The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『刑事モース~オックスフォード事件簿』 S6: ショーン・エヴァンズが監督も

2019-06-30 |  ∟新米刑事モース/主任警部モース
”Endeavour” Season 6 Episode 2 “Apollo”


以前S6の情報をお知らせした時は未だ書かなかったのですが、シーズン6では エピソード2
”Apollo”(日本タイトル未定)をショーン君自身が監督をしています。主演、監督兼任ですね。
主演俳優が監督も務める事は時々ありますが、なかなか大変だった様です。
MASTERPIECEでの放送も終わりに近づき(もう終わったかな?)、ようやく追加情報解禁になった
様です。

ショーンの監督についてのインタビュー動画でスタッフ、キャストが称賛を含めた感想を語って
います。

こちらがツイッターからですが、











(via Masterpiece PBS)

ツイッターの動画からは載せられなかったのですが、Masterpiece PBSのページから観られる
ようになりました。
↓ こちらから
https://www.pbs.org/video/cast-shaun-evans-director-2nzeql/

又、このシーズンに関して衣装、小道具、セット等の詳細動画も出ました。
作品の時代考証も丁寧になされている事が良く分かります。
↓ こちらから
https://youtu.be/xekwY2MNAj4

S6は日本で何時放送になるのかは今のところ全く分からない状態ですが、いつも通り”字幕版”
を待つことに致しましょう。
と、言いつつ、ついついDVDが気になって思わず手が出そうになるのですが、いやいや自重しな
くては・・・・我慢、我慢。

以前もご紹介しましたが、S6のDVDも発売されています。(PAL-UK版のみですが)

£14.20(Amazon UK)

Amazon JPからも購入できるようになった様です。
4,410円(Amazon Prime料金) 注 :これもPAL-UK版。日本語字幕版ではありません
(いずれも現在の価格、subject to change)



『キング・アーサー』 2017年

2019-06-27 | 映画
” King Arthur : Legend of the Sword” ワーナーブラザース


子供の頃からアーサー王に纏わるお話が大好きでした。 色々本も読みました。、
関連ドラマ、映画も色々とありましたが、この映画の情報を見た時は監督がガイ・リッチーだと
いう事もあり とても興味を持っていました。 
しかし・・・・、
日本上映時のキャッチコピー「スラムのガキから王になれ」を見て、はぁ~?何ですかこれは?
何だかとても不安になり、遂に映画館には行かずじまいになっておりました。

そして、すっかり忘れていた先日偶然にTVで放送していたので、余り期待もせず観る事にした次
第です。

取りあえずキャストを。

監督 : ガイ・リッチー
脚本 : ジョビー・ハロルド、ガイ・リッチー、ライオネル・ウィグラム
出演、
アーサー : チャーリー・ハナム
ヴォーティガン : ジュード・ロウ
ベディヴィア : ジャイモン・フンス―
グースファット・ビル : エイダン・ギレン
ユーサー・ペンドラゴン : エリック・バナ
メイジ : アストリッド・ベルジュ=フリスベ


子供の頃目の前で叔父のヴォーティガンにより両親を殺されたアーサーは 死の直前父親から
小舟に隠され川に流され叔父の手から逃れさせられた(モーセか?)
その後アーサーは娼婦に助けられ売春宿で育てられ、スラム街で生きる術を学び成長する。
(このあたりいかにもガイ・リッチーらしく数分の駒割りでスピーディーに描かれています)

魔術師のメイジに導かれ修行を積み、王の血を受け継ぐものでなければ手にすることが出来な
い聖剣エクスカリバーを岩から引き抜き、己の出自を知り運命に導かれながら両親の仇である
暴君ヴォーティガンとの戦いに臨む事になる。
ってのが概略です。


エクスカリバーが刺さっていた岩はよく見ると人の形に見えます。




これは後にエクスカリバーから得た過去の幻影で分かるのですが、エクスカリバーをヴォーティ
ガンに渡すまいとしてユーサーが天高く投げ自らの背中に刺さる様に受け止め、そのまま岩にに
なったという事でした。
アーサー以外の人間には抜くことが出来ないという事になる訳です。

