心と神経の哲学/あるいは/脳と精神の哲学

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自民党には期待できない

2013-07-07 17:19:15 | 社会・政治

国民は景気が良くなれば政府は正しいことをしていると思ってしまう。

自民党は昔からこの傾向をうまく利用し、人気を得てきた。

アベノミクスに代表される経済重視の政策は、弱者軽視・経済強者優遇の格差社会の温床でしかない。

金持ちの生活と財産が安定しても、経済は潤わない。

中産階級以下の貧乏人の中にも大変な努力家や能力が高い人や社会に貢献している人はたくさんいる。

彼らは頑張らなかったから貧乏になったのではない。

一部の人の地位を高め金持ちにする社会制度によって「金の横流しシステム」が形成され、それが堅固なものになることによって、彼らは貧乏人の地位に縛り付けられたのである。

社会全体の生産と安定は、裸の王様的な社長、大臣、教授、医師、弁護士などによって支えられているのではない。

それは労働者と身分は低いけど真に能力のある実力者によって支えられているのだ。

そもそも貨幣とその流通によって左右される経済自体には、人類の生存を維持し社会を実質的に発展させる力はない。

自民党は、原発再開などというとんでもない政策案を打ち出しているが、そこには自然との共存の生態哲学は全くない。

ただ経済が潤えばいいと思っているのだ。

なぜ、人は金ばかり求めるのだろうか。

また、なぜ会社や大学は正社員や教授の終身雇用にこだわるのだろうか。

無能な怠け者が高い給料をもらっていても、経済は潤わないし、文化も技術も進歩しない。

怠け者は去れ!!

中産階級や最低層でまじめに働いている人や能力が高い人の賃金や地位を引き上げ、彼らに消費させた方が経済も潤い、国力は高まるのである。

少数派の富裕層の消費は、これら数千万人の消費総量に比べれば雀の涙である。

もちろん「金の横流しシステム」を安定させたい人たちは、経済弱者を悪者にして、高額所得者の地位をより堅固なものにしたがる。

ところで、自民党は2011年の日本の危機のとき野党だったのをいいことに、あの危機の責任を民主党に押し付け、調子こいているが、そのうち自然の怒りが爆発することを忘れるなよ!!

経済重視に偏向した自民党の弱みは2011年のような自然の大災害なのは間違いない。

高度成長期に大活躍した自民党だが、その大活躍は大きな自然災害がなかったことに負っているのだ!!

つまり、空元気、ハッタリ、裸の王様、スネ夫なのである。

 

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