バイオレットのお絵かき☆ダイアリー

折々に描いた俳画や水彩画を展示して、勉強の励みになれば…
そんな想いで、また新たな出発です。

テーマは夏~生徒さんの作品より

2011-07-25 19:21:38 | 水彩画
7月は思いっきり夏を描いて頂こう!と思い、「夏のもの」という課題にしました。
生徒さん3人の水彩画です。


まずお一人目の絵は夏の果物。
大きな桃にビワ、それにサクランボがお皿の上でひしめき合っています。
構図に変化をつけるため、サクランボがひとつ転がっているのがとても愛嬌ありますね。
彩りに添えられたビワの葉はご近所からもらってこられたとか…
描かれているのを拝見していると、とても丁寧に、それぞれに愛情をこめられているという感じでした。
滲みの手法がだいぶわかってこられたようで、桃の質感がうまく表現できました。
サクランボやビワの雰囲気もよく出ていて、すごく美味しそう!





次の方は夏の花、ユリです。
実はオレンジ色のユリが描きたかったらしいのですが、「お店にピンクしかなくて…」と残念そうでした。
が、仕上がってみると、ピンクが上品でとても涼しげです。
葉っぱの色をやゝブルー系にして、さらっと塗られたことで、バックの色と溶け合って、清々しい気分にしてくれます。
お気に入りの骨董品の手付きの籠も、こうして絵に描いてもらって、きっと喜んでいることでしょう!
「お花は難しい!」と仰りながらも、敢えて挑戦されたことに拍手を送ります。





夏と言えば海!
ということで、最後の生徒さんは海の絵を描かれました。
雑誌に写真が掲載されていたフィジーの海です。
大胆な構図で、広くとった空と右側の高い椰子の木の対比が楽しい絵。
滲んだ空の雲の表情が面白いですね。
イラストのようで、このまま雑誌の挿し絵や表紙に使うとイイかもです。



というところで、終了するつもりが、もう一枚、この方が描かれた海の絵もアップしておきます。
他の生徒さん達に不公平!?という気もしますが、頑張ってもう一枚、海の絵にチャレンジされた努力に敬意を表しましょう!
まず鴎をマスキングで抜いておいて、空と海を塗ってもらいました。
入道雲に苦労されていましたが、面白く表現できましたよ。 





以上、こうしてテーマを決めて、それぞれに好きなものを描いて頂くのも楽しいなぁって思いました。
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君子蘭~下描きなしで

2011-07-17 09:54:52 | 水彩画
久し振りの更新で、ちょっと緊張するぅ!?

今年5月に描いた水彩画で、お花は君子蘭です。
水彩画教室へ持参された方があって、またまた私も便乗させてもらいました。
モチーフ何も考えずに、持たずに行って、人が持って来られたのを描かせて頂くという図々しさ!

同じ形のお花がたくさん付いているので、一つ一つ描いていてはめんどくさ~い!
ということで、いいかげんな人間の私は、思い切って下描きなしで描き始めました。
こういう描き方は俳画で結構慣れてますのでネ。

オレンジ色のお花ということで、バックにもオレンジ色を配して、全体にお花がバックに溶け込んでいるというイメージにしようと思いました。
滲みがうまく働いてくれたところは、お花の奥行き感を出すのに少し役だったかもです。

暑い夏のこの時期、ちょっと暑苦しい色合いのようですが、皆様、ご辛抱下さいね。
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滲みの練習

2011-07-03 14:01:19 | 水彩画
滲みの練習をしたいと思っていたところ、教室に奈良の東大寺辺りを写した写真が置いてありました。
その写真、紅葉の頃に撮られたもので、朱色や黄色の木々が色鮮やかなこと!

ちょうどその日は気分が滅入っていたこともあって、せめて色味を思いっきり明るく、きれいな色で水遊びしてみよう!と思い立ちました。
ということで描いたのがこの絵です。
最初の目的であった滲みは、さてトライしようと思うと、なかなか思い通りにはならないものですね。
もっともっと色が混ざって面白くなるはずだったのに…

古都奈良の風情を漂わせるには、少し派手すぎる色合いになってしまったかもですが、お陰様で沈んでいた気分はスッキリしました。
まぁ、作品としてはほとんど趣のないもになってしまいましたけどネ。
コメント (6)
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