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新しいことを見つけるって楽しい!

夏のワシントンで。

2007年07月14日 | アメリカ生活
いや~梅雨です。仙台、涼しいです。
おまけに台風です。雨ばっかしです。

こういう天気の中にいると、ついうっかり「夏」を忘れてしまいそうなんですが、そういうとき、アメリカのぴーかんの日差しを懐かしく思い出します。仙台と同じくらいの緯度だから、気温は割と似たような感じなんですが、夏だけはこうも違うかというくらい違います。

私の住んでいたあたりでは、5月末のメモリアルデーのthree days weekend(3連休)からプールに入れますが、6月はもう真夏の日差し!他の地域に比べたら湿気のある土地柄ですが、でも日本の比ではなく、もう快適そのものの毎日です。

今年の渡米ではこれまでのように週末も仕事、ではなくて、少しはバケーションも楽しみたいところですが、しかしフロリダに飛ぶヒマはなし、せいぜいモールで博物館巡りか、またナショナルズーでお散歩か、といったところですが、それでもあの光あふれる夏が待っていると思うとうれしいです。
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1年生の農場合宿

2007年07月13日 | 大学でのひとこま
昨日から今日にかけて、1年生の農場合宿でした。
私は夕方のBBQに参加、その後5~6分ほどアメリカの写真を紹介しました。

うちの学科でこういう宿泊実習(お泊まり会?)をやるのは初めて。
昨日は雨のぱらつくあいにくの天気でしたが、学科の先生方も大勢集まり、大変楽しい会でした。学生のみんなは寝てなくて今日の講義がつらかったかもね。



私も学生時代、農場実習(泊まりがけ)がありましたが、班に分かれて順番に出かけていくやり方で、1週間泊まりましたけど、一緒に行動したのは同じ班のメンバーだけで、クラス全員でやったことはありません。そういう意味でも、1年生はなかなか得難い経験をしたんじゃないでしょうか。

    

で、覚え書きを残しておこうと思いました。次の機会に役立てるように。

・参加人数 約50人
・炊いたお米 約42合→もっと炊けばよかった。
・1.5Lのジュース 10本→もっとあってもよかった。他は麦茶ヤカンに2杯。
・お肉 一人当たり250g相当。→お腹いっぱい。
・野菜:キャベツ4個、にんじん約10本、ピーマン約20個、タマネギ 約10個、トウモロコシ 6本→足りず。 茄子10本 南京一個、エリンギ 6~7本→おいしかったのでもっと食べたかった!

学科長もちこみのたけのこもありました。
小雨が降る中、倉庫の中でのBBQでしたが、快適でしたねー。
準備に奔走された皆様、どうもありがとうございました。



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インターンシップのご挨拶

2007年07月11日 | 仕事・研究
昨日は3年生のTくんを連れてS動物病院にインターンシップのご挨拶に行ってきました。S先生はうちの大学の非常勤講師もされている臨床獣医師。病院に併設して動物看護師の学校もあります。

お忙しい先生ですが、聞くと動物をつれて老人ホームなどの施設の慰問もされているとのこと。頭が下がります。

私が仙台に来てから何かとお世話になり、学生の実習もお願いしている大動物の臨床獣医師A先生も熱い先生ですが、S先生はまた違った感じの「生きている」オーラの漂う先生。これからインターンシップに通うTくんも俄然やる気が出た模様。いろいろ勉強させてもらってください。

以前の記事にも書きましたが、私自身は北海道の共済で研修を受けたのがとても有意義で、今も向こうの獣医さんと交流があるのですが、うちの学生達にもインターンシップでよい経験をしてもらいたいなあと思います。
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家畜衛生の授業

2007年07月09日 | 仕事・研究
今日は動物生産概論の授業があって、家畜衛生の話をしましたが、食中毒の話(まあこれはホントは公衆衛生)やら人獣共通感染症の話に熱中してしまい、代謝病の話をする時間がなくなりました。

畜産領域で考えれば家畜の病気に終始すればよいのですが、うちの学部は食全般を扱うところですから、なかなかそれでは済まないわけで、人への影響というものを大きく考えなければなりません。

家畜の法定伝染病はいろいろありますが、全部話す時間もないので今日は口蹄疫や炭疽など有名な病気を話したに過ぎませんが、興味がある人は他の病気も勉強してもらいたいなと思います。家畜保健所の方が、豚コレラや口蹄疫をどうやって封じ込めたかという話などを聞くとすごいなーと思います。家畜の伝染病に限らず、感染症の封じ込めの話は本当におもしろいです。WHOなどの情報などもぜひ見てほしいし、そういう国際機関で働いている人の本なども読んで欲しいと思います。

さて来週は生理学の話。
わたしの専門の免疫の話もする予定ですが、90分一本勝負ですからなかなか深いところまでは話せません。今日も講義の中で話しましたが、大学の勉強というのは講義で気になったところ、関心を持ったところを自分でさらに深めていくものです。図書館には新しい本がいっぱいあります。「どんな本がいいのかな?」と悩んだらぜひ先生に聞いて、どんどん自力で進んでいってください。

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出張・旅行の準備

2007年07月05日 | 仕事・研究
昨日今日と8月のアメリカ、9月の札幌&博多の出張準備をまとめていろいろやりました。学会の参加費を払い込みに郵便局へ行き、アメリカのレンタカーおよび携帯電話の予約、日程が厳しい札幌→博多の連続出張の出発日と帰仙日を決定し、出張パックのパンフレットで飛行機の時間を決め、出張中子どもの面倒を見てくれる両親の大阪⇔仙台便の予約・決済、処分することにした壊れたスーツケースの粗大ごみ申し込み、そして新しいスーツケースの注文、アメリカでやる予定の実験に使う抗体の検討(しかし注文にはいたらず)、アメリカの元同僚に向こうで使う実験機器の点検をメールで依頼、等々。