これまで知っていたアーサー王とは全く異なるキャラクターであり、ストーリーであるので あ
る程度は覚悟をしていたもののかなり戸惑います。
マーリンも一瞬しか登場しません。

ただ、画面作りが如何にもガイ・リッチーらしく 丁度シャーロック・ホームズの時の様に 超
高速カメラを駆使したり、ストップモーションや自撮りの撮影かと思わせる画像や、巨大な象や
ヘビの登場等エンターテインメントとしては楽しめるのかも知れません。

この作品での見どころは、やはりジュード・ロウのヴィラン振りでしょうね。


そして、何と、デヴィッド・ベッカムも出ていますよ。ほんの一瞬の事とは言え意味不明です。


そんな中、チョット嬉しかったのはフレディー・フォックス(ローレンス・フォックスの従兄弟)
を見つけたのです。彼の出演については全く知らなかったのでビックリでした。 可愛いかった
ですね。


「ゲーム・オブ・スローンズ」のエイダン・ギレンも出ています。


まぁ、”アーサー王”に拘らず、単なる歴史アクション映画と考えればそれなりに楽しめるのかな・・と
も思えますが(暴言)。
とは言え、最後にはアーサーが円卓を作り、仲間を騎士に任じ”円卓の騎士”誕生。と まともな締め
くくりをしています。

この作品は製作費が1憶7500万ドルを投入した超大作と言われながら 全世界で興行が振るわずハリ
ウッドで最も大赤字を出した作品と言われています。
ところが、この作品は元々全6部作構成予定の第1作目だったんですって! いや~流石に続編はあり
得ないでしょうね。

ガイ・リッチー監督、『アラジン』(観ていませんが)で名誉挽回できたのでしょうか?
そんな事より(又暴言)一刻も早く ”SHERLOCK HOLMES 3” をお願いしたいもんです。
これ以上遅れないで下さい。









『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』S17情報少し:やはりあの人が・・・

2019-06-23 |  ∟NCIS


前回一部書きましたが、S16もE22迄観終わり、残すところあと2エピソードとなりました。



何と言ってもS16での一番の見せ場、見どころはE13『秘密のオフィス』
”ジヴァ”の影が見え隠れして意表をつかれビックリでした。そしてクリフハンガーで終了し
ました。
この後ジヴァをどの様に持って来るのか・・・が特に気になるところであったのですが、
何とッ!S17でやはりジヴァがカムバックで登場する事が判明しました。
チョッとネタバレかな?とは思うのですが、既に多方面(ツイッターを含め)で公表されてい
るのでご存知の方も多いだろうと。



前回も書きました様に、コート・デ・パブロ演じるジヴァはこのドラマの中でも特に人気の高
いキャラクターでありましたので、降板時は寂しくもありショックでもありました。
このドラマは長年高い視聴率を上げる超人気ドラマではありますが、流石にマンネリ感や息切
れ感もあった事は致し方無い事なんでしょう。

アビーの降板もあり、今後どうなる事か・・・と心配もありましたが、頑張ってはいた様に感
じます。
しかし、やはりこの辺でテコ入れの必要があったのかも知れません。
そんな折のジヴァ再登場。 ジャック・スローンと大きな関わりを見せるとか。
予想通り、大変な反響が出ている様です。



↓トーレス役のウィルマ―・バルデラマのツイッター
お帰りジヴァ




ホンの一部動画が出ていますが、自宅の地下室にいるギブスのところへ突然ジヴァが現れ、
”Hello, Gibbs”に驚いて暫らく言葉を失うギブス。

(この短い動画は追って載せます)
やはり、ギブスはジヴァの生存を知らなかったって事なんでしょうか?

