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立錐の余地もない野球場。
伝統の巨人・阪神戦......ではない。
2008年夏の甲子園出場をかけた高校野球地区予選準決勝の会場となった県民球場の様子である。
本戦よりも地区予選の方が好きで、ご贔屓チームが勝ち残っていれば時々観戦を楽しむことにしている。
しかしこんなに混雑している野球場は初めての経験だ。
駐車場はどこも満杯だったので車は2㎞先のデパートに置き、炎天下30分も歩き続ける羽目になった。
それもその筈、今年の準決勝4校には、珍しく盛岡勢3校が残った。
在校生、卒業生、父兄などの関係者の数だけでも相当なものだが、根っからの高校野球ファンもたくさんいる。
野球場は、夏休み前の三連休の中日、究極の安・近・短の家族レクの会場と化したごとくの賑わいだった。
家でのテレビ観戦にしようかどうかと迷った挙げ句、バッチリと紫外線対策までして出かけてきたのには訳があり、14年ぶりに爺爺、夫、娘の母校が勝ち残っていたのである。
14年前は、ちょうど娘が在学中だった。
修学旅行もなしで勉強している学校なので、修学旅行代わりにぜひ
「甲子園に行かせたい!」
という親たちの悲願空しく決勝戦で負けた。
そして今年は........
強豪の私立高校との対戦だったが、1回表の攻撃で先制点を取り「もしや?」の期待を抱かせたのも束の間、7回コールドゲームで負けてしまった。
でもみんな、妙にさっぱりした感じ。仕方ないさ。
残念というよりも「よくやった!」の声援が飛び交う。
この高校、旧制中学の頃には当然ながら敵なしのチームだった。
最近では30年前に甲子園に出場している。
だいたい14・5年に一度くらいの割合で奇跡の力を発揮するので、次の機会を楽しみに待つことにしよう。
生きていればの話だが....。