The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

これから読む予定のミステリ:2023-Nov./4

2023-11-30 | ブックレヴュー&情報
明日は早くも師走!
何という速さでしょう。気持ちがついて行きません。
そんな慌ただしい中でも読書だけは欠かせません。

※ 『最後のモナ・リザ』ジョナサン・サントロファー

アストラハウス 2023年12月23日発売予定

【内容概略】
≪ ニューヨークの画家・美術史家ルークの曾祖父は、100年以上前にルーヴル美術館から〈モナ・
リザ〉を盗んだ窃盗犯だ。その曾祖父の日記が発見されたが、肝心な部分が破り取られており、日
記に関わった人が次々と死んでいく。曾祖父が盗み、その後返却したというルーヴル美術館の〈モ
ナ・リザ〉。当時、いったい何があったのか。そしてあの〈モナ・リザ〉は、贋作か、否か? 美術
ミステリの真髄 ≫

個人的にはあまりお馴染みが無かった出版社の作品で、内容も何時もとは少々カラーの違うミステ
リの様です。
これまでも時々美術品絡みのミステリは読んできましたが、美術品とミステリの融合は勉強になる
作品が多かったので、あの有名なモナ・リザ絡みとなればそれだけで食指が動きます。

※ 『姿なき招待主(ホスト)』グウェン・グリストウ&ブルース・マニング

扶桑社ミステリ― 2023年12月4日発売予定

【内容概略】
≪クリスティーの名作『そして誰もいなくなった』の9年前に刊行された記念碑的作品がついに邦訳!
奇妙な電報によって、摩天楼のペントハウスに集められた、街の名士8人。
夜のパーティーと思いきや、それはおそるべき死のゲームの開幕だった――
ラジオを通して語りかける、姿なき招待主【ルビ/ホスト】が、1時間に1人ずつ、客を殺してくと
いうのだ!
密室状況のなか進められていく殺人計画。
犯人は、そしてその目的は?
『九番目の招待客』の原作となったサスペンスフルなミステリー。 ≫

概略を読んだ途端思い出した あの名作『そして誰もいなくなった』に先立つ事9年前に刊行されたと
いうこの作品です。
クリスティの作品にどの様な影響を与え、どんな類似点があるのか・・・・。
非常に興味がある作品です。
これは逃せません。

※ 『神保町の怪人』紀田順一郎

創元推理文庫 2023年10月20日発売

【内容概略】
≪空前の古書ブームが到来する中、百貨店の古書販売催事で知り合った詩集の収集家・大沢について、
不穏な噂を耳にした古書愛好家の喜多。その後大沢が現れた入札会で、稀覯書が消えるという怪事件
が起き……。古書収集の極意は「殺意」と豪語するコレクターの闇を描く「展覧会の客」ほか、古書
の交換会やパソコンによる文献整理など、昔と今が交錯する神保町を活写した三話を収録。≫

怪物級の愛書家が跋扈する
本の街を舞台に贈る連作ミステリ

以前ご紹介した作品の連作作品です。
他にも何作かありますので、楽しみが続きそうです。


今回の作品は3作共全く異なるテイストの作品で、それぞれとても興味深い、楽しみな作品です。





(source : アストラハウス、扶桑社、創元社 & etc.)






『シェパード警部 ブロークンウッドの事件簿』シーズン4

2023-11-27 | 海外ドラマ
”The Brokenwood Mysteries”: S4

2017年10月初放送

鬼が笑うかも・・・ですが、新年早々の楽しみが出来ましたね。
少し早いとは思いますが、あと一ヶ月余りです。 何時もの愚痴ですが、ホントに信じられない位
時の経つのが早くて焦ります。

そんな中、とても気に入っていたドラマ『シェパード警部』のシーズン4の日本独占初放送の告知
が出ました。
嬉しいですね。
この所楽しみなドラマがあまり無く寂しい思いをしていたので、今回のお知らせはとても嬉しく
感じます。

