The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

これから放送の海外ドラマ色々(主に5月分)

2017-04-29 | 海外ドラマ
久し振りにドラマのご案内です。

先ずAXNミステリーの放送予定 :

※ 「警察署長ジェッシイ・ストーン」”Jessey Stone” (全8話)

ロバート・B・パーカー原作の超人気シリーズの映像化で AXNミステリーでは今回初放送です。
「私立探偵マグナム」のトム・セレック制作総指揮&主演。
別れた妻に未練を持ち酒に溺れるジェッシイをトム・セレックが渋い演技で魅せる。
(公式ページ案内から)

ロバート・B・パーカーの原作小説に関しては大昔「スペンサーシリーズ」を読んでいた事は覚えて
いるのですが、ジェッシー・ストーンシ リーズは読んだのか、記憶が定かで無く覚えていません。
以前コメントを頂いた時この作品をご紹介、お勧め頂いていたのですが機会が無かったので、今回
初めての放送なので是非見てみようと思っています。

5月5日(金)04::00pm ~字幕版一挙放送
5月15日(月)04:00pm ~字幕版レギュラー放送
↓ 公式ページはこちら
https://www.mystery.co.jp/programs/jesse_stone

※ 『欧米のもう一度見たいミステリードラマをお届け』カテゴリー :
毎週月曜日~日曜日 11:00am ~

✩ 「名探偵ポアロ」(全70話) 2か国語版 5月1日(月)スタート

https://www.mystery.co.jp/programs/poirot

✩ 「シャーロック・ホームズの冒険」グラナダ版 (全41話) 2か国語版 5月27日(土)スタート

https://www.mystery.co.jp/programs/a_sherlock

※ 『ジャンル別お勧め名探偵をお届け』 : 「いぶし銀の名刑事」カテゴリー :
5月5日(金) 04:00pm スタート

✩ 「主任警部モース」
✩ 「フロスト警部」
✩ 「バーナビー警部」
✩ 「メグレ警部」
「メグレ シリーズ」はジョルジュ・シムノン原作の本格ミステリーですが、これも大昔読んだので忘却の
彼方・・・


「メグレ警部」は1991年からグラナダTVで制作されたドラマで、「ハリー・ポッター」シリーズでダンブル
ドア校長を演じた名優マイケル・ガンボン主演シリーズ

✩ 「メグレ警視」

同じメグレ警部シリーズですが、2016年英国ITVで制作された「Mr.ビーン」でお馴染みのローワン・アトキンソン
主演です
(未だ見ていないのですが、Mr.ビーンのイメージが強く残っているので どんなメグレになっているのか不安と
期待ってとこですね)
✩ 「モンタルバーノ~シチリアの人情刑事 ~」

↓ このカテゴリーの詳細はこちらから
https://www.mystery.co.jp/osusume/osusume201705

※ 同時にAXNミステリーオンデマンドで見逃し配信の中で 先日逝去なさったコリン・デクスター原作作品の
再放送があります。
  
✩ 「主任警部モース」
✩ 「ルイス警部」
✩ 「新米警部モース」 

(「ルイス警部」と「主任警部モース」は本放送でも再放送中です)
もう何度も見ていても又再び見たくなる作品です。
そして、時々カメオ出演していたコリン・デクスターを改めて見つけて偲びたいと思っています。

https://www.mystery.co.jp/ondemand

以上の作品に関して詳しくはAXNミステリーの公式ページでご確認ください。

http://www.mystery.co.jp/


Hulu配信予定 :

※ 「ダウントン・アビー」”Donton Abbey” S5(全10話) 字幕&吹き替え版
 
5月8日配信予定
やっと!ですね。 随分遅れたので前のシーズン見直して置いた方が良いかな?・・・

※ 「Marvel Box」として
 
アイアンマンを始めとした11作品が期間限定独占配信になるそうです。
又、その他関連8作品も配信予定となっています。

いや~もう大変ですよ。
随分前に見て忘れている作品や未だ見ていない作品もあり、「エージェント・オブ・シールド」を見て
オリジナル作品を見直したいと思っていた所ナイスタイミング!
暫らくマーベル三昧ドップリになりそうです。
↓ こちらに詳しく紹介されています。
http://hulu-japan.jp/on/ep12.html


NHK BSプレミアムとしては :

※ 「ダウントン・アビー」”Downton Abbey”のシーズン6(全10話)

↑ この公式画像を見て、あ~そうなるのね!と納得

Huluに先んじていますが、こちらは何時も通り吹き替え版ですね。

5月7日(日)11:00pm~

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/downton6/


そして、忘れない様にひつこくもう一度、(自分の覚書用)

※ 「シャーロック」”Sherlock : S4”

7月8日、15日、22日各土曜日の10:00pm~

http://www.nhk.or.jp/kaigai-blog/100/267837.html


 
~ ~ ~ ~ ~ ~


そして、
※ 「ゲーム・オブ・スローンズ」”Game of Thrones” : S7
 
シーズン7がUSA時間7月16日(日)午後9時から放送と発表されました。(全7話)
日本での放送は、スターチャンネルで7月17日スタートだそうです(早!)

Huluでは何時配信になるんでしょうねぇ?
なるべく早くお願いしたいんですけど・・・・
それにしても大分時間が空いてしまったので、その前におさらいが必要かも。


他にも放送予定のドラマが沢山ありますが 取りあえず個人的に興味がある作品だけ取り上げてあります。









SHERLOCK S4E2 ”The Lying Detective” : ネタバレ感想と検証 (4)