取りあえずは E1に登場と言われていますが、その後のエピソードに引き続き登場する
のかどうかは不明。 今後の展開が気になりますね。
そして、ジヴァ登場となればトニーは?となりますが、その点は現時点では明かされてい
ません。

もう一点心配であったダッキーの進退ですが、この点もNCISの歴史を担うコンサルタント
という名目で非常勤ながら一応継続となり一安心。
トーレスも一時降板節が出たようですが、S17には引き続き出演となっています。

シーズン17はCBSにて2019年9月24日スタートです。
秋には日本でも観られるかしら?




『すみれ屋敷の罪人』降田 天著

2019-06-20 | ブックレヴュー&情報
『すみれ屋敷の罪人』 宝島社 2018/12/7

降田 天(著)

『内容紹介』
日本推理作家協会賞(短編部門)受賞後第一作!

2001年、長らく手付かずだった戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された二つの白骨死体。
紫峰家は、すみれの花で彩られた美しい館に暮らす一族だった。
当主の太一郎と、葵・桜・茜の美しい三人の姉妹たち。四人は終戦間近、東京大空襲によって
亡くなったはずだったが……。
白骨死体は、いったい誰の死体なのか? その身元について、かつての関係者に話を聞いて回る
謎の男が現れる。
かつての女中や使用人たちの語る、館の主人と三姉妹たちの華やかな生活と日常、そして忍び
寄る軍靴の響き。
突然起きた、不穏な事件。彼らの証言は二転三転し、やがて戦時下に埋もれた意外な真実が明
らかになり――。

『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞しデビュー、いまもっとも注目される女性コンビ作家、
渾身のゴシック・ミステリー。

内容(「BOOK」データベースより)
戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された白骨死体。かつての女中や使用人たちが語る屋敷
の主人と三姉妹たちの華やかな生活と、忍び寄る軍靴の響き、突然起きた不穏な事件。二転三転
する証言と嘘、やがて戦時下に埋もれた真実が明らかになっていく―。注目の女性コンビ作家が
「回想の殺人」を描く、傑作ミステリー

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

装丁とタイトルの美しさで手に取った作品です(いい加減な選び方でスミマセン)
そして後で気付いたら先日読了した『彼女はもどらない』の著者の作品でもありました。

『彼女はもどらない』で初読みであったのですが、著者である”降田 天”さんは萩野 映さん
と鮎川颯さんが共同で執筆する際に用いている筆名の1つなのだそうです。 

戦前はすみれの花が咲き誇る旧名家の敷地内で3体の白骨が発見され、刑事を名乗る若い西ノ森
がかつての使用人を訪ね当時の実態の聞き取りを始める。 

年老いたかつての使用人たちの語りで当時の様子が次々に浮かび始めるものの、証言者によって
その状況が二転三転する度に西ノ森も読者も翻弄されることになる。
同時に、西ノ森の正体は? そして彼が調査報告を送っている相手は誰なのか?

戦前の名家、美しい三姉妹、使用人たち、書生等の暮らしぶりと共に、戦争のもたらす悲劇、
等々映像の様に脳裏に映し出される。

そして、予想外の結末は物悲しい、切ない物語でした。
タイトルにある ”罪人”とは・・・考えさせらてしまいます。

美しいすみれにも毒があり、又その種類の多い事も知らされました。
三姉妹の名前もすみれに因んでいることが分かります。

正統派ミステリ―でもあり、ゴシックミステリーのジャンルにも入ると言われていますが、そう
言えば雰囲気がケイト・モートンの作品を思い出させてくれます。

この作品の前に読んだ『彼女はもどらない』でも大どんでん返しがあり意外な結末で驚かされ
ました。
今作それとは全く雰囲気が異なる作品でありますが、どんでん返しとは言えないかも知れない
とは思いますがかなり驚かされる予想外の結末であったと思います。
後味が良い素敵な作品と感じました。

とても気に入った作家さん(s)ですので、次作も楽しみに期待しています。

最新作は、


『偽りの春 上倉駅前交番 狩野雷太の推理』 KADOKAWA-2019/4/26

又もや全く異なるタイプの作品の様で楽しみです。
近いうちに読むつもりですので、機会があれば又感想等を。








『The Professor and the Madman』世界最高の辞書OED編纂に纏わる伝記映画

2019-06-16 | 映画
“The Professor and the Madman”

