The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『ファンタスティック・ビースト 3』情報

2020-11-28 | 映画
”Fantastic Beasts and Where to Find Them 3” (原題)


正式に製作発表されていた『ファンタスティック・ビースト』3作目はコロナ禍の影響で製作開始が
遅れていました。
数か月前に撮影開始となったようです。


『ファンタスティック・ビースト』はJ.K .ローリング原作によるシリーズで、
2016年『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』”Fantastic Beasts and Where to Find Them”
2018年『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』”Fantastic Beasts : The Crimes of Grindelwald”
に続く3作目となり、予定では全5作品となる予定になっています。

1作目はニューヨークが舞台でしたし、2作目はパリが背景、そして3作目はリオ・デ・ジャネイロ
が舞台になると言われています。

出演者は、これ迄通り、
エディ・レッドメイン(ニュート・スキャマンダー)
ダン・フォーグラー(ジェイコブ)
キャサリン・ウォーターストーン(キャサリン)
他に加え、
ジュード・ロウ(アルバス・ダンブルドア)が続投
そして、
ゲラート・グリンデルバルドを演じていたジョニー・デップも当初続投と言われていたのですが、
その後皆様ご存知の諸事情により降板。
そして、代役候補も出たものの噂のみで消えていたのですが、先日ようやく正式にマッツ・ミケル
センが後任に決定したとの発表がありました。


マッツ・ミケルセン良いですね。 ジュード・ロウとミケルセンの顔合わせ嬉しいですわ(私見)



今更ですが、マッツ・ミケルセンについて少し、
デンマーク出身の実力派俳優として、「デンマークの至宝」と迄評されています。
『007 カジノ・ロワイヤル』で高い評価を得ていますし、その他数多くの作品に出演していますが、
個人的には、TVシリーズ『ハンニバル』でのハンニバル・レクター役や、『ドクター・ストレンジ』
でのカエシリエス役が印象的でしたねぇ。




『シャーロック』で憎きマグヌッセンを演じたラース・ミケルセンはお兄さんです。

公開は当初2021年11月頃の予定でしたが、撮影開始が遅れた為2022年7月15日(全米公
開)の予定となっています。(先が長い!)
(source : Warner Bros. , metro.co.uk & etc.)

そう言えば、先日地上波で2作目の『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』を放送
していましたね。
吹き替えだったので観なかったですが・・・・

この作品の情報は2年程前にコチラに書きましたが、その後内容や感想は余裕が無くて書けずじまい
でしたが・・・・。

新作に関しては 続報が出次第順次追加するつもりです。




クリスマスシーズンに聴きたいフェアリーテイルその他

2020-11-25 | ブックレヴュー&情報
コロナ禍のなか時間の観念もないままにあっという間に時が過ぎ去り、フト気が付いたら間もなく
クリスマスシーズンを迎える時期になってしまったんですね。
そんな折、時節柄なのか(或は、又もやひつこく「ルイス警部」の再放送を見ていた為か←もう何
度観るやら・・・)、ローレンス・フォックスの朗読したフェアリーテイルを思い出しました。

そんな折しも、この数日何故かこの過去記事をご訪問下さる方が急に増えています。
随分前の記事に辿り着いて頂き驚くと共に、感謝して居ります。

丁度良いタイミングでもありますので、英国俳優(個人的好みで偏っていますが)が朗読した子供
向けのフェアリーテイルを(その他を含み)一部ご紹介しておきましょう。
(殆んど過去記事と重複していますが・・・)

※ 先ず、キッカケになったローレンス版ですが、
”Elmo's Christmas Tail”



内容ご紹介等はコチラをご参照下さい。ローレンスのあの声で子供向けのおとぎ話って凄く魅力
的です。

↓ こちらで聴いてみて下さい
https://youtu.be/on667KXGx_I

※ そして、同じ記事にも書いたのですが、
ベネディクト・カンバーバッチ朗読の ”The Snowman and The Snowdog” というオーディオ
ブックがあります。



勿論持っていまして、当時毎日聴いていたので すっかり暗記してしまったという・・・。
とても可愛らしく、そしてチョッピリ胸がいっぱいになって涙が出るとても良い作品です。

