寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

インプットのために

2011年07月18日 | 仕事・研究
今日はひとつとても役に立つサジェスチョンをもらいました。
例によってまた研究留学ネットの門川先生のブログ。

先日も私は「忙しくてインプットがおろそかになるとカスカスになるのでインプットの時間を確保したい」ってここに書いていたんですが、そのためにはまずインプットせざるを得ない状況ってのを作るのが先だということに今更ながら気が付いたのです。ずばり、インプットを強制的に増やすためにはアウトプットの機会を先にセッティングしてしまうってことなんですね。

実は自分でもそれはわかっていて、これまでもいろいろな策を練ってきました。
ただ私に足りなかったのは、批判してくれる環境です。学生、一般の方、専門外の先生方、に話すことがもっとも多いわけですから、持ってるカードで勝負できてしまう。でもさらに先に行こうと思ったら、それでは全然足りないですし、インプットを高める作業には結びつかない。

そこにもっと意識を使うべきでした。反省です。
でも気が付いたからよかった。今日からさっそく改善を始めました。
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最近こんな本を読んでいた。

2011年07月16日 | レビュー
アウシュビッツと自分の体験を比べるわけにはいかないんだけど、戦争や自然災害や、そのほかのあらゆる苦難には、体験しなければ絶対にわからないこと、見えないものがあり、そしてその体験から真に得るものはそこを超えてきた人に与えられるかけがえのない宝だと思わされた一冊。苦難はない方がいい、でもやはり苦難を超えて得た力はすごい。夜と霧は大変有名な本ですが、これは新版です。高校生あたりでも読めるようになっています。若い人にぜひ読んでもらいたいです。

夜と霧 新版
クリエーター情報なし
みすず書房


これも読み終わりました。
うちの学生にも読んでもらいたいわ。ややおこがましいのですが、長谷部選手は私と同じタイプとみました。

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣
クリエーター情報なし
幻冬舎


この本は朝日新聞の書評を見て購入しました。
「恐るべき超大型新人の登場である。」とあったので。ものすごくおもしろいです。でもなんといって紹介していいのか、ちょっと言葉が見つかりませんね、わたしには。

ふがいない僕は空を見た
クリエーター情報なし
新潮社


ほんでもって今読んでいるのはこれ。
これもおもしろいです。時間管理術の本って読んでも新しいこと一つも書いてなかったりするけど、これはすぐさまマネしたい事項も書いてありました。ところで筆者が留学したイギリスで、夏目漱石のように国益を背負って勉強する他国の留学生を見て意識が変わったっ書いてるんですが、わたしも同じようなことを考えたなあと思いだしました。やはり若い時に外国に出るのは非常に意味がありますね~。いつだったかドイツでサッカーしてる内田の記事を書いたでしょう。この記事、その後もアクセスがすごくあるんですが、厳しい環境に身を置いてはじめて見えることってあるんですよね。

1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方 (光文社新書 525)
クリエーター情報なし
光文社
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終わりなき旅

2011年07月16日 | 震災・災害関連
子どもの学校へ向かうため45号線を走っていたらいろんなことがフラッシュバックしていつも涙が出る。
子どもたちが無事で本当に良かった。あらためてまた思い、あのとき迎えに行っていたらこの道でにっちもさっちもいかなくなっただろうと思い、震災の爪痕が残る道路わきのあらゆるものを見て泣けてくる。子どもを迎えに行ったために亡くなった人たちのことを思い、余計にまた泣けてくる。

