なんでも100円

2021-03-17 | リハビリ
TV番組の3・11イベントも、終わりました。当時の雰囲気とは違ってきていますが、それでも実際に体験したことを書きます。

10メートルの高さだというので、地震直後に、津波を見に行こうと思いました。どこでも走れる競技用バイクで行って、危なくなったら逃げるつもりでした。息子夫婦と連絡が付いたので、妻に様子を見ろといわれたので、自宅待機に切り替えました。

夜になったら息子夫婦が避難した小学校は人がいっぱいで、身重のママでもいるところがないということなので、私の家に避難させました。夜はLEDライトと、フィラメントの電球の懐中電灯を使いました。豆電球の懐中電灯はすぐに電池がなくなって、使い物になりませんでした。

ストーブは反射式を持っていましたので、やかんをかけて使いました。小さい孫がいたので、ストーブの「見張り」は厳重にしました。

コンロはガソリンコンロ・携帯ガスコンロをもっていましたが、女性が家の中で、ガソリンコンロを使うのは危ないので、ガスコンロを使いました。

発電機を持っていましたので、全員の携帯電話を充電しながら、TVを見ましたが、TV局でも混乱しているのか、何もわかりませんでした。携帯電話はショートメール以外は通じませんが、充電だけしてあると心強いいです。今は、発電機よりもポータブル電源がいいです。

水はだいぶたってからしか復旧しないので、スピーディカテがいいです。トイレ用の水は、ため池からジャイロupでくんできました。

食べ物等は、生協とヨークベニマルが、次の日から「なんでも100円」といって、店の外で販売してくれました。みぞれが降っていました。そのままお金を払わないで持っていける状態でしたが、みんな列を作ってお金を払っていました。

イオンは一か月以上たってから、在庫整理みたいな商品を販売しました。ご飯は作れる状態でしたが、空揚げが二・三個入った白飯弁当を398円で売りました。誰も買いませんでしたし、イオンの店員も笑っていました。一回りしてくると298円になっていましたが、だれも買わないので引っ込めました。

大勢の人が大変な時に、商売のやり方がわかる出来事でした。
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