これも再掲ですが、
もう一作、”Little Red Hen”(2009年)


物凄く若い、キュートなベネディクトが朗読しています。

古いので画像が鮮明では無いのですが、
↓ こちらで視聴してみて下さい。 楽しい、可愛いい内容ですよ。
https://youtu.be/zKnvC67ECMM

ベネディクトのオーディオ関連は沢山、沢山出ていますが、「シャーロック・ホームズ」(CDで
すが)はとても面白いです。”Thrilling Stories of the Railway” というタイトルですが、”シャーロッ
ク” が”ホームズ”を朗読するという(美味しい!)


(大分前に聴いていて 最近はすっかり仕舞い込んでいますので詳細は忘却の彼方←得意フレーズ)

↓ こちらで一部試聴できます
https://youtu.be/RgaXHQY6fuU

※ そして、今回初めてご紹介ですが、 ダン・スティーヴンスのオーディオブックの中から、
”Going Solo” (2013)、”Tales of Christmas”(2011)

これはフェアリーテイルでは無いですが、子供にも向けた作品なので分りやすいと思います。
ダン・スティーヴンスも他にも多くの朗読が出ています。
先日コチラでご紹介して、今まさに放送中のアンソニー・ホリヴィッツ原作による ”アレックス・
ライダー”のシリーズもあります。


↓ こちらにその他の作品リストが出ていますので参考になさって下さい
https://www.audible.com.au/search?searchNarrator=Dan+Stevens

今回は個人的に大好物の作品に偏ってご紹介しましたが、これら以外にも英国の名優たちによる
朗読で 子供向けの可愛い作品や、定番の”クリスマス・キャロル”を始め多くの作品がオーディ
オブック、CDで出ています。

子供向けの作品は、とても分りやすく、英語を敬遠している方にも取っつきやすく、聞き取りやす
いと思いますので、クリスマスシーズンにお試しになるのは如何でしょうか。

↓ 過去記事はコチラです
※ Laurence Fox 色々(8) : Fairy Tale & Others



『刑事モース~オックスフォード事件簿』BS11で放送開始!

2020-11-20 |  ∟新米刑事モース/主任警部モース
"ENDEAVOUR"


情報をアップするのが遅れていたので 既にご存知の方も多いかとは思いますが、一応念のた
めに記しておきます。

この度BS11でも『刑事モース』の放送が始まるそうです。
ちょっと驚きました。
凄いですね~、モースは。

WOWOW が最初の放送だったと思いますが、
その後、
AXNミステリー(私が観始めたのはここで)
BSプレミアム
シネフィルWOWOW
と続き、
今回はBS11で・・・・。

これ程多くの媒体で放送されるのは珍しい様な気がします。
日本人の感性に合った内容だったのでしょうか。

兎に角、
本放送は、

2021年1月2日(土)08:00~
(毎週土曜、日曜 朝8:00~)
そして、何より嬉しい字幕版放送です。

↓ 公式番組案内はコチラ
https://www.bs11.jp/movie/Morse

その前に
12月30(水)夜7:00~
Case01と02の先行放送が決まっています。

先日シネフィルWOWOWでS1のCase1からおさらい再放送があったばかりですが、再度おさ
らいも良いかな? (なにしろ『モース』はとても複雑なプロットですから、一度ではとて
も無理ですしね)

そして、
そのシネフィルWOWOWでは、先日放送の続き Case22とCase23の放送も早くお願いしたい
ところです。
因みに、
シネフィルWOWOWは12月1日から”WOWOWプラス”と変更になるそうです。




『主任警部モース』S8E3「死はわが隣人」

2020-11-15 |  ∟新米刑事モース/主任警部モース
“Chief Inspector Morse”:S8E3 “Death is Now My Neighbour”  

1997年初放送

このエピソードを最初に観たのは随分前の事で、殆んど全く(変な表現)覚えていなかったのです
が、何度か再放送あったにもかかわらず 何故かこのエピソードは何時も機会を逸していました。
そんな中、先日全く偶然にようやく 本当に久し振りに再放送を観る機会に巡り合いました。

