どこ吹く風

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タイでのパレード

2008年04月05日 06時55分15秒 | 懐かしい旅の記録
パレード
 タイの中北部に位置するピサヌロークに泊まった時のこと、オプションの夜店見学に参加した。集合時間になりロビー前に行くとサムローという三輪自転車が並んでいる。自転車の後にリヤカーをくっ付けた形の三輪車で座席があり人が座れるようになっている。サムローには竿が立っていて電球が飾り付けられている、棒状のもあり、アーチ状のもありドライバーの気の入れ方が分かる。フィリピンのジプニーの小型版というところか。
 30数名のツアー客が乗り込んだ、定員は一人なので結構長い行列となった。真っ暗な夜道をイルミネーションの飾りが付いた行列が通り過ぎるのを見ている子供が手を振る、中には大人まで手を振っている。乗っている者としては気恥ずかしい、暗くて顔は見づらいけど気恥ずかしい。身を乗り出して前や後をみると点滅する長い灯りが見える、田舎のお祭りの山車に乗っている気分だ。

 しかもバイクに乗ったお巡りさんが二人同行して交差点では優先的に通れるように交通整理している。交差点を過ぎると次の交差点へ先回りする。これは観光客に対する警察署のサービスなのか金の力なのかは分からない。街外れにあるホテルから夜店のある繁華街までノンストップのパレードとなった。ウキウキもしたけど気恥ずかしさもあるが悪い気はしない。観光客をこのような迎え方をしてもいいと思った、地域住民の感情はどうか知らないが、金を掛けずに観光客のテンションを揚げる良い方法だ。

 オキナワも観光立県を目指している、そこで観光客の駐車違反や時間帯による交通レーン違反を大目に見てはどうだろうか。注意だけにとどめて違反切符を切らなければ喜ぶだろう。金を落とすお客を歓待する一つの方法になる。観光客に少々の特権を与えても良い。

 夜店では「空飛ぶ野菜」を見て、娘が参加して大笑いした。何てことは無いのだがこれで名物になってガイドブックに載るほどなので、その意味では大したものだ。半分バカバカしさがうけているのだろう。
その後名物の虫のから揚げをあの虫、この虫と試食してオミヤゲの缶詰を買った。思ったほどの違和感は無い、種類によってはパサパサして不味いのもあったけど総じてスナックという感じだった、我が娘たちも口にして品定めをしていた。

サムローに食用の虫はタイのもう一つの文化なので貴重な体験をした。特にサムローのパレードはツアーならではの出来事でしょう。


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