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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

一枚の絵

2008-07-12 12:00:10 | Weblog
 前回、婆婆家の荷物の整理で思いがけず多くの方々のご協力を戴き、ご近所の底力を認識させられた記事を書いた。

 この日の婆婆家は無料のフリーマーケット会場と化し、まさに「持ってけ、ドロボー!」状態。
以前から座布団が欲しかったので早めに確保しておこうと思ったら
「あっ、それ!ワタシのものだから!」
どこかのおばちゃんに取り上げられ、すごすごと引き下がるしかなかった私。
なんかヘン!いつの間にか主客転倒している。
生活はシンプルにとモノを増やさない主義の私も戦闘心に火がついた。
 
 どさくさに紛れて
「あのう、どなたか....この家ごと買ってくださる方はいませんか?」
夫が何度も叫んでいたが誰も知らんぷりだった。

 私が確保したのは『オーブン機能つき電子レンジ』
これは、新婚以来30年以上も旧式の電子レンジを使用しているというH嬢へのプレゼントにしよう。
それからこれ!↓

               

 昔大ヒットした『金魚運動・揺れっこ』
婆婆がこのような健康器具を隠し持っていたとは知らなかった。
きっとテレビショッピングでこっそり買い求めたものだろう。
もしかしたら私の腰痛の原因、歪んだ背骨の矯正器具になるかもしれない。
さっそく今夜から試してみよう。
それからこれとこれ!↓

           

 着物には興味がないが、大正浪漫風の粋な感じの古い着物を発見した。
ほどいてシャツやスカートにリフォームしたら、おもしろい手仕事になるかもしれない。
婆婆の手作りの編みぐるみ人形も発見した。
あまりの愛らしさに、家に持ち帰って飾ることにした。
傑作はこれ!↓

               

 タイトル『母さん』と名付けられた夫の油絵。
小学校6年生の頃の作品らしいがなかなかよく描けている。
裁縫をしている母さんの真剣な顔。ほつれ髪がリアル。
カーテンやセーターや布地の模様などとても丁寧に描いているし、何よりも母さんへの情愛が感じられる。
冬の夜.....子どもたちに囲まれて夜なべ仕事をしている母さんの姿は、日本の家族の原風景だ。
傍らでお茶などを飲みながら見守っているであろう爺爺や義妹たちの息遣いまで感じられ、半世紀も経て出現した一枚の絵に引き込まれてしまった。

 それにしても夫にこんな絵心があるのなら......そうだ!
釣りの方は半分にしてもらって絵画教室に通うことを提案してみよう。