http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-236671-storytopic-11.html
民族自決、あるいは地方自治権の確立、自己決定権の再確認など、恐らくは国内軍事植民地扱いされている現状からは、こうした奪取、回復、の闘いの熾烈さが予想され、ここでもこの国の、琉球沖縄の民を苛烈に苛め抜こうという実態が暴かれてくる。2015年は、この2014年の主に公職選挙で決定的に示されたところの沖縄の民意が、現実的に国家乃至本土政府が繰り返す構造的差別待遇に対し徹底抗戦の宣戦布告をすべき時季に差し掛かる意味合いへ絞り込まれる年なのだと思う。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=96938
ヤーサン ヒーサン シカラーサン (ひもじい 寒い 寂しい)
小国民の悲鳴が聞こえてくる。最近接の地とは言え九州は、真冬には普通に氷点下に達する土地柄であり、沖縄の子供たちがこれに容易に耐えうるとは到底思えない。摂氏10度を切ることさえ滅多にない亜熱帯気候に慣れきっている体には、太い針で刺すくらいの拷問であっただろう。おまけに戦時下食糧難は筆舌に尽くせない過酷を極め、異郷の地で親元を離れ大人でさえ音を上げて当たり前の環境ではその心情の所在なさに上記のような悲鳴が漏れ聞こえるのは当然だ。体験者のご老人たちが、子供たちはじめ弱者をこうした望まれざる境遇に叩き込む戦争というものに、どれだけの忌避感を抱くものかと、戦後戦無の世代には、想像力を喚起して非戦反戦反軍事の決然とした意思の発露を願いたいものだ。