日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女(Vincere)」を観てきました

2011年06月10日 | イタリア映画・映画
Villa Torlonia (トルローニァの別荘)


「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女(Vincere)」を観てきました



レディースディの水曜日に 「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女(Vincere)」(Marco Bellochio監督)を観てきました
女性よりもシニアの方が多かったようです なかなかに重厚な映画でした

ムッソニーニの愛人は数多い中 歴史に埋もれ ムッソニーニ自身の手によってその存在を葬られようとしていたイーダ・ダルセルと その息子ベニートの物語
他の愛人たちのように影の存在としてうまく立ち回っていれば あんなにも過酷な運命を受け入れずにすんでいたのだろうに… 一途なまでの愛と信念を貫く女の強さを見た思いです 
途中からムッソニーニにまったく逢えなくなってから ただ新聞や映画でしかその姿を追うことができなくなり(代わりに実在のムッソリーニの映像が使われています) また息子ベニートは 全く父親に逢うことも叶わぬまま…

イタリア未来派」という20世紀最初の前衛芸術運動の手法も映画に取り入れられていて  また私が通っていたローマの語学学校の課外活動で見学したTorlonia のvilla(別荘)も出てきました(語学学校からすぐ近くにあります!) 
「これはムッソニーニの別荘でした」との説明に驚いたものですが こんな使われ方をしていたのですね

若き頃のムッソニーニの野望を 全存在をかけて支えたひとりの女 イーダ… 実在した彼女の物語は その故郷トレントでは多くの人がそれをまだ知っており その手紙の多くがまだ残されているそうですが 結婚証明書の類はいまだに発見されていないそうです…

「プッチーニの愛人」が「静」なら こちらは「動」の映画というところでしょうか…

ムッソリーニhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%83%E3%82%BD%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8B
http://en.wikipedia.org/wiki/Benito_Mussolini

Villa Torlonia (トルローニァの別荘/Roma)
http://en.wikipedia.org/wiki/Villa_Torlonia_(Rome)
映画「Vincere 愛の勝利を」: www.ainoshouri.com
シネマート新宿で5/28から公開中!

*フォトアルバムは2008年10月に訪れたローマのVilla Torloniaです



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