過去シーズン3迄放送があり、その雑感はコチラに書きました。

それに続くシーズン4の放送は、

ミステリーチャンネルにて、
2024年1月7日(日)pm4:00~一挙放送(全4話) 日本独占初放送

又、それに先立ち、S1~S3の再放送もある様で、
2024年1月6日(土)pm4:00~ マラソン放送   との事。

S4は4エピソード構成で、
E1 : ”Fall From Grace”
E2 : ”Stone Cold Dead”
E3 : ”The Scarecrow”
E4 : ”As If Nothing Had Happened"
(日本語タイトルは現時点では不明です)

メインキャストはこれまでと変わらず、
マイク・シェパード警部 : ニール・リー
クリスティン・シムズ : ファーン・サザーランド
サム・ブリ―ン : ニック・サンプソン
ジーナ・かディンスキー : クリスティーナ・セルバン・イオンダ
ジャレッド・モレフ : バナ・ヘマ・テイラー










過去記事にも書きましたが、このドラマは2017年10月に初放送以来 2023年時点でシーズン9迄
放送済み(トータル42エピソード)という大変人気のシリーズドラマです。

又、S4はニューヨーク・フェスティバル国際映画テレビアワードにて最優秀ミニシリーズ、ソウ
ルドラマアワードで最優秀TV映画賞にノミネートされたとの事。

個人的に大変気に入っているこのドラマはしっかりしたミステリでありながら、それぞれのキャ
ラクターが嫌みなく描かれていて、又ニュージーランドの風景、風習も取り入れられて、と盛り
沢山の内容で描かれています。
ユーモアもありながら、キチンと事件を解明していく警察ドラマ、そしてユニークなキャラクター
であるシェパード警部を囲む相棒達もそれぞれ興味深いキャラクター。

個人的にはイケメン大好物ですが、少々くたびれた、中年のオジサンであるシェパード警部がと
ても魅力的なキャラクターで 外見からは想像できない超優秀な刑事なのです。
4回の結婚歴があるというこのマイクさんの過去も興味深いところです。

S4のOfficial Trailerは下記に

https://youtu.be/BN-dkyM_s3g


※ 関連過去記事は下記をご参照下さい

※『シェパード警部 ブロークンウッドの事件簿』初放送を前に少し予習
※『シェパード警部 ブロークンウッド事件簿』放送日等追加
※『シェパード警部 ブロークンウッドの事件簿』S1~S3 Review





(source : ミステリーチャンネル、Acom TV, UK TV Play, & etc.)


これから読む予定のミステリ:2023-Nov./3

2023-11-24 | ブックレヴュー&情報
※ 『殺人は展示する』マーティー・ウィンゲイト

創元推理文庫 2023年11月18日

【内容概略】
≪ わたしはイングランドのバースにある、初版本協会のキュレーター。アガサ・クリスティなどのミス
テリ初版本を収める図書館をもつ協会の知名度を向上させるため、講演会企画をスタートさせる。それ
と並行して、協会創設者の生涯がテーマの展覧会の準備に奮闘していると、事件が起きて……。原因は
セイヤーズの『殺人は広告する』の最高に貴重な一冊に? 本を愛する人々に贈る、〈初版本図書館の
事件簿〉シリーズ第2弾。≫

以前ご紹介した『図書館の死体』に続く2作目です。


前作は感想を書く余裕がありませんでしたが(恒例の良い訳)なかなか好みの作品でしたので、期待の
2作目です。

※ 『印』アーナルデュル・インドリダソン

創元推理文庫 2023年11月30日発売予定

【内容概略】
≪その女性はサマーハウスで首を吊っているのを発見された。夫によると、数年前に母親を病で失って
以来、精神的に不安定になっていたらしい。死後の世界に興味をもち、降霊術師のもとに出入りしてい
たことも。本当に自殺なのか? レイキャヴィクの捜査官エーレンデュルは、わずかな疑問を胸に捜査
を進める。暴かれる悲痛な過去に心の奥底までゆさぶられる。アイスランド推理小説大賞受賞、北欧ミ
ステリの巨人によるシリーズ第6弾。≫

昨年単行版で出版されていた作品の文庫化発売です。
このシリーズはずっと読んでいたのですが、たまたまこの作品は読み忘れていたので、今回文庫版で
改めてしっかり読もうと思います。
毎回心に染み入る様なストーリーでじっくり読ませられます。

※ 『償いの血』マシュー・ヘッド

論創海外ミステリ 2023年12月14日発売予定

【内容概略】
≪金の匂いを嗅ぎつけた人々を引き寄せる、大富豪の地所〈ハッピー・クロフト〉。殺人、盗難、変
死が続発し、平和な土地に暗雲が立ち込める……。事件関係者が口にした〈ビリー・ボーイ〉とは何
者なのか? ≫

初読みの作家作品ですし、どの様なタイプの作品か良く分かりませんが、何となく心惹かれる内容な
ので、読んでみたい作品に入れました。






(source : 創元社、論創社 & etc.)








