ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

甲斐よしひろ BEAT HARD WORK(4/6)3

2017-04-07 19:04:00 | メディア
チャック・ベリーが亡くなったことについて
甲斐さんとは、ロックの先駆者でヒット曲を持つという共通点も多い中
唯一の違いは警察の世話になってるか
なっていないかでしょうという投稿に(笑)

「チャック・ベリーは、ホントに変人で(笑)
行く先々でローカルバンドを用意させてて
…自分のバンドを連れて行かないんですよ(笑)…
先にリハやらせて、本番寸前の数分前に着くんですよ
かるーく音合わせといて、すぐに本番

いつも契約時間内にピッタリおさめる(笑)
すぐにギャラを貰い、あっという間に車でパーッと立ち去る
そのために彼はいつも、本番中もデカイ時計を腕にしてまして
1曲終わるたびに見ながらやる(笑)

契約時間は、45〜50分だと思うんですけど
きっかり1分前に終わらせるっていう
ホントに有名な話があって
ローカルバンドやってたスプリングスティーンが
嬉々として喋ってる映像があるんですけど(笑)

『チャックはホントに凄かった
何にも心配しないまま来て、俺達ホントにこれで良いの?って…
でも、本人いないしね(笑)
チャランとやったら、OK!OK!OK!って、すぐ始まった(笑)』
天才って感じがしますよね」

「白人から迫害とか、色々あって
やってないことで留置場に入れられたり、いくつもあったんで
白人の綺麗な女性マネージャーだけを信用して
延々、ホントにこの年齢までやった訳ですから、凄いと思うんですけど」

…と、早口で話された後
「チャックの話も色々面白いんですけど…」とムッシュ特集に戻られ

「タワー・オブ・パワーが来日してるから
『我が良き友よ』のアルバム作ってる時に
断られたら仕方ないけど、声かけてみる?って声かけたら、OK出て

東芝の1スタで…甲斐バンドもやってたスタジオで
あっという間にアレンジつけて、すぐ録ったという…

僕はもう、かまやつさんの真価はこの曲が一番
もちろん、かまやつさんが作詞だし、自分でトーキングやってるんですけど

一番、彼の考え方ココだろうな
要するに、一つのことを延々掘り下げてやるんだと
自分を高みに、そのために持って行く必要があるんだってことを
少年のようなピュアな心で接するんだ!音楽は…と言ってます」

…と、3曲目【ゴロワーズを吸ったことがあるかい】

この曲は【我が良き友よ】をどう表現したら良いか?戸惑われ
また、事務所やレコード会社からは「その路線」を指示されたムッシュが
「たとえ売れなくても、自分の好きな音楽をやりたい」と
意志を貫いて作られた曲だそうです

そうそう!来月、甲斐さんと入れ違いに
タワー・オブ・パワーがビルボードでライブをやるみたいですね

それはさておき…この曲が終わった後に、意味不明な「ワープ」があり
再び、チャック・ベリーの話と【ゴロワーズ…】…(笑)

曲明けに「ゴロワーズとは何ぞや?と」と甲斐さん
「フランスの労働者階級が吸うタバコですね
ムッシュも歌ってたけど『ジャン・ギャバンがシネマの中で吸ってる奴さ』
っていうホントに短く短くなるまで吸う感じの強いタバコです」

…と説明なさってましたが、アラン・ドロンが、車庫入れをするシーンで
シャツの左胸のポケットに入れてるタバコのパッケージから
左手で1本抜き出して、口にくわえ

火を点けないまま、車を車庫に入れて
車から降りる時に、ポイッと投げ捨てる…という
無駄にシビレる仕草があったんだけど(笑)あれはジタンだったのかなあ?
北方謙三さんの小説にも出て来たような気が…?

ここで、ビルボード・ツアーの告知があり
「去年と同じ3人の先鋭的な演奏をする若い連中とやります」と甲斐さん

…で、ゴロワーズからフランス繋がりなのか?
亀和田武さんの「60年代ポップ少年」について
先月の放送用に投稿した奥さんのメール(苦笑)

奥さんによると、毎回のようにひと月遅れで読まれるのは
Kメールに書かれている締め切りギリギリに投稿したメールみたいで

一応「消印有効(笑)」ではあるものの
前もって、甲斐さんの事務所に送られているらしい
下読み分には含まれてないんじゃないかと…?

