不可思議な失踪をを遂げた
マーゴット・バンボロウの行方を探して欲しいという彼女の娘から依頼を受ける。
ストライクはコールド・ケース(未解決事件)を扱った事はなかったが、この件を受ける事になり、
タロット・カード、サイコパス連続殺人犯、信頼できない目撃者等に翻弄されながら ロビンと共に
捜査を開始する。』
ストライクとロビンの関係も又もやもやモヤモヤ状態の様で・・・
(”goodreads”を参考にさせて頂きました)
う~ん、面白そうです。

コチラは既に出版されている作品も含めた全5冊。

(source : The Rowling Library)
今更ですが、総てストライクとロビンの後姿になっていますね。
日本の翻訳本より雰囲気があって良いな~と感じるのですが・・・・。

そして、正式な発売日は9月15日になった様で、只今絶賛予約受付中!(回しモンじゃありません。
念のため)

それにしても、
もう何度も繰り返してひつこいですが、翻訳本はどうなったんでしょうねぇ。 全く噂も出ないんですが。

又、
これも前回の繰り返しになりますが、
4作目の”Lethal White”の正式放送日も未だ発表されていません。


trailerもまだ出ていませんし、何時になるんでしょう?
とは言え、日本で観られるのはもっと何時になるやらですけど、もう・・・・。 

何れにしても、何か続報あれば追って又・…という事で。


ホームズとワトソンの100年(再掲)

2020-07-09 | Sherlock Holmes


『エノーラ・ホームズ』の記事を書いていて つい思い出しました。
4年近く前ですが、2016年8月11日付けで書きました『ホームズとワトソンの100年』の中で
とても良く出来た動画と共に、その内容に関連した過去作品を書き出したものです。
今でも度々閲覧を頂いていますので、少し追加、補整して再掲致します。

↓ 下記が元記事です。



先日偶然非常に面白い映像を見つけました。
1916年から2016年迄の100年の間に制作されたホームズ作品から ホームズとワトソン
を取り上げて映像化した作品です。
古今東西の映画、ドラマ、舞台、アニメ等に登場した54組のホームズとワトソンです。
(Source :Sanguinity)
↓ こちらでご覧ください。
https://vimeo.com/171431158

又、この動画でバックに使われている曲は、
”Would You Like To Take a Walk?” by ”The Sunshine Boys”(1930年)

歌詞と連動した場面構成には感動すると共に、どの組み合わせのホームズ&ワトソンを見ても何
となくホッコリさせられ顔面筋が緩みます。
凄い動画を作ったものだと感心させられ、嬉しく観させて頂きました。

この映像に含まれているのは先に書きました様に全54組で 最後に出典が書かれているのですが、
個人的に全く知らない作品(特にアニメ、中国作品)や見とれない部分もあり 全部は書き出せま
せんので 良く知られた一部だけですが下記に書き出してみました。

◎ ウィリアム・ジレット&エドワード・フィールディング「Sherlock Holmes」1916年

 これは驚きました。2年ほど前に幻の映像が見つかり、その後デジタル処理をして公
開されると言う記事があり 拙記事にも載せたのですがここで観られるとは予想もしなかった事です。
最初のホームズ映像と云われる100年前のサイレント作品、お宝映像です!)

◎ エイル・ノーッド&ヒューバート・ウィリス:「The Adventure of Sherlock Holmes」1921年
◎ ジョン・バリモア&ローランド・ヤング :「Sherlock Holmes」1922年
◎ アーサー・ウォントナー&イアン・フレミング :「The Sleeping Cardinal」 1931年、「The Triumph of Sherloc Holmes」1935年、
   「Silver Blaze」1937年
◎ ベイジル・ラスボーン&ナイジェル・ブルース :「The Hound of the Baskervilles」 1939年、「Pursuit to Algiers」 1945年


◎ ロナルド・ハワード&ハワード・マリオン・クロフォード : 「Sherlock Holmes」 1954年ー1955年
◎ クリストファー・リー&ソアリー・ウォルターズ; 「Sherlock Holmes und das Halsband des Todes」 1962年 
◎ ダグラス・ウィルマ―&ナイジェル・ストック : 「Sherlock Holmes」 1965年
◎ ピーター・カッシング&ナイジェル・ストック : 「Sherlock Holmes」 1968年


◎ ロバート・スティーブンス&コリン・ブレークリー :「The Private Life of Sherlock Holmes」 1970年

先日記事で触れました ”deleated scene” が含まれています!)
 ※ 上記ビリー・ワイルダー版の『シャーロック・ホームズの冒険』あらすじはコチラに。

