寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

家畜衛生の授業

2007年07月09日 | 仕事・研究
今日は動物生産概論の授業があって、家畜衛生の話をしましたが、食中毒の話(まあこれはホントは公衆衛生)やら人獣共通感染症の話に熱中してしまい、代謝病の話をする時間がなくなりました。

畜産領域で考えれば家畜の病気に終始すればよいのですが、うちの学部は食全般を扱うところですから、なかなかそれでは済まないわけで、人への影響というものを大きく考えなければなりません。

家畜の法定伝染病はいろいろありますが、全部話す時間もないので今日は口蹄疫や炭疽など有名な病気を話したに過ぎませんが、興味がある人は他の病気も勉強してもらいたいなと思います。家畜保健所の方が、豚コレラや口蹄疫をどうやって封じ込めたかという話などを聞くとすごいなーと思います。家畜の伝染病に限らず、感染症の封じ込めの話は本当におもしろいです。WHOなどの情報などもぜひ見てほしいし、そういう国際機関で働いている人の本なども読んで欲しいと思います。

さて来週は生理学の話。
わたしの専門の免疫の話もする予定ですが、90分一本勝負ですからなかなか深いところまでは話せません。今日も講義の中で話しましたが、大学の勉強というのは講義で気になったところ、関心を持ったところを自分でさらに深めていくものです。図書館には新しい本がいっぱいあります。「どんな本がいいのかな?」と悩んだらぜひ先生に聞いて、どんどん自力で進んでいってください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする