バイオレットのお絵かき☆ダイアリー

折々に描いた俳画や水彩画を展示して、勉強の励みになれば…
そんな想いで、また新たな出発です。

作文は苦手!?

2007-03-05 09:44:18 | Weblog
お陰様でブログの記事が300号となりました。
パソコン教室でブログの勉強をするために登録をし、練習のつもりで
文章を書き始めたのは2年前の2月末のことでした。
あれからずるずると書き綴ってきました。
そして図々しくも下手な絵もいくつか Up させて頂きました。
「私にしては随分頑張った!」と思わず自分で自分を褒めてやりたいような気分になっています。
って、どこかで耳にしたような台詞ですね。(笑い)

でも、同じ人間が書き続けていますと、次第にマンネリ化が進み、
読者の皆様も少々飽きてこられた頃ではないでしょうか?
そして平凡な毎日で、話題も次第に乏しくなってきているような・・・
ということで、この辺でしばらく休憩させて頂こうと思います。
季節は春だというのに、「日々のひとりごと」はひっそりと冬眠に入らせて頂きます。

これまで拙い「ひとりごと」にお付き合い頂きました皆様、本当に有難うございました。
とりわけ、時折コメントを寄せて頂いた方々には心から感謝しています。
時には温かいお言葉が励ましとなり勇気となり、ブログを続けていく力の源となりました。

とは言え、またひとりごとを言いたくなることがきっとあるでしょう。
そんな時にはこのブログを再開して、また書き始めているかもしれませんし、あるいは新規に別のブログを立ち上げているかもしれません。
そんな時はまたご訪問よろしくお願い致します。

最後に昔のこんなお話をさせてもらって、皆様とのしばしのお別れと致します。もう少し読んでやって下さいませ。

小学校時代には夏休みなどに作文や読書感想文のような宿題がありました。
私は文章を綴ることが大の苦手で、そのような宿題が出された時には、
先ずは自分で原稿を書くものの、とてもそのまま提出する自信がなくて
いつも母の検閲を受けて、よく手直しをしてもらってから学校に持って行ったものです。

あれはたぶん6年生の時だったと思いますが、学校で映画鑑賞会がありました。
そして鑑賞後、教室に戻った私達に担任の先生から
その映画についての感想文を書くようにという課題が出されました。
それも授業中に!です。
さぁ、困りました! 母はいません。自分の力で書くしかないのです。
私はもう無我夢中で書いたような気がします。

書き終わって提出した後、先生が全員の感想文に目を通されて、
私の名前を呼ばれました。
「○○さん、前に出て読みなさい。」
わぁ~、怒られる!って私の心臓は高鳴りました。

おそるおそる前に出て、皆の前で自分の感想文を読み上げました。
そうしたら、何ということでしょう!
「いい感想文ですね。」って先生がおっしゃるではありませんか。
自分ひとりの力で書いた文章が褒められた!
その時の私はもう天にも昇る心地がしました。

映画はモノクロで、津波をテーマにしたものでした。
海辺に住む子供たちが津波のために家族や家を失ってしまう・・・
というような筋書きだったと思います。
真っ黒な波が高い壁のようになって私の方に迫ってくるシーンを
今でも鮮明に覚えています。

災害に遭った可哀相な子供たちのことを
「みんなで助け合っていこうではありませんか。」っていうような
ちょっぴり大人びた文で結んだように記憶していますが、
そんな言い回しにも母の影響が表れていたのかもしれません。

いつも母に頼ってばかりの依頼心の強い子だった私は、
その出来事で、「なんだ、私にも書けるんだ!」っていうような自信が
ほんの少しだけ持てたような気がしました。
そんなこんなで、今ブログを書き続けてきた私がいるのかもしれません。
自分の言葉で自分の気持ちを表現すること・・・
簡単そうで難しいことですが、これからも時々は感じたことを文章にして
自分の気持ちに正直になれたらいいなと思います。

長々と書いてしまいました。
最後までお付き合い頂いた皆様、本当に感謝、感謝、大感謝でございます。
有難うございました。
それでは、またいつかお会いするのを楽しみに・・・

あっ、そうそう最後の最後に今までに描いた中で最も私が気に入っている俳画を Up させて頂きます。
先生からも結構好評で、もし次に三人展をするようなことがあれば、
(今となってはもうそれも叶いませんが・・・)
是非出品したい!と思っていたジャーマンアイリスの絵です。
見てやって下さいませ。

このジャーマンアイリスは我が家の庭に毎年咲いてくれるのですが、
以前描いて先生に見て頂いたら、色々欠点を指摘されイマイチでした。
それで、エーイ、今度こそ!もう一度! って思って描いたものです。
しつこくトライしたのが良かったのでしょうか?

ではこれにて一旦終わらせて頂きます。
皆様、ごきげんよう・・・。
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妻が遺した野菜

2007-03-01 09:19:29 | Weblog
行ってきました、妹と久々のショッピング。
そして約束どおり!フレンチのお店でランチをご馳走になりました。
美味しいお料理といっぱいのおしゃべり・・・
やっぱり姉妹はいいです。楽しいひとときがあっという間に過ぎました。

記事が掲載された新聞見せてもらいました。
なかなか簡潔で余韻の残る文章に仕上がってました。
第3者の方が読まれたら、私たち姉妹はどんなふうに映るのでしょうか?
結構仲の良い素敵な姉妹だって感じてもらえるのではない? なんて・・・
自分勝手に解釈したりして・・・(笑い)

帰りに立ち寄った展示会場で水彩画展が開催されてました。
ちょうど最終日で、先生を交えて作品の鑑賞と批評会が行われている最中で・・・
私も参考に横で一緒に聞かせて頂きました。
それぞれの作者がまず自分の作品についてコメントを述べられて、
引き続いて先生からの寸評がありました。

さすが!と思ったのは、先生が一人一人の良い点を見つけられて褒めておられたこと。
私なんか、まず欠点のほうが先に目に付いてしまうのですが、
やはり指導者はこうじゃないとダメですね。
それぞれの生徒さんの良い所をまず認めること! 肝に銘じておきます。

ところで、作品の中で、「妻の遺した九条葱」というのがありました。
それは新聞紙の上に置かれたボウルに根っこの赤い葱が入っている絵でしたが、
作者は初老の男性で、どうやら最近奥様を亡くされたようです。
その方いわく、「畑に行ってみたら、家内が作っていた葱があったので描いてみました。」
そうしたら先生いわく、「食べてしまえば無くなってしまいますが、こうして絵にしておけば、いつまでも残りますね。」

う~ん、もうだめ・・・ウルウルしちゃう!って、私その場を立ち去りました。
奥様が栽培された九条葱をご主人は畑から引いてきて、どんな気持ちで描かれたのでしょうか?
その絵が意外と明るいタッチで描かれていたのが一種の救いのようでもあったし、
また反対に、ご主人の寂しい気持ちがかえって強く表現されているような気もしました。

ひとつの絵とそのタイトルから、色々なドラマが感じられて何とも切ない気持ちになってしまいました。
妹との楽しいデートの後でしたのに・・・。
コメント (2)
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