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東京六大学の由来

2022-04-10 21:47:24 | 受験・学歴

東京六大学と言えば、老若男女のほとんどが知っている我国の有名大学のグループである。

その内訳は、東大、早稲田、慶応、立教、明治、法政である。

これらはすべて在京の総合大学であるが、よく優秀な名門大学のグループと誤解されている。

それでも完全に間違いとは言えないが、実質は違う。

単に首都圏の大学野球リーグの一グループを指しているだけなのである。

そもそも東大と明治、立教、法政を同列の名門大学という人はいない。

早慶ならまだしも、その他の三大学は、はっきり言って東大目線で言ったらFラン(俗な意味で)である。

ちなみに、勉強が一番できる東大が六大学リーグ戦で毎回のごとく最下位なのは有名だ。

そもそも東大が、その他の五大学と一緒になって野球をやっていることに違和感がある。

東大は完全に場違い、仲間外れである。

それではなぜ、東大が六大学リーグに居座っているのだろうか。

その理由をうまく説明しているものが、ヤフー知恵袋にあったので紹介しよう。

 

「早慶戦」を起源とする東京六大学野球は、東大が加盟するまで早慶明法立の5校のリーグ戦が行われていました。
大正末期に明治の近所にある中央大学に声をかけたが、中央は白門と称し法律では有名な大学だったので、「野球などにうつつを抜かす時間はない」と言う理由で断った為、小石川区(現文京区)にある東洋大学に声をかけたのである。東洋大学の前身は東洋哲学館と称していたほどで有名な大学であった。当時世間は『中央の白門』と『東洋の哲門』と言うほど有名だったらしい。中央大学と同じ理由か定かではないが、東洋も断った。
それらの理由から、本郷区(現文京区)にある東京帝国大学(現東京大学)に声をかけたら帝大は快諾した。これにより早稲田・慶応義塾・明治・法政・立教そして東大の六校がそろうことになったのである。まもなくこの六校は名称を『東京六大学野球定期戦』となり、春・秋にリーグ戦形式の試合を行なうことになって現在に至る。
(追記)
現在の野球部に繋がる学生組織が成立する以前、東京五大学野球連盟(現東京六大学野球連盟)から東京帝国大学等とともに新規加盟を打診された経緯を持つが、当時東京帝国大学との民法典論争の中にあり、これを理由に辞退したと云う説もある。何れにせよ加盟は打診されていた。

 

これを読むと、中央と東洋はうまい話を逃したことになる。

今からでも野球の強い東洋を東大の代わりに六大学リーグ戦に入れたらどうだろうか。

六大学リーグ戦が盛り上がることは間違いなかろう。

 

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