2017-04-25 |  ∟ S4E2 : The Lying Detective
『シャーロック』シーズン4:「臥せる探偵」

以下ネタバレになりますのでご注意下さい。
あれこれ内容に触れながら 正典との繋がり、感想を書いていきたいと思います。


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・・・・少し間が空いてしまいましたが続きです。


スミスが寄こした車の中でジョンは何故シャーロックが2週間前にここを知り得たのかをメアリーの幻と
語り合っている。
メアリーの幻は、メアリーの死後ジョンが全てを変えたいと考えるだろう事、ロージーの事、ジョンの仕事
との絡み、等から推理するのは簡単だったと語ります。 「彼は貴方の事が分かっているのよ」、「私は
貴方の頭の中に居るの。 貴方は自分自身に反対しているだけ」(メアリーの口を借りたジョン自身の考
えが露わになっています。)
続けて、メアリーの幻は、”He is the cleverest man in the world but he is not a monster”「彼は最も
優れた知能の持ち主だけど 怪物ではないわ」、”But he's our monster”「でも私たちの怪物ね」
(又メアリーの口をかりてジョンはシャーロックに対する認識を新たに自分を納得させようとしてい
る様に思えます)

シャーロックはフェイスに会った1週間後には全ての手筈を整えていたって事なんですね。
ヤク中になりながら・・・・


シャーロックを乗せた救急車とジョンを乗せたリムジンがスミスの会社に到着、途中車中で検査を終えた
モリーにジョンが様子を尋ねると、「死体安置所の死人の方がもっと健康よ」と嘆く。
何時ものコートを着て出て来たシャーロック(このコートは事前にモリーに持ってくるように頼んでいた
らしい。)

シャーロックは、スミスが英国の犯罪史上最悪な連続殺人犯だ。彼を倒すのを手伝って欲しいとジョンに
頼みます。
ジョンは「計画は?」と尋ねるのですが、シャーロックは「君には言えない」と。
「何故なんだ?」と言うジョンに、「君は気に入らないと思うから」と答えます。

そんな話をしていると スミスがマスコミを引き連れて迎えに出てきます。

「握手はしない」と言いハグをしてシャーロックを歓迎します。


スミスは自社の新製品シリアル(朝食用)のCM撮りをしていて、シャーロックが自分をシリアルキラー(連続
殺人犯)である事を告発した事を逆手に取り宣伝に利用しようとしている。

”I'm a killer. I'm a cereal killer”と云い シャーロックを煽っている様に見える。
(因みに、食べ物のシリアルは ”cereal”、連続殺人犯ののシリアルは”serial” です)
スミスがシリアルを食べるシーンを不快そうに見ているシャーロック。


この後 スミスの寄付で建設された病院で子供たちに会って欲しいとの事で その病院に移動する車の中で
スマホでテクストを送るシャーロック。

そのスマホはハグをした時にスミスからスリ取っていたのです。
「メールを送り削除しておいた。 返事があるかな」と言いながらスマホを返します。

「パスワードがかかっていた」と言うスミスに、「オイオイ」とシャーロック。


病院の女性看護師はシャーロックのブログのファンであると興味津々ですが、ブログは自分が書いているの
だと説明してもなかなか納得しない看護師に面白くなさそうなジョン。
(シャーロックのファンらしき看護師さんは ジョンをただの付き添い人位にしか思っていない様子。そりゃ
ムッとしますわ、ジョン)

他の看護師たちにも「貴方のブログが好き」と言われ”You’re welcome !”「 大歓迎!」とテンション高い
シャーロック。 (ゲッツのポーズで←古!)



スミスは子供たちにシャーロックとジョンを紹介する。(シャーロックの時は大拍手、ジョンの時はまばらな
拍手で微妙な表情のジョン)
スミスは子供たちにシャーロックが扱った事件について話して欲しいと依頼するも 最初は乗り気でなかった
シャーロックもジョンに後押しされて話し出す。
(ここでシャーロックが話したエピソード ”Blessington The Poisoner”「ブレッシントンの毒殺魔」は正典
”The Adventure of the Resident Patient”『入院患者』ブレッシントンと5人の容疑者からの引用)

話しているシャーロックにチャチャを入れるジョンとの掛け合いはチョット以前の二人に戻った様な雰囲気で・・。
メアリーの幻も微笑みながら椅子に座って眺めている)


次第に話が脱線していくとメアリーの幻は「あの帽子をかぶらなきゃ。子供たちはあの帽子が好きよ」と言います。
戸惑った表情を浮かべる子供たちに、「何か質問は?」に ”No” と声をそろえる子供たち。

その後スミスはシャーロックに 連続殺人犯をどう捕まえるのかと尋ねます。

周囲の看護師達、子供達も落ち着かなげな表情をする中、子供には相応しくない話題ではないかと制止しようと
した看護師を高圧的な態度ではねつけるスミスにシャーロックとジョンは表情を固くします。
シャーロックが他の殺人者の場合と同じだと答えますが、スミスは「一般の殺人犯は身近な人を殺すが、連続殺人
犯は無作為に標的を選ぶので捕まえるのが難しいのではないか」。
(話しながら子供が持っていた人形の首を捻り取っているスミス。残忍性が垣間見える)

シャーロックは「連続殺人は力や自惚れの誇示だ」、「シリアルキラーは簡単にプロファイル出来る」と言います。
しかしスミスは、「例えばもし女王が誰かを殺したいと思ったら・・・ 女王の様に金と名声と名誉ある人間がシリ
アルキラーであっても捕えられないだろう」にジョンが「いやそんなことは無い」と。これを聞いてニヤリとする
シャーロックです(よく言ったって感じ?)
スミスは自分が女王と知り合いだからこんなジョークを言えるんだけど・・・・等明らかにシャーロックを牽制
している。

(ところで、女王の事をこの様に連続殺人等に引き合いに出して不敬罪にあたらないんかしら?とチョット不思議。
以前も王室のスキャンダルをネタにしていたけど日本ではとても考えられない事ではないかしら?) 

