のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1832

2021-04-22 00:16:36 | 新しい子猫たち 
院長代行の奥さんは 息子たちに いいバイト先があるよ と誘った。香奈特別保証は 儲けは少ないものの 香奈ハイテクは高収益の会社群として有名だった。理学部の奴も知っていた、報酬は高く、世界各国に知られていて、みんなの羨望の的でもあった。ただ余程の実績とか研究歴がないと入れないとも言われていた。ノーベル賞とは言わないまでも 頭の切れる奴が揃っていると知られていた。自分に相応しいと密かに思っていた。


二人は喜んで出かけて行った


文化系と云うか 経済学部とか法学部系列は 政則の面接を受けないといけない。ただ一時 政則はあまりにアホに厳しい態度を取るので 若い奴と云っても 大学で云えば 軽く教授クラス のオッサンがサブにつく、今では政則も少しは柔らかくなってきていたが アホを馬鹿にする癖は治らない。今では 軽く教授が務まる オッサンも若い時には 政則に 散々馬鹿にされた。


理科系は 勝 が直接面接する。勝は 今では世界のナンタラと言われている機械を技術・研究面でリードし、引っ張ってきた 男なのだ、香奈ハイテクの技術陣は大体勝が目を付け、そして集めた。勝の評価の基準は高く、香奈ハイテクの高度な技術レベルを維持できていた。勝が集めていないのは、徹の知り合いの天才たち程度。 この天才たちは それこそノーベル賞がドーダと一時は噂されていた。ただ勝ではあまりに御大過ぎるので 研究のリーダーから 私も同席しますとか言って数人出た


二人は今の大学のレベルを そもそも知らない。あくまで自分達の時しか知らない。日銀始まって以来の秀才と言われた政則 と 世界に通じる 機械の技術陣を率いた勝 が 自分を基準としてしまう。若い奴を育てなければと自分達でいいながら、基準は自分たちと云う矛盾がそもそもあった。そして若い奴が現実に社内にいない。今の若い奴らの水準自身を そもそも 知らない。


正直に言って 二人は この二人のレベルに大変ガッカリした。今の大学生のレベルをそもそも知らないのだが、ホンマに コイツラは大学生 なのと云う位 ガッカリしていた。元々東大なんて学歴には ほとんど関心もなく、敷地内では 東大生は いわば普通の存在でもあった。こんなにアホなのかと思ったのだ。


工エエェェ(´д`)ェェエエ工 こんな事も知らないのか 君は とか 心にナイフをグサリと指す ような発言が ドンドンと出た。お付きの人は流石 政則と勝 よりは今の大学のレベルも知っていて、フローしていた。