ドラマの原作に関しては以前コチラに書きました様に、原作としてはフィナーレ1作前の作品で
モースとルイスの関係、モースのファーストネームへの言及等非常に興味深い内容になっていました。

ドラマの概要は、(ネタバレしない様にしました)
ブロクサム通りの住宅地でレイチェルという女性が射殺される事件が発生。
ロンズデール・カレッジでは次期学寮長のジュリアン・ストーズとデニス・コーンフォードの2人が
激しい選挙戦を繰り広げていた。 一癖も二癖もある隣人たちの錯綜する証言から、やがて殺人事件
と学寮長選挙との意外な関係が明かになる。

相当雑な内容ご紹介ですが、プロットは兎も角(って暴言)何と言っても個人的にはモースのファー
ストネーム告白が重要なポイントでして・・・・。
この部分はドラマでは原作とは少し異なる描き方になっていました。

原作では、事件で親しくなったジャネットとホテルでお泊りをした際に 彼女から問われて遂にその
ファーストネームの由来を語りました。 そして、彼女から 心配をかけ世話になったルイスに手紙
を書く様に云われたモースが、お礼(多分最初の)と共にファーストネームを書いて送る・・・って
な内容だったと思います。

ドラマでは、
モースはルイスと共にパブでアデル(原作ではジャネット)に会い、そこで”告白(?)”しています。
モースが珍しく両親の話をしていて、母親はクエーカー教徒であった事(これは、若モースも言って
いましたが)、父親がキャプテン・クックを尊敬していて、彼が乗っていた船の名前”エンデヴァー”
から名付けたのだと。
”Endeavour”(努力)なんて名前をつけられた為、ひたすら秘密にしていたモース。
それを語るモースの消え入りそうな、気まずそうな顔つきが何とも云えません。



アデルも気の毒に思い、「やはりモースって呼ぶわ」と云うは、初めて上司のファーストネームを聞
いたルイスは唖然として「お気の毒に」”You Poor sod”何て言っちゃうし・・・・。



モースの原点であり、語られなかった秘密が明かになる チョット切ない様な複雑なシーンではあり
ました。
ただ、
この告白場面、個人的には原作の方が好きでしたが・・・。
葉書を受け取ったルイスの感動。 チョット泣ける場面だったし、残念な気もします。

そう言えば、”Endeavour”では、若モースが疎遠になっていた父親が倒れた為、急遽見舞いに尋ねると
いうシーンがありましたね。 妹からも咎められていたと思います(チョット記憶が曖昧)。
そして、ついでに話が逸れますが、
「ルイス警部」のハサウェイと父親との関係で同じ様なシーンがありました。 やはり妹から咎めら
れていましたっけ。(このシチュエーションは「ルイス警部」から「Endeavour」へ使い回しか?)

そして、昔観た時は全く気付いていなかったし、忘れていたのかも知れませんが、学寮長候補のデニス・
コーンフォードを演じていたのがロジャー・アラムでしたよ。 



思わず、あれッ?と目を凝らして観直してしまいました。 流石に若い!です。
このドラマは『刑事モース~オックスフォード事件簿』”Endeavour”より15年位前の作品で、ロジャー・
アラムもまさか後にモースの若き日の上司サースデイ警部補を演じる事になろうとは夢にも思っていな
かっただろうと、2人が対面しているシーンを見ていると感無量というか、不思議な縁を感じました。

それから、
「ルイス警部」にも引き続き登場している、ローラ・ホブソンが結構積極的にモースを誘っていますね。
珍しくモースは引き気味?
後にルイスと結ばれるのですが、この時点ではルイスの奥さんも健在だったし。
こんな事もすっかり忘れていましたよ。
何年も前に観たから・・・って言い訳でした。


”女帝エカチェリーナ” 関連ドラマ3作品

2020-11-12 | 海外ドラマ
これまでも映画化、ドラマ化され、又小説、コミックの題材にも取り上げられていた ロシア帝国最
強の女帝といわれたエカチェリーナ2世(又はエカテリーナ)を描いたドラマの放送が何故か重なって
います。