全員から拍手で送られたシャーロックとジョンはスミスからお気に入りの場所に案内されます。

案内された会議室には”TD12”の点滴液がセットされている。
「告白してそれを忘れる事は幸福なのだ」と語るスミスに、シャーロックは「後20分だ。 貴方の携帯からメールを
送った。覚えてるだろう?」 恐らくメールは直ぐに読まれ、その相手が動揺してこの場所に来るまでの時間の事を
言っている様です。

「貴方の人生はあと20分、正確には17分だけど 貴方のお気に入りの場所を見せてくれ。さようならを言うチャンス
をあげるから」と促し部屋を出ます。不審な表情をするスミス。
続いて部屋を出ようとするジョンの耳に ”The game is on” とメアリーの幻が言うのが聞こえます。そして「未だ
私がいなくて寂しい?」と聞くメアリーの声にジョンが振り返ると メアリーの幻は消えています。





・・・・・to be continuedです。




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今年は何故かお花見三昧

2017-04-22 | 猫その他雑記


恵まれた事に我が家の周辺は桜が多く 例年特にお花見に出掛ける必要もない状況だったのですが、
今年は何故かお花見に行く機会が重なりました。
しかし・・・何処に出掛けても直ぐに何でも写真を撮るという習性が無い為 殆ど写真を撮る事を
忘れていました。
そんな中、

その1 : 4月上旬某日 : 井の頭公園の桜


京都在住の友人が久し振りに帰京する機会があり桜が見たいとの事で、それでは・・・と井の頭
公園に出掛けました。
京都ではお花見にも紅葉狩りにも行かない・・・って、観光客の人出が凄くて地元在住の人は行
かないそうですよ。
観光地に住むって事はそんなもんなんでしょうね。

で、彼女は高校以来、私も10年振り位でしょうか?
吉祥寺はかなり頻繁に出掛けるものの、井の頭公園側に出る事はめったになく、予想していたこ
ととは言え 井の頭口を出た途端の人の行列にビックリでしたね。ウィークデーにも拘らず大変な
人出でした。 当たり前なんでしょうね。
その日は殆ど7,8部咲き位でしたが お天気も良く眠くなりそうな気分でそぞろ歩きしました。

そう言えば、以前行った時に池の鯉が巨大で 餌を求めて水面で大きな口をパクパクさせるのが怖
かったな~と思い出したのだけど、フト気が付いたら鯉の姿が見えない。そうそう、池の水抜きを
したと言う記事があったので もしかしたら他に移したのかしら?

その2 : 4月中旬某日 : 長瀞の桜

↑ 長瀞駅荒川側の桜並木


↑ 宝登山神社の入り口から続く桜並木

都心の桜はもう終わりかけのこの時期、義妹の運転で(私はペーパードライバーなので何時も義妹が
ショーファーさんです←感謝 m(__)m)
これも本当に久々に長瀞に行ってみようという事になりました。
道路状況も良く、2時間弱で到着。
晴天にも恵まれ、予想通り満開の桜でした!

長瀞もン10年振りでしょうか。 昔の印象もあまり覚えていないけど、秩父鉄道の長瀞駅もすっかり
レトロな雰囲気でオシャレになって様変わりでした。

長瀞ライン下りで有名な荒川へ、


この日は船には乗らず 久々の渓流を楽しみながらライン下りの船を眺めていました。
次々船が・・・ 見ている間だけでも5,6槽通りましたかね。
数十年前に両親と共にライン下りをしたことを懐かしく思い出しました。

やはり団体客、中高年グループ等でかなりの人出ではありましたが、流石に街中とは違いごった返す
様な雰囲気は無く 静かに景色を楽しみました。
しか~し、花粉が・・・・杉は終わった筈なのに~何だろう? クシャミと鼻水(汚い)で大忙し(涙)
でも、空気も良く桜も美しく大満足!
  
お昼はこの地方名物のおそば。
地産野菜の天ぷらと手打ちそばが予想以上に(?)美味しく、お値段もリーズナブルでこれも大満足。
(やはり写真は撮っていません)


帰途、花園インターチェンジ道の駅に立ち寄り 新鮮で珍しい地産野菜、鉢植え花等が豊富で安く 興奮して
沢山買い込み帰宅。
今回は色々な点で久々に大成功! 義妹と共にグータッチ、大満足の一日を過しました。

その3 : 4月20日現在 : 我が家の目の前の八重桜
家の目の前にある八重桜が今年は少し時期が遅く開花したと思ったら 一気に満開となりました。
かなり老木のせいか今年は花付きが寂しく感じられたものの、周囲の桜が終わった頃毎年楽しみにしています。
ソメイヨシノのはんなりとした花とは異なり ぼってりと咲く花色も濃く 実に存在感のある桜です。
なにしろ部屋に居ながらにして楽しめる何と贅沢な事か。

それにしても、桜の花というのは他の花とは異なり、何故人の心を浮き立たせるのでしょう。
DNAに刷り込まれているのか、儚い色合い、散り際の儚さ等日本人の感性に訴えかけるのかしら?
一方、夜桜を見ると、梶井基次郎の「桜の木の下には死体が埋っている」と言うフレーズを思い出します。
妖艶な美しさと共に何となく怖ろしさも感じたりするのです。

又、西行法師の
「願わくば花の下にて春死なむその如月の望月の頃」 も何時も思い出します。
数年前に亡くなった母もこの歌が好きで、生前桜の咲くころ逝きたいと言っていたのですが、ほんの少し
早かったけど、桜の咲き始める頃に旅立ちました。 望みが叶って良かったわね!と遺影に話しかけまし
たっけ。

こんな具合に今年は珍しく何年分もお腹一杯桜を満喫し 同時に何故か来し方行く末等色々と考えさせら
れました。
これって、もしかして先が短いって事かしら?(微妙)






Star Wars VIII:『最後のジェダイ』少しだけ

2017-04-18 | Star Wars
“Star Wars VIII” (The Last Jedi)” 『 スターウォーズ:E8/ 最後のジェダイ』


まだまだ先の事と情報もチェックしていなかったので うっかりしておりまして少し遅れましたが
『スターウォーズ/最後のジェダイ』のポスターが発表されていたんですね。
このポスターとタイトルを巡って色々議論がめぐらされている様です。

その1;
「STAR WARS」の文字に赤い線を採用されている事。
ポスター自体がダークな雰囲気です。

その2:
“Last Jedi”(最後のジェダイ)とはどのキャラクターを指すのか?
普通に考えればルークか・・・となるのですが、”Jedi”と言う言葉が単数、複数 両方に使われる
との事なのでルークとレイか? 或は、カイロ・レンか? 全く別のキャラクターなのか? 等々





又昨年急逝されたキャリー・フィッシャーは亡くなる前にE8の撮影を完了していたとの事なので、
この作品が遺作となってしまいました。 残念です。

又、個人的に非常に気になる点は、もしかしたらアナキン(ダースベイダー)が出演するのではな
いかとの噂があり、もし本当なら凄く楽しみなのですが・・・(ヘイデン君お気に入りでしたので)


昔の出演場面の使いまわしか?
↓ こんな感じ?



