ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

2020年の秋ドラ15

2021-01-08 20:23:00 | メディア
光秀が信長に命じられ、二条城へ「仲直り」の鵠を届けに行くと
「この鵠は来るのが遅かった…最早これを受け取る訳にはいかぬ」と義昭
「何故でございますか?」と訊ねる光秀に
「ワシは、信長との戦を覚悟したのじゃ!」と信長からの文を放り投げ

「信長がワシに寄越した17ヵ条の異見書じゃ!罵詈雑言じゃ!
帝への配慮が足りぬだの、将軍の立場を利用し、金銀を貯め込んで
誠に評判悪しきゆえ、恥ずべきである!と…最早、我慢がならぬ!

今や、武田信玄が上洛の途上にある
朝倉と浅井が信玄に呼応して、近江で信長を挟み撃ちにすると伝えて来ておる
徳川もすでに敗れ、松永も敵に回った!信長の命運は尽きた!」と言い放ち
「松永様を敵に回すよう謀られたのは公方様ではありませぬか!」という光秀のツッコミにも
「謀ったとは何事!?」と開き直り(汗)

三淵藤英が「明智殿、上洛の折は信長殿には、ひとかたならぬ恩を受けた
しかし、このところの信長殿は、帝、帝と御所のみに顔を向けておられる
武家の棟梁など無きものの如く振る舞われておられる
明智殿にも熟慮頂き、我らと共に公方様をお支えし
新しき世のための戦に馳せ参じて頂きたい」と説得するも

光秀は「戦に馳せ参じよと?誰との戦に?信長様と戦えと?」と返し
「明智殿は今や幕府にとって、なくてはならぬお方!
ここは何としても、ご決心頂きたい!」と迫る三淵には目もくれず
「公方様!どうか、どうか、今一度、今一度、お考え直しを!」と涙ながらに懇願

…が、義昭は「決めたのじゃ!ワシは信玄と共に戦う!
信長から離れろ!ワシのために…そうしてくれ!」と、こちらも涙で目を潤ませて迫り
ついに光秀は「公方様…それは出来ませぬ!御免!」と、逃げるように席を立ち
義昭は「十兵衛殿!」と跡を追おうとする三淵を「追うな!」と引き止め
「十兵衛は鳥じゃ…籠から出た鳥じゃ…また飛んで戻って来るやも知れぬ」
…と、どうやら光秀を説得することは出来ないだろうと、どこかで判っていた様子…

そして、義昭は畿内の大名を集め、信長に対し兵を挙げ
甲斐の武田信玄は、遠江・三方ヶ原で、徳川・織田の連合軍を破り、三河に侵攻
しかし、武田軍は突如、兵を引き上げるわ、朝倉と浅井も現れないわで
孤立した義昭は、木下藤吉郎に捕らえられ、三淵は二条城で投降

室町幕府最後の将軍は、命こそ取られなかったものの、宇治の南・枇杷庄に送致され
三淵は、居城である伏見城に戻され、光秀と弟・細川藤孝と対面
「兄上もご無事で、ようございました」と言う藤孝に
「無事?ワシが無事で何が良いのじゃ!?
藤孝、お主、義昭様や幕府の内情を密かに信長に流しておったな!」と立ち上がり
「いつから裏切り者になり果てた!」と激おこ(汗)

…が、藤孝は落ち着き払って「私は気がついただけです
政を行うには、時の流れを見ることが肝要だと…
この世には大きな時の流れがある…それを見誤れば、政は淀み滞り腐る」と語り
「それが公方様を見捨てた言い訳か!」と涙を浮かべて憤る兄の言葉をスルーして

「信長様からの御沙汰をお伝え申す
岩成友通が籠城しておる淀城を、私と兄上、2人で落とせとのこと
良き機会を与えられました…この上は、兄弟、力を合わせ…」
と、おそらく?「藤孝の兄」に対する信長の温情裁量に、精一杯応えるよう促す言葉は
兄の表情の前に掻き消され「淀城攻めの手筈はまた後日…私はこれにて…」と藤孝が立ち去ると

