ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

遥か、遥か遠い昔の出来事・・・。

2009-08-21 18:20:49 | 思い出
このトンボは何ていう名前なんだろう?
マンションの植え込みに留まっていた。

どうせすぐ逃げるだろうと思いながら、携帯のカメラを構えた。

「えー!逃げへんの?」

こっちがびっくりするくらいカメラを近づけても逃げなかった。

トンボを見かけると、やっぱり秋だなぁって思う。


昔々まだねこ吉が小学1年生か2年生だった頃、母に連れられてお墓参りに行った。
今もねこ吉は、そのお寺にお参りに行っているけど当時は庭に池があった。
その池に一杯オハグロトンボがいた。

葉に留まっているものは、後ろからそっと手で捕まえられた。

毎年たくさんいたので「今年こそ捕まえて帰ろう。」と思ったのだろう・・・。
その年、ねこ吉は虫かごを持ってお墓参りについていった。

たぶん、母がお墓の掃除をしている間もねこ吉は、いくらでも手で捕まえられる
のが面白くて、次から次へと虫かごに掘り込んでいたのだと思う。

虫かごが黒く見えるくらい一杯捕まえて帰りのバスに乗った。

バスは混んでいた。

降りる停留所が近づいて、人ごみをかき分けて降車口に向っていたのだと思う。
何かの弾みで虫かごの蓋が開き、車内にオハグロトンボが舞った。それも群舞で・・・。

その光景は、約半世紀?たった今でも鮮明に覚えている。

きっと母とねこ吉と一緒にバスを降りたオハグロトンボも何匹かいただろう。
また、車内に残ったまま終点まで乗り続けたオハグロトンボもいただろう。

何匹かは虫かごに残ったまま家にもって帰ったんだろうけど、全く記憶にない。

お寺の池は埋め立てられ、もうオハグロトンボなどねこ吉は見たことがない。

遥か遥か、遠い昔の出来事・・・。