アメリカにはANAで行きますが、ネットでチェックインができるので、それも済ませました。そこで気がついたのですが、なんと、北米便は荷物の重量制限が23キロになったのですね。今までは32キロでした。いつもいろいろ買い込んで帰る私のスーツケースはこれまで30キロを割ったことがありません。今回はどうやって23キロに収めるか、これは難題です。でも今気がついてよかった。

ところで国内の出張のときは、JR東日本のびゅうパックなどが安くてお勧め。仙台からなら札幌、大阪、博多はこれでまかなえます。超割などのバーゲン価格の航空券にはかないませんが、普通の場合ならまともに航空会社で買うよりうんと安いです。もちろん出張でなくても学生でも使えますから、一度お試しを。私はこういったパックのパンフレットは暇なときにもらってきて、デスクに常備しています。で、予約は電話で。直接来店するととんでもなく待たされたりしますが、電話で予約しておけば後の手続きに来店しても待ち時間はごくわずか。

アメリカ出張の場合は、レンタカーやホテルなど、日本の旅行会社を頼るより、ネットで直接予約するほうがずっと安いです。今回私が予約したレンタカーは8月のオンシーズンにも関わらず1週間で180ドルほど。オフシーズンなら100ドルをきります。Expediaなどを使って値段の比較をするといいです。






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LCM覚え書き

2007年07月04日 | 仕事・研究
Laser Capture Microdissection:LCMという機械を使って、組織切片から特定の細胞や組織を採取する方法があります。昔PCR Primerという本に詳細を書いたので、詳しいことを知りたい人はそちらを参考にしてください。(ただしこの本は英語です。)

実はアメリカから帰ってきて昨日初めてここでLCMをやりました。機械は去年から入っていたのですが、取り組むひまがなかったのです。LCMをやるには、まず組織の凍結ブロックを作ります。これは動物でも植物でもよく、自分のターゲットとしている組織を使います。それから凍結切片を切りますが、このとき、とにかく組織がホールディングしたりしわ寄ったりしないようにすること。また、スライドは絶対にコーティングしていないものを使います。4umくらいの薄さに切り、切ったら即ドライアイスに保存して凍らせます。

染色方法はいろいろありますが、わたしはHEを使います。通常の染色ではRNAが壊れてしまうので、5分以内という迅速法で染めます。ここでのポイントはいかにドライに仕上げるかということ。わたしは前日から除湿器をかけていましたが、冷房も思いっきりいれます。脱水の過程でのエタノールとキシレンが重要で、これがいいかげんだと細胞が全然とれてきません。

染色してからLCMを終わらせるまで40分以内におさめます。だいたいの場合、わたしは染色後15分以内で細胞を取り終わります。もっとたくさん取りたいときは、新しいスライドを染めた方が無難。

LCMを導入して「うまくいかない」というラボはけっこうあるのですが、ポイントは切片がいかにきれいに切れているかということと、除湿乾燥だと思います。

ところで、上記のPCR Primerという本は、LCMの本ではなくて、PCRの教科書のような本です。原理もよくわかるように書いてありますので、これから分子生物学的実験を始めようとしている人にはぴったり。お勧めです。
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ベガルタ仙台の試合を見に

2007年07月02日 | 日々の暮らしを楽しく


仙台に来てから一度は行ってみたいと思っていたサッカー観戦。
とうとう昨日行ってきました、ユアテックスタジアム。

スポーツ観戦ってテレビで見る方が細かいところまでよく見えるんですが、やっぱりスタジアムで見るのは楽しいです。わたしは野球が好きなので、スポーツ観戦と言えばもっぱら野球なんですが、これからはサッカーももっと見に行きたいです。

席は写真の通りゴールの真横みたいな位置だったんですが、コーナーキックがよく見えるし、ゴール際の競り合いもよく見えました。しかし初心者なのでよくわからないのが、客席の配置。野球だと普通は1塁側がホームなのですが、サッカーはゴールが途中で変わるでしょ。でも決まってるんでしょうね、ホーム側っていうのが。ユアテックスタジアムでは北側がベガルタ応援席ですよね。相手のセレッソ大阪のファンは反対側に。ところであれって大阪からやってくるんでしょうか。野球だと、楽天x阪神で山のように黄色い人がいても、「東北にも阪神のファンは多いからなあ」ってかんじなんですが(もちろん関西から来てる私設応援団も多いけれど)、、、。

さて試合は1:0でベガルタの勝ち。
そうそう、野球と違って試合時間が決まっているので、試合後の予定が組めるのもうれしい。楽天の試合、試合終了まで見れた試しがないんですよねー。(この間の楽天x阪神もなくなく途中で帰ったし、、、)







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アメリカで仕事するのと動物園の飼育係になるの

2007年07月01日 | 仕事・研究
土曜日、高校生向けの公開講座がありました。
動物の病気と免疫という題で話しましたが、講義が終わってから「アメリカで研究の仕事をするのと、動物園の飼育係になるのでは、どっちがむずかしいですか」という質問を受けました。

私の答えはこうです。
「もちろん動物園の飼育係になるほうが難しいです。」
「どうしてもという熱意、ガッツ、そして運がなければ動物園の飼育係にはなれません」

熱意が運を呼び込むこともあるし、熱意がなくても運がある人もあるんですが、どっちにしても、アメリカで研究をするほうがよっぽどハードルは低いです。

いえ、もちろんアメリカで仕事するのにも根性がいります。
とにかく「いつかは、、、」とか「あこがれ」とか言ってる間はだめです。どんな夢でも「実現させるのだ」という意識を強く固く持ちましょう。
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