日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

イタリア製楽器の総合イベント「Suono Italia (イタリアの響き) 展」に行ってきました(2011.10.17-19)

2011年10月20日 | イタリアの歌・音楽

「Suono Italia(イタリアの響き)」展 2011.10.17-19



イタリア製楽器の総合イベント「Suono Italia (イタリアの響き) 展」に行ってきました(2011.10.17-19)



イタリア文化会館は今日も熱かった…  

「第5回イタリア留学フェア」に続いて イタリア文化会館でこの3日間開催された「Suono Italia(イタリアの響き)」展では イタリアのアコースティック楽器を中心とした楽器の総合イベントが開催され 約千人の来場がありました

最終日に参加した私は楽器展示 ワークショップ そしてコンサートを聴かせていただきました
レッスンの時にチラシが置いてあったので申し込みましたが ここに来るのは初めてという方も多かったようです

最終日の夕方早目に着き イタリアの高級手工芸楽器の展示を見て コンサートの受付を済ませたら ちょうど今からワークショップがあるとのことで 音楽関係者・愛好家等に混じって その場で飛び入り聴講させていただきました


この日は 手造りのクラリネット製造を続けていらっしゃる小さな会社の紹介に続き クラリネット奏者ガブリエレ・ミラバッシ氏によるワークショップがあり 3名の方が演奏し 丁寧かつユーモアあふれる指導を受けていらっしゃいました

家族でクラリネットを造り続けているこの会社はすべてが手造り アフリカから木材が届くとすでにクラリネットの形が見える また11年から13年かけて楽器を作るとのことで それだけの年月をかけて木材を自然乾燥させながら この季節にはここを作り 翌年のこの季節にはここを作り…といった気の長い作業によって 1本のクラリネットが出来上がるのだそうです (思わず宮崎アニメ「耳をすませば」で出てきた クレモナのバイオリン工房のことを思い出してしまいました…) まさにマエストロの技の極みといえます

ミラバッシ氏のワークショップは まずは即興で音色の音域を示したあと 各自の演奏を聴きながら イタリア人らしくユーモアたっぷりに(聞いていて実に楽しかった!) そして丁寧に指導してくださいました 
音が下にぽとりと落ちるか 客席に飛んでゆく あるいはむこうまで届くか 等の表現を 自分の取り組んでいることに置きかえながら聞いていました 


友人と待ち合わせて コンサート前に再び展示を廻った時に 先程の社長さんとたまたま目が合ったら 私のことを覚えていてくださり 思わずクラリネットの感想を述べました (プレスもたくさん来ていました) そして友人と すべすべした硬い そしてぬくもりのあるクラリネットに触らせていただきました(*^_^*)

展示にはこの他に約25社のヴァイオリン ビオラ ギター マンドリン リュート ハープ ピアノ オルガン アコーディオン サクソフォン パーカッション等がありました 


7時からはアニエッリ・ホールにてコンサートがあり 満席でした 前半はステファノ・カンティーニ・ジャズ・クァルテット そして後半はアコーディオニストcoba そしてギタリスト横田明紀男のデュオと それは豪華な顔ぶれでとにかくすごかったです

腹の底に響く程の音色に酔いしれ トークも楽しみ その音色が今も頭から離れません 

イタリア文化会館は今日もまた 熱かった…


「Suono Italia(イタリアの響き)」展:   2011年10月17日(月)~19日(水)
於イタリア文化会館 
主催 イタリア貿易振興会(ICE) 東京事務所 イタリアアコースティック楽器制作業者協会(ACISA)

www.suonoitalia.jp


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