いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

紙幣の変更。 alternation of paper money

2019-04-10 19:53:41 | 日記
 (1)元号が変われば新時代といわれて、今度は数年後(24年度めど)には紙幣の肖像画を変えると政府が明らかにすれば、表示額は変わらない紙幣なのに新鮮な感慨を覚える。不思議なものだ。

 紙幣は2004年に5千円札と千円札の肖像画が変更されて以来の変更だ。1万円札が聖徳太子から福沢諭吉(1984年)にそれ以来の今回は渋沢栄一に変更予定で、5千円札は新渡戸稲造から樋口一葉さらに今回津田梅子に変更、千円札は夏目漱石から野口英世さらに今回北里柴三郎に変更が予定されている。

 (2)渋沢栄一、津田梅子と銀行設立などの実業家、大学創始経営者が名前を連ねて近代経済国家日本の貨幣という印象を強く残すあたらしい紙幣肖像画だ。
 紙幣、貨幣の変更は偽造を防ぐため、あるいは偽造が横行している場合に刷新されることが多く、今回は「令和」新時代を迎えての刷新だ。

 一方で時代はカード、スマホのキャッシュレス時代を迎えており、紙幣、貨幣に対する意識、感覚も以前とは大きく変化した時代、社会だ。

 (3)情報化、グローバル化時代、社会を迎えて第3の通貨の仮想通貨も出現して流通、決済スピード、広汎性のメリットから存在感を増している。政府は紙幣、貨幣の製造経費の負担軽減による財政効果を考慮してキャッシュレス化を推奨しており、紙幣、通貨の役割、効果、環境にも変化はみられる。

 (4)それでも国の財政、金融、貨幣価値の基準、標準となる紙幣、通貨は必要なもので、令和新時代に合わせての紙幣の肖像画の変更刷新となる。
 紙幣の肖像画というと今回予定している変更で近代経済国家日本を強く印象づける効果起用のように、時代を反映できるものとしてあるいは通貨偽造を防ぐための複雑な肖像画としての技法、役割もあって世界的に採用されているものだが、日本国としてのまた各国の独自の流通通貨価値として区別、識別する表示目的もある。

 (5)元号と同じように紙幣肖像画の変更は「新時代」を実感させて新鮮な気持ち、気分にさせてくれる効果はある。表示される通貨価値が変わるわけではないので、経済、社会、家計にはそれだけで変化をもたらすものではないが(ATM,自販機の更新、交換による経済効果はあるが)、これまで同様に報酬、賃金、付加価値効果、努力で生活を豊かにして安定させていくことには変わりはない。

 (6)キャッシュレス時代、仮想通貨社会を迎えて将来的に通貨仕様、基準に変化、転換がみられるのか、自動車も無人運転車、空飛ぶクルマ時代で基本的な考え方の多様なアイディアが出てくることは十分考えられる。

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