エカチェリーナ2世の詳細に関してはwikipedia をご参照下さい。

先ず、

※『The Great』(原題)


このドラマは2020年5月にシーズン1(10エピソード)が放送されたのですが、 今回スーパードラ
マTVで2021年に独占日本初放送が決定されました。

”本作は、ロシア帝国を築き上げ、ロシア文化発展にも貢献した女帝エカチェリーナの愛と欲望の生
涯を描く歴史ヒューマンドラマ”
とされており、歴史的史実をベースに、架空の物語などを盛り込み史実とフィクションが絶妙にマッ
チングした展開を現代風に、時にコメディータッチを盛り込んだ作品になっているとか。
出演は、
エカチェリーナにエル・ファニング(「マレフィセント」シリーズ等)、夫でロシア皇帝ピョートル
にニコラス・ホルト(「X-MEN」シリーズ、「トールキン」等)
他に、フィービー・フォックス、アダム・ゴドリー、グウィリム・リー等

2020年5月に米Huluで配信直後から大きな反響を呼び、7月にはシーズン2の更新が決まっています。

↓ trailerはこちら
https://youtu.be/hJGedvRfHYg

↓ 番組公式案内はこちら
http://www.superdramatv.com/new/2020/11/115the-great.html

※『エカテリーナ』


これは偶然Huluの番組表で見つけた ご本家の国営ロシアテレビで放送されたシリーズドラマです。
2014年にシーズン1、2017年にシーズン2、2019年にシーズン3迄放送された様です。
ロシアの俳優さんは知りませんが、エカテリーナにはマリナ・アレクサンドロワが扮しています。

ロシアでの視聴率では、通常平均視聴率の2倍となる驚異の数字を獲得する大ヒット作品となった。
その人気はロシア国内だけにとどまらず、シーズン1については、アメリカ、オーストラリア、ポー
ランド、中国など世界20ヵ国にて放送された。エカテリーナが即位してから6年後を描いたシーズン2
(2016年)も既に7ヵ国で放送が決まっている。

「王冠をかぶった娼婦」、「夫殺しの王位簒奪者」と呼ばれたエカテリーナ2世。愛人が21人とも300人
ともいわれるが、同時に「エカテリーナ大帝」や「ザ・グレート」とも称される偉大な名君でもあった。
そんな波乱に満ちた生涯を豪華絢爛なロマノフ王朝に潜む愛欲と権勢、策謀とともに描いた歴史ドラマ。
(以上番組情報から)

現在Huluで配信中ですので、これからじっくり観てみます。

※『Catharine the Great』(原題)

2015年初放送 4エピソード

この作品は昨年コチラでご紹介したのですが、今のところ日本では放送されていません。
前述2作は若き日のエカチェリーナを描いている様ですが、この作品は晩年(?)を描いている様で、何と
言ってもオスカー女優ヘレン・ミレンがエカチェリーナを演じているという事で、個人的には一番興味を
持っていたのですが、何時になったら日本で観られるのか・・・・。

”王冠をかぶった娼婦”とまで言われるエカチェリーナ2世の治世の終りまでと、ロシアの軍事指導者グレ
ゴリー・ポチョムキンとの恋愛関係が描かれています。

↓ trailerはコチラ
https://youtu.be/bNSacMPj1tE

華麗な宮廷情景、豪華な衣装等を含め、それぞれが描くエカチェリーナ2世を観比べてみるのも興味深そ
うです。
 

『検視法廷』美人検視官ジェーン

2020-11-08 | 海外ドラマ
BBC ”The Coroner”

 
S1 : 2015年 BBC初放送(10 エピソード)
S2 : 2016年 BBC初放送(10 エピソード)

このドラマは数年前に観ていたのですが、何となく途中になっていて そのまま忘れていました。
先日来シーズン2を放送していたのを何気なく見始めたのですが、何故か以前より面白い様に感じ
まして、たまたまHuluでシーズン1から配信していたので、改めてS1最初から観直しました。

一話完結のクライム・ミステリです。



出演は、
ジェーン・ケネディー:クレア・グース
ディーヴィ―・ヒギンス:マット・ハードック
ジュディス・ケネディー(ジェーンの母親):ビーディー・エドニー
クリント・ホルマン(ジェーンの助手):オリバー・ゴム
ベス・ケネディー(ジェーンの娘):グレイス・ホッグ=ロビンソン