2019 May 10 USA公開

調査漏れでした。
たまたま見つけた情報で、この映画にローレンスが出演していた事を知りました。
何とも・・・手抜かりでございました。
で、後付けですがこの作品に関して調べてを見てみたら、何とも興味深い素晴らしい映画の
様です。

原作は1999年に出版されたサイモン・ウィンチェスターによる世界的ベストセラーのノン
フィクション「博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話」”The Professor and the Madman :
A Tale of Murder,Insanity, and the Making of the Oxford English Dictionary” (とてつもなく
長い原タイトル)。 これを元に米国・アイルランドの合作で映画化された伝記映画です。

因みに、
”OED”とは、Oxford English Dictionary
学生時代に大いにお世話になりました。講義では原則的には英和辞書を使う事を禁じられていて、
個人用日用にはPOD=Pocket Oxford Dictionaryを使う様に指示されていました。
大昔の話で、PCも無い時代辞書は欠かす事は出来ませんでした。 PODを持ち歩いていた事を憶
えています。勿論こっそり英和辞書も自宅で使ってましたが・・・(笑)

そんな訳で、個人的な興味は大いにある中、出演者がこれまた素晴らしいのです。



監督/脚本 : ファラド・サフィニア
共同脚本 : ジョン・ブアマン、トッド・コマーニキ
出演;
メル・ギブソン : ジェームズ・マレイ
ショーン・ペン : ウィリアム・チェスター・マイナー博士
この2大俳優の他、
ナタリー・ドーマー(「ゲーム・オブ・スローンズ」他)
ヨアン・グリフィス(ドラマ「FOREVER」、「ファンタスティック・フォー」、「アメイジング・グレイス」他)
ジェニファー・イーリー
エイダン・マクアードル

そして、忘れてはならない
ローレンス・フォックス









概要は、
世界最大の英語辞書”OED” (Oxford English Dictionary)の初版完成に隠された人間ドラマを描
いた作品。
1857年ジェームズ・マレイは世界で初めてのすべてを網羅した英語辞書の編纂を依頼されOEDの主
任編集者として活動を開始する。 膨大な作業には多くの知識、情報が必要であった為世界中の知
識人、民間人に声を掛け用例採集を勧めた。そのなかで当時殺人罪で投獄されていた秀才ウィリア
ム・チェスター・マイナー博士の高度な知識を借りる事となった。 マイナー博士は精神疾患を患っ
ており、この事が障害となって立ちはだかるが 2人の間には不思議な友情が生まれ そしてOEDの
完成に繋がって行く。
と言ったお話の様です。

メル・ギブソンとショーン・ペンの共演と言うだけでも興味深々である上に、その他の共演者も皆
素晴らしい役者さんばかりですわ。
ローレンスの役どころは良く分からないのですが、いずれにしても余り多くのパートは占めていな
い様です。
しかし・・・。 これは見逃せませんですよ。

↓ trailerはこちらです(ローレンスも少し出ています←ひつこいですね)
https://youtu.be/tO0TbcAkhYY

因みに、原作の翻訳も出ています(読んでいませんが・・・)

「博士と狂人ー世界最高の辞書OEDの誕生秘話」 ハヤカワ文庫 :2006/3/1
サイモン・ウィンチェスター(著)、Simon Winchester(原著)、鈴木主税(翻訳)

OED編纂の裏にこの様な秘話があった事は知らなかったので是非観てみたい所ですが
現在の時点では日本公開は未定です。






『シェイクスピア&ハサウェイの事件簿』S2 日本初放送

2019-06-12 | 海外ドラマ
”Shakespeare & Hathaway : Private Investigators” BBC One

Season 1 : 10 episodes(2018年)
Season 2 : 10 episodes(2019年2月)