兎に角、 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、一部の国を除き2017年12月15日に全世界
同時公開とな予定です。 (日本も含まれます) 楽しみ!

内容概略は、Variety Japanの記事をご参照下さい

http://variety.co.jp/archives/16654


Guardienの記事では、内容に関して気になる注目点を挙げています。

https://www.theguardian.com/film/filmblog/2017/apr/14/star-wars-the-last-jedi-five-things-we-learned-from-the-trailer

Official teaser trailerはこちら

https://youtu.be/zB4I68XVPzQ


又、”Star Wars IX” も既に2019年5月公開予定とされています。


取りあえずちょこっと第一報でした。



SHERLOCK S4E2 ”The Lying Detective” : ネタバレ感想と検証 (3)

2017-04-16 |  ∟ S4E2 : The Lying Detective
『シャーロック』シーズン4:「臥せる探偵」

以下ネタバレになりますのでご注意下さい。
あれこれ内容に触れながら 正典との繋がり、感想を書いていきたいと思います。


続きを書く前に、
ファンの間でずっと心待ちにしていた S4の日本放送日がや~っと発表になりました。
過去の例で考えると 5月頃の筈がいつまでたっても情報が出てこない為、S4の内容のせいで
放送が無いのではないか?等色々議論が交わされていて、私達も丁度意見交換をさせて頂いた
ところでしたが、MistyさんからようやくNHK BSプレミアムでの放送予定が発表されたとお知
らせ頂きました。
自分では今迄殆どチェックしていなかったのですが、これで取りあえず一安心という事になり
ましたね。
現時点では日本語タイトルは未定の様です。 どんなタイトルになるのかも気になるところです。
過去の例より大分遅れての放送ですが、

7月8日、15日、22日各土曜日の午後10時からという事です。 (やはり吹き替え版になるの
でしょうね、残念ですが・・)

↓ 詳細は下記で再確認下さい。
http://www.nhk.or.jp/kaigai-blog/100/267837.html

後、AXNミステリーでの放送は未だ決定されていませんが、NHKの後になるのでしょう。
いずれにしても、これまでご覧になれなかったファンにとっては朗報ですね。

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・・・・続きです

3週間後(最初のシーンに戻ります)

ベートーベンの”第九”が響き渡る中 真っ赤なアストンマーチンが猛スピードで疾走しています。
パトカーが追跡、上空にはヘリが・・・(ここもまるでボンドでしょ。 ご丁寧にアストンマーチン
だし)

車はジョンのセラピストの家の前に急停車。
車から降りたのは 何とハドソンさん!! (いゃ~カッコいいんです)
警告しようと追いついたパトカーの警官に「貴方によ」と渡した携帯にはマイクロフトが「マイクロフト・
ホームズ、内閣府の者だ。」って権威を振りかざしちゃうんですね。

驚いて出て来たジョンがどうしたのか尋ねると、「シャーロックよ」とハドソンさん。
シャーロックの事でどうして良いか分からなくてやって来たと言います。

ハドソンさんの話によれば、
シャーロックは部屋中にスミスの資料、写真を張りまくり、喚き散らし、拳銃を乱射しながら部屋中を
歩き回っていた。




その時シャーロックが喚いていたのは、
”One more unto the breath dear friend, once more. Or close the wal up with our English dead.
Set the teeth and stretch the nostril wide. Hold hard the brerath and build up every spirit to his
full height. Oh, On, you noblest English whose blood is fet from fathers, fro war-proof!・・・・・”
“The game is afoot”
は、シェークスピアの”ヘンリー5世”の演説です。 そして最後の”The Game is Afoot”「狩りは
始まった」は後にコナン・ドイルが正典”The Abby Grange 「アビイ屋敷」 で、
“Come, Watson, come!' he cried. 'The game is afoot. Not a word! Into your clothes and come!”
「来いワトソン、来い。 獲物が飛び出したぞ。何も言わ無くていい。服を着て来い」
という形で書かれホームズ語録の1つとしてよく知られるようになり、 後にBBC版では ”The
game is on!”
 として踏襲されています。
(”The game is afoot”の訳は『狩りは始まった』というのと『獲物が飛び出した』とどちらの訳もある
様です)
”The game is afoot”は「忌まわしき花嫁」でBBC版としては初めて引用されて感動したのですが、今回は
現代版内では初めて引用されています。 この言葉は拙ブログのタイトルにも使わせて頂き個人的に大切な
言葉なのでひつこく書きました。


心配して見に来たハドソンさんにお茶を頼んだシャーロックですが、カップを落とす振りをして隙を作り
シャーロックがカップを受け取ろうと銃を置いた途端素早く銃を取り上げたハドソンさん。


シャーロックを銃で脅し、手錠を出すように言います。(ビリーは尻尾を巻いて逃げ出していました)
(もうハドソンさん独壇場でです。 手錠も引き出しある事を知っているし、一度借りた事があるなんて言って
ます。 麻薬カルテルのボスの未亡人ですもん、ヤク中の取り扱いは良く分かってるって。(笑)

この様な経緯をジョンに聞かせたハドソンさんは シャーロックに会って助けて欲しいとジョンに懇願しますが、
ジョンは一言の元すげなく”Nope” 誰かほかの人に頼むように と断りますが、ハドソンさんは「メアリーの
事で傷ついているのは良くわかるけど もしシャーロックが死んだらどうするの?」と怒って出て行ってしまい
ます。 傍でメアリーの幻が「さぁ、ハドソンさんを追って」と言っているかの様な姿がみえます。


セラピストがパソコンをチェックすると、シャーロックがツイッターでスミスがシリアルキラーである事を告発
していた。



車で泣いていたハドソンさんに、マイクロフトやモリーや他の人には? と尋ねるジョンに、
「彼に会って、でなければ医者として一目診てちょうだい」と懇願するハドソンさん。
「機会があったら」とか「近くに行ったら」とか渋々了承するジョンに、すかさず「約束して!」と嬉しそうな
ハドソンさんが車のトランクを開けると中に手錠をかけられ押し込まれているシャーロックが!!