『警視グレイス』原作とシーズン4情報

2023-11-21 | 海外ドラマ
”Grace":Season 4

ITV

日本でもシーズン3の放送もありましたが、既にシーズン4のブライトンでの撮影も終わった様です。

S3の感想から書こうと思っていたのですが、S4のニュースが入って来たので先に纏めて置こうと
思います。



S4は4エピソード構成で、リリース時は今のところ2024年の春頃と言われています。
S4E1: Dead Man's Time
S4E2: Want You Dead
S4E3: You Are Dead
S4E4: Love You Dead

その間に、原作とドラマを擦り合わせて置きます。

ピーター・ジェイムズによる”ロイ・グレイス”シリーズは現時点で19作刊行されており、最新版は
2023年9月に刊行されたばかりです。

下記が原作(刊行年)と日本放送時のドラマタイトル

Dead Simple (2005年) S1E1『届かぬ声』
Looking Good Dead (2006年) S1E2『抜けられない闇』
Not Dead Enough (2007年) S2E1『知らない自分』
Dead Man's Footsteps (2008年) S2E2『死者の足跡』
Dead Tomorrow (2009年) S2E3『消された未来』
Dead Like You (2010年) S3E1『沈黙の徘徊者』
Dead Man's Grip (2011年) S3E2『渦巻く陰謀』
Not Dead Yet (2012年) S3E3『過去の亡霊』
Dead Man's Time (2013年) ✩S4
Want You Dead (2014年) ✩S4
You Are Dead (2015年) ✩S4
Love You Dead (2016年) ✩S4
Need You Dead (2017年)
Dead If You Don't (2018年)
Dead at First Sight (2019年)
Find Them Dead (2020年)
Left You Dead (2021年)
Picture You Dead (2022年)
Stop Them Dead (2023年)

これは以前も書きましたが、上記原作の内日本で翻訳出版されたのは2作品のみです。
1/2の埋葬 Dead Simple


会員制殺人サイト Looking Good Dead


これらの作品は随分前に読了しましたが、これからも続けて翻訳出版される事を期待しています。



シーズン4のメイン出演者は、
ロイ・グレイス警視:ジョン・シム
グレン・ブランソン巡査部長:リッチー・キャンベル
ノーマン・ポッティング:グレイグ・パーキンソン
ベラ・モイ:ローラ・エルフィンストーン
キャシアン・ピュー:サム・ホア
クリア・モーリー:ゾーイ・タッパー

ゲストとしてロバート・グレニスターも登場するとか

S2でジェームズ・ダーシーが演じていたキャシアン・ピューはS3からサム・ホアに変更になった
のですが、凄~く残念ではあるものの あのキャラクターはグレイスとは犬猿の仲であるし、小
憎らしい(?)ヤツなので、ダーシー様には勿体ない(え?)。変って良かったかも(私見)。



行方不明であったグレイスの妻の今後の行動、ブランソン夫婦の問題、そして、思いがけないノー
マンとベラの熱々振り(チョット強面だった2人の意外な組み合わせ、意外な面を見せてくれ良い
感じになってきました)。 等々メインとなるストーリーに加え それぞれのキャラクターのプ
ライベートも益々複雑且つ興味深い状況になって来ました。
S4でどの様な進展があるのか・・・楽しみですね。
一番気になるのはグレイスと妻ですけど。

尚、シーズン4の英国での初放送日は正式に発表され次第、又official trailer もまだ出ていません
ので、今後の情報が出次第追記します。



(source : ITV, tellyvisions, British TV.com & etc.)