大分前にS1放送のご紹介をしたきり 何の感想も書けずに居りました。
実のところ、このドラマは毎回きちんと観ていた訳ではないので 思い出してはODで観たりは
していたのですが 抜けていて観られなかったエピソードもあるってな状態です。
ただ、何となく心が疲れたり 気分転換をしたい時などには最適で結構好きなドラマなんです。

この度、英国で今年(2019年)2月に放送されたばかりのS2が日本初放送されることになりま
した。 随分早いですね。



AXNミステリーにて、
6月28日(金) スタート 毎週金曜夜10:00~2話ずつ放送(字幕版)
その前に、
6月15日(土)夕方4:00~ 10話一挙放送だそうです。

↓ 詳細はAXNミステリー公式ページでご確認下さい
https://www.mystery.co.jp/programs/shakespeare_and_hathaway

シーズン2のエピソードは、
E1 : Outrageous Furtune
E2 : The Play's the Thing
E3 : This Cursed Hand
E4 : Beware the Ides of March
E5 : No More Cakes and Ale
E6 : The Offered Fallacy
E7 : Nothing Will Come of Nothing
E8 : In My Momory Lock'd
E9 : The Envious Court
E10 : To Cold For Hell

主なキャストは、
フランク・ハサウェイ : マーク・ベントン
エラ・シェイクスピア : ジョー・ジョイナー
セバスチャン : パトリック・ウォールシュ・マクブライト



以前も書きました様に、舞台はシェイクスピアの生誕地であるストラットフォード・アポン・エイボン。
シェイクスピアの妻であったアンの姓と同じハサウェイという名前を持つ元刑事の私立探偵(フランク・
ハサウェイ)とシェイクスピアという名を持つ素人探偵(エラ・シェイクスピア)が長閑な村で起こる
様々な事件を解決していきます。
美男美女が出ている訳でも無く、でっぷりしたオヤジ探偵とポッチャリのオバサンという絵的にはどう
なの?なのですが、ここに1人オシャレで几帳面、頼りになるセバスチャンという若者がアシスタント
として出演しています。彼が言ってみれば ”イケメンさん” 担当なのかな?

兎に角まったりとした流れで、ストラットフォード・アポン・エイボンの美しい風景、建物が楽しめる
上に、シェイクスピア関連のネタも盛り込まれています。
何度も書いている『ニュートリックス』と同じ様に、派手さは無いけれど いかにも英国らしい、そし
てまったりと心和む好きなドラマです。



そして、テーマ曲が又クラシックで いかにもシェイクスピアっぽい(?)素敵な曲になっています。
↓ こちらで雰囲気を味わってみて下さい。
https://youtu.be/kd6RHohdgRc

出演者余談ですが、
エラを演じているジョー・ジョイナーは”ドクター・フー”9代目(クリストファー・エクルクトン版)にも
出演していた様です。←記憶にない(汗)

又、イケメン若者代表のパトリック・ウォールシュ・マクブライトは単なるイケメン若者ではなく舞台
中心に活動していた様で、有名な「シェイクスピア グローブ」(グローブ座)の舞台にも参加経験の
ある実力派俳優なんですね。
そして、「ルイス警部」のS8にも出演していたとの事なんですが・・・、これも記憶にないんです。

ただ、このドラマで ”ハサウェイ” と聞くと自動的に反応してしまい、「ルイス警部」のジェームズ・
ハサウェイを思い出してしまって。イメージ違いすぎなんですが(泣)そして今も偶然再放送中の「ル
イス警部」を又々観るのです。
もう何度観ても飽きないもんです。

何時か機会があれば何れかのエピソード内容を書くつもりでは居りますが(何時も有言不実行)。

尚、DVDはS1&S2共に既に発売になっています。
PAL版







『グッド・オーメンズ』感想雑感&trivia : その(1)