ドラマの日本語タイトルが「検視法廷」となってはいても、いわゆる法廷ドラマではありません。

このドラマの概略は、

イギリス、デヴォン州の小さな港町に暮らすジェーンは元弁護士で現在は検死官をしています。
シングルマザーで娘と共に母親と同居。その母親はラブラブな彼氏と共にパブを経営しています。
検死官としてのジェーンは、街で起こる事件や、不可解な死の真相を納得できるまで徹底的に調
べ上げて行きます。
相棒であり、元恋人である刑事のディヴィーとは衝突しながらも 協力して数々の事件を解決し
ていきます。

ジェーンの仕事である「検視官」”Coroner”という役職は、チョット分かりずらいのですが、検死
解剖をしたりはしません。

警察の捜査に参加して行動をともにしながらも、捜査内容とは一線を引き 別の視点で被害者の
行動、被害者の周辺の関係者等と話をしながら 物言えぬ死者の代弁をし、法廷で死因を特定し
報告する役割なんですね。





なので、クライム・ミステリとは言いながら、むしろヒューマン・ドラマの様な雰囲気を持っていて、
謎解きと共に、登場人物達の関係性が色濃く表れています。
ジェーンとディービーは高校時代の恋人同士であったのに別れ、ディービーは結婚してはいてもどう
やら難しい夫婦関係になっている様。
そんな事もあり、ジェーンとディービーの微妙な間合いの関係、又、難しい年ごろである15歳の娘と
の関係、同居する母親がボーイ・フレンドのミックとイチャイチャするの様子に辟易としたりする中、
ちょっと頼りないジェーンの助手であるミックが良い緩衝材でユーモラスな雰囲気も加わっています。
一話完結なので、毎回物語の最後は ジェーンが検視法廷に入廷し、死因を確定する形式になっています。



そして、
物語の舞台になっているデヴォンの長閑な風景がとても素敵な雰囲気を出しています。

余り込み入ったプロットではなく、脳味噌をフル回転する必要もない、ミステリではありながら 何と
なくマッタリ観ていられるドラマです。

ただ、日本語タイトルが「検視法廷」となっているので、勘違いしやすそうだし(“The Coroner” は ”検
視官” なんだから、そのままの方が良かったんじゃ?)
因みに、「検視法廷」は ”Coroners Court”。
それと副題の「美人検視官ジェーン」ってのは何だかね~・・・。
まぁ、確かにスマートな美人なんですけどね。
(何時も日本語タイトルに文句をつける私です)

そうそう、もう一点、
このドラマはテーマ曲と挿入曲がとても情感溢れる柔らかい曲になっています。
その点もこのドラマの特徴になっているのかも知れません。




ただいま予約中・・・

2020-11-04 | ブックレヴュー&情報


活字中毒とも言える私は乱読とも言える状態ながら 常に本がないと落ち着かない性分なのです
が、特に今のお籠り状態の中、気分転換と云えば読書、TVでのドラマ、映画鑑賞ばかりになって
います。

ドラマも映画もコロナの影響で新作の撮影、放映が遅れに遅れている状況の中、益々読書三昧
になっているのですが、同じような状況の方が多い様で 図書館の予約数が物凄く、何時にもま
して増えています。

私の場合、読書タイムは夜ベッドの中でのみですが ミステリが主ですので、文芸書をジックリ
読むのとは異なり 文庫本でしたら一晩で一冊読み終えてしまうという速読です。(なので、すぐ
忘れるという・・・) 常に手元に5~7冊はないと落ち着かないという(ビョーキ?)

