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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

セルフレジ体験

2008-07-08 10:30:08 | Weblog
 早朝、24時間営業のマックスバリューに立ち寄ったところ、レジ付近で今まで見たことのない不思議なマシーンを発見!


           


 セルフレジである。
レジ係の手を通さずに買い物をする無人精算機らしい。
田舎者の私にとっては初めて目にした機械だが、都会では普及しているのだろうか?
通常なら遠慮して避けて通るところ。でも幸い店内も空いていたのでこの新しいシステムにトライしてみることにした。

 左の台に買い物カゴを置く。レジ袋は右に用意されている。
中央のタッチパネルのスタート部分を押すと作動開始。
商品のバーコードを読み取り部分に当てると画面に商品名と金額が出る。
読み取った商品をレジ袋にいれる。
買い物の合計金額が表示されるので入金する。
お釣りとレシートが出てきて終了。

 とは言うもののふだんはバーコードの位置など意識したことがないし、老眼も災いしてすごく手間取ってしまった。
落ち着きのない私の行動が奇態に映ったらしく、背後にスーッとガードマン風の男性が寄ってきてますます緊張した。
「すみませ~ん、初めてでよく分からないんです。」
と笑ってごまかしたら
「いえいえ、初めてにしてはとてもお上手ですよ、お客様!」
取ってつけたかのようなお世辞に.......店舗側はこの新型マシーンの普及・宣伝に躍起になっているとみた。

 それにしても何でもかんでもセルフ化している昨今。
電車のチケットも銀行での振り込みも、窓口でお願いするのは憚れる。
ガソリンのような危険物ですら自分で給油しなければならない時代だ。
スーパーよ、おまえもか!
毎日の食料品も、レジ係のお姉さんの声を聞かず顔も見ずに買わなければならない味気ない時代がやってきたのか?
日本の消費者サービスは地に堕ちた。
あの美徳はいったいどこに消えてしまったのだろう?

 この機械は、レジの混雑の緩和や人件費削減には大いに功を奏するだろう。
現在、設置店舗においては30%強の利用率程度らしいが、数年後には各店舗に導入されてフル稼働することは間違いない。
急速に進化するライフスタイル。
慣れてしまえば便利であることは確かなのだが、文明の利器は常に対立と矛盾をはらんでいる。
大勢の人が働く場を失い、メカに弱い高齢者(私)たちは混乱するだけだ。