ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

図書館から・・・。

2024-04-14 21:18:29 | 映画 ドラマ 観劇 展覧会 読書


何これ?と思うでしょ。

これは、図書館の予約していた本「花月草紙」である。

坐骨神経痛も治らないので、たぬ吉が図書館に行くついでに取って来たもらった。

帰って来るなり、「エライ本予約してたんやな。返すときは、カウンターに行ってきちんと返せよ。」
仰々しい紙切れが挟んである。そのくせ、少々くたびれたビニール袋に入っていた。



本が古い。
黄ばんでる。
現代語訳がついてない。



この本は明治三十七年発行、明治四十二年四版發行とある。
115年も前の本なんだ。

恐れ多くも畏くも・・・。何故にそんなに古い本がやってきたんだろう?

「図書館でこんな古い本借りたのは初めてやわ。ビニール袋に入ってるなんて。」

「これ、ビニ本やな。」

「ハハハ。」

そんなやり取りをしながら、「何でこんな本を借りたんや?」と言われた。



(写真を撮って、その写真に黄色のマーカーを引きました。決して本に線を引いたのではありません。)

そう、何故借りたか・・・。

ねこ吉が高校に入学して、最初?(2回目かもしれない。)の古文の授業。
古文のO先生は太い黒縁のメガネをかけていた。

教科書の一番最初に載っていたのは、松平定信が書いた随筆?
題名も何も覚えていない。

覚えているのは、「露のひるま」という一節と作者が松平定信ということだけ。

O先生が、「『露のひるま』の意味が判るか?」と言った。
クラスはシーンとしてだれも手を挙げない。

ねこ吉は、恐る恐る手を挙げた。(ねこ吉は普段は手を挙げる生徒ではなかった。)

「ひるまのひるは干すという字だと思います。乾く間もという意味だと思います。」と答えた。

先生に褒められた。嬉しかった。

遠い遠い昔の話だけど、この年になっても時々思い出すことがある。

無性に懐かしくなって、ねこ吉も「露のひるま」について調べてもう一度読んでみたいと思った。

ネット検索をするにも判っていることは、「露のひるま」と「松平定信」だけ。

どうやら、松平定信の随筆「花月草紙」らしいということが判った。

Amazonで岩波文庫で出ていることが判った。
図書館で検索。何故か岩波文庫が無い。

代わりに予約した「花月草紙」は、とんでもなく古い畏れ多い本が来てしまった。

とりあえず「露のひるま」の花月草紙の一節だということが判って良かった。
長年、気になっていたから・・・。

どうでもいいことかも知れないけど、気になることは解決しておく。終活の一環?
こうやって調べられるのは、スマホや、パソコンがあるおかげだね。











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