ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

その他モロモロ4

2017-04-18 14:33:00 | 日記
甲斐さんの新番組「ジャーニー・ギター」は
「ラジオ版ロードムービー」とのことですが
ご自身が目にされた景色を、いちいち事細かにレポートなさる訳ではなく

現地の方にお聴きになった、その土地にまつわる故事や由縁も含め
景色や建物から受けた印象を感じたままに話されているので

番組が終わってから、その甲斐さんの言葉によってイメージした画と
ネットで探した現地の写真が重ならないこともあるんだけど
それは、甲斐さんが訪問なさった季節や天候にも左右されるんでしょうし

例えば、テレビの旅番組で観た土地へ実際に訪れた時に
予めイメージしていたよりも綺麗じゃなかったとか
思ったより狭かった、さほど美味しくなかったという
「期待」を裏切られる形ではないんですよね

「百聞は一見にしかず」と申しますが
たったひとつの言葉から、ちょっとした声のニュアンスから
想像を膨らませることは楽しいです♪
特に、ネコに話しかけておられる甲斐さんの姿なんて…(笑)

映画「ラジオの時間」の中で
テレビなら、大がかりなセットを組まなきゃいけないけど
ラジオなら「ここは宇宙」と言うだけで宇宙になる
…といったセリフがありましたが

噺家の林家染雀さんによると…
落語は、顔や衣装はそのまま
声も地声の範囲内で、わずかに調子を変えるだけで
数人の老若男女を演じ分け

いちいち場面の説明をする野暮を避けるために
登場人物の関係は、基本的にセリフの中に埋め込んで話すものだから
「皆さんの想像力が頼りです」と…(笑)

日本語自体が、聞き手の理解力に頼った言語だからこそ
成立する文化なんでしょうね

「ヤバイ」の使い方が多様化しているのも
聞く側にその意味を読み取る力があるからじゃないかと…(笑)

ともあれ、落語は、寄席やテレビで噺家さんの姿を見なくても
ラジオやCDといった耳だけでも楽しめる、音楽と同種のものだったのを

その演目の世界観や聞き手の頭の中のイメージを
音楽で言うとPVのように表現したのが「落語 THE MOVIE」かなあ?(笑)

以前にも少しご紹介しましたけど
この番組は、その噺の登場人物に扮した役者さんが
噺家さんの語りに合わせて、口パクでその役を演じられる訳で

甲斐さんが「役者は自分のタイムで喋ってないから
リップシンクしなきゃいけない」と話されていた通り
「今までに体験したことがない大変さ」みたいですが

噺家さんの方は「想像をはるかに超えた部分を表現して貰える」と喜んでおられました

もちろん、噺家さんが「扇子」や「手拭い」を
「箸」や「手紙」に見立てて表現なさることにも味わいがあるんだけど

この3Dのアフレコとも言うべき「噺の映像化」は
正に「百聞は一見にしかず」であるのと同時に
漫画や小説を映像化した時のように
読者のイメージが壊れることが少ないんですよねぇ(笑)

取り上げられる噺が、古典中の古典とあって
落語ファンの方の中には「この噺は〇代目の誰それの十八番なのに」
…といった面でのご不満をお持ちの方もおられるかも知れませんが

長屋の知恵袋の「ご隠居さん」や慌てん坊の「熊さん」を
「あの俳優が演じるのはオカシイ」とはおっしゃらないでしょう(笑)

ご隠居さんはご隠居さんらしい風貌で
大工さんは大工さんらしい衣装で登場されれば
おおよそのイメージ通りと言っていいんじゃないかと…?

古典には、こうした最大公約数的な人物像というか
おおざっぱなキャラクター設定で事足りるという、しなやかさがある一方

漫画の登場人物は、まず「一見」が先に来ているために
特殊メイクやCGが発達して
かなりリアルな実写化が出来るようになったとはいえ

生身の人間が、漫画のキャラクターそのものの姿に扮することで
パロディっぽく見えてしまうことは否めず(汗)

小説に至っては、登場人物のイメージなんて、十人十色、千差万別
たとえ、著者の方が指名された役者さんでも
イメージに合わないやら、キライな役者さんに演じて欲しくないやら…(汗)
もっとも、そういうネガティブな意見は織り込み済みなんでしょうけど…

それはともかく…落語好きで、噺家さんとも仲のいい甲斐さんは
以前に国分太一さん主演の映画「しゃべれども しゃべれども」を絶賛され

「タイガー&ドラゴン」をご覧になった時には
「こういうやり方なら、落語をドラマに出来るんだ」と
脚本家のクドカンさんの発想に驚かれてましたが

前者の原作は小説で、それがラジオドラマになり
次に漫画化され、そして映画へと
徐々に形を変えて可視化して行ったことが面白いし

後者は「落語」と、ドラマの中で起こる「現実の出来事」をシンクロさせて
オチ=クライマックスへ持ち込むというのが画期的でした

音楽も落語も、ラジオやカセットテープなど「耳」で楽しむ文化から
ライブや映像など「目」でも楽しめる文化に変わって来て

お笑いの世界も「喋り」だけでなく
コントやフィリップ芸、振り付けアリのリズム芸など
視覚に訴えるお笑いが増えている中でも
ひときわ異彩を放っておられるのが「アキラ100%」さん(笑)
ラジオやCDでは、あの面白さは伝わりません(笑)

まあ、その映像を目に焼きつけておいて
観客の拍手や笑い声を聞きながら反芻すれば
違った意味で笑えるかも知れませんけど(笑)
やはり、あの熟練のお盆さばき(笑)は
目で見て楽しみたい♪

M-1グランプリの時に、どう評価していいのか
全くおわかりでなかったように見えた某落語家の方が
場内の雰囲気、観客の様子をご覧になり

そして何より板尾創路さんが「これもアリだな」と断言なさった途端
急にアキラさんに投票し始められたことが
この芸の異質さを物語ってました(笑)

イヤ、その芸自体は至ってシンプルで(笑)
素人の方でも宴会の出し物になさったことがある方もおられるでしょう(笑)
遠憲さんも某ドラマで披露されてたし…(笑)

「裸芸なんて下品だ」と眉をしかめるのは簡単ですが
「ヒヤヒヤしたんじゃな〜い?(笑)」と言いつつ、絶対に見せないことは
どっかで「失敗したらしたで…」と思っている
素人に出来ることではアリマセン(笑)

まあ、去年の大晦日に「絶対に笑ってはいけない…」で
アキラさんと共演なさっていた原田龍二さんのクオリティと
横からの防衛力は別にして(笑)

同じ裸芸のとにかく明るい安村さんとは真逆に
「安心しないで下さい、履いてませんよ!(笑)」という
枝雀師匠のおっしゃった「笑いは緊張の緩和」を
そのまま体現されているアキラさん

その日の会場の空気が文字通り肌で判るそうで
「M-1」の時は「ウェルカムな感じ」だったみたいだけど
「グッディ」に出演された際には
安藤優子さんから「ニュースを伝える気になりません」と言われたんだとか…(汗)

それでも、当初は「生放送番組に出演するのは難しいだろう」と
言われていらしたそうですし
やっぱり、皆さん「ヒヤヒヤ」したいんじゃな〜い?(笑)

そういえば、オールスター感謝祭で
藤原竜也さんが「絶対に見たい!」芸人さんに指名なさってましたよね(笑)
コメント
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