前に江戸時代の人に山本富士子と藤あや子のどっちをより美人と判定するだろうか、という問いを提起した。
それを推測するための重要な参考画像を二つ挙げよう。
この二つの美人画を見ると、江戸時代の人にとっての美人の条件は色白、細身、博多人形的、であるように思われる。
目鼻立ちがはっきりして彫が深いことよりも、比較的小顔で全体のバランスがよいことのほうが美しく見られたのではないのだろうか。
パッと見が派手な美しさよりも、しっとりとた陰翳を含む、しとやかな美しさが高く見られたのではなかろうか。
とするなら、やはり藤あや子のほうが有利であろう。
もちろん、山本富士子さんも超綺麗だが。
答えはまだ出ない。