◎ ジョージ・C・スコット&ジョアン・ウッドワード ; 「They Might Be Giants」 1971年
◎ ニコール・ウィリアムソン&ロバート・デュヴァル : 「The Seven-Per-Cent Solution」 1976年
◎ クリストファー・プラマー&ジェームス・メイソン : 「Muder By Degree」 1979年


◎ ヴァシーリー・リヴァーノフ&ヴィターリー・ソローミン : 「シャーロック・ホームズとワトソン」 1979年ー1986年


◎ トム・ベイカー&テレンス・リグビー ; 「The Hound of the Baskervilles」 1982年
◎ ジェレミー・ブレット&デヴィッド・バーク : 「グラナダ版Sherlock Holmes 」 1984年ー1985年

◎ ジェレミー・ブレット&エドワード・ハードウィック : 「グラナダ版Sherlock Holmes」1986年ー1988年

※ ”グラナダ版”のエピソードは16作品書きましたのでコチラをご参照下さい

◎ ニコラス・ロウ&アラン・コックス : 「Young Sherlock Holmes」 1985年

※上記『ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎』はコチラに。

◎ マイケル・ケイン&ベン・キングズレー :「Without a Clue」 1988年
◎ ブレント・スパイナー&レヴァー・バートン :「Star Strek : The Next Generation :Elementary, My Dear Data」 1988年
◎ アンソニー・ヒギンズ&デブラ・ファレンティノ :「1994 Baker Street : Sherlock Holmes Returns」1993年
◎ メレディス・ヘンダーソン&ジョン・ホワイト :「The Adventure of Shirley Holmes」 1996年ー 1999年
◎ ジェイソン・グレイ・スタンフォード&ジョン・ホワイト :「Sherlock Holmes in the 22nd Century」1999年ー2001年
◎ ロバート・ダウニー・Jr&ジュード・ロウ : 「Sherlock Holmes」2009年、「Sherlock Holmes :A Game of Shadow」2011年

※上記2作目『シャドウ・ゲーム』あらすじはコチラに。

◎ ベン・サイダー&ギャレス・デヴィッド・ロイド :「Sherlock Holmes」2010年
◎ ベネディクト・カンバーバッチ&マーティン・フリーマン : 「Sherlock」 2010年- 

※ BBC版『SHERLOCK』に関しては右カテゴリー欄ご参照下さい

◎ ジョニー・リー・ミラー&ルーシー・リュー :「Elementary」 2012年ー
◎ イゴール・ペトレンコ&アンドレイ・パニン :「新ロシア版名探偵シャーロック・ホームズ」2013年

※上記『新ロシア版』概略はコチラに。

◎ ジャナン・マイケルソン&サラ・レネ・ウェザビー :「The Adventure of Jamie Watson and Sherlock Holmes」 2014年ー
◎ ギア・モラ&アラーナ・ジョーダン :「Herlock」 2015年
◎ ハンナ・ドリュー&カレン・スターター : 「Baker Street」 2015年
◎ イアン・マッケラン&ニコラス・ロウ : 「Mr. Holmes」 2015年

(注)これだけは例外です。 原作にはワトソンに関する記述はありますが 映画には登場しません。この場合は ”Young
Sherlock” を演じたニコラス・ロウが劇中映画でホームズを演じている部分が使われています。
※ 上記『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』概略はコチラ

その他諸々で全54組が登場します。
自分ではホームズ作品かなり観ているつもりでしたけど こうして見直すと知らない作品、見た事
が無い作品が多いのに驚きます。

100年変わることなく色々な形で映像化され続ける不変の人気を再認識させられます。
作品に対する評価、或はキャスティングに対する評価様々ありますが どの作品もそれぞれ楽しめると考えます。
大好き→結構好き→面白い→まぁまぁ→これはチョット・・・→???オイオイ!等色々あります。
又ここに含まれている作品以外にも多数あると記憶して居ります。 

こうして再度色々観るにつけても、如何にこの二人が長年に渡り愛され続けているかを改めて感
じさせられます。

ホームズとワトソンは永遠に不滅です !!!



『エノーラ・ホームズの事件簿』NETFLIXにて配信

2020-07-05 | 海外ドラマ
”Enola Holmes”


約一年前に一報を書いて以来全く情報が出なかった為、すっかり忘れて居りました。
ところが、この数日突如大挙して情報が溢れ出てきましたね。

最初の情報では劇場版かと言われていたのですが、何と!又もやNETFLIXでの配信が決まったとの事。
2020年9月配信開始予定だそうです。(又観られないし・・・・)

それは兎も角、念のために今回初めて出て来たファースト・イメージ画像と共に追加を(前回と一部
重複しますが)

原作はナンシー・スプリンガーによる『エノーラ・ホームズの事件簿』(コチラをご参照下さい)