2019-06-09 |  ∟グッド・オーメンズ
”Good Omens”/ Amazon Prime Video

大分前から大騒ぎをしていた(自分だけ?)ドラマ、遂に観る事が出来ました。
Amazon Primeで5月31日から配信との事でしたが、時間の都合がつかず 6月1日
から視聴開始。 一気に全部観たかったのですが 流石にそれは無理で(笑)
でも、頑張って1日2話づつ観ましてあっという間に全エピソード観ましたよ。
(今2回目途中←ひつこい)


それにしても、何故皆ヒゲヒゲなんでしょう。

一応エピソード紹介です。
E1 ”In the Beginning” (天使と悪魔)
E2 ”The Book” (予言書)
E3 ”Hard Times” (不和)
E4 ”Saturday Morning Funtime” (遊びの時間)
E5 ”The Doomsday Option” (世界は私に懸かってる)
E6 ”The Very Last Day of the Rest of Their Lives” (2つの顔)

いまだに英米で大反響が続いていますが、予想通り、というか期待以上に面白く
観る事が出来ました。 
原作を読んでいたので内容、流れは分かっていたのですが やはり映像で観ると
より楽しく、兎に角、出演者が凄いです。
内容に関しては、殆ど原作通りですし、以前原作概略を書きましたので(こちら
今回は色々気になった点、”ツボ”等について取り留めも無く書いて見ようと思います。
(雑多にありますので2回に分けます)

(注)
 思い付くままに取り留めも無く書き連ねているので順不同です。
そして少しネタバレして居りますのでお含みおき下さいませ。

◎ クロウリーとアジラフェールの関係について
以前も書きました様に この作品に関してはデヴィッド・テナントがメインの目的
だったので(個人的に)すが、マイケル・シーンが素の姿とは全く異なるキュート
でなよやか(?)な天使で魅了されましたわ。
せりふ回しも柔らかく、いかにも天使。 普段の姿からは予想も出来ないキュート
なんですね。



同一人物ですか?と思ってしまうのですが。

テナントさんは、ドクターの時のミステリアスな部分とは異なり、デーモンが又良
いですねぇ。
悪魔になり切れていない、悪ぶったデーモン。チョッとよたった(死語)歩き方が
セクシーでしてね。
因みに、デーモンは堕天使(ルシファーも同じ)でも、原作にも ”緩やかに下降気
味の天使” とあって、悪魔になり切れていない、他の悪魔とも歩調が合わないですね。
但し、瞳だけはエデンの園時のヘビの瞳のまま。

この2人の関係が原作以上に親密で、6000年に渡る”友情”がより強固になっています。
尤も、アジラフェールはクロウリーに友情は持っているものの自分の天使としての立
場もありあからさまな親愛の情を表現して良いのか・・・の葛藤を抱え微妙な感情を
持っています。
クロウリーがハルマゲドンを阻止するためにクロウリーの助けを求める場面でも、ア
ジラフェールは「君と僕とは相反する立場にいるんだし、それに君の事は好きでもな
いし」に対して、クロウリーは ”You do”(好きだろう)(笑)

エデンの園でイブにリンゴを食べさせたクロウリー、アダムに炎の剣を与えてしまった
アジラフェール。 初めての雨が降るシーンでアジラフェールがさり気なくクロウリー
の頭の上に翼をかざし雨を避けてあげる。クロウリーも逆らうことなく寄り添う・・・。
って何となく和むシーンも良いですねぇ。


↑ 左奥に見える米粒二つは ライオンと戦うアダムと傍で見守るイブ

又、アジラフェールの書店が全焼し、彼も死んでしまったと思ったクロウリーの「親友」
発言。
後に生きていることが分かったものの書店が焼けて住むところが無いアジラフェールに、
自分のところに来れば。の発言を聞いた嬉しいのにその嬉しさをあからさまに出さない
ように苦労しているアジラフェールの表情が良かったですね。

指令に背いたアジラフェールは火に焼かれ、クロウリーは聖水のバスに付けられあわや
消滅・・・のシーン。下着(水着?)と靴下(共に黒)でバスタブに浸かるクロウリー
には(笑)
そして2人とも消滅させられてしまったかと思いきや、意外にも・・・。え?そう言う
事だったの?
と。(これ原作にありましたかね? もう忘れてる)

