紅鹿の子(benikanoko)
ハイブリッドティー系 木立性 四季咲き 大輪 半剣弁高芯咲き 微香
1998年日本(田頭数蔵=広島バラ園)作出
交配:Chrysler Imperial x Purple Tiger
別名:(ドイツ名)シュテファニー ガホット
赤に白の絞りが入る、大輪で印象度抜群のバラ。名前の由来は鹿の子絞りから来ています。
大輪の立派な花姿は、父である偉大な黒バラ、クライスラー・インペリアルから。
絞りの入った印象的な色柄は、母であるパープルタイガーから来ています。
作出した広島バラ園HPには、以下の様に掲載されています。
2003年7月、ドイツ バーデンバーデンの新花コンクールでシュテファニー ガホット
(Stefanie Gachot 日本名 紅鹿の子)がバーデンバーデン カジノ賞を受賞しました。
このバラの特徴として、トゲが殆んどない(母譲り)事が挙げられます。そして、上手く
育ててやると春から初冬まで次々と花を付ける、とても出来の良いバラなのだとか。
春の花は赤みが強く、白が桃色がかることも。夏を過ぎて初冬まで、気温が下がるにつれて
赤紫(ローズピンク)となっていきます。
尚、母であるパープルタイガー(フロリバンダ系)は、容姿は良いけどかなり弱い品種
らしいので育てるのが難しい様です。この「紅鹿の子」は普通。父は偉大なんだな。
広島にちなんだバラコーナーに植えられているのだけど、なかなかイイ感じに咲いている時に
見る事が出来ていませんでした。今回、綺麗に咲いている花がみられたので、しばらく撮影
してしまいました。三脚は使わないのだけど(邪魔になるから)、人の往来を見ては避け…。
どうしても斑入りや絞りのある花って、見入っちゃうものなのです。