監督:ハリー・ブラッドビア
脚本:ジャック・ソーン









出演は、
エノーラ・ホームズ:ミリ―・ボビー・ブラウン
シャーロック・ホームズ:ヘンリー・カヴイル
マイクロフト・ホームズ:サム・クラフリン
ユードリア・ホームズ:ヘレナ・ボナム・カーター
その他
フィオナ・ショウ、ルイス・パートリッジ等

前回も書きました様に、”シャーロック・ホームズ”関連は正典は当然ですが、パスティーシュも硬軟
取り混ぜて一応押さえておきたい者として、この翻訳本も参考までに読んでみました。
が、
もう十分です・・・・と一作目で脱落(泣)の状態でしたので、今回の作品の概略は他のソースから
拝借致しましたが下記に、

1884年ヴィクトリア朝のイギリス。
エノーラが16歳の誕生日に母親が突如行方不明に。 残されたのは謎めいた暗号だけ。
預けられた兄のマイクロフトとシャーロックの元を飛び出して母親を探すうちに若き貴族の失踪
事件にも巻き込まれていく。
兄譲りの天才的推理力を発揮し、名探偵の仲間入りを果たすことが出来るのか。 そして消えた
母親の行方は?

ってな内容らしく、一作目をベースにしている様です)
(Screen Online, Cinema Today 等から引用させて頂きました)

それにしても・・・、
シャーロックはエノーラより20歳年上、って事は、マイクロフトとは27歳違い。
殆んど親子ではありませんか。(原作ではエノーラは14歳だったと)
原作を読んだ時、エノーラの母親はホームズ父の後妻でマイクロフト、シャーロックとは異母兄妹
かと思ってしまったのですが、どうやら3人は本当の兄妹のようですね。
って事は、ホームズ母はエノーラに関しては凄い高齢出産でしょう、特にヴィクトリア朝の頃は。
なんて、全く余計な事を考えたものです。

そして、前回も書きましたが、ヘンリー・カヴィルのシャーロックは画像を見ると予想通りマッチョで
(何たって”スーパーマンですもんねぇ)、頭脳より筋肉、体力で勝負するシャーロックって感じ?

シャーロック・ホームズ関連は、パスティーシュにしろ、パロディー版にしろ、コメディー版であれ
全部はとても無理ですが かなり多くの作品を観てはいます。
そんな中にも素晴らしい作品、好きなも多く、総てを否定するつもりは毛頭ありません。
ただ一点、正典に対するリスペクトは欠かさないで欲しいという思いはありますが。

今回の作品も、まぁ、四の五の言わずに軽い気持ちで楽しめば良いって事なんですが、NETFLIX
ですから観られないって訳でして、機会があれば・・・ですね。
或はDVDか?

そんな事より、実はこの作品著作権侵害および商標権侵害でコナン・ドイル財団によって訴えら
れているんだそうです。
インディペンデント紙を始め、あちこちに情報が出ていますが、念のため海外ドラマNaviの記事
をリンクしておきます。

色々難しいもんですが、この事が逆に宣伝効果を高めるのでは?(皮肉?)と思ったりもしますが、
どの様な決着をつけるのか、そして予定通り配信出来るのか?という点は気になるところではあ
ります。



『キングスマン・ファースト・エージェント』公開日&最新trailer

2020-07-01 | 映画
“The King's Man”


昨年第一報をご紹介したこの作品の公開日がようやく発表されました。
コロナの影響で 他作品同様随分遅れましたが、
9月25日(金)公開との事。

キャスト、概略は昨年の記事(コチラ)に書きましたのでご参照下さい。

過去2作品から時代を遡り、第一次世界大戦の時代を舞台に、英国の私的スパイ機関である
”キングスマン”の誕生秘話を描いています。



出演者も豪華版なのですが、何と言ってもレイフ・ファインズのアクションがかなりキレキレでカッコ
良すぎなのは嬉しいところです。
アクション的には今回の作品が一番ではないでしょうか?
(一作目のコリン様のアクションも良かったんですけどね)






↑ 怪僧ラスプーチンも

そして、trailerにもあるセリフ、
”manners maketh man” (礼儀が人を作る)←正に英国紳士の名言!
“maketh”はmakeの古語で、この格言は14世紀後半のオックスフォード大ニュー・カレッジの創
設者であるウィカムのウィリアムの言葉だとか。
ハリーも何度か口にしていた言葉ですね。

そう言えば、久々にレイフ・ファインズのアクセント堪能で(何てったって今回は公爵様ですし)
”アクセントフェチ” 復活です(笑)

↓ 最新trailer はこちら
https://youtu.be/E_dFKGb49-U

このご時世、公開時に映画館に行けるかどうか・・・・。 でも何とか観たいです。