The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

大逆のナミダ

2023-01-04 09:49:34 | 世界経済

 1910年12月大審院の法廷、裁判長が、
 「今上陛下を弑・しい し奉らんとするは なにごとか」
 母親思いの幸徳秋水、
 「今の天皇は 正統な南朝を騙し 三種の神器を奪い取った北朝の子孫だ」
 「・・・」
 「おれは みとめない」
 千古の沈黙、当時の日本人は、それを熟知していた・・・

 九州の福岡県八女に後醍醐天皇の皇子・懐良・かねよし・かねなが 親王の遺跡がある,征西将軍として九州鎮撫に赴いた、もちろん南朝、14世紀は南北朝の時代で、この国をまっぷたつにした、そのトラウマは大逆事件までつづいたのだ。

 熊野の怒涛のような烈しい感情、
 この世のしきたりになれない少年のこころ、
  わがために 泣く人ありと ききしとき
     とめどころなく なみだこぼれぬ

 一高で徳富蘆花が、
 「彼らこそ 本当の愛国者である」 
   わがむくろ けむりとなりて はてしなき
       かのおおぞらに かよい行くかも   

 「東海礼儀の国の 挽歌であった」