ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

新・シビレる言葉1

2019-03-16 14:15:00 | 日記
タイトルに「新」と付いておりますが
「甲斐さん検索エンジン」にヒットした言葉や
映画、ドラマ、書籍、対談、インタビュー等々で
グッと来た言葉をご紹介するいつものシリーズです(笑)


まずは、驚きと残念な気持ちでいっぱいのピエール瀧容疑者逮捕のニュースに関して…
イチローさんは…「法を犯したのは良くないけど
アポ電強盗と並ぶように報道されたら
ちょっと可哀想と思う僕は甘いのか?」とおっしゃってたけど


確かに他人の体を傷つけたり、命や財産を奪ったり
…と比べれば、罪が軽い感じはしますが
今回の件で、特にクローズアップされているのが
「なぜ薬物に手を染めたのか?」…ということではなく


これまでの度重なる有名人の事件や不祥事によって
その出演作品に影響を及ぼして来たという点であり
その点では、やはり被害を被った方がおられる訳ですよね


ただ、瀧容疑者が、現在放映中の大河ドラマを始め
封印されるにはあまりに惜しい作品に数多く出演していることはもちろん
新井浩文容疑者の事件も記憶に新しい中で
「またか…」というげんなりした空気が流れたタイミングでもあり
放送中や公開前の作品についてはさておき
「過去の作品」には罪がないんじゃないか?とのご意見も少なくなくて


我が家の購読紙のコラムにも、作家の坂口安吾氏を引き合いに…
「『覚醒剤の常習者で、ヒロポンの注射も打ったが、錠剤の方がいい』と自ら書いている
それをもって安吾の作品をお蔵入りにすべきだと考える人は、おそらくいまい
作家の私生活はどうあれ『堕落論』には引き込まれるし『風博士』は笑えるのだ


薬物の恐ろしさ、薬物犯罪の罪深さは、強調してもしすぎることはない
しかし、逮捕されたことと、作品の魅力は、分けて考えるべきではないか
見たい作品かどうかを決めるのは視聴者である
NHKや映画会社ではない」…と記されてました


とはいっても、NHKは国民のお金で制作していることだし
「あまちゃん」など過去の出演作品の配信停止や
「いだてん」の該当部分カット、未収録分は代役を検討…
という対応は妥当じゃないかと…


一方「麻雀放浪記2020」は、公開まで1ヶ月を切っており、撮り直しは不可能
加えて「映画館へ足を運ぶ」という
観る・観ないの選択の自由があるとのことで予定通り公開されるみたいですが
我が家がちょっと引っかかっていたことを口になさったのが東国原英夫さん


出来れば、甲斐さんのコメントを聴いてみたかった「バイキング」で
師匠である北野武監督の「アウトレイジ」の一場面について
ご自身が感銘を受けたそのシーンが
もし薬物を使用して撮られたものだったとしたら
「それはどうなんだ?と…演技と言えるのか?」とおっしゃっていて


「過去の作品」と謂えども、グレーな印象は拭えないかなあと…?
ましてや「20代の頃から使用していた」…となると
公人としての瀧容疑者のパフォーマンス全てに
疑惑の目を向けざるを得ないんじゃないかと…?


一方で、もうひとつ引っかかった…というか
「全ての人が目にする訳ではない」…との観点で言うなら
「Jimmy」もNetflixオリジナルの配信ドラマだったんだし
さんまさん役を交代して撮り直さなくても良かったんじゃね?…といった愚痴(苦笑)


もっとも、こちらに関しては、ジャーナリストの江川紹子さんの
「薬物自己使用とか被害者のいない事件で
(お蔵入りなど)非生産的なことはもうやめた方がいい」というコメントを聴いて
「撤回してお詫び致します」となりました(汗)


で…「シビレる」と言っていいのかどうかはさておき
この事件を念頭に置いて目にしたせいか
「ん?」と胸がザワついた言葉を少々…
美術家の藤浩志さんは…
「『悩む存在』が生まれることを回避するのではなくて
それを作り出すのを得意とするのが、アーティスト…なんじゃないか」…と記され


バングラデシュの古い諺には…
「費用と食事と睡眠と恐怖…増やそうと思えば、いくらでも増える」…があり
パスカルは…「人間の弱さは、それを知っている人たちより
それを知らない人たちにおいて、ずっとよく現れている」…と看破し


中国文学者・井波律子さんのお母様は…
「鏡に覆いをかけないでいると『魔』を呼び込む」と信じていらしたらしく
「鏡の前では自分が2つに分かれ
化粧は、自分が別の自分へと移行する危うい途中だから」

…となると「人前で平然と化粧する人は
素なる自分が、すでに装いの産物であるという
もっと怖い事実を知っているのかも知れない」んだとか…(汗)


甲斐さんのお若い頃は、海外のミュージシャン達が薬物で命を落とし
「27クラブ」なるジンクスが生まれたけど
当時の甲斐さんも「いつまでこんな生活を続けられるのか」と口になさっていたらしく
奥さんが「あまりに生き急いでいる感じがした」と心配したことも…(苦笑)


今となっては「笑い話」ですが
ちょうどそんな時期にジム通いではなく
違った方向に向かわれていたら…と考えるとゾッとしますねぇ…(汗)


30周年という記念すべき年に自ら泥を塗ってしまった瀧容疑者はむろん
電気グルーヴのメンバー、スタッフの方々、ファンの皆さんにとって
こんなに手酷い裏切りはないでしょう


甲斐バンドが、今年45周年を迎えることが出来るのは
音楽活動だけでなく、その日常生活においても
確固たるものを築いて来られたからこそと痛感しました
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