ほんとうにベタだな~と思うが、この曲にとても励まされた。

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震災と向き合う

2011年07月14日 | 震災・災害関連
フランスに行っている間、ほとんど日本のニュースを見ず(原発関連はありましたが)、新聞も読まず、震災から隔離されていました。しかし戻ってきたら、また現実に引き戻されました。誤解を恐れずに言えば、わたしはよくぞこの機会にここに住んでいたものだと感謝の念を覚えます。大小あれど皆が共有した震災後の困難、それを乗り越えていこうという人々の心の強さ、お互いに感謝しつつ「生きる」ことに真に向き合って敬意をもって語り合う人たち。そういう中で生きていけることは、本当に感謝なことだと思えてしかたありません。今日はいったい何人の人と話したでしょう、わたしが戻ったと聞いて次々にやってきた学生たち、卒業生、そして保護者の方。震災がなかったらこのような深い会話を交わしただろうかと思います。

ここにいると、亡くなった方、今も避難されている方を思い、また、この逆境の中必死で頑張っている人たちを見、心が震えない日はありません。本当につらかったね、と涙が出るときがあり、本当にすごい、と感動して泣くことがあります。わたしもベストを尽くそうと、今日はまた改めて思いました。

帰国したばっかりでまだ本調子が出てなかったんですが、明日からはがっつりいきます。
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ポスター発表の反応は。

2011年07月12日 | 仕事・研究
学会の中身のことを全然書いてなかったんで、それについて少し。

8日がわたしの発表日だったんですが、ポスター前に立つ時間帯は13時から14時半。でも同じ時間に炎症性腸疾患のセミナーがあって。えーん、わたしもそっちが聞きたかったよう、ってな感じで立ってました。残念ながら寄生虫の演題はたったの4つ。しかし数人の方が足を止めてくださり(はたから見る限りでは適当に歩いていて立ち止まったんじゃなく、一応見ようと思ってわざわざ来てくれた模様)、その中には大変熱心に(ポスターのほとんどを)書き写していかれる方も。でも「質問あります?」と聞いたら「だいじょぶ、だいじょぶ」とか言って去っていかれたり。あるいはとても明るい元気いっぱいの若手さんが「これおもしろいねー。メカニズムについて聞きたいんだけど!」って聞いてくれて「ごめんねー。3月にサンプル全部だめになっちゃって~。だからここに書いてること以上のデータはないのよね~~。」って答えると「それは気の毒だったねえ(にっこり)。でもあなたが無事でほんとうによかったね!!」とかそういう会話をしてました。

わたしの今回の発表の中で一番の疑問は、「初回感染時の応答は加齢時に大きく減退するのに、再感染時のメモリー応答は老齢マウスでも全然へこたれないのはいったいどうして?」ってことなんですが、これほんとに難しくて。いろいろ今手を尽くしてるんですが、まだ答えが見つからない。

年を取るとワクチンをうっても抗体価があがりにくいとか、感染症に感染しやすいとか、いくらでも報告があるじゃないですか!でも寄生虫感染を見る限り、年寄もばっちり2型メモリー応答は働いていて。なぞだ、、、。今回の学会では新しい視点からのサジェスチョンがあればと思ってましたが、残念ながらそれは得られませんでした。こうして研究はつづいていく、、。




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パリのマルシェ

2011年07月12日 | その他もろもろ
さっき、仙台にもどりました。
今回はドバイ経由だったのでほぼ一日がかり。長時間フライトで大変ではありましたが、利用したエミレーツ航空がよくて、そしてドバイ空港が素晴らしくて疲れもふっとぶという感じ。やっぱりオイルを持ってる国は違う!皆さんもぜひ一度は体験してください、あの金ぴかの世界を。

さて今朝は飛行機に乗る直前にマルシェへ。
高校時代の友人のFさんはパリ在住20年で食材を選ぶ目もシビア。そんな彼女が連れて行ってくれたマルシェでチーズ、コーヒー、ワイン、パン、そして空港で食べる果物を買い、カフェオレもいただいて大満足。荷物がものすごーく重くなっちゃったんですが、ホントに楽しかったです。

マルシェの始まり、始まり。



野菜がピカピカ。



この白っぽいのは生のアーモンドなんですよ!



