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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

粗製濫造

2008-07-01 10:40:08 | 手仕事
 久しぶりに『襟つき袖つきソーイング』をしてみた。
夏の代表柄の水玉の......何というか......ロングブラウスと言おうか、ミニワンピースとでも言おうか......。
スパッツと組み合わせてみたらどうだろう?


              


 最近、ワンピースの下にスパッツを穿いている若者たちを観察しているうちに、このファッションの合理性に気がついた。
①体形を気にしなくてよい。
②活動的。姿勢や行儀を気にしなくてよい。
③防寒・防冷房に適している。
④オールシーズンで着回し出来る。

 私は夜寝るときはスパッツ派なのだが、この洋服のお陰で日中も堂々とスパッツ派でいられる。
きついジーンズとおさらば!
一日中心身の弛緩した快適な状態(?)を楽しめそうである。

 ところで今回のソーイングは珍しく上手くいって自分でもビックリした。
私の洋裁は、印をつけない、仕付もしないという早業荒業の適当仕事なので、最後に寸法が合わなくなってあたふたするのが普通である。
しかし今回に限って、なぜか気持ち悪いほど1ミリの狂いもなかった。
適当仕事もついに名人芸に達したか?

 私の母は几帳面な人でいいかげんな仕事を嫌っていたが、私はその遺伝子を受け継がなかった。
「あんたの作り出すものは、みんな粗製濫造ね!」
と、よく手厳しく注意された。

 しかしよくもまあ、粗製濫造(お粗末なものをむやみやたらに作ること)だなんて言ってくれたもんだ。
母だからまだ笑って許せるものの、他人から言われたりしたらちょっと立ち直れないかもしれない。
でも自分で言うのは平気。うん、確かにその通りだ。

 若い時は、有り余る手仕事へのエネルギーをすべて粗製濫造に費やしてきた。
そして今はそんな元気も失って......自慢にもならない粗製寡作である。