久々にシャーロック・ホームズ関連の話題を

2023-11-17 | Sherlock Holmes


シャーロック・ホームズ関連を取り上げるのは随分久し振りになりました。
このところ続けて色々と関連情報が出てきましたので、ボチボチとご紹介していこうと思います。

※ その(1):
今年9月から11月にかけて河出書房新社 よりシャーロック・ホームズ全集の新刊(全9巻)発売
されます。

【内容紹介】
≪日本を代表するシャーロッキアンが不朽の名作「ホームズ物語」全作品を訳した決定版、新装版
で堂々の復刊! 最も権威あるオックスフォード版の注・解説を完訳。原本の挿絵もすべて掲載。≫

とのことで、大変嬉しい事です。
これまでも多くの版が刊行されているのですが、翻訳が古かったり、色々で・・・・。
私が手元に持っているのも少し古い版なので、今回の新刊は新訳でもあり、パジェットの挿し絵も
総て掲載、とありますので興味深い作品集です。



ただ・・・そんな内容の濃い版だからこそでしょう、お値段が・・・・一冊4,000円位となると・・・・
辛い所です。
取りあえず図書館でお世話になろうかと。 

シャーロック・ホームズ全集【全9巻】
アーサー・コナン・ドイル(著)、小林 司/東山 あかね(訳)
河出書房新社

(1) 『緋色の習作』
(2) 『四つのサイン』
(3) 『シャーロック・ホームズの冒険』


(4) 『シャーロック・ホームズの思い出』
(5) 『バスカヴイル家の犬』
(6) 『シャーロック・ホームズの帰還』


(7) 『恐怖の谷』
(8) 『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』
(9) 『シャーロック・ホームズの事件簿』


※ その(2) :
『シャーロック・ホームズとジェレミー・ブレット』

”Jeremy Brett is Sherlock Holmes"
モーリーン・ウィテカー(著)、日暮 雅通(監修)、高尾 菜つこ(翻訳)
原書房 2023年11月27日発売予定

【内容概略】
≪映像の世界でも愛され続ける名探偵ホームズ。数々の名作が存在するなか、決定版ともいえる
ホームズを演じたのがジェレミー・ブレットである。作品について本人・共演者・制作陣の言葉
と、百点以上のカラー図版とともにたどる。 ≫

シャーロック・ホームズ関連のドラマ、映画は数多く製作され、パスティーシュ、パロディーを
含めるとどの位あるのか。
ホームズ好きとしては、基本的にどんな作品であろうとも一応観る事にしています(とは言え、
中にはどうしても見る気にならない作品もあることはありますが)。
どんな作品であろうとも ジェレミー・ブレットが演じるホームズ以上のホームズは考えられ
ないという程、ホームズになり切った役者さんでした。
拙ブログでも過去何度も取り上げてきましたが、こんな素晴らしい本を出版して下さるとは感
激です。ジェレミーを愛するファンにとっては何よりの作品ですね。

※ その(3):


これは情報としてですが、
グラナダ版シャーロック・ホームズが初めて英国で放送されたのが1984年4月24日でした。
そして1994年4月11日最終回まで41エピソード放送されました。
これは、拙記事でもリストにしましたので、右カテゴリー欄をご参照下さいませ。

日本ではNHKで1985年から放送されたとのこと(はっきり記憶していませんでしたが)。
勿論吹き替え版でしたね。 露口茂さんだったことは良く覚えています。
当時は吹き替え版が普通の事でしたし、露口さんは違和感が無かった様に感じました。
その後、機会がある毎に、再放送ある毎にひつこく見直してきましたので、もう何度観た事か。
おまけにいくつかはDVDも手元にあるという・・・・。

何故か一般的には相変わらず吹き替え版なのですが、時々字幕版で放送がありました。
はやりジェレミーの声、セリフまわしで観ると一段と素晴らしいですね。
是非、これからも字幕版での放送!と期待しているところです。

で、そんな訳で(どんな?)、来年はグラナダ版初放送から40周年を迎えるという事で、ファン
の間では色々と噂や計画が立てられている様です。
何か特別企画があるでしょうか? 是非!と期待しているのですが。

(source : 河出書房新社、原書房 & etc.)