(ハドソンさんの暴走はマイクロフト公認って事なんだけど、弟が車のトランクに押し込められていた事まで
知っていたのかしら?)
ハドソンさん泣きまねをしてジョンを説得する熱演でした(もうハドソンさん 天下無双、只者では無い
役者、男前です!)

(正典でもホームズの瀕死の状態を心配したハドソンさんがワトソンを呼びに行くのですが、グラナダ版での
ハドソンさんは泣きそうな様子で走ってワトソンを呼びに行く姿が凄く印象的でした)

やっとトランクから出して貰えたシャーロックは、「あの人は手におえない。 お茶を頼んだだけなのに・・・」と
ブツクサ。 手錠をかけたシャーロックをカフェにいた男の子に運ばせてトランクに入れたらしいが、シャーロックは
「僕を2度落とした」と文句(え? そのシーン見たかったわ(鬼)

停車していたアストンマーチンをみたジョンが「誰の車?」と尋ねると、「私は麻薬ディーラーの未亡人でロンドン
中心地に資産を持ってるの。貴方の家政婦じゃないのよ」と。(悪い旦那をシャーロックが死刑に持ち込んだお蔭の遺産?)


そんな時ジョンの携帯にスミスから電話がかかって来てジョン、シャーロックと3人で会いたいと。
迎えの車を外に待たせてある。 ここの住所は2週間前にシャーロックから知らされていたと言います。
ジョンは 月曜日にセラピストを変えようと思い、火曜日に今のセラピストに決めた。水曜日に予約を入れ、今日が
金曜日だ。 ここに来る1週間以上前の2週間前に分ったとはどういう訳なのかとシャーロックに問いただすんです。

シャーロックは「想像すれば簡単な事だ」と、そしてカルバートン・スミスが今まで出会った中でも最も危険で卑劣
な男であり この怪物を倒さなければならない。 自分がこんな状態であるので(ヤク中)それにはジョンの協力が
必要だと頼みます
 
そして、”If the only thing I ever do in this world is drive him out of it, then my life will not have
been wasted” 「僕がこの世界でやっている事が彼を抹殺出来るなら 僕の命は無駄にならないだろう」と。 
(このセリフは 正典”The Final Problem”(最後の事件)でモリアーティーに対していったホームズの言葉の
引用の様に感じます)



そしてジョンとシャーロックは握手をするのですが ジョンも渋々といった感じながら何となくホッとします。

その時ジョンはシャーロックの腕の注射の跡を見て 薬漬けになっていたのが嘘ではない事に気付きますが、
シャーロックが何時も嘘をついていた、2年間も死んだふりをしていた(未だ根に持っていたジョン)と言うの
ですが、シャーロックは自分も色々やったが仮病の振りをした事は無かったと。 そして医者として自分を診て
くれと頼むのです。
ジョンはセカンドオピニオンが必要だから一番シャーロックの事を知るモリーに診てもらうべきだと言っている
丁度その時にチャイムが・・・・

オイ マジかよ みたいにうんざりしたような顔で出迎えると救急車と共にモリーが。

「2週間前に言われたの?」と聞くジョンに、「そうね、大体2週間前」と答えるモリー。
自ら救急車に乗り込むシャーロックを見て ハドソンさんは「彼女は死人を扱う人でしょ?」とチョット心配げ
なのですが、ジョンは「もう何が何だか分からない」。

すかさずハドソンさんは、”The game is on” 「ゲームが始まったわ」 。
「貴方の欲しい物は何でも言ってちょうだい、何時でも何でも良いから」というハドソンさんに、「あのー、時々
車を借りられる?」と尋ねるジョンに、速攻で”No”と言われ、ジョンは”Okay”と(笑)

そしてスミスが迎えに寄こした車に乗り込みます。 (メアリの幻も一緒に)





・・・・・to be continuedです。





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→ SHERLOCK S4E2 ”The Lying Detective” : ネタバレ感想と検証 (4)



『Dr. Who』S10 & 13代目のDoctor はWho?

2017-04-12 |  ∟Doctor Who

久々に”Dr. Who”情報です。

ピーター・カパルディーによる12代目ドクターの新シーズン(S10)のUK及びUS放送が4月15日に始
まります。

S10 からは、コンパニオンがこれまでのクララ・オズワルドからビル・ポッツ(パール・マッキー)
に交代しています。 このビルは初の”ゲイ”コンパニオンという設定になっている様ですが、
どうもねぇ こういう設定って必要なんだろうか?・・・


又、以前書きました様に、2010年以降ヘッド・ライター、エグゼクティブ・プロデューサーを
務めて来たスティーブン・モファット氏の最後のシーズンでもあり、降板後は「ブロード・
チャーチ」のクリス・チナブルに交代する事が決まっています。

それと同時に、ピーター・カパルディ―の12代目ドクターも2017年S10のクリスマスエピソードで
リジェネレーションをして13代目に交代すると言われています。


カパルディ―によれば 今回のリジェネレーションはこれまでと異なり複雑な形になる様です。
↓ ほんの一瞬ですが、その部分が出ています。

っていう事は クリスマススペシャルのエピソードも既に撮影済って事なんですね?