仕事をしている時期は全部購入して居りました。 書籍講読費は大変でした。
仕事を辞めると読みたい本を全部購入するというのは大変お財布に響きますので、出版元や販売
店関係には申し訳ないとは思いつつ 現在は図書館に頼りっ放しという状況です。

私の街の図書館では予約数が30冊迄となっていて(何処でも同じかしら?)、それ以上はお気に
入りに入れて置き待つ状況です。
入庫していない新刊はリクエストを入れられるのですが、リクエストを掛けても途端に予約数が
跳ね上がる状態で、皆様しっかり状況をチェックしていらっしゃる状態に驚くばかりで。
お出掛けせずに読書、という方が増えているんでしょうね。

で、そんな状況下、現在私が予約を入れた作品の中から特に気になっていて期待値の高い作品
の一部を書き出してみました。(自分の覚書ですが)
どの作品も非常に予約数が多いので、何時順番が回ってくるやら・・・・。

※ 「ザリガニの鳴くところ」ハヤカワ書房

ディーリア・オーエンス(著)、友廣純(翻訳)

※ 「特捜部Q-アサドの祈り」ハヤカワ・ポケット・ミステリ

ユッシ・エーズラ・オールスン(著)、吉田奈保子(翻訳)
「特捜部Q」シリーズ8作目です。 とても楽しみに待っていた作品。 
遂にアサドの過去が明かされる?
1作目「檻の中の女」以降全作読了しています(1作目しか書けていませんが・・・)

※ 「その裁きは死」創元推理文庫

アンソニー・ホリヴィッツ(著)、山田蘭(翻訳)
「メインテーマは殺人」に続く2作目です。 予想より早い翻訳本出版となり嬉しい。

※ 「パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツアー」ハヤカワ・ポケット・ミステリ

ソフィ―・エナフ(著)、山本知子(翻訳)、山田文(翻訳)
1作目の「パリ警視庁迷宮捜査班」がとても気に入ったので、2作目楽しみにしていました。

※ 「ストーンサークルの殺人」 ハヤカワ・ミステリ文庫

M W クレイヴン(著)、東野さやか(翻訳)、柳智之(イラスト)

※ 「たとえ天が墜ちようとも」創元推理文庫

アラン・エスケンス(著)、務台夏子(翻訳)
「つぐないの雪が降る」がとても好きだったので、待望の2作目です。

※ 「指差す標識の事例」上&下 創元推理文庫

イーアン・ペアーズ(著)、 池 央耿(翻訳)、東江一紀(翻訳)、宮脇孝雄(翻訳)、日暮雅通(翻訳)

その他日本のミステリも含め上限30冊迄予約を入れてあります。
予約数はそれぞれ2~30位待ち。
何時頃廻って来るかしら?

そして、読めた暁には又感想が書けるかどうか。



『ヴィクター・フランケンシュタイン』

2020-11-01 | 映画
”Victor Frankenstein”

2015年 20世紀フォックス

この作品の事は全く知らなかったのですが、先日来Huluで配信開始となり初めて知りました。
日本では劇場公開されずDVDスルーの作品だったそうですね。

”フランケンシュタイン”関連作品は過去にも色々製作されていますが、今作も出演者がなかなか
豪華で大変興味があったので、一応押さえて置こうと思いました。

キャスト;
監督 : ポール・マクギガン
脚本 ; マックス・ランディス
製作 : ジョン・デイヴィス
製作総指揮 : アイラ・シューマン、デレク・ドーチー
原作 : メアリー・シェリー「フランケンシュタイン」

出演:
ヴィクター・フランケンシュタイン : ジェームズ・マカヴォイ
イゴール・ストラウスマン : ダニエル・ラドクリフ
ローレライ : ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ
ロデリック・タービン警部補 : アンドリュー・スコット
フランケンシュタイン伯爵 : チャールズ・ダンス
フィネガン・ウェイランド : フレディー・フォックス
デッドワイラー : マーク・ゲイディス


監督のポール・マクギガンは「シャーロック」、「ドラキュラ」等も手掛けた監督ですし、同じく
「シャーロック」関連で マーク・ゲイティス、アンドリュー・スコットが共演という点もなかな
か惹かれる点です。



ジェームズ・マカヴォイ、ダニエル・ラドクリフは今更説明の必要は無いので省きますが、ちょっと
気になるフレディー・フォックス(ローレンス・フォックスの従兄弟)も出演していますね。