兎に角、クロウリーとアジラフェールのブロマンス(と言っていいかどうか分かりませ
んが)とケミストリーの成せる技が素晴らしいです。

◎ クロウリーが反キリストの赤ん坊をすり替える為に修道院に連れてくる場面。
外で妻の出産を待ちわびる(後の)アダムの父親がクロウリーを医者と間違え、”Doctor”
と呼び掛ける。 一人で ”お~ッ!” と感動しました。何たってテナントは”最高のド
クター”と言われた”10代目Doctor ”ですから・・・。
考え過ぎ?

◎ ”ドクター”と言えば。 ニュートン・パルシファーのネクタイ

全く知りませんでしたが、視聴者のツイッターでニュートンのネクタイが『ドクター・フー』
4代目ドクターのマフラーと同じだと指摘があり、ニール・ゲイマンもその通りである事を
リツイートしています。 ドクター・フーに対するオマージュでしょうか。

私は9代目ドクター(クリストファー・エクルクトン)からしか観ていなかったので流石に気
付く訳もなく。
それにしてもファンの目は凄いです。 流石英国、流石ドクター・フー!
因みに、

4代目ドクターはトム・ベイカー、1974年~1981年放送されました。(との事←実際観た事な
いんで)

◎ ”ナンジ・カンインスルナカレ・パルシファー”
原作を読んだ時から気になっていたこの名前。結局原作英語での表現がどうなっているのか分
からなかったのですが、今回ドラマを観てやっと分りました。
ニュートン・パルシファーの先祖であり、予言者のアグネス・ナッターを火あぶりにしたパル
シファー少佐ですが、彼の帽子の内側に書いてありましたね。
”Thou-shalt-not-comit-adultry-Pulsifer” 古英語ですが、現代英語にすると”You shall
not・・・”=汝姦淫するなかれ=ナンジ・カンインスルナカレとカタカナにしたのは翻訳の妙だ
と感じました。
(変な事に拘る)




・・・・・to be continued です。



関連過去記事はこちらです

◎ 原作は :『グッド・オーメンズ』 ニール・ゲイマン&テリー・プラチェット著
◎ キャスト等 :『グッド・オーメンズ』 Amazon Video/BBC 
◎ 『グッド・オーメンズ』追加情報
 『グッド・オーメンズ』文庫版出版


オーランド・ブルーム初TVシリーズ『Carnival Row』/Amazon Original

2019-06-06 | 海外ドラマ
”Carnival Row” /Amazon Prime Video

8 episodes

Amazon Original 作品、オーランド・ブルーム主演のドラマ『Carnival Row』 がAmazon Prime
Videoにて配信されます。
又もや”Amazon” です。

この作品は、トラビス・ビーチャムの『A Killing of Carnival Row』を原案としたファンタジードラマ
との事。

キャストは、
脚本/クリエイター : レネ・エシェヴァリア(”キャッスル”、”霊能者アリソン・デュボア”等
監督/製作総指揮 : ポール・マクギガン(”シャーロック” 等)
出演:
オーランド・ブルーム : ロイクロフト・フィロストレート(探偵)
カーラ・デルヴィーニュ : ヴィネット・ストーンモス(妖精)
デヴィッド・ジャーシー : アグリアス(精霊)
カーラ・クローム : トルマリン(妖精)
その他、
インディラ・ヴァルマ、タムジン・マーチャント等





舞台はヴィクトリア朝の英国。
人間により故郷を侵略され移民となった神話世界の生物は自由に暮らす事も、飛ぶことも禁じられ
人間との共存は困難を極め、社会の抑制も厳しくなっていた。
そんな中カーニバル・ロウ(“カーニバル・ロウ”と言うのは通りの名前)で平和を揺した陰惨な連続
殺人事件が起き 人間の探偵ロイクロフトが事件の捜査を始める事になる。
そして、移民の妖精ヴィネット・ストーンモスが事件に関する重大な秘密を隠している事が分かり、
ロイクロフトの推理が揺らいで行く・・・・といったストーリーの様です。



