星飛雄馬が編み出した大リーグボール2号こと消える魔球は、天才花形満の奇策によって無残に打ち破られた。
しかも、それはあの広い甲子園球場の場外に飛び出す大ホームランであった。
劇画ではこのようにレフト場外となっているが、アニメ版ではバックスクリーンを越える特大場外ホームランとなっている。
飛距離は170-250mと推測される。
そして、打たれは飛雄馬は絶望のどん族に突き落とされる。
寸足らずの非力なチビが叩かれ叩かれここまでやってきたが、もう限界がきた・・・・・
そして、憂さ晴らしに夜の街に出かけると、あの左門豊作が不良とヤクザに絡まれていた。
そこで、むしゃくしゃしていた飛雄馬の怒りは一気に爆発!!
大リーグボール一号を編み出すためにボクシングや剣道をやったことが、ここで功を奏する。
しかし、なによりもそのキックは破壊力満点である。
そして、「八百長」と罵ったお京の横面をバシッとはった。
さすが普段から鍛えているだけあって、喧嘩自慢のヤクザも全く歯が立たない。
この前後が『巨人の星』で最も面白い箇所です。
画像は講談社漫画文庫『巨人の星』第10巻からデジカメで撮ったものです。