ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

照和その15

2013-05-18 10:46:50 | メディア
石橋凌さんがおられたアップルトゥリーというバンドは

久留米で絶大な人気を誇っていたようで

コンサートの手配や準備を取り仕切るのは

アップルトゥリー・ファミリーと呼ばれる
彼等の友人たちだったらしい

また、当時の照和でも
それぞれの出演バンドにファンや追っかけがいて

誕生日やバレンタインには
大量のプレゼントが届くなど

ミニ芸能界の様相を呈していたという(笑)

甲斐さんにはマネージャーも
ついておられたことですし…(爆)

そんな人気バンドのひとつであったピエロは

元々、リグビー解散後に井手雅英さんが
上野俊二さん、安部俊輔さんと結成されたバンドだったそうだ

ベースの安部さんが脱退され
井手さんがベースに回ったので

ピアノの飯沢さんと共に
松藤さんがリードギターで加入することになったという

3人の時から
井手さんが作るキレイなメロディと
上野さんとのハーモニーの素晴らしさで
多くのファンがいたようだけど

4人になった新成ピエロは
『チューリップの再来』と言われ

人気・実力共、プロになる日も近いと思われていたらしい

映画の中で松藤さんが

メンバー全員がプロになるつもりだった

井手さんが東芝EMIとしか契約したくなくて

他のレコード会社からの誘いを断っていた

そんな選り好みをするくらい
調子こいてたんですね(笑)

と話されてました(爆)

実際にレコード発売の話も度々あったようだ

岸川さんの番組に出演された時には
星勝さんと知り合って

デモテープを送るようにと言われたらしい

星勝さんといえば
甲斐さんが【地下室のメロディ】の
アレンジャーに選ばれた方ですけど

その頃の星勝さんはモップスを解散されて

陽水さんの【氷の世界】などの
アレンジを手掛けておられたようだ

そんな方にデモテープを聞いて貰えることは
願ってもないチャンスだったという

でも…2週間を過ぎても
星さんからは何の連絡もなくて

上野さんはメンバーに
『ダメだったのかも知れない』と話されたそうだ

すると、あるメンバーの方が
『自分の判断でテープは送らなかった』
とおっしゃったらしい

プロを目指すあまり
性急に事を進めようとする上野さんと

今ひとつ自信が持てずに
慎重論を唱えるメンバーの方

おふたりの間の亀裂が決定的になり
ピエロは解散することになってしまったようだ


ピエロが解散するかも知れないという噂が
ファンの間にも広がっていたらしく

妙安寺ファミリーバンドのコンサートには
ゲストのピエロのファンが大勢詰めかけたそうだ

そのコンサートで門田さんに相談もなく
ピエロが解散することを発表したので

ピエロのステージが終了しても
泣きながらメンバーの名前を呼ぶ声や

アンコール!と叫ぶ声が止まないまま
妙安寺の演奏が始まったという(汗)

門田さんは『あのバカタレどもめ!』と
重苦しい気持ちで歌われたそうだ

妙安寺の皆さんにはお気の毒でしたけど

でも、甲斐さんがメンバーを探していた時期に
ピエロが解散していなかったら…

松藤さんがおっしゃったように

甲斐バンドには入ってなかったでしょうね(笑)

もしかしたら
ピエロのリードギターとして活躍されて

甲斐さんのライブにゲスト出演!?
なんてコトがあったかも知れません(爆)

そう考えると
人の縁って不思議なものですねぇ(笑)
コメント
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