三淵は、力なくため息をつき、光秀に向かって
「十兵衛殿、ワシは負け、そなたは勝った…
ワシは、二条城で死んでも良いと思うた
説得に応じたのはただひとつ、義昭様のお命を助けて頂けるかどうか…」と明かすも
光秀は「私と三淵様の間に、勝ちも負けもございませぬ
あるのは紙一重の立場の違い…私はそう思うております
この上は、この十兵衛光秀にお力をお貸し下さいませ、何とぞ!」と頭を下げ…

もっとも、光秀が今の立場を選んだのは、勝ち馬に乗るといった計算ではなく
…って、信玄や朝倉・浅井が動いていれば、信長に勝ち目はなかったかも知れないし…(汗)
ただただ、義昭の変わり様について行けなくなったからであり
一方で、三淵が奉公衆として、最後まで義昭につき従ったことも理解している訳で
やはり「十兵衛はどこまで行っても十兵衛」だなあと…

さて、ここから架空の登場人物がらみのシーンが始まり…(苦笑)
まずは、三河のスパイ・菊丸が、町人風の出で立ちの男に
「織田が、朝倉・浅井を討たねば、盟約を結んでいる三河は、ゆくゆく危うい
織田が出て行けぬのは、背後に武田がいるからじゃ」と話しながら、したためた文を差し出し
「よいか、明智十兵衛様にお渡ししろ!抜かるな!」と指示

その後、菊丸は東庵先生の家へ、お駒ちゃんを訪ねて行ったものの、お駒ちゃんは不在で
代わりに、ちょうど治療中だった藤吉郎のお母ちゃんに捕まり(苦笑)
…って、今回の銀粉蝶さんは、ただ息子自慢を喋り捲っていた時とは違い
たぶん?息子から色んな話を聞く内に政局そのものに興味を持ったらしく

菊丸が遠江から来たと知るや「遠江!?徳川様はどうされておるかのう?
去年、三方ヶ原では大負けされたそうじゃが…」と言い出し
菊丸が「負けはしましたが、徳川様はご健在です!」と、ちょっとムッとしながら返すと
今度は「あのまま京へ攻め上がって来るかと思うたが、どうした!?武田は?」と訊ね…

まあ、このシーンが、ホントに必要なのか?は疑問だけど(苦笑)
お駒ちゃんが、枇杷庄の義昭を訪ねるシーンは「その後の義昭」編ってことかなあ?
その義昭は「これを見よ!ワシが書いた書状じゃ
これが上杉、これが武田、朝倉、浅井…そして今、書いておるのが毛利宛てのもの
備えが整えば、ワシは今一度立つ!そして信長を討つ!」と宣言

…が、お駒ちゃんには、それが空元気にしか見えず
「このまま戦を続けて、勝てるとお思いですか?」と訊ね
「この書状に返事が来るかどうかは判らぬ
だが、ワシは書き続ける!将軍である限り!」という義昭の返事に

「では、将軍をお辞め下さい!初めてお会いした時、公方様はお坊様でいらした
大和の貧しい人たちに施しをしていらした。毎日毎日、同じ時刻に…
でも、ご自分に出来ることは限られている、仏とは程遠い…そうおっしゃって…
そのようなお方が将軍になられると聞いて、これからはきっと良い世の中になる…
そう思いました…なのに、戦、戦、戦…」と涙ぐむと

「辞められるものであれば…そう思うたこともある
将軍として、ワシに出来ることは何か?ずっと考えて来た
睨み合う大名たちに和議を勧めた…しかし、戦は止まぬ!
幕府の旗の下、武家がひとつにまとまるよう働きかけた…しかし、戦は止まぬ!
これ以上、ワシに何が出来るのか?答えは出ぬ

だが、今、ワシはこうして大名たちに宛て、戦のための書状を書いておる
戦を終わらせるには、戦をするしかない…そう思うて、これを書いておる」と義昭
その考え自体は、光秀と、そして信長とも同じなのが皮肉というかナンというか…(汗)

ただ…「ワシは、駒を欺いてしもうたのかも知れぬな」との言葉は
将軍になってみるまで知り得なかったことばかりで
その立場ゆえに、結果的にそうなってしまっただけであり
初当選の議員1年生が、理想に燃えて掲げた公約を守れなかった…というような
今でもよくあることなんじゃないかと…?(汗)
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