では、次の13代目は誰?って点について、
数年前から13代目が誰になるか色々噂が出ていたのですが、いよいよ現実的な候補が取りざたされる
ようになり ファンの予想、ブックメーカーの予想等数人の候補が上がっています。
以前から次のドクターは女性になるのでは?とか、白人以外のドクターになるのでは?とか言われて
きましたが どうなんでしょう?
個人的には女性のドクターはしっくりこない様な感じがあるのですが、兎にも角にも英国で50年以上
続く国民的人気番組ですのでファンの要望、期待も色々で真面目に(?)取りざたされています。

11代目マット・スミス・ドクターが若く溌剌としていたので 12代目カパルディ・ドクターに変わった
時は いきなり年齢が高くなり何となく違和感と不安感があり、大丈夫かいな?と思っていたのですが、
見続けていると何となく馴染んできてはいたのですが やはり年齢的にアクションシーンはちょっと無
理なのでは・・・と。
そんなこともあり13代目は又若返りして溌剌としたドクターになって欲しいというのが個人的な希望
ですが。
一時はマット・スミスが再登板という噂も出ていましたが、これは可能性は無いだろうと思っていま
したが・・・・

そんなこんなを含め 現在ファンの予想、ブックメーカーのオッズの高い候補者は、


Kris Marshall (クリス・マーシャル) : ”Death in Paradise” 「ミステリーin パラダイス」で
コミカルな面も見せてくれたので結構良いかなとも思います。


Phebe Waller-Bridge(フィビー・ウォーラー-ブリッジ) 突然浮上して来たようですが、この方よく
知りません。


David Harewood(デヴィッド・ヘアウッド) : 「ニュー・トリックス」、「ドクター・フー」ゲスト出演、
「ナイトマネジャー」等


Tilda Swinton(ティルダ・スウィントン) : 目新しい所では「ドクター・ストレンジ」でカッコ良かったです


Olivia Coleman(オリヴィア・コールマン) : 「ブロードチャーチ」、「ナイトマネジャー」等で良い味出してます。

その他、
James Norton(ジェームズ・ノートン) : 「グランチェスター」、「戦争と平和」等や、
Ben Whishaw(ベン・ウィショー) : 「007 Spector」、「The Hollow Crown」等 
迄名前が挙がってます(これらは単にファンの願望という視線での指名だと思うけど 可能性は無い
でしょうね)

 
又、Damien Molony(ダミアン・モロニー) : 「ビーング・ヒューマン」も有力視されている様です。

勿論、これらの方々とは全く違う俳優さんに決まる可能性もある訳で、個人的には以前から何度も
騒いでいた ローレンス・フォックスも是非!と思っているのですが、さてさて、一体誰に決まる
のでしょう?


こちらが S10のteaserです。

https://youtu.be/Py5xXBREBRk?t=4

こちらは、新しいコンパニオン紹介の動画

https://youtu.be/lzPNcePZzNQ?t=98



追加ですが、S10には 以前登場したThe Master(ジョン・シム)が再登場する事が決まっている様です。
憎らしいヤツです(私見)


追記です。

以前ご紹介したのにすっかり忘れてしまっていました。
ひつこくもう一度ご紹介しておきますが、E4に”ポアロ”のデヴィッド・スーシェがゲスト出演
しています。 ランドロード役です。


これは是非見たいですよね。




SHERLOCK S4E2 ”The Lying Detective” : ネタバレ感想と検証 (2)

2017-04-09 |  ∟ S4E2 : The Lying Detective
『シャーロック』シーズン4:「臥せる探偵」

以下ネタバレになりますのでご注意下さい。
あれこれ内容に触れながら 正典との繋がり、感想を書いていきたいと思います。

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一緒にチップスを食べた後 シャーロックはフェイスの持っていたメモの折り目や日に焼けた具合等からメモ
の置いてあった場所、その時の状況、そして現在の住まい、生活に困っている状況等を推理するのです。



(この辺り、クスリ漬けになっているとは言え何時もシャーロックらしい推理の展開になっている様に思えます)

推理するシャーロックに、”Amazing”とフェイス。”I know” とチョット得意気なシャーロックに対し、「チップスよ」
と言われてしまう(笑) 思わず笑みを浮かべるシャーロック(何だかシャーロックの笑顔久し振り)

頭上にドローン(字幕はヘリコプターとなっているんですが 多分ドローンだと思います)が飛んでいるのに
気付いたフェイスは ”Your big brother is watching you” (何故フェイスはマイクロフトが監視している
事を知っているんだろう? そしてその事に疑問を感じないシャーロックって・・・)←(??)

そしてシャーロックはフェイスと共に町中を歩き回ります。


ドローンから送られて来る映像を監視していたマイクロフトとレディー・スモールウッド。(それにしても凄い
監視体制です)




「一体何をやっているんだ」と苦虫を噛み潰したようなマイクロフトに対し、 「メアリーが亡くなったばかり
だから」というレディー・スモールウッドに「人間は死ぬものだ…」とマイクロフトらしい冷徹な答え。
(以前モリアーティーも同じような言い方をしていましたっけ) そんなマイクロフトに、以前疑いを掛けられた
ことに対する埋め合わせををして貰っていないと言うレディー・スモールウッドですが、「何をしたらいい・・」
と言うマイクロフトに対して、フェイスの”Sex” という言葉が被ります。
(こんな風な 場面の切り替えでのセリフのお遊びはS3でも何度も見せてくれた手法で面白いんですけど 、何だか
ね 今シーズンでのマイクロフトは殺風景自宅キッチンや空っぽの冷蔵庫といい、この場面の様に艶めいた(?)
展開といい ミステリアスな雰囲気が無くなってきて、う~ん、あんまり好きじゃないと思うのは私だけ?)