それから、
これは追って別途書こうかと思っているのですが、
英国で毎年クリスマスシーズンに製作されるBBCのクリスマス・スペシャル最新作として、今年
はアーサー・コナン・ドイル関連の2作品が製作されると発表されています。
(途中迄下書きしてはいますが、ちゃんと完成させられるかどうか・・・・)


これから読む予定のミステリ:2023-Nov./2

2023-11-14 | ブックレヴュー&情報
※ 『もしも誰かを殺すのなら』パトリック・レイン

創元海外ミステリ 2023年10月30日発売

【内容概略】
≪無実を叫ぶ新聞記者に下された非情の死刑判決。彼を裁いた陪審員が人里離れた山荘で次々と
無惨な死を遂げる……。
閉鎖空間(クローズド・サークル)での連続殺人を描く本格ミステリ。≫

初読みの作家さん作品ですが、”クローズド・サークル”、”本格ミステリ”といわれたら逃す訳には
参りませんです。

※ 『案山子の村の殺人』 楠谷 佑

東京創元社(ミステリ・フロンティア) 2023年11月30日発売予定

【内容概略】
≪案山子だらけの宵待村で、案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、ついに殺人事
件が勃発する。現場はいわゆる雪の密室の様相を呈していた――。
“楠谷佑”のペンネームで活動する合作推理作家の大学生コンビが謎に挑むシリーズ第一弾。

本格推理の俊英が二度に亙る〈読者への挑戦状〉を掲げて謎解きの愉しみを満喫させる、渾身の
推理巨編! 叢書ミステリ・フロンティア20周年記念特別書き下ろし作品。 ≫

こちらも初読みの作家さん作品です。
「読者への挑戦状」、「密室」。
とてもそそられる、是非読みたい作品です。

※ 『アゼイ・メイヨと三つの事件』P.A.テイラー

論創社 2023年12月5日発売予定

【内容概略】
≪粋でいなせなボヘミアン、アゼイ・メイヨが挑む三つの難事件。〈ケープコッドのシャーロック・
ホームズ〉の明晰な頭脳が不可能犯罪を解き明かす。 初訳作品を含む全3作、「ヘッドエイカー
事件」「ワンダーバード事件」「白鳥ボート事件」を収録。≫

これも初めての作家さん作品です。
何となくすんなり軽く楽しめそうな内容です。


今回は何れも初読みの作家さん作品、硬軟取り混ぜてのご紹介になりました。




(source : 創元社、論創社 & etc.)




『探偵ミス・スカーレット』S4リリース情報

2023-11-11 | 海外ドラマ
”Miss Scarlet &The Duke” :Season 4


以前コチラでシーズン4に関して少し書いていたのですが、当初初放送予定は2023年末か
2024年初頭の放送予定になりそうだと言われていました。

先日、PBSにての初放送は2024年1月7日からスタートと発表されました。



因みに、このドラマ過去シーズンは、
S1(2020年):6エピソード
S2(2022年):6エピソード
S3(2023年):6エピソード

でしたが、
S4も6エピソード構成で予定されているオリジナルタイトルは下記とされています。
E1:Elysium
E2:Six Feet Under
E3:Origins
E4:The Diamond Feathers
E5:The Calling
E6:The Fugirive

出演は、
イライザ・スカーレット:ケイト・フィリップス
ウィリアム ”デューク" ウェリントン:スチュアート・マーティン
パトリック・ナッシュ:フィリックス・スコット
オリバー・フィッツロイ:エヴァン・マッケイブ
アイビー・ウッズ:キャシー・ベルトン

又他にも新たな顔ぶれも登場予定とされている様です。







シーズン4では、
イライザとウィリアムの関係は元より、イライザとナッシュ、ウィリアムとアラベラ、そしてアイビーと
ポット氏・・・等々それぞれ気になる展開が盛り沢山ですね。

S4のtrailerはコチラ(第一報なので短い版ですが・・・)

https://youtu.be/UQVGTnPgJc4?t=25

より詳しい情報、又日本放送日等分かり次第追記します。





(source : Masterpiece PBS & etc.)











