どこ吹く風

旅のことを主に書く。

中国の詩詞

2008年04月26日 11時24分10秒 | 懐かしい旅の記録
 中国に関するサイトを漫然と巡っているうちに、西安交通大学の金中先生のことを書いてあるのを見つけた。昨年西安交大で語学研修を受けたとき金先生から歴史の講義を受けた。東京外語大の大学院で学んだので日本語が達者どころか古文や和歌に詳しく、西安まで来て中国人から日本の詩歌を教わるとは思わなかった。
そのとき中国の詩、李白杜甫などの詩いわゆる漢詩を中国語で楽しむことを教えてもらった。「詩詞」と呼び独特の抑揚で詩を吟じる。その音韻がたまらなく素晴らしい。日本の詩吟とは違う。あのようなハデさというか大きな抑揚は無いが響きがいい。

http://www.jinzhongshici.cn/second3.html
金中先生の詩詞朗誦です。

 先生が朗誦している声が聞こえるサイトが復活している。私たちが教えてもらったURLは仮のサイトだったようだ。久しぶりに先生の朗誦を聞いた。ニーハオ程度の漢語しか知らない私でもその詩が持つ美しさが分かる。もっと中国語が分かるようになったら詩の美しさも広がりを持つだろう。

 金中老師のサイトはたまたま再発見したのです、サイト巡りの目的は旅行の下準備の一環でした。チベット問題がどうなるかと様子見をしているけど膠着状態で変化なし、九塞溝はチベット問題に関係なく行くとして、旅行全体をどう組み立てるか迷っている。この際チベットをあきらめて四川省を中心にした地域にしようかとも考えている。
チベットは行くとしても今回は清蔵鉄道に乗るだけでチベット観光は特に考えていない、ラサで歩いて行動ができるか、という体験を実際に試してみただけです。高地で歩いて行動できるなら次回はカイラース巡礼へ行きたい、あるいはその近くまで行きたいその前段の旅という位置づけです。
それ故に僅かな日数でもラサで滞在したい。

 それでも行けない場合のことを考えて、どうするかということも考える時期になってきた。あっさりイタリアでもと頭をかすめることも無きにしも非ず。でも7月は航空運賃が高いのでイタリアなら秋まで待とうか。

 個人旅行の強みは2週間もあれば手配かれこれを含めて準備が出来るのでムリに急ぐことも無い。
送別の辞を聞くのは何時のことか。

送元二使安西  王維

渭城朝雨潤輕塵
客舎青青柳色新
勸君更盡一杯酒
西出陽関無故人


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