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スズキGS750の美

2024-05-09 05:05:23 | バイク ・ 自動車

2ストローク・バイクをメインにしていたスズキは、1976年に突如4ストロークの大型バイクを発表した。

それはDOHC4気筒750ccのエンジンを搭載したGS750である。

それまでのスズキのバイクは重厚な感じはもっていたが、美しさは欠いていた。

ただし、このブログで前に紹介したロータリーエンジンのRE-5は別であり、世界最高峰の美を所有していた。

スズキ初の4スト・バイクGS750は、このRE-5のように美しいボディをもって現れた。

そのデザインは2スト水冷のGT750の末期モデルとRE-5を併せたようなイメージで、均整がとれており、動と静を兼ね備えた美しさをもっていた。

それはカワサキ750RS(Z2)とは別の格調の高さであり、似ているようで全く別の感覚を見る人に与えた。

最高出力68ps/8500rpmで最大トルク6kgf.m/7000rpmであった。

 






このように「円」を基調としたデザインであり、それまでのいささかダサいスズキ2スト・バイクのイメージを払拭する、洗練されたボディである。

タンクとリアカウルの形もマッチしており、非常に綺麗である。

4in2のマフラーはZ2の4本マフラーとは別の味をもち、軽快さを演出している。

サイドカバーが黒なのもいい。

これによって派手目のブルーやレッドのカラーリングが抑えられて、格調が高くなっている。

なんか見ていて落ち着くし、吸い込まれるような感じがある。

 

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