シャーロックの移動経路を地図に描き出した画面を見ていた監視員から苦笑が起こりますが その画面には
uck off” (Fの文字が見えない様になってますが・・・)の文字になっているんです。

溜息をつくマイクロフトですが「誰か一緒なのか?」と聞くと、携帯電話の電波を追跡しているので分からないと。


してやったりのシャーロック。

(それにしても、S4ではFワード、禁止語句や過激なシーンが多い様に思えるのですが、そう言えばDVDは
”R15”なんですね。 これまでS1~S3は ”R12”だったんですけど・・・)

マイクロフトからの何度もの電話に出ようとしななかったジョンも根負けして電話に出る。

「身内の事に国家権力を利用している」と皮肉るジョンに、「シャーロックは国家のセキュリティー案件で 
兄弟という事は関係ない」とマイクロフト。 そして、”It didn't the last time, and I assure you, it won't
with・・・with Sherlock”
(この言葉が良く分からない。 マイクロフトが口を滑らした言葉ですし、「あれが
最後じゃないんだ。 あれは関係ないんだ・・・シャーロックには」みたいな感じなんですが(多分違ってる)
後に繋がって来る重要な一言だと思いますので それから逆算して意訳してみると 「今始まった事では無い
んだ。 一つ言えるのは・・・相手は・・・シャーロックでは無いんだ・・・」ってな感じでしょうか?)
ジョンが「何だって?」と聞き返すと 取り繕う様に「シャーロックから連絡があれば知らせて欲しい」と。

レディー・スモールウッドから「今でもシェリンフォードと話しているの?」と聞かれたマイクロフトは
「定期的に近況をチェックしている。シェリンフォードは安全だ」と答えます。
(ここで又”シェリンフォード”に触れています。 果たして誰なのか? 或は何なのか・・・・。そして、
レディー・スモールウッドもこの件を知っているって事)


一晩中街を歩き回わり、公園のベンチで夜明けを迎えるシャーロックとフェイス。
シャーロックはこの依頼を引き受けた理由を フェイスの言った「父が殺そうとしていた人の名前”One word”
(1語)で人生が変わってしまった」という言葉のせいだと言います。

名前が1語ではありえない、少なくとも2語、例えば、シャーロック・ホームズ、フェイス・スミス、サンタ・
クロース、ウィンストン・チャーチル、ナポレオン・ボナパルトの様に・・・「尤もナポレオンはそのままでも
良いか」というとすかさずフェイスが「エルヴィスも」と言う。(この辺り妙に息が合っているみたいに思える
んですが)
そして、依頼を引き受ける報酬としてフェイスが持っている銃を受け取るとそのままテムズ川に投げ捨てます。
(このシーンは正典 "The Problem of Thor Bridge" 「ソア橋」からの引用だと言われているのですが、全く
記憶にありません(汗)


シャーロックの目の前には メアリーが殺されたロンドン水族館(銃の音と共に)

”Your own death is something that happens to everyone. 「貴女自身の死は誰にでも起こりうる事なんだ」
(これはフェイスに言い聞かせていると共にメアリーの死、ジョンの事にも関連させている様なシャーロックの
言葉に思えます。)
そして再び”Your life is not your own. Keep your hands off it” 

突然発作に襲われた様に朦朧としたシャーロックの足元の地面が無くなり怯えるシャーロックに冷静なフェイス
の言葉。
「貴方は私が思っていたのと違うわ」、に「何だって?僕がどうだって?」と尋ねるシャーロック。フェイスは
”Nicer” 「いい人だわ」、シャーロックは「誰より?」と聞くとフェイスの答えは”Anyone”「誰よりも」なの
ですが、後の色々考えると「誰でも良い」となるのでしょうか?


そして再び女の子の歌声と共に海賊帽子をかぶった子供の頃の自分(らしき姿)と犬のフラッシュバックが・・・
気付くとフェイスの姿が消えている。


(それにしても、フェイスが自殺を考えている様な脆い、危うい状態の女性には見えないし、むしろ冷静に
シャーロックを見つめて観察しながら状況を楽しんでいる様にさえ思えるのは 最後を見てからの後付けなのか
もしれないけど・・・・)



スミスの幻覚を見ながら茫然と街の中をふらつくシャーロックは 、彼が殺したいと言っていた言葉(1語)が
誰かの名前では無く”ANYONE”(誰でも良い)、つまりシリアルキラー(連続殺人犯)である事に気付きます。
(ANYONEという声が被ります)




幻覚の中でウィギンズが”シェザ―”と呼びかけ(まだシェザ―と呼んでいたんだ)、いつの間にか221Bに戻って
いる事に気付いたたシャーロック。 (通りに居た人が連れ帰ってくれたらしい)


未だ薬の作用が残っているらしく、妄想の中での壁歩き


そしてソファーに倒れ込みます。








・・・・・・to be continued です。




← SHERLOCK S4E2 ”The Lying Detective” : ネタバレ感想と検証 (1)
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Benedict misc. (36) : "The Child in Time" 撮影開始

2017-04-06 | Benedict Cumberbatch関連

“The Chile in Time”
「時間の中の子供」 イアン・マキューアン原作

2月18日付け拙記事にてご案内しました「時間の中の子供」”The Child in Time”の撮影が開始
されたようで最初の画像が公開されました。
っていう事は ”The Current War” は撮影終わったんでしょうかね?
兎に角休む暇も無くお仕事の様です。



原作の概要は以前書きましたが、三才の子供が失踪した2年後の夫婦関係の崩壊とその後の再生を
メインに神秘体験、政治や福祉に関連する部分もあり 色々なエピソードが含まれているらしい
(原作未だ読めていませんので書評からです)






(source : BBC Press Office & others)


出演は、
スティーブン・ルイス : ベネディクト・カンバーバッチ
ベネディクト以外に、

ケリー・マクドナルド(スティーブンの妻ジュリー)

スティーブン・キャンベル・ムーア(スティーブンの親友チャールス)、 サスキア・リーブスの出演
も発表されています。

BBC Oneでの放送時期は未だ未定の様ですが、日本で見られるんでしょうかね?









