思いついた写真をアップする家

写真を撮ってコメントを書く。それだけ。

広島市植物公園でアサギマダラ 21/10/16

2021年10月16日 23時48分09秒 | 花華・植物
※今回は俗にいう虫注意!!! の回なので、苦手な人はサムネイルをクリックしないように。

約3ヶ月ぶりに広島市植物公園へ。本年、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言がちょくちょく
発令され、当公園も広島市文化施設として閉鎖となってしまった期間が長かった。
先月末をもって解除され、久しぶりに行ってみたということ。但し、今回のお目当ては完全に
アサギマダラだったのです。

この蝶は遠く台湾辺りまで渡りをすると言われており、北陸(石川県・白山付近)で発生した
アサギマダラが広島県安芸高田市吉田付近で観察されるなど、近年はニュースとして新聞や
テレビ・ラジオでも報じられている事から人気が高いのであります。

  

吸蜜休憩をしながら旅を続けるアサギマダラ。当公園ではコバノフジバカマを植えこんで秋を待つ
ようになって随分経ちます。本年は飛来数が多く、10/14日には100頭を超えていたそうです。
本日は30頭くらい。コバノフジバカマの花も終わりつつあり、少しずつ南へ移動しているのだろう
とのこと。

個体差や光線の加減で浅葱(あさぎ)色が白っぽい個体もありますが、上翅を広げるとアサギが
目立つ訳です。明るい曇天で風が弱かったのでまずまず撮れたけど、自分は蝶(チョウ)という
被写体が苦手でして。要するにヘタクソってコト。



で、バタフライガーデンと呼ばれるツバキ園を一部改装したところ(コバノフジバカマの鉢植えを
配置し、一層近くでアサギマダラを観察できる)にて、? オマエは ? という昆虫を見かけ、
撮っておいたのです。後で調べると、これがかの有名なサツマニシキでした!という訳。

蛾(ガーちゃん)です。翅を畳んでいる形態を見ると、なるほどガよね。なんですが、翅を広げて
標本状態となると、蝶(チョウ)と変わらんな! 青くて派手で少し珍しい。こりゃ人気する訳だ。



動く時と動かない時の差が極端なセセリチョウは、割と撮らせてくれるので大好きです。形や大きさも
コンパクトだし、目の周りが何となくカワイイ。調べたところ、キマダラセセリとある。これまた
チョコッとだけ見かける機会が少ない蝶だったようだ。

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今日は植物公園のスタッフに話を伺う機会がありまして、アサギマダラは基本的に山の樹木がある
ところを渡って来るので、山の際にフジバカマ(広島では花期を考慮してコバノフジバカマが有利)
を植えておけば、赤ちょうちん宜しく見つけてくれたら寄るかも知れないとのこと。
今年は結果的に渡って来た数が多かったのですが、例年のデータによると当植物公園でのピークは
10月13日頃と教えてくださいました。ありがたや。

残念ながら、街を通る事は殆ど無いという話。つまり、確実に見たければ居るというニュースを
アテにして、そこへ行くのが一番なんだそうです。徐々に数を減らし、あと数日で見られなくなる
だろうと語っておられました。

コメント (4)
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日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区の高炉停止 21/09/28

2021年10月03日 21時41分53秒 | 日常的電脳日記
呉市に60年近く存在した製鉄の溶鉱炉、呉地区からの製鉄所完全閉鎖を前に21/9/28日の
操業をもって火を落としました。高炉は一度火を落とすと再稼働に大変な投資が必要と
なるため、止める=もう使わないという意味合いがあります。
※今回の写真は過去1年以内~最終日までのものです。



三峰山(天保山慰霊塔)の四阿(東屋:あずまや)より工場全体を見下ろす。

 

写真左側の桟橋に係船されているのが、鉄鉱石運搬船。喫水が高い事から荷下ろしが進み
船室は殆ど空っぽだと判断できる。

 

海上及び呉市街側から望む。



この煙突は、まだ少しだけ煙を吐いてるようです。


21/9/25


21/9/26


21/9/28

最終日前後には遠方からカメラマンが遠征して来ていました。通常、現地の人しか知らない
であろう場所にも陣取っており、ネットが普及するとこうなるのな!と痛感しました。

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見てるかどうか分かりませんし、事後なので申し訳ないとしか言いようが無いのですが、
広島市五日市から来たという方に「9/29のシフトが最後なので30日朝4時で停止と聞いた」
と話をしたのですが、報道にあった通り9/28のシフト、9/29午前4時で停止されました。

とある作業者の方から聞いた話をそのまま伝えた結果、実際と異なる情報となってしまい
ました。

コメント (6)
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音戸の瀬戸の渡船は役目を終えた 21/10/01

2021年10月03日 20時15分27秒 | 風景・散歩・旅
広島県呉市警固屋~音戸町をつなぐ、音戸の瀬戸渡船が廃業届を提出した。
廃業日は21/10/31とされているが、事実上、既に廃業状態となっている。

過去に、遠からず無くなるであろう風景として撮影しておいたものを掲載する。
※撮影日は全て2015/03/22です

 

呉市・警固屋側の桟橋より。乗客が桟橋に姿を見せると渡船がやって来るシステム。
この時は対岸の音戸側に船がいるので、迎えに来てくれるという形。



船から第二音戸大橋を見上げた風景。



音戸側桟橋より。普通に貨物船や海上保安庁巡視船が往来している最中、タイミングを
見計らって渡す。腕と経験のなせる技。



音戸側から警固屋側へ戻って来たところ。



かもめ・つばめ 両船が活躍した、日本一短い航路でした。

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経緯としては、船の運航を担当していた方が3人→1人となり、料金の徴収から
乗客の確認・乗降準備・操船の全てをやらなくてはならない状況が数年来
続いており、昨年あたりから病気やケガで休業する期間が長くなっていた。
船の老朽化もありクラウドファンディングで資金を募ったりしていたのだが、
本年になって船が大きく破損するなどし、これ以上の営業運行は不可能と判断。
今夏より休業となっていた。

いつかは無くなるだろうと思い乗船・撮影をしたりもしたが、数年間乗る事は
なかった。ワンオペで早朝から日没後まで運行する事によるストレスは相当な
もので、生活を立てる事と併せて相当な苦労があったと思われる。
とても乗って応援!などと気軽に言える状況ではなかった。

思えば、2011年4月に第二音戸大橋の架橋工事があった際、賑やかに記念乗船
イベントを実施したのが最後の見せ場だったのかも知れない。
コメント (4)
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