やっと近所のヒガンバナが見ごろとなりました、が、カメラを向けるのは少々難のある条件ばかり。
撮りゃいいじゃん…なんですけど、背景処理とか写ると色々問題がある時代とか考えると、ねぇ。
ヒガンバナはまだ花芽もあるけど、概ね満開。この花は朝露を受けた後に太陽光を浴びると直ぐに
日焼けしてしまって、やがてシナシナとなってしまいますから、咲いたねー!という花を探す事に
なりますが、花撮る時って基本的に良い花を探すところから始まるので。
フジバカマは黄色みが乗って、今週までかな、と。近縁種であり、本来、広島市植物公園で
アサギマダラが吸蜜するのは「コバノフジバカマ」という、少し紫がかった花になるのですが、
この週末はまだ咲いていません。来週辺りに咲き揃いそうなのですが、いかんせん飛来数が
少ない。12日は2頭。例年のピークは13日頃で、今年は観察会を14日に企画していると聞き
ました。数が少ないのか、飛来が遅れているのかは、私には分かりません。
植物は着々と季節を進めて… と言われますが、この植物公園の辺りの紅葉は11月中旬以降。
ナラの木の葉は青い。メジロが実ついばんでいる木は、名板を撮っていなかったので分からずw
ミヤマガマズミは鮮烈な赤い実を付けていますが、やはり葉は青い訳です。
さて、音戸の瀬戸公園の高烏台展望所へやって来ました。今年の1月2月頃に雑木を借り払って
くれたお陰で、展望が復活しています。ここ2年程は雑木の成長が凄く、あまり撮りに行く気に
ならない場所だったのです。でも、ここの夕景が本当に良い時期は11月中旬頃。
なぜここに来たのかといいますと
C/2023A3 紫金山・アトラス彗星が見えるかも!と考えたからです。12日の彗星の見える
位置は太陽に近いので、日没後に見える高度も低い。太陽に近い=薄暮の影響を強く受け、
大気を通って来た光は分散されて赤く見える。ヒトの活動や天候による塵モヤもある。
先ずは、彗星が見えるくらいの丁度良い加減まで、普通に夕景を撮って待つ事に。
時刻は18:14。肉眼で彗星は見えず、一緒に撮ってた人のスマホアプリ上では
「存在」している事だけは確認出来ていました。
※帰宅後に拡大して確認したところ、薄っすらと痕跡が認められ、方角と高度双方に
合致が認められたので、「写ってたw」のでした。赤丸で囲っている所です。
OM-1 + 40-150F2.8Pro iso1600 F2.8 1.6sec 焦点距離90mm(換算180mm相当)※三脚使用
時刻は18:39。レンズを望遠に変えて、スマホアプリを頼りに大よその位置を決めて撮影
してみたら写ってました。肉眼では、やっぱり見えませんw 偶々ご一緒した夫婦の方は
iPhoneで撮影したのですが、なんと撮れてました! スマホというかiPhone凄すぎ!
いやー、写るかもと思ってダメなら諦める。今回彗星の観望の好機だが、今後は日没時に
雲が出そうなデータ。週間予報は15日以降雨模様。要するに、ダメかも知んないと考えて
いただけに、まずまずの結果。
何よりも、偶然ご一緒したご夫婦のスマホアプリのお陰で、見えてる筈なのに見えないが
狙ってみようか!となり、「ハー帰ろーかー、みえねーw」というのを思い直した訳で、
こういうのって有難いよな、と。
尚、このご夫婦はそれぞれのiPhoneで撮れていないと納得出来なかったようで、結果的に
両方とも写っていて一安心。ありがとうありがとうでお別れしたのでした。
神戸からいらしたそうで、恐らく二度と会う事はあるまい。
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タイトルだけだと「なんのコッチャ?!」ですよね。単に、疲れてるのと、この時期に観たい物を
無理せず見ようとすると行動はパターン化される。その結果が日中暑くて日没後は寒いという。
しかも、クルマに上着を載せていると思い込んでおり、寒くなって来たから上着取って来ますわ!
で行ってみたら無かったよ。
「こんな事も有ろうかと100均で買ったアルミブランケットが役に立ったよ。さぁ地球へ向かって…」
なんて思いはしなかったけど、2024年10月12日の天候はこうであったとWebLogに残しておくため、
こんなタイトルにしました。投げ槍。