さて、作品の概要ですが、

サーカスで育った背中に奇形があるピエロの男は名前も無く他の皆から疎まれていたが、医学に興
味を持ち独学で知識を持っていた。
ある日密かに思いを寄せる空中ブランコ乗りのローレライが事故に遭い瀕死の重傷を負ってしまう。
必死で治療を施すピエロを偶然観ていた医学生のヴィクター・フランケンシュタインは彼の才能に
気付き自宅に匿い背中の奇形に治療を施し、行方不明だという友人の名前であるイゴールを彼に与
える。



ヴィクターは人間の手で生命を創造するという研究に熱中しており、イゴールの知識を利用し助手
として研究を進める。
一方イゴールは背むし男の事件を追っていたタービン警部補から疑惑を持たれ、執拗に追われるよ
うになる。



一方怪我が回復したローレライは退院後歩イマン伯爵の世話になっていたところ、イゴールと再会
し次第に親しさを強める2人。

大学で発表された ヴィクターが動物の臓器を繋ぎ合わせて作り上げた怪物ゴードンは意志を持た
ない失敗作であった。
 


ヴィクターは幼い頃兄を亡くし、その事が命の再生という事に執念を燃やしていたが、それは兄の
死に対する後ろめたさ、罪悪感に加え、ないがしろにされている父へ見返したい思いも原因なので
はないかと思われる。

ゴードンの失敗を見ていたフィネガンが出資を申し出、彼の居城で新しい怪物プロメテウスを作り、
雷のエネルギーで命を吹き込もうとするヴィクター。
一方フィネガンから殺されかけたイゴールは、ローレライと共にヴィクターの後を追い計画を中止
させようとするも、エネルギーを注入された怪物は暴走し、フィネガンや追って来たタービン警部
等を殺してしまう。
イゴールが気を失っている間に、ヴィクターは行方をくらませた。

ってな感じの流れなのですが、

ハリー・ポッターのダニエル・ラドクリフが背中に奇形のあるピエロ姿での登場という、かなりイン
パクトのある出だし、又”X-MEX” シリーズでプロフェッサーXを演じていたジェームズ・マカヴォイ
が狂気の天才という2人の共演という配役は素晴らしいのですが、ホラーの要素もありながら、ヴィク
ターとイゴールの友情、イゴールとローレライのラブストーリー、あり、一応イゴール視点で描かれ
ている様なのですが視点が散漫になっている様に感じられました。

ヴィクターも怪物を作る狂気はあまり感じられず、むしろタービン警部の執拗な追跡は説得力に欠け、
むしろこの警部に狂気を感じさせられます。

折角の2大人気俳優を起用し、2人の演技が素晴らしいのですが プロットがイマイチなのか少々残念
な内容になっていました。
そんなせいか、日本では劇場公開されずDVDスルーとなった作品です。

ただ、最後のシーンでヴィクターを見ると、もしかして続編を作りたかったのでは?と思わせられ
たのですが・・・・・。

追加:

出演者のところで書いた様に、「シャーロック」関連の顔ぶれでは、
タービン警部のアンドリュー・スコットはこの作品でも狂気を帯びた表情で、もう殆んどモリアー
ティーにしか見えなかった(特に「忌まわしき花嫁」の時のイメージ)。最後は殺されるし。



又、テッドワイラー役のマーク・ゲイティスもセリフもほんの数える程の数シーンのみの出演。
おまけにやはり殺されちゃうし。
そうそう、それからほんのチラッとですが、モリーちゃんのルイーズ・ブリーリーも出てましたね。
あれ?と思ったらほんの一瞬、ワンカット位? セリフも一言あったかどうかという位で殆ど気付
かないかも・・・・位の位置でした。
皆なんかなぁ・・・・。

それから、
「フランケンシュタイン」と云えば、過去にもその他にも多くの作品が作られていますが、個人
的には何と言ってもコレですね。



2011年 NTライブのベネディクト・カンバーバッチとジョニー・リー・ミラーがフランケンシュ
タインと怪物を交互に演じた作品。

又、原作者のメアリー・シェリーがフランケンシュタインを生み出した経緯を描いた「メアリー
の総て」という作品もあります。(未だ観ていませんが)