自民党は23日、夏の参院比例選に、「ヤンキー先生」で知られる義家弘介・教育再生会議担当室長(36)を擁立する方針を固めた。25日の選対小委員会で正式決定する。義家氏は23日午前、広島市内で開かれた中川自民党幹事長の会合に出席し、参院選に自民党から出馬する意向を表明した。
6月23日 読売新聞
■既に空中分解してしまった教育再生会議ですから、マスコミ受けを狙って据えられた座長の役も暇になるので、議員になるのでしょうか?どこかの学校の教壇に立つという選択は、この人には無いようです。元々「ヤンキー先生」というのは、「ヤンキー」という過去と「先生」という現在とを結び付けた造語です。「元ヤクザの絵描き」とか、「安藤組組長の映画俳優」とか、「元暴走族総長のタレント」などと同列に扱われる人なのかと思っていたら、「夜回り先生」よりも偉くなってしまいましたなあ。教育再生会議の座長や神奈川県の教育委員に抜擢した人は「先生」の方を評価しているのでしょうが、マスコミの扱い方はどうしても「ヤンキー」の方に偏ります。
■関西弁が語源と言われる「ヤンキー」が、どうして北海道の高校に流用されるのかが分かりませんが、どうせ出版業界とマスコミ業界が結託した乱暴な宣伝材料として作られたのでしょうなあ。でも、再生会議を中途半端に放り出して出馬するのは、下手をすると元教師という身分が、プロレスラーや漫才師と同じ扱いを受ける事になるかも知れません。どうして本職で活躍し続けられないのか?この疑問に正面から答えられない限り、最初から総理大臣を諦めた陣笠議員になる気でいるのに、選挙では自分が国政を左右するような大ボラを吹くピエロ役を演じるだけに終わるのですが……。
プロレスラーの大仁田厚自民党参院議員(49)=比例代表、当選1回=は23日午前、東京都千代田区の参院麹町宿舎で会見し、夏の参院選比例代表での党公認を辞退し、立候補しないと発表した。政界引退も表明した。……「参院は首相官邸の人気取りの道具ではない」と述べ、公認辞退の背景に国会会期延長などを巡る安倍晋三首相の政権運営に対する不満があることを明言。「(夏休みに入る)7月29日投票では政治に関心のない若者に訴えが届かない。官邸への異議申し立てだ」と語った。大仁田氏は長崎県出身。全日本プロレスをへて独自の団体を設立し、人気レスラーとなった。01年参院選で初当選。昨年5月に党の第1次公認候補となっていた
6月23日 毎日新聞
■突然の引退声明よりも、「第一次候補」になっていた事の方が驚きですぞ!一体、何をするために議員になったのか、さっぱり分からなかった落ち目レスラーだった大仁田さん。普通の試合では客が来ないとて、玩具とは言え爆弾・地雷・電線などで過剰演出をしていたそうですから、てっきり本場のレバノンやバクダッドに乗り込んで、どうやら本人は意味が分からず叫んでいたらしい「ファイヤー!」を披露して、素直にその声に応じたライフル銃やミサイルが飛んで来るという究極のパフォーマンスをちょっと期待したのですが、同じ「ファイヤー」を愛用していた福沢某アナウンサーは、いつの間にやらこれを封印しているようです。意味がやっと分かったのかも知れませんね。その関連で言うと、突然「辞める」と言い出した大仁田議員とは対照的に、ゴルフ場盗聴未遂事件に怒って職を辞すような事を口走った福沢某アナンサーは、その後も元気にテレビに出演している由……。
■本当に「立法」の能力と行政調査能力の有る議員だけを糾合しなければならない時ですから、「テレビで見た」程度の動機で一票を無駄にしたり、「お世話になっているから」などと談合・収賄の片棒を担ぐような動機での投票も止めて、最も効果的に「政変」が起こる一票を投じるべき時かも知れませんなあ。
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6月23日 読売新聞
■既に空中分解してしまった教育再生会議ですから、マスコミ受けを狙って据えられた座長の役も暇になるので、議員になるのでしょうか?どこかの学校の教壇に立つという選択は、この人には無いようです。元々「ヤンキー先生」というのは、「ヤンキー」という過去と「先生」という現在とを結び付けた造語です。「元ヤクザの絵描き」とか、「安藤組組長の映画俳優」とか、「元暴走族総長のタレント」などと同列に扱われる人なのかと思っていたら、「夜回り先生」よりも偉くなってしまいましたなあ。教育再生会議の座長や神奈川県の教育委員に抜擢した人は「先生」の方を評価しているのでしょうが、マスコミの扱い方はどうしても「ヤンキー」の方に偏ります。
■関西弁が語源と言われる「ヤンキー」が、どうして北海道の高校に流用されるのかが分かりませんが、どうせ出版業界とマスコミ業界が結託した乱暴な宣伝材料として作られたのでしょうなあ。でも、再生会議を中途半端に放り出して出馬するのは、下手をすると元教師という身分が、プロレスラーや漫才師と同じ扱いを受ける事になるかも知れません。どうして本職で活躍し続けられないのか?この疑問に正面から答えられない限り、最初から総理大臣を諦めた陣笠議員になる気でいるのに、選挙では自分が国政を左右するような大ボラを吹くピエロ役を演じるだけに終わるのですが……。
プロレスラーの大仁田厚自民党参院議員(49)=比例代表、当選1回=は23日午前、東京都千代田区の参院麹町宿舎で会見し、夏の参院選比例代表での党公認を辞退し、立候補しないと発表した。政界引退も表明した。……「参院は首相官邸の人気取りの道具ではない」と述べ、公認辞退の背景に国会会期延長などを巡る安倍晋三首相の政権運営に対する不満があることを明言。「(夏休みに入る)7月29日投票では政治に関心のない若者に訴えが届かない。官邸への異議申し立てだ」と語った。大仁田氏は長崎県出身。全日本プロレスをへて独自の団体を設立し、人気レスラーとなった。01年参院選で初当選。昨年5月に党の第1次公認候補となっていた
6月23日 毎日新聞
■突然の引退声明よりも、「第一次候補」になっていた事の方が驚きですぞ!一体、何をするために議員になったのか、さっぱり分からなかった落ち目レスラーだった大仁田さん。普通の試合では客が来ないとて、玩具とは言え爆弾・地雷・電線などで過剰演出をしていたそうですから、てっきり本場のレバノンやバクダッドに乗り込んで、どうやら本人は意味が分からず叫んでいたらしい「ファイヤー!」を披露して、素直にその声に応じたライフル銃やミサイルが飛んで来るという究極のパフォーマンスをちょっと期待したのですが、同じ「ファイヤー」を愛用していた福沢某アナウンサーは、いつの間にやらこれを封印しているようです。意味がやっと分かったのかも知れませんね。その関連で言うと、突然「辞める」と言い出した大仁田議員とは対照的に、ゴルフ場盗聴未遂事件に怒って職を辞すような事を口走った福沢某アナンサーは、その後も元気にテレビに出演している由……。
■本当に「立法」の能力と行政調査能力の有る議員だけを糾合しなければならない時ですから、「テレビで見た」程度の動機で一票を無駄にしたり、「お世話になっているから」などと談合・収賄の片棒を担ぐような動機での投票も止めて、最も効果的に「政変」が起こる一票を投じるべき時かも知れませんなあ。
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