写真が暗いんじゃありません、黒いトマト。



肉屋はこんな感じ。うさぎ、ハトの肉があるのが日本とちょっと違う感じ。



そしてこのチーズ!いっぱい買いましたよ。真空パックにしてくれるので安心。



明日の朝、パリで買ったコーヒーにパン、チーズを食べるのが楽しみ♪
そして明日からまた仕事にもどります。



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最終日、モンマルトルへ

2011年07月09日 | 仕事・研究
今日は学会最終日でした。
いよいよパリも最後。モンマルトルへ行ってぶらぶら散歩してきました。










これは昨日Pさんと一緒にいったカフェでのディナー。



いよいよ明日帰ります。
明日の午後のフライトなんですが、友人のFさんが最後にマルシェに連れて行ってくれるというので、朝からチーズを買いに行く予定。楽しみ!
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いよいよポスター発表でこれにて終了。

2011年07月09日 | 仕事・研究
会場に向かう途中。ポスターホルダーを持ってる人は学会参加者だな。会場近くは非常にハイソな街並み。



ポスター前で。(友人のPさん撮影)



合間に近くのオルセー美術館へも。

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パリはすりにご用心

2011年07月08日 | その他もろもろ
今日は学会に行った後、高校時代の友人でパリに住むFさんを訪ね、買い物に連れて行ってもらいました。パリの町は今バーゲンの季節で、とても混んでいます。すでに夏休みですから、観光客も多いですし、子どもたちもたくさん町を歩いています。友人としゃべりながら地下鉄のエスカレータにのっていたら、わきがくすぐったい。外国では体の接触は極度に嫌がられるので、いくら混んでいても誰かに触れるというの非常に珍しいことです。おかしいなと思ってみると、その手はわたしの鞄の中に入っていました。女性です。私が見たので手をひっこめましたが、逃げもしないし普通の顔。そのまましばらく隣にいて、そのままどこかへ行ってしまいました。お財布も携帯もパスポートも無事でしたが、危なかったですねー。パリはすりにご用心、聞いてはいたけどあんなにあからさまにやるなんて、驚きです。

さて今日はその友人のおかげでオーガニックのシリアルやハーブティ、塩、お菓子などを買い、夕食もごちそうになって体も鞄も重たくて動けないくらいになりました。これであとは明日のポスター発表さえ無事終われば一段落です。
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ルーブル美術館はものすごい人

2011年07月07日 | 仕事・研究
学会の話も書かないと遊んでばっかりと思われてはいけないので!
今朝のシンポジウムはちょっとわたしの専門領域と離れていて「ふーん」って感じで聞いてましたが、HAMLETの話はおもしろかったです。日本語で書かれたサイトもいろいろあるようなので興味のある人は読んでみてください。ざくっと言うと乳に含まれるたんぱく質の一種に抗腫瘍活性があるというものです。パピローマに効くんですね。あと、この学会は粘膜免疫学会なので気道の細菌叢の喘息病態への関与などというテーマもあり、興味深い話でした。ちょっと調べてからまた書きたいと思います。

学会の後は今日はルーブル美術館へ行きました。でも中途半端な時間に行ったからものすごい行列で、まともに並んだら3時間くらいかかるんじゃないの?という感じでおののきました。でもさすが日本のガイドブックはスバラシイ。正門じゃない別の入り口ならすぐ入れると書いてあって、そっちへ行ってみたら本当にすぐ入れました。各国の観光ガイドには書いてないのね、きっと。

というわけでこれがルーブル美術館。



そしてモナリザの前に鈴なりになってる人たち。みんなモナリザの写真を撮ろうとがんばっている!



人多すぎ!!
フェルメールの前はガラガラでしたが、、、。



ミロのビーナスも人が鈴なりで。



3時間くらいいただけでしたが、大変疲れました。
DCのがらがらナショナルミュージアムが懐かしい。やはり美術館は空間と静けさを楽しみたいので、これだけ人がいるとちょっと、、、

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