ともあれ…「ポップ少年」の中で
亀和田さんは「私の好きな日本人ミュージシャンには
冒頭からいきなり『映画を観るならフランス映画さ』と歌い出される代表曲がある

私より五つ年下のシンガーは
その曲に『ポップコーンをほおばって』というタイトルをつけた

フランス映画とポップコーンの組み合わせが
絶妙な効果を生んでいる

ヌーヴェル・ヴァーグの監督たちの多くが
アメリカのB級ギャング映画や西部劇を愛した、パリの映画少年だったという事実を
見事になぞった一節に思える」と書かれていて

「ポップコーン」には、そんな意味が込められていたのかと
「目からウロコ」の気分になりました

という投稿を読まれ、甲斐さんいわく…
これは、亀和田さんが凄くよく良い意味で理解してくれてるってことですね
僕は、そこまでは狙ってませんけども(笑)

僕がこの曲を書いた動機と
【ポップコーンをほおばって】を聴いた人の動機は、みな違いますからね
書き手と受け取り方は、みな違うんで
亀和田さんは、こういう風に受け取ってくれたっていう

素晴らしい理解というか、素晴らしい理想的な受け取り方って感じがして
申し訳ないんですけど(笑)

まあ、甲斐さんはこれまでにも
「100人の人間がいたら、100通りの受け止め方があるし
どういう風に聴こうが、それは聴き手の自由だから」といったことを
たびたびおっしゃってましたが

この亀和田さんのアプローチの仕方は
かなり嬉しく思っておられるような感じですね

「『60年代ポップ少年』面白かったですね
亀和田さん、ちゃんと送ってくれて、僕も全部読みましたけど
非常にフットワークが軽快だし
小林信彦さんもエッセイで褒めてました

よかったら是非、読んで頂きたいと思います」と
オススメなさっている甲斐さんの声が
ちょっと笑いを含んだ調子だったのは
たぶん、ご自身の曲のことをこんな風に記されているのが
照れくさかったんじゃないかと…?(笑)
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甲斐よしひろ BEAT HARD WORK(4/6)2

2017-04-07 05:23:00 | メディア
続いてのメールは「甲斐さんって、60歳越えてるの⁉
ミュージシャンだからって若すぎる!」と
驚かれた投稿者の方のお嬢さんが「ヘイ、Siri!
1953年生まれの芸能人教えて」と検索なさったという内容で

「これ、すぐ出て来ますもんね、囁くと」と甲斐さん
まあ、甲斐さんご自身ではなく
ご家族や身近な方々が、iPhoneをお持ちなんでしょうね(笑)

我が家のドコデモFMが機能し始めたのは、ちょうどこの辺りからで(笑)
研ナオコさん、稲垣潤一さん、関根勤さん、竹下景子さん
松平健さんのお名前が挙がってましたが

「ニッパチ生まれの女優さん、3人いましたよね?確か…
竹下景子さんと仁科亜希子さんともう1人…
その人好きでしたけど忘れました(笑)」との言葉に
「OK!Google」と奥さん(笑)

ボクが「小林麻美さんじゃないか?」と言ったら
女優さんではなく「一応(失礼!)歌手になってる」らしく
「岸辺のアルバム」の中田喜子さん?それとも島田陽子さん?
でも、現役バリバリの女優さんの名前を忘れるかなあ?やら

海老名みどりさんはナイでしょ?(失礼!)
まさかの紅萬子さん?やら(笑)大騒ぎした結果
風祭ゆきさんか、金沢碧さんじゃないか?という結論に達しました(笑)

でも「ニッパチ生まれの相撲取りも3人いますよ」とおっしゃいつつ
「北の湖と若乃花…二代目の」の後、3人目のお名前が出て来ず…(苦笑)

ともあれ、関根さんや稲垣さん、松平さんのお名前の挙げられ
「独自の世界を生きてる感じ(笑)ちょっと独特な感じ
誰も追従できない感じのトコにいるような…(笑)
1953年、ニッパチ生まれはそんな感じあるんですかね?」と甲斐さん

ただ、昨日の「ホンマでっかTV」に
所ジョージさんと関根麻里さんが出演されていて
所さんも関根勤さんも、あまりにお孫さんを溺愛なさってることに
男性として「アッチの方が終わってる(笑)」と澤口先生
甲斐さんは大丈夫ですよね?(笑)

さて…「かまやつさんが亡くなられて
ホントにもう残念なんですけど」と、1曲目は【どうにかなるさ】

「タイガースの解散前に、沢田研二のソロ出したり
メンバーがソロアルバム出して
タイガースに戻って解散して行くっていう…
その『サリー&シロー』っていうアルバムでやってる」バージョン

サンストのカラオケ大会で、松藤さんとこの曲を歌われた際に
「俺も松藤もこっちの方が好きだった」と話されてましたよね?