これから読む予定のミステリ:2023-Nov./1

2023-11-07 | ブックレヴュー&情報
※ 『ポアロのクリスマス』「新訳版」アガサ・クリスティ

ハヤカワ文庫 2023年11月7日発売

【内容概略】
≪富豪の一族が久方ぶりに集った館で、偏屈な老当主が殺された。犯人は家族か使用人か。
聖夜に起きた凄惨な密室殺人にポアロが挑む ≫

アガサ・クリスティの長編の中で唯一の”密室殺人”作品です。

もう何度も読んでいるし、今更・・・なのですが、”季節モノ”(?)ですし、「新訳版」なので、
どの様になっているか気になります。なので、再度読んでみようと思います。
過去の版に比べ、カバーが華やかで美しいですね。

※ 『1分間ミステリ―名探偵フォードに―教授とともに謎を解け!』H.A.リプリー

扶桑社 2023年11月2日発売

【内容概略】
≪1分で読める
ショートショート・ミステリークイズ

1話ほぼ2ページ、1分間あれば読める、ショートショート・ミステリークイズの古典的名作登場!
狩猟に出かけた山中で、仲間の猟銃で撃たれた男。不幸な事故か、はたまた故意か?
地下室に押し入った泥棒との手に汗握る追跡劇。しかしじつは、内部の者の犯行だった!?
書斎のなかで毒殺された男。犯人は誰か……
等々、趣向を凝らし、トリックとウィットに富んだ難問が満載。
わずかな手がかりを見のがさず、名探偵フォードニー教授とともに、あなたも数々の事件の謎解きに
挑んでください。 ≫

”1分で読める”というのは 気合を入れて取り掛からなくてもいいので、時間の隙間に気軽に取り掛か
れるミステリ・・・気分転換に良いかも。

※ 『ガラム・マサラ』ラーフル・ライナ

文藝春秋 2023年10月24日発売

【内容概略】
≪デリーの不正入試コンサルが巻き込まれた誘拐事件。僕らは極限の格差社会を生き抜けるのか。
今もっとも熱いインドミステリの傑作。≫

相変わらず人気のインドミステリです。インドのミステリは独特の風習、文化に触れられ、興味深
い作品が多いのですが、今作はこれまでの作品とは一味違った内容の様に感じます。




(source : ハヤカワ、扶桑社、文藝春秋 & etc.)








BBC版『殺人は容易だ』First Look出ました

2023-11-04 | アガサ・クリスティ
”MURDER IS EASY”

(Agatha Christie)
トップ画像はミス・ピンカートン(ペネロペ・ウィルトン)とルーク・フィッツウィリアム(デヴィッド・ジョンソン)

以前ご案内していたBBC版『殺人は容易だ』のFirst Lookがようやくリリースされました。

今回は2エピソード構成となっている様です。

BBCにおけるアガサ・クリスティ作品のドラマ化は今回が6作品目となります。
過去5作品は前記事にも記しました様に、サラ・フェルプスの脚本によるもので、今回初めてシア
ン・エジウンミール=べーレ(カタカナ表記違っているかも)が担当する作品です。
色々な意味で(意味深)期待はしています。

キャストは(前記事の再掲)
監督:ミーヌ・ガウル
脚本:シアン・エジウンミール=ベール
製作:カレン・ケリー

出演
ルーク・フィッツウィリアム:デヴィッド・ジョンソン
ブリジット:モーフィド・クラーク
ミス・ピンカートン:ペネロープ・ウィルトン
ミス・ウィンフレット:シニード・マシューズ
ホイットフィールド卿:トム・ライリー
ホートン少佐:ダグラス・ヘンシャル
トーマス博士:マシュー・ベイントン
ハンブルビー牧師:マーク・ボナー
ハンブルビー夫人:ニムラ・ブチャ
ピアース夫人:タムジン・アウトウェイト
リバース:ジョン・ボインティング
ロース:フィービー・リコリッシュ


原作概要は以前の記事に書きましたが、(よりザックリした内容は)
1954年ロンドンに向かう汽車の中でルーク・フィッツウィリアムが同席したミス・ピンカートン
から聞かされた話がきっかけとなります。
彼女が住む長閑な村で密かに殺人が行われているのだと。
ミス・ピンカートンはその事をスコットランドヤードに相談に行く途中轢き逃げにあい死亡した。
これを不審に思ったルークが村に向かい真相を探る…と言うのが大雑把な内容です。

これも繰り返しになりますが、今回は出演者もとても魅力的なメンバーが揃っていて、その点で
も興味深い作品です。
そして、
ようやく出たFirst Lookがコチラです。



ルーク(デヴィッド・ジョンソン)


ホートン少佐(ダグラス・ヘンシャル)↑ ヒゲ!


