沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩548 日米政府官僚が沖縄に対してやっていることの正体 琉球新報記事

2014年12月16日 16時52分19秒 | マスコミジャーナリズム

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-236013-storytopic-53.html

 代案?? 馬鹿馬鹿しい!! 主客転倒そのものではないか。普天間の代替施設(この表現自体が矛盾に満ちている)をどこに持っていくかは、米国の兵隊が引き起こした不祥事の肩代わりをしている日本政府自体が本気になって考えなければならない事案だよ。

 このことは決然として琉球沖縄が主張しなければならないことである。沖縄の基地負担軽減を目掛けた出だしはいい、しかしその後の論議の推移が国家の外交的敗北を示しているのだ。沖縄県とは何の関係もないところで動いていった。それも結局米国の傀儡国家たる日本国が言いなりになって、地元が到底呑めそうもない条件を愚かにも呑んでしまった、それがSACO合意だ。

 抑々、防共思潮は昭和天皇以下皇族が生まれながらに刷り込まれ、明治以来の反共精神によって歴史的に培養した自己保存の原則的遵守にすぎず、「国体批判」を回避するための稀に見る素朴単純な非近代的思想であって、これが欧米の戦後イデオロギー闘争と半ば強制的に結託させられて、「象徴天皇」で確保された皇室の身分保障と縁もゆかりもない体制維持のための言い訳に供された、というのが実態だ。ここから、大戦戦勝国西側陣営欧米というグループに寄り添ったこの国の悩ましい自己矛盾が始まった。(つづく)