バイオレットのお絵かき☆ダイアリー

折々に描いた俳画や水彩画を展示して、勉強の励みになれば…
そんな想いで、また新たな出発です。

受話器の向こうで・・・

2006-11-12 16:28:05 | Weblog
昨日は二人の人から電話をもらいました。
どちらも久しぶりに聞く声です。
ひとりは伯母さん、もうひとりは東京の甥からでした。

伯母さんは母の姉で、もう80歳代後半です。
母、つまり妹のほうが先に亡くなってしまい、ずっと母のことを
頼りにされていただけに、本当に淋しいことでしょう。
それで、母になり代わり、私の方から電話したり、
また伯母さんからお電話をもらったりして、時々
お互いの近況を言い合ったり、母の想い出話をしたりしています。

伯母さんは、私の声を聞くと、母のことが偲ばれて嬉しいと言って下さり、
母亡き今となっては、私も伯母さんを心から頼りにしています。
そんな伯母さんが、「久しぶりに○○ちゃんの声が聞けて嬉しかった!」
と何度も言って、電話を切る時には涙ぐんだ声になっておられました。

それから、夕食後は甥からの電話。
彼からの電話なんて、本当に珍しいこと!
今まで、何か用事がある時以外はほとんどかけてこなかった彼が
電話をくれるなんて、どうした心境の変化でしょうか?
最近、彼が少し以前と変わってきたように思えます。
更に優しくなったかな? って・・・

就職してもうすぐ3年、東京のひとり暮らしにも慣れて、
彼の生活の基盤が少しずつできてきた余裕の表れでしょうか?
社会に出て、人を思いやる心を持つ人間に成長してくれたのでしょうか?
それとも、更け行く秋の人恋しさゆえでしょうか?

1日に2度も珍しい人の声を聞かせてもらって、
昨日はなんとも嬉しい、心温まる時間がもてました。
受話器を通して、相手の気持ちを感じながらの電話。
秋のひととき、こんなふうに時間を過ごすのもいいものですね。
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