のら猫の三文小説

のら猫が書いている、小説です。
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新しい子猫たち No.1815

2021-04-05 00:10:33 | 新しい子猫たち 
そして本当に猫は時々 バアサンの家に遊びに行った。バアサンも この猫の好きな食い物を用意していた。旦那が病院から帰ってくると猫は自分の猫ベットで寝ていた。いつもは お帰りと 言ってくれるのに。


どうしたの 猫は具合でも悪いの と 奥さんに聞いたら あの奥さんの愚痴を聞いていたみたい、私にもそうしろと あの猫は云うけど、大変なのよ、ドーンと疲れるの、私は用事を思い出したとか言って逃げてきたけど あの猫はずっと愚痴聞いていて、時々相槌とか話もするのよ、気くばりしすぎで つかれているのよ


しかし猫は起きてきた。大分疲れているようだったが 猫は旦那に言った。

あの人はちょっとオカシイ、体調と云う意味だよ、貴方が この間文献をみていた あの病気の初期症状みたいな仕草をするよ、奥さんもそう思いませんか


旦那は奥さんに聞いた。奥さんの猫語理解は劣っていた。レアメタルと接触した水を旦那は飲んでいたが、奥さんは不妊になりやすいと聞いて、女性にはあんまり良くないんだと思い、飲まなかった。ここで差が出た


旦那は具体的に こんな仕草があったか とか聞いた。奥さんはそう言えば そうかもしれないとか言った


それはイカン、あの病気はそれこそ難病なんだよ、エンゼルホープ病院の難病センターでレアメタルを使った新薬て対応しようとしている所なんだよ、初期症状ならば かなり効くと思う、本格的に発病すると大変だよ、一度見に行こう。


奥さんはもう遅い。明日にしたらと言ったが 病気かどうかの事だから、この目で見ておきたい。あの奥さんもそれは理解してくれるだろうと旦那は言った


この奥さんは あのバアサンから家の鍵を預かっていた。ナニかあったら入ってねと言われていた。行ったら電気はついていたが、返事がない。奥さんは旦那に言われ、預かっていた鍵で開けて 家に入った。あのバアサンは床に蹲っていた。旦那は様子を見た、猫の云っていた恐れは非常に高いと思った。携帯で病院に電話して、救急処置がとれる車を呼ぶ事にした。