のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1819

2021-04-09 00:24:56 | 新しい子猫たち 
こうした地域医療関係は 誰が考えても 儲かると云うか 出費より寄付が多い とは流石に思えなかった。厚生労働大臣もこれには感服して、何らかの補助金を出そう として 総理と相談した。


総理は それはいいけど彼らは多分断わってくるよ 彼らの指向は税金による補助を受けないと云うのではなくて、それによる制約を嫌うのだと思う、地域福祉の拡充を政府として進めた方がいいと思う と答えた


カヨコファイナンシャル の奴らは 加代子とかアメリカの会社の責任者と相談する事もなく、厚生労働省からの内々の打診にそれは結構と断ってきた。


純子の精神を引き継ぐ会社群 からは 利益水準の一定比率ではあるが コンスタントにこの地域医療関係の財団に寄付したいと云ってきていた。これは受けたと云うか あの財団はカヨコファイナンシャルでは もはや差配できないのだ。


何よりもカヨコファイナンシャル自身が香奈ファイナンシャルの地方の支部と協力して 地域の会社に出資して、それらの会社は利益の一定水準を寄付するようにと彼らは考えた。寄付してくれる会社を増やさないといけない が ナンダカンダとの制約を彼らは嫌った。


それに正直に云えば 現時点のカヨコファイナンシャルの総資産 海外分を含めると もはや巨額では済まない、カヨコファイナンシャルの幹部以外に それを知る人は少ない、アメリカの会社の責任者でも裏を含めた 正確な資産は もはや知らない、今さらアメリカの本体から新しく寄付を受けるとそれが判明してしまう。確かにアメリカのエンゼルホープ病院では 寄付はまだ少なく、アメリカの加代子の会社が つまり アメリカの会社の責任者の承諾の上、寄付していて、それに頼っているが日本は独自運用していた経緯もあった。


それにこうした地域関係の病院の近くの山を整備して庭園にしようとしたら 大なり小なりとは云え、レアメタルはあった。これは瑠璃興業と香奈オフィスとも相談して 年々一定の比率で利益計上していけるスキームを考えた