SHERLOCK S4E2 ”The Lying Detective” : ネタバレ感想と検証 (1)

2017-04-05 |  ∟ S4E2 : The Lying Detective
『シャーロック』シーズン4:「臥せる探偵」

以下ネタバレになりますのでご注意下さい。
あれこれ内容に触れながら 正典との繋がり、感想を書いていきたいと思います。

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E2に関しては書こうか書くまいか随分迷っていたのですが、、E1でネガティブな事ばかり書き連ねて
しまったし、せっかくS4の中では割に好きなエピソードだったし、このままでは片手落ち やはり名
誉回復の意味を込めて一応残して置こうと思います。
ウダウダ悩んでしたので随分時間が経ってしまい 遅ればせながら・・・・

今回のタイトル ”The Lying Detective” の ”lying”は 「嘘をつく」と「横たわる」とどちら
にもとれるタイトルですが、内容は両方の意味を持っている様に思えます。
日本語タイトルはどの様になるんでしょう?
そして、言わずもがなですが、正典”The Dying Detective”(瀕死の探偵)の引用になっています。

このエピソードは場面の時系列が行ったり来たりしている上、何が現実で何がシャーロックの妄想な
のか、フラッシュバック等が入り乱れているので一度見ただけではとても理解出来ず(あ、私だけ?)
又ミスリードさせられたり・・・と。 従って書こうとすると非常に分かりにくく難しいのです。
なので、実際の画面進行とは順序が異なる場合もありますのでお含みおき下さいませ。

メアリーの死から立ち直れないジョンはセラピストの元に通っていました。

以前のエラではないんですね。 そう言えばエラの所にはシャーロックが通う様になったので変えたの
でしょうか?
メアリーと話しているジョンを見て、あ、やっぱりメアリーは死んでいなかったんじゃないの?と勘違
いしてしまったのですが、ジョンは心の中に居るメアリーの幻を見、話しかけているんです。切ないで
すね。

メアリーが「私は死んでいるの。ここには居ない。分っているでしょ?」と語るのはジョンが心の中で
自分自身に言い聞かせているって事だし、セラピストの背後に見えているメアリーが涙を流しているって
のもジョンの心の投影であるのでこの辺りは切ないです。

ジョンはシャーロックとも他の誰とも連絡をしていないし、シャーロックも部屋に籠り切りなのだとと語って
いるその時 家の外で車の衝突音とパトカーのサイレン。 2人が外に出ると真っ赤なスポーツカーが止
まっており、頭上にはヘリが。

3年前
実業家、慈善家として著名なカルバートン・スミスが友人である各界の重要人物を会議室に集めている。

そのメンバーは警察の高官、裁判官、メディアの重要人物等そして娘のフェイス。


スミスは”Tell me about your darkest secret.”「君たちの最も忌まわしい秘密を話してくれ」 そして
そこで語られた事はTD12という記憶を消す薬を点滴する事で全てを忘れると言い、「忘れる事は幸せである」
そして自分も「誰かを(Some One)殺さなければならない」と言っています。
(この”Tell me about your darkest secret.”はtrailerで使われていた部分なのですが、てっきりシャーロック
に向かって言っているんだと思っていました。)

フェイスはこの時の事を忘れない様にメモしようとしたが 意識が朦朧として為断片的にしか思い出せず一部だけ
がメモに書き残されている。


(カルバートン・スミスは正典「瀕死の探偵」の中でも稀代の悪人として描かれていて ホームズは珍しく
憎しみを露わにする対象ですが、今回のスミスを演じるトビー・ジョーンズも薄気味悪い雰囲気を醸し出した
嫌らしい悪人振りを演じています。)

3年後
フェイスが221B のシャーロックの元を訪れる。
父親が話した”One word”(一つの言葉→殺したい相手の名前)を聞いて以来人生が大きく変わってしまった。
その原因はその名前が思い出せない事で悩み続けていたせいなのでした。
そのシャーロックは又もや薬漬けになっているらしく ボロボロになって無精ひげ、手も震え見ているのも辛く
なる様な様子なんです(涙)


(正典ではホームズが仮病だったんですが、シャーロックは実際に薬(ヘロイン?)漬けなんです。
でもビリーがキッチンに居るって事は薬を調節しているのかとも思うけど、ビリーにもも手におえない状況に
なっている様に見える。 それにしても、撮影中から何とも辛かったんですが、シャーロックの無精ひげはど
うもねえ ⤵)

シャーロックはスマホ画面でスミスとフェイスの顔を確認して「君は変わったね」なんて言っているのに・・・
(何故気付かない?)→この事は追って。

フェイスの外見から何時も通りに色々推測するシャーロックですが、一度は興味がないとフェイスを追い返そうと
するのです。
 
(ウィギンズが「誰としゃべってる?」って聞いたりするので又もや混乱!)→”??”

この時シャーロックはフェイスが持ってきたメモの匂いを嗅ぐのですが、E1でメアリーに睡眠薬をかがされたにも
拘らず又思わず匂いを嗅いでいるのを見てチョット笑えたワタクシです。懲りてない!


その後、フェイスの状態やバッグの重さから中に銃を持っている事等から、最後の頼みとしたシャーロックに断ら
れたら自殺する可能性があると気付いたシャーロックはフェイスにチップスを食べに行こうと誘いますが その時
の様子はは凄く辛そう。


この時シャーロックがフェイスに言うセリフ、”Your life is not your own. Keep your hands off it.”
「貴女の命は自分だけのものじゃない。それに手を出してはいけない」←ハンドバックに入れている銃の事でしょう。
(この”Your life is not your own・・・”は正典”The Adventure of the Veiled Lodger”「覆面の下宿人」
からの引用ですが、正典訳では”Keep your hands off it”が『早まってはいけない』とされています)


フェイスの持つ杖を見て 以前のジョンの姿(”A Study in Pink”で出会った頃の)を一瞬思い浮かべるものの
振り切る様にして 共に雨の中外出するのですが、この時ハドソンさんの心配そうなこと・・・
(シャーロックが友達と一緒だと言うと ハドソンさんが「友達って?」と不思議そうな顔をしますが、ここが又
”??”)


その頃 首相と話中だったと言うタキシード姿のマイクロフト(正装キマッテます)の所へシャーロックが
部屋を出たと知らせが来ます。








..... to be continued です




→ SHERLOCK S4E2 ”The Lying Detective” : ネタバレ感想と検証 (2)