バイオレットのお絵かき☆ダイアリー

折々に描いた俳画や水彩画を展示して、勉強の励みになれば…
そんな想いで、また新たな出発です。

妻が遺した野菜

2007-03-01 09:19:29 | Weblog
行ってきました、妹と久々のショッピング。
そして約束どおり!フレンチのお店でランチをご馳走になりました。
美味しいお料理といっぱいのおしゃべり・・・
やっぱり姉妹はいいです。楽しいひとときがあっという間に過ぎました。

記事が掲載された新聞見せてもらいました。
なかなか簡潔で余韻の残る文章に仕上がってました。
第3者の方が読まれたら、私たち姉妹はどんなふうに映るのでしょうか?
結構仲の良い素敵な姉妹だって感じてもらえるのではない? なんて・・・
自分勝手に解釈したりして・・・(笑い)

帰りに立ち寄った展示会場で水彩画展が開催されてました。
ちょうど最終日で、先生を交えて作品の鑑賞と批評会が行われている最中で・・・
私も参考に横で一緒に聞かせて頂きました。
それぞれの作者がまず自分の作品についてコメントを述べられて、
引き続いて先生からの寸評がありました。

さすが!と思ったのは、先生が一人一人の良い点を見つけられて褒めておられたこと。
私なんか、まず欠点のほうが先に目に付いてしまうのですが、
やはり指導者はこうじゃないとダメですね。
それぞれの生徒さんの良い所をまず認めること! 肝に銘じておきます。

ところで、作品の中で、「妻の遺した九条葱」というのがありました。
それは新聞紙の上に置かれたボウルに根っこの赤い葱が入っている絵でしたが、
作者は初老の男性で、どうやら最近奥様を亡くされたようです。
その方いわく、「畑に行ってみたら、家内が作っていた葱があったので描いてみました。」
そうしたら先生いわく、「食べてしまえば無くなってしまいますが、こうして絵にしておけば、いつまでも残りますね。」

う~ん、もうだめ・・・ウルウルしちゃう!って、私その場を立ち去りました。
奥様が栽培された九条葱をご主人は畑から引いてきて、どんな気持ちで描かれたのでしょうか?
その絵が意外と明るいタッチで描かれていたのが一種の救いのようでもあったし、
また反対に、ご主人の寂しい気持ちがかえって強く表現されているような気もしました。

ひとつの絵とそのタイトルから、色々なドラマが感じられて何とも切ない気持ちになってしまいました。
妹との楽しいデートの後でしたのに・・・。
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2 コメント

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見てみたい (ローズマリー)
2007-03-01 21:39:19
いい題名ですね。『妻の遺した九条葱』! 
葱で終わらないで、九条の余韻がまた感傷的な・・・
見たかったです。ちょうどいいところに入っていったものですね。それもまた、いいご縁だったのでしょう。ほんと、いろんな人生が繰り広げられているんですね。ちょっといい話、ありがとうございました。
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「九条葱」の響きがイイ! (violet)
2007-03-03 09:33:26
私もローズマリーさんに同感です。
単なる「葱」ではなく、「九条葱」という響きがより一層哀愁を漂わせているように感じました。
それにしても、出品者の方々が自分の作品について、
しっかりとコメントされるのに感心しました。
皆さん、それぞれ信念を持って自分の絵を描いておられるようでしたよ。
本当に良い勉強をさせてもらいました。
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