曲が明けて…「メインボーカルは、完全に(岸部)一徳さんですね
これだけのさ、味があるから、今のあの演技が出来るっていうか
飄々と歌ってますからね、ムッシュもそうなんですけど…

これは、さすがに誰も知らないと思います(笑)
高校の時、小遣いがなくて買えなくて
いつか買いたいと思ってたんですけど…」とおっしゃってました

余談ですが…「折々のことば」に
「『あの俳優、知らない内に見かけなくなったなあ』
と言われるような消え方をしたい」という
岸部一徳さんの言葉が取り上げられたことがあって

監修の鷲田清一さんは「今をときめく名脇役は、ベーシスト出身
劇では常に、物語の伴奏というよりも、抑揚のない低い声で
きれいな物語にならない人生の、その割り切れない部分を引き受ける

普通なら主人公の代わりに陰で泣いてやるべき場面でも
主人公の気持ちをあえて突き放す、共感しにくい役どころが多い
誰も主人公になれないふんづまりの時代を演じようとしているのかも」

…と、評されてるんだけど、歌い方や演技だけではなく
その「消え方」についての感性も飄々となさっていて
どこか「おヒョイさん」に通じるものがあるなあと…
もっとも、まだまだヒョイっと居なくなられては困りますが…(笑)

それはさておき…お父様を亡くされて初めてのお彼岸に
お墓参りへ行かれた方からの投稿に

「お彼岸とかお墓、仏壇っていうのは
実は親と向き合いながら、自分と向き合う
今の自分を振り返る時間ですから
定期的に行った方がいい」と甲斐さん

以前にもご紹介しましたが
「俺は墓参りに連れて行かれたんだけど
行ってみたら新鮮な感じがしたんだ
行ったら行ったで『茶道』みたいに結構、凝るんだけど

儀式というのは懺悔と同じで必要なもので
決まった手順ふんでやってくと
何かこう、スッキリして来るもんが確かにあるんだよね」とか

「必要だからこそ、何百年も続いて来た儀礼は
馬鹿に出来ないということなんだよ」と話されてました

かまやつさんが担当なさっていた「LEGENDS」は
「実はちょっと前から、病室で録ってるんだって聞いてたんで
大丈夫かなあってことだったんですけども…ご冥福をお祈りします」と甲斐さん

「今日はムッシュの、かまやつさんの特集をやろうと思ってます
この曲は74年に出てるんですね
僕らのデビュー、甲斐バンドのデビューの年ですね

何か凄い、何なんだろ?絶妙なタイミングで出たんですよね、これ…
その前に【我が良き友よ】で、吉田拓郎が曲を書いて
チャート1位になって…というような展開だったと思うんですけど」

…と【シンシア】が流れたんですが
拓郎さんと【シンシア】を歌われたことがきっかけで
かまやつさんが、拓郎さんにオファーなさったら
【我が良き友よ】が出来てきたって流れでしたよね?(笑)

曲が終わって「グラハム・ナッシュ&デイビッド・クロスビーの
【サウスバウンド・トレイン】から確実にインスパイアされてるだろうと…
これも良い曲ですよね」と甲斐さん

【安奈】の最初の歌詞が「『南へ向かう夜汽車』だったのは
アメリカには、南へ向かう歌があるから」とおっしゃってましたけど
おそらく?この曲のことでしょう(笑)

「ムッシュと初めて会ったのは、TBSの公開録音かなんかで
(かまやつさんが)リハを見てたんだと思うんですけど
僕、オレンジのグレッチ弾いてて、良いと思ったんだろうね

『貸してくんない?』って言われて
『えっ?』て言いながら貸したんだけど
ムッシュの出番の方が先で…ということは
ムッシュが先に弾く訳じゃないですか

俺のギターなのにムッシュから借りたみたいに見える(笑)
イヤイヤイヤ!(笑)不思議な人だなあ(笑)
そういうの気にならないんだろうなって…それが最初ですかね」

その後、ナッシュビルで「翼あるもの」を作られる際に
かまやつさんが「ガロとやったシングル
『四つ葉のクローバー』のB面に入ってたのをカバーしたりして
ボチボチと、会うと話したりするようになった

かまやつさんは、かるーく歌ってるんですけど
パーン!と言葉がみんなの耳に飛び込んで来るっていう
非常に含みのある、奥深い歌い方をして

要するに、声を響かせるってことなんですけど
自分の声を響かせて歌う人って、軽く歌っても通るんですよ
かまやつさんもその典型で…

僕、このために相当CD買いましたんで、探して…(笑)
【シンシア】も、しょうがない、拓郎の2枚組か…って感じで…(笑)」
でも、甲斐さんって「この1曲が聴きたいがためにアルバム買った」と
よく話されてるような気が…(笑)
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