東北大学の助教授をしていた山浦玄嗣博士は、宮城県黒川郡大和町の病院で働いていたとき、海のように青い目をした患者に出会う。
その若者は山浦氏に、自分は生粋の土地人であり、先祖や親戚にヨーロッパ人はいない、そして、自分の親戚には私のように青い目の人が多い、と語る。
驚いた山浦氏は、土地の人々の目の色を調べ、424人の観察記録を得る。
その結果、424人のうちの、なんと15・2%が、程度の差こそあれ青い目をしているというデータを確認する。
「つまり6~7人に1人は目が青いのです。これは我々ヒタカミ人のことです。そしてケセンもまた青い目の人はたくさんいるのです。Exotic Japan!」
「ヒタカミ人」とは日高見人であり、日の本の人のこと。
「日高見国」とは古代の東日本にあった国、するとこの日本列島には、古代より青い目の人々が住んでいたことになる。