昨日の555を2個使うDC-DC昇圧回路をちょっと
弄って、オペアンプとかに使う負電源回路に
してみる。
とりあえず、チョッパ回路の向きを逆にしつつ、
GNDに繋いでた一部の端子を、GNDから負電源側に
付け替え。
大きくは変わらないんだけど、微妙に異なるところ
もあるので、ちょこちょこと弄る。
無安定バイブレータの発振周波数も、電圧変わる
せいで、25kHzくらいに落ちちゃうので、50kHz
くらいに設定しなおした。
とりあえず動く回路がこれ。
(細かい定数とかは、まだ調整中なのでまた今度)
下の方に負電圧のラインがあるのと、右側のチョッパ
回路周りがちょっと変わってるのと、そのた定数が
ちょいちょい異なってるくらい。全体の構成は大きくは
変わってない。
動かしてみる。
ここまでくるのに、色々迷った。
というか、昇圧回路が30m秒とか40m秒とかでサクッと
楽勝で立ち上がるのに対して、この回路は安定するまで
180m秒くらい掛かってる。
しかも、なんかあまり電流取れない感じで、パワTRの
ベース電流をちょっと増やしてみてもこれ。
11Vで300Ω負荷なので、取り出してるのはおよそ0.4W
ちょっと。1Wがすごい遠いよ。
なんでこんななんだっけ?どこが間違えてるんだろう?
昇圧回路はお手本のようにサクッとうまくいったのに…
と思って、あれこれ定数を弄ったり、変なところで
漏電してないか調べたりしてみたんだけど、特に
変なところが見当たらない…。
しばし考えてみて、ようやく気づく
昇圧は、+5Vの電源に、約6Vほど乗せて11Vを出してたん
だけど、負電源は、GND電位から丸々-11Vを搾り出す
必要があるんだな…。
倍くらい搾り出す必要あるんだろうと考えると、
電圧2倍なら電力は4倍か。
出力が安定するまでの時間が4倍くらい掛かってる
っていうのは、そのせいなのかな。
それはともかく、シミュレーションだからまだいい
んだけど、スイッチに使ってるパワTR、Veb電圧が
すんごいことになってる。普通のTRなら、Veboの定格
は5Vくらいだから、Vebo耐圧超えて壊れちゃうところ。
GNDからダイオード使って、ベース電圧下がり過ぎない
ようにしたいところなんだけど、やってみた回路が
なんかうまく動かない。おかしいところは無いと
おもうんだけどなぁ…。
555のOUT端子とベース端子の間に、シリーズで
ダイオード入れちゃうとうまく動くんだけど、
あまりお勧めでないやり方なので、やっぱGND
とベース端子の間にダイオード、と行きたいところ
なんだけどな。
あと、もうちょっとスタートアップ速度を速くしたい。
定数もうちょっと見直す必要あるかな。
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