イタリア映画「特別な一日」のDVDを見ました(2013.7月)

イタリア映画「特別な一日」のDVDを見ました

　イタリア映画「特別な1日」　これは言わずとしれた　ソフィア・ローレンとマルチェッロ・マストロヤンニ共演のラブ・ストーリー

ローマ、1938年ファシスト政権下のイタリアで　6人の子供と亭主関白な夫の世話に疲れ果てた主婦
その「特別な一日」は　ローマにヒトラーと親衛隊がやってきて　ムッソリーニが出迎えたという歴史的な一日のこと　彼女の家族にとっての　そして　ひたすら忙しさに埋もれてしまっている平凡な主婦である彼女にとっての...

あの残り物であふれたテーブルをさっさと片付ける仕草は主婦そのものですが　ソフィア・ローレン演ずる　何も他に特技のない平凡な主婦って...いや～　美しすぎるんですけど(笑)

そしてマストロヤンニ演じる主人公は　アナウンサーで実はゲイで... これはおせっかいな家主が首をつっこんできてやがて判明するのですが　時の政府を盲目的に信じる主婦と　実は政治的にも相容れないひとりの男との出会い　そしていっときの触れ合い　そして... あの迎えに来た男たちに連れられて　彼はどこへ...?　

これは映画の中でひとことふたこと説明されていますが　当時同性愛者はファシスト政権下において迫害されていたという時代背景があり　彼の友人もまたサルデーニャに送られてしまっています


ゆっくりとわかりやすいイタリア語なので　一度目は楽しんで見て　次はパソコンで見て　知らない単語のところで一時停止して辞書で確認しながら聞き取り練習に使いました
Voiが使われているので辞書で調べたところ「ファシズム期(1938-1943)当時はLeiではなくVoiを使うことが推奨されていた」とありましたが　映画の中ではobbligato(義務化された)という言葉を使っていたようです　映画でこんなことも初めて知りました

しかし　家事に疲れた主婦を演じてはいても　ソフィア・ローレンは年をとってもさすがに美しいですね～(^^ゞ

なお　娘役で出ているアレッサンドラ・ムッソリーニ(政治家)は　かのムッソリーニの三男の娘で　ソフィア・ローレンの姪(妹の娘)にあたるそうです　

映画「特別な一日」は　こちら

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