テーマも大変面白そうで興味深々でありますが、出演者も実力派俳優が揃い壮大なファンタジー
(ダークファンタジー?)+ミステリー(?)になっている様です。
オーリー君にとって初のTVシリーズだし、”ヴィクトリア朝”、”ファンタジー” とくればこれは見逃
せません。 凄く楽しみです。

Amazon Prime Videoでの配信は2019年8月30日(金)より。

↓ trailerはこちらで
https://youtu.be/GWl39o7RSg4


取りあえずの第一報ですが、追加情報が出次第又お知らせ致します。


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


ところで、Amazon Video作品と言えば、
『グッド・オーメンズ』観終わりました。 期待通り、いや、期待以上の面白いドラマになっていました。
又もう一度観直して(未だ観るの?) 余力があれば感想を書きたいと思っていますが どうなりますか。





『プロジェクト・ブルーブック』7月に放送開始

2019-06-03 | 海外ドラマ
”Project Blue Book”

2019年1月全米放送開始
全10エピソード

今年1月全米で放送され大評判であった『プロジェクト・ブルーブック』が7月ヒストリーチャンネル
で放送されることになりました。


「プロジェクト・ブル―ブック」とは
1952年から1969年にかけてアメリカ空軍と政府が秘密裏に調査を進めていたUFO目撃証言や謎の事件の
情報を収集し、その調査報告書のコードネームが「プロジェクト・ブルーブック」と呼ばれているもの
です。 その報告書の存在は長い間秘密に受け継がれていたものが2015年情報公開される事なり、一般
人も閲覧可能だとの事。

このドラマは、隠蔽されていた数々の事柄を元に制作ドラマ化された作品で、全米では2019年1月18日
の初回放送視聴率合計が350万人を記録したとの事(A+E TV Netwroks発表)。この数字は2011年初
放送された「ゲーム・オブ・スローンズ」の222万人を超える数字だそうです。

”ヒストリーチャンネル”での放送ですから、史実の描写を踏まえ、ドラマとしての巧みな演出だけでは
なくミステリアスなタッチで描かれたエキサイティングな作品として批評家からも高い評価を受けてい
る様です。

昔放送された「Xファイル」に近いものかと思いきや、こちらは事実に基づいた 単なるSFドラマとは
異なる作品の様ですね。 
有名な「ロズウェル事件」等にも言及されているらしいです。

又、このドラマの主人公であるハイネック博士(J.アレン・ハイネック博士)は実在の人物で、オハ
イオ州立大学で天文学の教鞭をとっていたが、「プロジェクト・ブルーブック」に参画し、UFO研究、
真相解明に取り組んだ方だそうです。
そして、第二次世界大戦で活躍した空軍パイロットであるクイン大尉はハイネック博士とタッグを組
み博士とは異なる視点で真相を探る。

キャストは、
製作総指揮 : ロバート・ゼメキス(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『フォレスト・ガンプ』等)
監督 : ロバート・ストロンバーグ(『マリフィセント』、『アバター』等)







出演 :
ハイネック博士 : エイダン・ギレン(『ゲーム・オブ・スローンズ』、『ボヘミアン・ラプソディー』、
『ダークナイトライジング』等
マイケル・クイン大尉 : マイケル・マラーキー(『ヴァンパイア・ダイアリー』等)

↓ 放送日等詳細は ヒストリーチャンネルの公式ページを参照下さい
https://jp.history.com/project-blue-book/

↓ trailer はこちらです
https://youtu.be/ZKpvURug4n8

かなり楽しみなドラマです。

ところで、エイダン・ギレンと言えば、『ゲーム・オブ・スローンズ』のベイリッシュ公なのですが、S8
を未だ観ていません。 待ちに待っていた割に出遅れましたが、近いうちにいよいよ試聴開始します。
その件は追って又。