バンブルビー牧師(マーク・ボナー)、トーマス医師(マシュー・ベイントン)


ブリジット(モーフィッド・クラーク)、ホイットフィールド卿(トム・ライリー)

現時点ではtrailer もリリースされていませんが、英国BBCでの初放送は2023年年末頃とされて
います。

日本での放送もなるべく早くお願いしたいですね。
願わくば、過去作品の様に椅子から転げ落ちる様な解釈変更は無い事を祈りますが。



(source : BBC & etc.)


『殺人は容易だ』に関する関連拙記事は下記をご参照下さい。

※ BBC版アガサ・クリスティ『殺人は容易だ』の製作発表
※ BBC版『殺人は容易だ』キャスト発表




『警部補グッドマンの事件簿』ミステリ―inパラダイス番外編

2023-11-02 | 海外ドラマ
"BEYOND PARADISE" Season 1

BBC : 2023年 ; 6エピソード

12月ミステリ―チャンネルにて放送予定の初放送ミステリ第一弾です。

以前『ミステリ―inパラダイス』”DEATH IN PARADISE" のスピンオフドラマとして2代目ハンフ
リー・グッドマン警部補が主人公となる”BEYOND PARADISE" が製作予定である事をご紹介した
のですが(下記過去記事ご参照下さい)、日本でも12月放送予定となった様です。

シーズン1(6エピソード)は2023年2月BBC Oneにて放送されましたが、ミステリ―チャンネルで
の放送は、

2023年12月3日(日)16:00~ 一挙放送 とされています。

概略は拙過去記事でもご紹介しましたが、念のためミステリ―チャンネルの案内も含めご紹介して
おきます。

『ミステリ―inパラダイス』で人気のあった2代目警部補ハンフリー・グッドマンは婚約者のマーサ・
ロイドと共に英国に戻ります。
最初にドラマの製作情報を観た時は、ハンフリーさんがロンドンで活躍するのかと思っていたので
すが、二人はマーサの故郷であるデボン海岸にあるシップトン・アボット(架空の街)で新生活を
を始める事になる、様です。
ハンフリーは時代遅れの警察署であるシップトン・アボット署の警部補に就任し、マーサは念願だっ
たカフェを開く。都会のストレスから逃れ、穏やかな生活を望む2人だったが、ほどなくして田舎
でも静かには暮らせないと気づく …?!ハンフリーはエスター・ウィリアムズ巡査部長、ケルビー・
ハートフォード巡査、そしてマーゴと共に平穏なはずの田舎町で次々と起こる難事件を解決していく。
・・・・というのが概略とのこと。





ご本家の『ミステリ―inパラダイス』の南洋の島とは全く異なる イギリス南西部のコーンウォール、
デボン海岸の美しい風景も見どころの一つとされています。





キャストは、(再掲)
DIハンフリー・グッドマン:クリス・マーシャル
マーサ・ロイド:サリー・ブレットン
PCケルビー・ハートフォード:ディラン・ルウェリン
DSエスター・ウィリアムズ:ザーラ・アフマディ
アン・ロイド(マーサの母);バーバラ・フリン
フェリシティー・モンターグ マーゴ・マーティンス


Trailerはコチラ(短いですが・・・)

https://youtu.be/NgrI_iPsS2o

尚、
2023年クリスマススペシャルも予定されている様で(BBCの放送日は未定)
又、
既にシーズン2の製作も開始されているそうです。

(これは分かり次第追って)

今回放送予定の『警部補グッドマンの事件簿』関連拙過去記事は下記ご参照下さい

※ 『ミステリ―inパラダイス』のスピンオフ製作情報
※ 『”Beyond Paradise" (原題)リリース日等の追加情報


(source : BBC, , Timeout, ミステリーチャンネル & etc.)


又、同じく12月放送予定のご本家『ミステリ―inパラダイス』のシーズン12、並びに2022年クリ
スマススペシャルに関しては別途書くつもりです(予定)